R-指定さんが2025年6月12日放送のラジオ大阪『四千頭身 都築拓紀のサクラバシ919』に出演。仮タイトル『生身』だった曲が『Bling-Bang-Bang-Born』になった瞬間を話していました。
(都築拓紀)ただ、この番組の前回登場は2023年の12月で。まあ約1年半、空いてるわけなんですよね。で、オールナイトをやめられてから、生身バブルの直前なわけですね。
(R-指定)「生身バブル」(笑)。
(都築拓紀)生身バブルが起きる直前。あれはもう革命前夜だったわけですよ。日本のミュージック史の革命前夜を。
(R-指定)でもね、『生身』って実は初期タイトルやったんですよ。初期タイトル候補だったんですよ。『Bling-Bang-Bang-Born』の。
(都築拓紀)えっ?
一番最後に出てきた「Bling-Bang-Bang-Born」というフレーズ
(R-指定)「Bling-Bang-Bang-Born」っていうフレーズが出てくるのはいっちゃん最後で。その前に書いていたテーマが「生身のままで自分で勝ち上がっていく」というテーマやったから仮タイトルで『生身』ってつけてみんなに聞かせたり、自分で作ったりしてて。ちょっとなんか「生身かー。まあまあ、いいけど固いな」みたいな。「もっと響きで、1回意味がわからんくても脳にガーン!って来るやつ、ないかな?」って。
それで2時間後にレコーディングという時、ずっと家で部屋を真っ暗にして。なんか座禅でブツブツ言ってたら「ブリンブリン……ブリンバンバン、ブリンバンバン……ああ、ブリンバンバンボーンか」って。
ほんで松永に「ちょっと意味、わからんこと言ってると思うけど。ブリンバンバンボンっていうタイトルで行くわ」って(笑)。
(都築拓紀)ええっ!? なんかもうこっちはそれありきで知ってるから。別になんか変なことを言ってるようにも聞こえないけど。
(R-指定)それまで、ずっと「生身で戦う」みたいな言ってたやつが急に「ブリンバンバンボーンで行くわ」って。で、松永に「ほんまにちょっと1回、説明するわ」っつって。ほんで説明したら松永も「それだ!」ってなって。それでできた曲で。
(都築拓紀)へー! やっぱりそこで意気投合して。別になんか、揉めるわけでもなく、いいと思うっていうね。俺、間違ってなかったんだ!
(R-指定)間違ってない。「生身バブル」ってほんまにそう。
(都築拓紀)生身バブルなんだ、これは! 裏テーマとしては生身……でも、その方がたしかになんかCreepy Nutsさんの楽曲のタイルとタイトルとしては、なんかっぽいのか。『生業』とか。
(R-指定)そうそう。そういう流れやったんです。まさしく。
(都築拓紀)一言でドンと来るっていうのが……ああ、そうか! 生身バブル以降……だからその生身バブル以降は初登場なわけですよね。
(R-指定)そうなんですよね。
(中略)
(都築拓紀)えっ、でも『Bling-Bang-Bang-Born』ってそんな直前でできたタイトルなの?
(R-指定)そうなんですよ。直前で。
(都築拓紀)2時間前? もう歌詞はできていて?
(R-指定)いや、歌詞もなんかある程度、雛形はできていたけど「ここ!」みたいなのがなくて。で、俺は特にそのキーとなるワード、キーワードみたいなのとかタイトルっぽいワードが出てこないと……それが出てきたら一気にグワーッてまとまるんですけど。その断片みたいなのが散らばってる状態で最後に出てきたというか。
(都築拓紀)『Bling-Bang-Bang-Born』が?
(R-指定)そう。出てきて。で、それで一気にバーッて数珠つなぎに意味がつながって。「ああ、これや!」ってなったんですけども。
(都築拓紀)さっき、レコーディングの2時間前とかって言っていたじゃないですか。だからある程度、大枠はもちろん決まってるけど、なんか固まりきらないってことですか?
(R-指定)そういうの、全然あります。
(都築拓紀)暗闇で降ってくるんですか? 瞑想みたいな?
(R-指定)でも、そうっすね。なんかいろんなこと、してみます。とりあえず、なんか思いつくために。
(都築拓紀)ああ、全然関係ないこととかも?
(R-指定)そう。思いつくために。全部のその電子機器をつけてとか、全部消してとか。とりあえずいろいろやってみます。
(都築拓紀)へー! その暗闇の中で振ってきたのが『Bling-Bang-Bang-Born』?
(R-指定)まあ、そういうことになりますね。
(都築拓紀)その時はっていうことですね。その時に浮かんだのがっていう。
都築さんが何気なく言っていた「生身バブル」というフレーズが実はそんなに間違いなかったのが面白いですね。レコーディングの本当に寸前で生まれた「Bling-Bang-Bang-Born」というフレーズのおかげでここまでどデカいヒット曲になったなんて、本当に神がかっていると思いました!