星野源・杉田智和・マフィア梶田『らき☆すた』を語る

星野源・杉田智和・マフィア梶田『らき☆すた』を語る 文化放送

星野源さんが2021年2月25日配信の文化放送超!A&G+『杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン』にゲスト出演。杉田智和さん、マフィア梶田さんと『らき☆すた』について話していました。

(マフィア梶田)聞けば昔、アニゲラを聞いたことがあると?

(星野源)そうですね。自分が小学生の時ぐらいは結構文化放送のアニラジを聞いてたんですけど。でも何のアニラジだったのか、全然覚えてないんですけど。そこからちょっと時間が空いて成人した後に、自分のお金でたとえばアニメ作品とかも買えるようになって。またアニラジとかを聞くようになったんですよね。その中で、ニコニコ動画が盛り上がったりとか、いろんな要因もありまして。10年前ぐらいからいろいろ聞きだして。その頃、聞いてましたね。あと、僕がちょっと倒れちゃった時期とかって。その頃はもうほぼ毎日、アニラジに励まされ。その中でアニゲラを聞いてましたし。

(マフィア梶田)その時に、だから『らき☆すた』を見て勇気付けられたっていう、そういう話をしていましたよね?

(星野源)ああ、そうです。『らき☆すた』に関しては倒れる前。それはたぶん20代ですね。20代の頃、『らき☆すた』のDVDを流しながらじゃないと寝れないっていう時期がありまして。

(杉田智和)なかなかパンチの効いたエピソードですね(笑)。

(マフィア梶田)なかなかのテンションだな(笑)。

(星野源)いや、なんか癒されてましたね(笑)。

『らき☆すた』を流しながらじゃないと寝れない時期があった

(マフィア梶田)でもたぶん今、『のんのんびより』を見ている理由と同じだと思いますけど(笑)。

(杉田智和)お前は「『のんのんびより』を見ないと寝れない」とかじゃないだろう?

(マフィア梶田)いや、1日に1回、『のんのんびより』をキメないと寝れないですね。

(星野源)「キメる」って(笑)。

(マフィア梶田)でも、あの田舎暮らしの独特のスローライフが入ってこないと、もう自分の現実の多忙さにやられてしまうので(笑)。

(杉田智和)お前自身、『のんのんびより』の世界には絶対にいちゃいけないタイプじゃん(笑)。

(星野源)アハハハハハハハハッ!

(マフィア梶田)ええーっ? 行きてえよお……。

(星野源)でも、ちょっとわかるな。梶田くん、わかりますね。

(マフィア梶田)でも『らき☆すた』を本当に青春時代でしたよ。俺にとっても。

(杉田智和)梶田くんはそれぐらいの年齢になるか。

(マフィア梶田)専門学校とか行っている時期で。一番周りがアニメを見てる連中が多くて。一番俺もアニメ見てて。一番グッズとかも買っていて。『らき☆すた』はもう本当に熱狂してましたね。

(杉田智和)誰が好きだった?

(マフィア梶田)うーん……あの、何周もぐるぐるぐるぐる回りつつ、結局はこなたに行き着くところがありますね。

(星野源)なるほど!

(マフィア梶田)なぜかっていうと、やっぱり一番……まあ、女の子ですけれども。視聴者のアバターに近いんですよね。オタクなところとか、オタネタを話すところとかっていうのが。それを考えた時に、これはちょっと寂しい話なんですけども。歳を取れば取るほどに、なんかアニメとかゲームキャラで昔、クールキャラとか好きだった時期ってあるじゃないですか。でも、歳を取れば取るほどに、「こういう子とコミュニケーションを取るのは今、おじさんの俺には大変だろうな」って思うようになっちゃって(笑)。

(杉田智和)ああ、そうなるか。

(マフィア梶田)だからむしろ、向こうからグイグイ来て話すような子の方が接しやすいって思うようになってくるんですよ。これは年齢を変化とともに。アニメキャラに対してもそれが適用されつつあって。で、結局そこに行き着くっていうのがあるんですよね。星野さんはどうでした?

(星野源)僕はつかさが好きで。

(マフィア梶田)フハハハハハハハハッ!

(杉田智和)ガチめの回答だ(笑)。

柊つかさが好き

(星野源)なんですかね? お姉ちゃんに挟まれているっていうのもあるし。あと、周りの中で、ちょっと天然じゃないですか。あと、ちょっと不幸気質っていうか。ちょっと切ないことが起こって、「もおーっ!」って言っているのがなんかちょっとかわいいのと……でも、なんだろうな? その独特な感じにすごく癒やされていて。でも、こなたも……なんていうか、ライブを見に行って帰る回、覚えてます?

(マフィア梶田)ありました、ありました。はい。

(星野源)あれの帰り道に寂しくなってるっていうのがあるじゃないですか。なんていうか、きらびやかなものを見て、そこにいない自分っていうのを意識しながら家に帰るみたいな回の時に「めちゃくちゃ分かる!」と思って。あの回とかなたさんの回は泣きますね。いつ見ても。

(マフィア梶田)あれは泣きますね。

(星野源)あれは何度見ても泣きますね。

(杉田智和)さすが、ずっと流していただけあって……(笑)。そんなエピソード、あったなー。

(星野源)日常ものなんだけど、なんか人間をすごい描いてる気がしますね。

(杉田智和)そう。つらいことを話しても、なんかネガティブになんないんですよ。

(星野源)そうなんですよね。

(杉田智和)でも絶対ポジティブだらけかっていうと、ちゃんと悩むし、ちゃんと悲しい顔をするんだけど。でも、それがつらすぎないっていうか。それも受け入れた上で彼女たちの魅力に繋がるんですよ。僕はただのにぎやかしだったんで。あの中においては。「伝説の少女A」を語るために周りが盛り上げないといけないんで。いかに少女Aがヤバいか、すごいかっていう。

(星野源)うんうん。あの出方も最高でした。

(杉田智和)テレホンカードを勧めてね(笑)。

(星野源)アハハハハハハハハッ!

(杉田智和)ファンアイテムだったんですけどね。テレカがね。

(マフィア梶田)懐かしいな(笑)。

(星野源)そういうところで「アニメってこんなに奥深いだ!」っていう。その『ハルヒ』の後の『らき☆すた』もそうですし。あと、エンディングに実写が……とか。カラオケをずっとやるとか。「なんて画期的なんだ!」と思って。素晴らしいですね。

(マフィア梶田)でも本当にそういった時代のものが星野さんを始めとして、いろんなクリエイターに刺激を与えたと思いますよ。そういうアニメとかね。

(星野源)僕の血肉になってますね。

(杉田智和)ありがとうございます。

(マフィア梶田)嬉しいもんですね。

<書き起こしおわり>

星野源・杉田智和・マフィア梶田『創造』を語る
星野源さんが2021年2月25日配信の文化放送超!A&G+『杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン』にゲスト出演。杉田智和さん、マフィア梶田さんと自身の楽曲『創造』について話していました。
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