オードリー春日『キン肉マン』悪魔将軍役声優との初対面で感じた違和感を語る

オードリー春日『キン肉マン』悪魔将軍役声優との初対面で感じた違和感を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー春日さんが2025年12月6日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『キン肉マン』の中でも大好きな超人・悪魔将軍役の声優さんが営むバーに行った際の模様を紹介。初めて会う憧れの声優さんと話した際に感じたことについて語っていました。

(春日俊彰)所沢のね、小学校の時の友人から夏ぐらいかな? 連絡があって。「春日って『キン肉マン』、好きだよね?」「ああ、好きよ」「じゃあさ、最近よく行くね、バーがあって。そのバーが悪魔将軍の声をやられてる方のバーなんだ。行かない?」って言われたから「行くよ!」って。悪魔将軍が一番好きなのよ。

(若林正恭)言ってたよね。

(春日俊彰)悪魔将軍。あのお方が……もうね、いろんな超人が出てるけど。今もね、まだ続いてるからさ。だけどね、その中でも悪魔将軍が一番強いと思ってるから。「悪魔将軍、好きだよ」っつったら「じゃあ、行こうよ」なんていう話があったのよ。それがなんかいろいろなかなかスケジュールがお互い、合わなくて。ついこの間、そいつと一緒に行ったの。で、ちょっとさ、もう遅れて行ったんだけど。もう楽しみでさ。

(若林正恭)そうだよな。

(春日俊彰)どんな感じなのか……やってもらえたりするのかな?って。

(若林正恭)声優さんだから。

悪魔将軍が一番好き

(春日俊彰)そう。でもなんかね、やってもらうっていうのもね、なかなか……だから流れで声とか聞けたらありがたいなとか思いつつ。なんか楽しみで、悪魔将軍のね、Tシャツを引っ張り出してきて。家で持ってたやつ。それを着て……そのまま行くのもなんかさ、まんますぎるからさ。上にパーカーを着て、その下に悪魔将軍のTシャツを着て。で、なんかタイミングが合えばというか、うまいこと行ったらサインももらえるんじゃないかと思って。で、それが黒い悪魔将軍のTシャツなのよ。

黒に銀の悪魔将軍が書いてあるやつ。で、黒いから下地が普通のサインペンだとサインがわかんないから金のインクのペンを買ってね、それを持って行ったの。そしたらもう本当にちっちゃい……そんなに大きくない。もうこれぐらい、今いるブースぐらいかな? そんなバーでさ。そこにちょっと遅れて行ったのよ。

(若林正恭)所沢?

(春日俊彰)いや、新宿。でね、遅れて行ったらもう店内が満席なのよ。2階もあったかな? 2階はなんかね、ワーッと貸し切りみたいになってたのかな? 私が行ったのは1階だったんだけど、カウンターだけ。で、10席ぐらいかな? そのカウンターの中に若い男の人と女の人いて。その奥。一番カウンターの奥のところにその方がいて。で、もう大御所の方なのよ。聞いたらもう80何歳……88歳とかかな? 声優歴がもう60何年ぐらいのさ、レジェンドの方で。そのファンの人たちなんだろうね。我々とか、ちょっと上ぐらいの世代のおじさんがワーッとカウンターに座っているのよ。

(若林正恭)ファンがね。

(春日俊彰)そう。で、私が入って。その友達がカウンターの真ん中ぐらいにいるの。で、なんか空いてない感じなのよ、パッと見で。「うわっ、空いてないわ」と思ってバッと入ったら、その友人の隣にいたおじさんが「どうぞどうぞ」なんつって。たぶんなんか「連れが来る」とか言ってたんじゃない? そしたら席を譲ってくれってさ。それで後ろを横になりながら、「ちょっとすみません」とか言いながら。バーだからさ、そんなに広くないわけよ。で、背中の後ろがすぐ壁みたいなところだから。なんかこう、おじさんの間をおじさんがさ、こうやってちょこちょこ行ってさ。で、壁に上着とか掛けて座って。そしたらもう本当にパッて見たら、おじさんだらけ。でも一番端にね、海外の人がいたわ。

(若林正恭)うんうん。ファンなのかな?

