安住紳一郎 裸のシェフ ジェイミー・オリヴァーとの思い出を語る

安住紳一郎 裸のシェフ ジェイミー・オリヴァーとの思い出を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2020年12月12日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で裸のシェフ、ジェイミー・オリヴァーさんとの思い出について話していました。

(安住紳一郎)盛岡市の36歳女性の方。ありがとうございます。「最近、私は海苔の佃煮にはまっています。なめらかな食感と口の中に広がる磯の香り。決して少なくはない塩分は東北人好みです。食べるたびに、こんなにおいしいものを作った先人に感謝の思いがあふれます。ご飯に乗せて食べるだけでなく、トーストに塗ったり、パスタに加えたり、アレンジ料理も楽しんでいます。納豆に混ぜても最強です。

思い出すだけでうっとりします。ただ、どうも最近ふくらはぎがむくんでいるような気がしています。塩分の取り過ぎには注意したいと思います」。盛岡の方、ありがとうございます。聞いてくださって。海苔の佃煮は美味しいよね! 最高だよね。うん。海苔ね。そう。海藻をあまり食べない国の人たちはびっくりするみたいですけどね。

(中澤有美子)ああ、黒いものでドロドロしていて?

(安住紳一郎)そうですね。昔……何万年前かな? 20年くらい前ですかね? イギリスからハンサムなシェフ……ネイキッド・シェフっていうね。当時、すごく流行ったんですよね。今も活躍されてますけどもね。20歳……もっとか。24、5歳ぐらいで。とにかくルックスも良くて、料理の腕もあって。そして当時、料理番組か何かが人気になって。日本でも少し火が付いてたんですよね。ちょっと私、名前を忘れてしまいましたけど。その「裸のシェフ(Naked Chef)」っていう愛称で。

(中澤有美子)裸でやるんですか?

(安住紳一郎)上半身をちょっと裸風でやるのね。タンクトップみたいなのを着てね。ネイキッド・シェフ……名前、なんだっけな? 忘れてしまいましたけども(※ジェイミー・オリヴァーです)。

(安住紳一郎)そのネイキッド・シェフの方が日本に来た時に私、インタビューに行ったんですよね。それで東京の食を案内するっていうような趣旨で、築地やら何やらを当時、案内したんですよね。もちろん撮影ですけども。

ネイキッド・シェフを築地に案内

そしたらやっぱりネイキッド・シェフ。イギリスのそのシェフは海藻をあんまり食べるっていう感覚がなかったみたいで。で、「ミスター安住はどういう感じが好きか?」って言うから。私は、特に築地のお店の前だったので。「海藻の味わいがたまらないぜ」みたいなことを言ったんですよね。そしたら「Oh, ナイス!」みたいなことを言っていたんだけども。昆布もワカメも全部を「シーウィード(Seaweed)」の一言で片づけてたから。「ネイキッド・シェフとは合わねえな」って思ったよね。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 「こりゃあダメだな」と?

(安住紳一郎)そうね。「これはちょっと無理だな」って思ったね。だって全部を「シーウィード」って呼んでいるからさ。ワカメも、それこそ海苔も、昆布も。とろろ昆布も全部「シーウィード」っていうね。「海の草」っていう「シーウィード」で片付けていたからさ。

(中澤有美子)「片付けて」って(笑)。

(安住紳一郎)「これは合わねえ」と思ったよ。あ、昔の話ですよ?

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)なかなか上手に伝えられないんですけども。

(中澤有美子)そうですよね。わかっています(笑)。

(安住紳一郎)悪口じゃないんですよ。悪口じゃないですけども、そのネイキッド・シェフ、裸のシェフが「シーウィード」って言ったその「ウィード」の発音とかも含みでね、当時のことが思い出されるんだよね。

(中澤有美子)「自分と遠いところにいるな」って思ったんですよね?

海藻は全部「シーウィード」

(安住紳一郎)そう。「ワカメと昆布を区別していらっしゃらない?」っていう(笑)。「全然違うよ!」と思ったんだけどね。うん。

(中澤有美子)「全然違うよ」と(笑)。

(安住紳一郎)「おかしい」って思ったんだよね。でも、そこまで言い出せないしさ。うん。そんな英語力もないからさ。「Ah」なんて言っちゃって。「Ah… I think different.」なんて(笑)。「ちょっと違うと思うけどね?」なんて(笑)。

(中澤有美子)そろそろ、少しは見分けがつくようになっているんですかね? 外国の方も。

(安住紳一郎)どうでしょう? わかりませんけども。

<書き起こしおわり>

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