東野幸治さんが2024年12月6日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でAmazonプライムで配信スタートしたアニメシリーズ『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』についてトーク。前後編の映画版ではなく、全18話のアニメシリーズとして制作、公開されたこの作品をM-1グランプリ決勝進出者発表などを忘れるほど夢中で一気に最後まで見てしまったと話していました。
(東野幸治)僕はその時(M-1グランプリ決勝進出者発表の時)に夢中になっていて。最初、アイルトン・セナのNetflixのやつを見ようかなと思ってたら、なんとなくなんかSNSしながらセナを見てたら「あれ?」ってなって。『デデデデ』がAmazonであるって。「ああ、映画の前編後編のやつ、やってんのかな?」と思ったら、そうじゃなくて。
全17話かな? それが始まったって聞いて「ええっ!」ってなってで。おそらく、その原作に近い感じの……映画やったら前編・後編で端折ったやつもやんねやろうな、みたいなんで見出して。昨日ぐらいから一気に見出して、さっきまでで全部、見終わったんですけど。あつむくん、前編・後編、まだ見てないですか?
どう言ったらいいかな? 女の子2人がいてて。設定としては、もうすでに地球の住んでる街の上にでっかい宇宙船がある状況で始まるんですよね。で、その宇宙船がある状況の中で、ちっちゃい宇宙人、その宇宙船の中に住んでいた宇宙人がワーッて降りてきたりする状況。なおかつ、その宇宙船が電磁波みたいな、波動みたいなんがあって。それがあんまり体に良くないよ、みたいな状況の中、高校生の女の子たち、女子のグループ3人、4人、5人。メインの主人公は2人なんですけど。それの日常がある。
一方で言うたら世界は「あの宇宙人をやっつけ、殺さなきゃいけない」「いやいや、あの人らも別に悪いことしてないんと違うか?」とか、いろいろそういう今の御時世とリンクするような話の中、話はずっと進んできて話が2転3転して。「ああ、そういうことなんだ」みたいな感じで物語が進んでいくっていう前編・後編がめちゃくちゃようできていて。今年、「おもろい映画やな」と思って。
それの連続物……言うたら前編・後編はあつむくん、見なくていいんで。そのAmazonプライムで見てください。全17話。それが1個だけ違うのが、エピソード0が最初に来るんですよ。エピソード0から普通に見ていって。「ああ、1話じゃなくてエピソード0なんや」と思って見出したんですよ。それで俺、全部内容は知ってるじゃないですか。なんとなく。ちょっと忘れたところとかもあるけど、なんとなく覚えてるじゃないですか。でも見たことない感じが始まるんですよ。エピソード0は。
前後編の映画版ではなく、原作漫画を踏襲した連続アニメシリーズとして制作されたアマプラ版の『デデデデ』。しかもエピソード0的なお話からスタートするスタイルに東野さんは大いに驚いたそうです。そんな東野さん、これからアマプラ版『デデデデ』を見る人にアドバイスを送ります。
東野幸治おすすめのアマプラ版『デデデデ』視聴方法
(東野幸治)で、俺からのアドバイスやけど、エピソード0は1話から最終話は見てから見てください。「こんなパターン、あんねや」みたいな。おそらく俺の想像ですけど。最終話が終わった後の話やと思うんですよ。で、それを一番頭に持ってきていて。なんでそれをしてんのか、よう分からんないんやけど。
(渡辺あつむ)ゼロでもない?
(東野幸治)わかんないです。でも、それがもしかしたら世界線が違うのか、とかいろいろ解釈があるのか。俺も詳しくはまだ、そのネタバレ何とかを見てないかわからへんけど。エピソード0を最初、なんやこれと思って見て。で、1話から見たら「ああ、これこれこれこれ」ってなって。「やっぱり、やっぱり……ああ、こんな漫画のシーン、あったな」って。漫画も全部読んだから。それで「これ、映画ではなかったな」とか思いながらやっていって。途中6話、7話ぐらいで前編のやつが終わってドン!って出て。「地球滅亡まで◯◯」ってなって。「ええっ? ああ、そうかそうか」ってなって終わる。
で、後半も怒涛の感じになっていって「ああ、納得」みたいな感じで終わるけど。ほんでもう1回、そのエピソード0を見たら「ああ、この後なんかな?」みたいなのやから。一応、僕からのアドバイスとしてはエピソード0。あれは罠です。あれ、あんま見なくっても、最後でも全然いいから。1話から見た方が……だから2話目から見た方がいい。
エピソード0じゃなくて、第1話から見るのをお勧めするみたいなことをやっていて。だから、吉本興業に所属しながらM-1グランプリのことはもう蚊帳の外。全く関係ないし。漫才もしたことないし。だんだんだんだん、なんか遠くのところですごい景気の良い祭りをやってるな、みたいな(笑)。
(渡辺あつむ)隣町から盆踊りの音が?
(東野幸治)隣町からすげえ祭り囃子が聞こえてくるな、みたいな(笑)。
(渡辺あつむ)「ええな」って思わないんですか?
M-1は隣町の景気の良いお祭り
(東野幸治)思う。去年、ナインティナインの岡村と話して思い出したんやけど。この間、ココリコの田中とも話してたんですけど。M-1グランプリって今、めちゃくちゃすごいし、ハイレベルやけど今、やってる仕事とか自分のキャリアとか考えたら、遠くの方でなんかやってるなっていう気持ちに……カンニング竹山もそんなことを言ってたかな? もう、あまりにも世代が違いすぎて。ハイレベルすぎて。なおかつ、それの攻略みたいなものたぶん、それぞれの人らとか、その世代の人とかもやってはるから。
そこでもう、言うたら国民を巻き込んでやってるから。それを指をくわえて遠くの方で、その祭り囃子を聞きながら静かにだから蚊取り線香を焚いてテレビを見てる(笑)。そんな感じになっちゃったな、みたいなこともありますけれども。
でもちょっとー、始まったら必ず……リアルタイムで見れるかどうかはちょっと分かりませんけど、必ず見るし。また、どんなドラマがあるのかちょっと分かりませんけれども。だからその『デデデデ』を見たのも、あのちゃんがABEMAで『国境デスロード』、一緒にMCを全9回かな? やるんで。
まだ何本かしか、撮ってませんけど。あのちゃんのことも思い出しながら。あのちゃんの声優、ちゃんと俺、会ってから聞こう思って。ばっちり当てはまってるし。もうあんなばっちりなこと、なかなかないでっていうので。ちょっと皆さんも興味ある方がいたら、『デデデデ』。Amazonプライムで映画版もいいけども、連続物のやつをエピソード0を最後に回して見ていただいたらよろしいんじゃないかなとは思います。
自分たちがこれまでやってきたお笑いと今のバチバチにハイレベル化したM-1のギャップを感じている東野さんたち。「隣町の景気の良いお祭りの祭り囃子を遠くに聞きながら、蚊取り線香を焚いてテレビを見てる」という表現で爆笑してしまいました。どちらがいいとか悪いとかという意味ではなくて、純粋にスタイルが違うっていうことなんでしょう。『デデデデ』、東野さんの絶賛っぷりで興味出てきたので年末年始の時間があるところで一気見したいと思います!