(春日俊彰)カウンターの中のお兄ちゃんとかとの話を盗み聞きしてたらさ、まあアニメだからね。世界にもう発信されてるじゃないですか。なんか、ベルギーだかどこかから来た1人の男の人だったわ。それぐらいなんかもうレジェンドのお店だからさ、いろんなところからお客さんが来るんでしょうな。で、店内を見たらもうボトルとかもたくさんあって。もういろんな有名声優さんとの名札がかかってるのよ。漫画家さんとかさ。で、漫画家さんの絵が描いてあるサインとかがワーッてあって。フィギュアもワーッとあって。その方がやった役のアニメのフィギュアとかもワーッとあって、ずっと見てたのよ。その間もいろんなその春日の上をアニメの会話が飛び交ってるわけ。

でね、まあレジェンドの方だから。もう60年以上やられているから、もちろんいろんな役をやってるわけさ。でね、店内にその方がやられた役のね、アニメのこの絵とか、なんかがあるんだけど……一つもピンとこないのよ。私は(笑)。

(若林正恭)悪魔将軍以外。

(春日俊彰)悪魔将軍以外は。でもまあ、「悪魔将軍があるから……」と思いながら自分の番が回ってくるのをずっと待ってたわけ。「頼むぞ、友人」とか思いながら。

(若林正恭)なるほど。

(春日俊彰)ほんでなんとなくその私が来る前、そういうバーってさ、あんまりさ、常連さんでも常連じゃなくてもさ、なんかもう仲良く……あんまりバーに行ったことないからわかんないんだけど。なんかもう、他人な感じじゃない感じで話すじゃない?

(若林正恭)みたいね。

(春日俊彰)で、その友人もなんかおじさんとワーッと話していて。で、後から聞いたらその日が初対面とか。向こうもなんか1人で来ていて、みたいな。会話になったりするんだろうね。バーだから。で、私が来る前に「春日が来る」みたいなことを恐らく言ってるんだよ。その友人も。だからなんか、その周りにおじさんも「春日さんはどんなアニメが好きなんですか?」とか聞かれたりとかして。「いやー、まあアニメとかあんまり見ないんですけど。まあ、ジャンプ世代なんでね、やっぱり『聖闘士星矢』とか」「『聖闘士星矢』だと、誰が好きなんですか?」みたいな。

(若林正恭)だから、アニメ好きなんだ。悪魔将軍一発じゃあ、ちょっと武器が少ないんだ?

(春日俊彰)そう。少ないのよ。で、アニメ好きだし、そのレジェンドの方がやった役が好きみたいな人たちが集まっているから。

(若林正恭)そりゃそうだね。

(春日俊彰)それで「僕はね、◯◯っていうあの役のね、あのセリフが好きなんですよ」「ああ、そうなんだ。なんか忘れちゃったな」とか言ってレジェンドの方と話してるわけ。で、もう順番が来たらね、悪魔将軍でもかましてやるぞと思ってるから。そんなんやっぱりね、「我が我が」じゃないじゃん? 初めて行ってるし。だから待っていたのよ。それでワーッと飛び交っていて。その中で、なんか隣の隣のぐらいのおじさんかな? 「春日さん、ラジオを聞いてます」なんつって。

50代後半ぐらいの人で。「ああ、そうなんすか?」「いやー、東京ドームがね、行けなくてですね」って。「ああ、こんなおじさんもね、東京ドームに来てくれようとしてたんだ」と思って。「ああ、そうなんすか? いつ頃から聞いてくれてるんですか?」って聞いたら「いやー、2年ぐらい前から聞き始めまして」って。「こんなおじさんが2年前に聞き始めるんだ」と思ってね(笑)。

(若林正恭)ねえ。長いならなんかわかるけど。なにきっかけなんだろうな?

(春日俊彰)ずっとラジオを聞いているならまだしも、2年前って……。だからよくよく聞いたら2年ぐらい前から聞き始めたから、もうその時点でドームのチケットが売ってなかった。「東京ドーム、やります!」みたいなことをずっと言ってたぐらいの時期らしいのよ。

(若林正恭)あの時期から聞いてるんだ(笑)。

(春日俊彰)「そこから入るおじさんなんて、いるんだ!」って思って。で、「ああ、そうなんですか」とかって話をしてね。私もなんかちょこちょこ、並びのおじさんとかと話したりとかしてて。そしたら、しばらくしたら順番が回ってきたのよ。順番っていうか、なんか隙間みたいなさ。そしたら友人がね、レジェンドに紹介してくれて。「オードリーの春日です」って。で、私も「ああ、どうも」っつって。「悪魔将軍がね、すごい好きらしいんですよ」って友人が言ってくれてさ。「ああ、そうなの?」「そうなんですよ!」って。そしたらちょっとなんか一節、やってくれてさ。

(若林正恭)おおっ、すげえ! なんて言ってくれたの?

