たくろう　M-1 2025・1本目と2本目のネタのバランスを語る

（きむらバンド）うれしい！

（野田クリスタル）1本目が自己紹介にもなってるし。さらにちょっとその先もいけるじゃん？　構造的にも。で、2本目は逆に自己紹介がない状態で。これが1本目、2本目でつながっていて。完璧な出来だったよ。

（赤木裕）2本目は僕、むっちゃ不安やったんですよ。

（きむらバンド）正直、迷っていたんですよ。なんか、めっちゃ途中の感覚やったんで。完成しきってないネタっていう感覚やったんで。

（村上）ああ、そう？　最近できたの？

（赤木裕）でも僕、「2本目でもフォーマット一緒のをやります？」って相談していたんですよ。

（きむらバンド）僕、ほんまにネタ選び、全部任せてるんでこれまで言ったことなかったんですけど。今日だけ初めて「いや、こっちがいいと思う」って言ったのを聞いてくれて。

（野田クリスタル）俺、たくろうって1本目のは準決で見てたから、もうあれは受けるとして。それで2本目はどうするんだろう？って思っていた中、あの2本目のチョイスがすごすぎて。

（きむらバンド）だからそれはめっちゃ良かったよね。

（赤木裕）びっくりしました。

（きむらバンド）2本目やったネタ史上、一番受けて。

（渋谷凪咲）へー！

（村上）だからハメた状態のあのネタだよね。2本目の。準決からさ、1本目のやつって変えてる？　なんか。

（赤木裕）1本目のリングアナのネタは決勝までの間で寄席でも細かいところをいっぱい……もう入れ替え放題なんで。

（野田クリスタル）ポーカー状態だもんね？

（きむらバンド）で、僕も言えばいいんで。ツッコミとかでもないんで、もうなんぼでも替えられるんで。

（赤木裕）そう。入れ替えまくっていて。ほんまにそのM-1最終日の寄席で一番違う形、最悪の形が出来上がって。

（野田クリスタル）バケモノが（笑）。

（赤木裕）「あんなに受けていたのに……」っていう。もう最悪のができて。それで「もとに戻そう」で。

（きむらバンド）ふんぎりがついたというか。

（野田クリスタル）1回、こねくり回して訳が分からなくなってまたもとに戻すっていう。

（きむらバンド）全く一緒です（笑）。

（村上）あれ、こねくり回したもんね。

（野田クリスタル）あったねー。

（きむらバンド）全く、ほぼ準決のまま。一か所ぐらい、変えてるかもしれない。

（赤木裕）本当、それぐらいですね。

（村上）いやー、すごいよ。マジでむちゃくちゃ受けてた。2本目も。

（赤木裕）よかったです。もう豊昇龍さんが見えてたんですけど。ほんまにもう、ヤフーのところでもう飛び上がって笑ってはったんで（笑）。

（渋谷凪咲）すごい（笑）。あれ、おもしかった！

（きむらバンド）これ、一番最初の生放送、有働さんの番組の生放送に出させてもらった時は「受けすぎて豊昇龍さんが1回転してた」って言っていて。でもたぶん、それで「違うな」と思って今、ちょっと弱くしてる（笑）。

（赤木裕）ちょっと押さえて（笑）。

（野田クリスタル）調整しないでよ（笑）。

（村上）実際、飛び上がってはないもんね？

（赤木裕）飛び上がってはいないです（笑）。

（野田クリスタル）調整したものをお届けしないでよ？（笑）。

（村上）まあでも、やりすぎるとね（笑）。凪咲ちゃん、どうでしたか？　たくろう。

（渋谷凪咲）たくろうさんの2本目の「ナンシーの家においでよ」みたいなので赤木さんの人間性っていうか。「ちゃんとナンシーに確認して？」みたいな。ああいう人間性がチラチラ見えるのがめっちゃ好きでした。

（きむらバンド）あそこがあそこが寄席とかでは……。

（野田クリスタル）いや、わかる。あれはちょっと入り組んではいるんだよ。たくろうとしては。

（きむらバンド）「あそこ、絶対にオチが要るよね」って話をしてて。なんか「面白そうだな」っていうくだりで。それをどうやって終わらすかがわからなくて。

（赤木裕）で、時間切れで本番に臨んだら一番受けたっていう。

（渋谷凪咲）あそこが面白かったです！

（赤木裕）ありがとうございます。

（村上）めちゃくちゃおもろかったよ。次々知り合いが出てくるじゃん？　マジで面白いよ。

（野田クリスタル）「もう紹介してやるなよ。もういいよ、やめてやれよ」って思って（笑）。