(春日俊彰)なんか「キン肉マン!」みたいなこと、言ってくれたのよね。で、言ってくれて「おおっ!」と思ったんだけど、なんか……「あれ? こんな感じだったっけな?」って思っちゃって。

(若林正恭)ええっ?(笑)。

(春日俊彰)「あれ? うん!?」って。まあ、セリフはね、悪魔将軍なんだけど。でもほら、昔のは最近、見てないからさ。で、最近やっていた『キン肉マン』も新しいやつだから、声優さんが変わってるじゃないですか。この間のTBSでやっていたやつも。「あれ? こんな感じだったっけな?」って思いながらも「ありがとうございます!」とかって言ってるんだけども。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! なんだよ、「ありがとうございます」って?

(春日俊彰)やってくれたからさ。そしたらね、その友人がね、「やっていた悪魔将軍って、これですよね?」って動画でさ、そのアニメを探してきて。「これだよ」って春日に見せてくれたのよ。で、パッて見たら、その悪魔将軍の色がね、青だったの。「あれっ? これ、なに?」って聞いたら「劇場版」っつって。

(若林正恭)フフフ(笑)。

(春日俊彰)そのレジェンドの方、劇場版一発の悪魔将軍の方だったのよ。俺、「いや、ちょっと待ってくれよ!」って。でも、言えないじゃん? で、その劇場版も見たことないのよ(笑)。

(若林正恭)くそー(笑)。しょうがないよね。悔ししょうがないっていうか。

(春日俊彰)ニューヨークなんちゃらみたいな、ニューヨークが舞台のさ、見たことないやつだったわけよ(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! うわーっ!

(春日俊彰)だけどね、悪魔将軍には変わりないからね。

(若林正恭)でも言えないしね。そんなこと。

(春日俊彰)言えないよ? だから「ありがとうございます! 本当、もう好きで。悪魔将軍が!」って。

(若林正恭)なにが「ありがとうございます」だよ(笑)。

(春日俊彰)「悪魔将軍がすごい好きで!」って。

(若林正恭)一発で行くしかない。でもそれ、友達の責任もあるよな? ちょっと。

(春日俊彰)そう。「言えよ、お前! 劇場版だったら劇場版って……お前よ!」って。

(若林正恭)悪魔将軍ってシルバーだもんな?

劇場版『キン肉マン ニューヨーク危機一髪!』の青い悪魔将軍

(春日俊彰)そうよ。銀じゃない? で、私が着てるTシャツも銀だからさ。結局だから「Tシャツ、着てきました」っていうのもなんか言えなくてさ。もう灰色のパーカーを着たまま写真を撮ってさ。

(若林正恭)写真は撮って(笑)。なんかしょうがないけど、なんか失礼でもあるしね。どこにも持っていけない話だな。

(春日俊彰)私も申し訳ないし。

(若林正恭)おもしろ!(笑)。

(春日俊彰)で、もう電車でね、帰りながらさ、でもレジェンドの方だから他に知ってる役が絶対あるはずだと思って。それでバーッと調べていたのよ。そしたら、あったのよ。『ドラゴンボール』の、チャパ王。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)天下一武道会で悟空にすぐにやられたチャパ王。格闘技の達人で八手拳って、手が八本に見えるっていう。速すぎて。

(若林正恭)いた、いた。

(春日俊彰)すぐ悟空にやられたチャパ王をやられていて。チャパ王は知っているし、結構好きだったわって思って。今度、だからチャパ王のTシャツを着てお店に行こうと思って。

(若林正恭)チャパ王のTシャツ、あるのかな?

(春日俊彰)金のサインペンを持って。あの時に買った。チャパ王……探せばあるよね?

(若林正恭)作るしかないかもしれないけどね(笑)。

春日さんが出会ったレジェンド声優さん、まさかの劇場版一発だけの悪魔将軍役。からの、チャパ王役もやっていたという最後のオチまでの流れが最高のトークでした。こういうラジオトーク、大好きです!(笑)。

ドラゴンボールのチャパ王役

オードリーのオールナイトニッポン 2025年12月6日放送回

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