吉田豪とバンドじゃないもん!みさこ アイドルの恋愛・結婚を語る

吉田豪とバンドじゃないもん!みさこ アイドルの恋愛・結婚を語る SHOWROOM

神聖かまってちゃん、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIのみさこさんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。アイドルの恋愛と結婚、そして自身の婚活について話していました。

(吉田豪)そういうの、しみじみとしますよ。

(みさこ)しみじみと、人生動いているなって。

(吉田豪)僕とか杉作さんとか、いつも思うんですよ。僕とかはそんなに変化ないわけですよ。仕事上の変化はあるけど。

(みさこ)いや、そう。だから私もなくて。すっごいなかったんですよ。

(吉田豪)だから知らないうちに周りが動いている時に、自分だけ時間が止まっている感みたいなのをすごい感じるんですよ。取り残されている感じっていうか。

(みさこ)そうそうそう! そうなんですよね。

(吉田豪)それこそ僕が数年前に仕事をしていたアイドルが出産とかを普通にしているわけですよ。超しみじみするんですよ。その時、中学生とか高校生だった子がお母さんっていう。

(みさこ)しびれますね(笑)。

(吉田豪)僕は、なに? みたいな感じになりますよね(笑)。

(みさこ)フフフ(笑)。そう。マイペースに生きているから。ずっと基本的に変わらず生きているから。

(吉田豪)ここ最近のみさこさんのテーマは「結婚」ですよね。

(みさこ)そう。結婚ですね。去年から結婚をしてみようかなって。で、いろんな理由があって結婚をしてみようかなっていうのはあるんですけど。結構その大きな理由のうちのひとつに「人生、動かなすぎて」っていうのはありますよね(笑)。

(吉田豪)これはこれで楽しいんだけども。

(みさこ)楽しいんだけど。もしかして結婚して生まれる曲もあるかもしれないし。で、基本的にやっぱり……。

(吉田豪)前はでも、「バンドとかをやっているのならば私は結婚をしない方がいいんじゃないか?」ぐらいに思っていたわけじゃないですか。

(みさこ)そう。思っていました。思っていたし、もしかしたら豪さんとの間にもそういうお話が出ていたのかもしれないって思いますけども。やっぱり、自分的に思うところがあって。いままで、その「アイドルらしさ」にとらわれていたところがあって。

(吉田豪)一応、バンもん!というアイドル枠の活動になり。初期メンバーが婚活というか、結婚のために辞め……。

(みさこ)それもあったし。で、その時にはそれが普通だと思ったりもして。

(吉田豪)「結婚だったら辞めなきゃいけないのか」とか。

(みさこ)そう。結婚を前提としたお付き合いをするために脱退というか卒業をするっていうのがひとつ、あったりとかして。で、なんかでも、結構去年ぐらいから「なんでアイドルって結婚しちゃいけないんだろう?」って思い始めたんですよ。結婚っていうか、恋愛とかもそうだし。で、いままで自分が結婚をしなくてもいいかなって思っていた大きな理由のひとつに、アイドルだからっていうのもあったけど、恋愛が男女間でしか行われないものっていうか。その感じが嫌だったんですよ。で、恋愛以外で幸せになれないんじゃないかとか、そういう「幸せになる=結婚をして子供を生む」っていうその風潮が嫌だなって。

(吉田豪)嫌ですよね。道はそこにしかないのか!って。

(みさこ)そうそう。そういう風に思っていたから、そこに抗っていたっていう部分もあったと思うんですけども。

(吉田豪)実家とかに帰るたびに言われるっていうか、プレッシャーをかけられるものなのかっていうね。

(みさこ)それがでも、世間的にだいぶ変わってきた。むしろそれ自体が叩かれるようになってきたっていうことで、私はもうこれはがんばらなくてもいいんじゃないか?って思ったタイミングで逆に、アイドルさんとかが男の子と遊んでいただけでめちゃめちゃ怒られてたりとか。「いわゆる男・女っていうものがアイドル業界だけまだ残っているぞ?」って思って。

(吉田豪)ものすごく厳しいですよね。そこ(笑)。

(みさこ)で、なんでそれがダメなの?って去年、思い始めたんですよね。それを思い出したら、「あれ? そもそもアイドルって、なに?」って思って。豪さんの中でちなみにアイドルっていうのはなんですか?

(吉田豪)なに? 定義付け? 僕は普通にかわいい子がかわいい歌を歌っていれば、それでアイドルぐらいのすごいざっくりした感覚ですよ。

(みさこ)ああ、ざっくりした。私の中で答えが、最終的には夢や希望をいちばんに売るものにしているのがアイドルなんだろうなって。それを買うものが、アイドルのファンなのかなっていうのが私の中では最終的に気づいた答えだったんですけど。

(吉田豪)そこで「疑似恋愛という夢を売る」みたいな感じになっちゃっているから。

(みさこ)そうそう。それを売っている人たちも別にいていいとは思うんだけど、それに引きずられているのはおかしいなと思って。で、やっぱりいままで地下アイドルさんとかの中でDMでイケメンだったりお金持ちだったりしたファンの人たちとつながって結婚するみたいなやつは私的には……まあ、そういうしたたかな生き方もあっていいと思うし、それをリスペクトする人がいてもいいとは思うんだけど、私の感性からするとあんまりかっこよくないかなとは思っていて(笑)。

(吉田豪)まあね。夢のない話というか。一般的には夢はあるだろうけど。「つながれるぞ!」っていう夢はあるかもしれないけど(笑)。

(みさこ)そうそうそう。そうじゃなくて……っていう形で結婚、恋愛をOKにしてみても面白いんじゃないかなって思って。

(吉田豪)それで某グループとかはファンと関係者以外なら恋愛はOKとか、そういうような線引きの仕方ってあるのが、やっぱり地元の同級生との恋愛だったらなんとなく夢があるっていうか。

(みさこ)そうそう。だから美しいな、かっこいいなっていう感じの感性を持てるようなものだったら、私の中で。それはありなんじゃないかなって思い始めたんですよ。で、なんか、それを色物のアイドルさんじゃなくて、スタンダードなアイドルっていう中で起きても面白いというか、もうそれぐらいするべきっていうか。

(吉田豪)意外とでも、あれですよね。同じような時期にみんなそういうような思いがたぶん出てきたんだと思うんですよ。みんな年齢も上がってきて。それこそでんぱ組もそんなようなことも考えていたし、みさこさんもそういうことを考えていたし。いろんな、アラサーぐらいの年齢になってきたベテランのアイドルの方々がなにかで突破しようと考えだしていたんですね。

ベテランのアイドルの方が突破しようと考えだす

(みさこ)そう。なんか何者かになるための過程がアイドルだったのが変わってきてるんじゃないかなと思っていて。バンもん!自体もそうだし。なんかこう、将来女優さんだったりとか、最終的には結婚して奥さんになるだとか、まあ歌手になりたいだとか。そういう感じじゃなくてアイドルっていうのを……言ったら、男性アイドルはなんとなくそれができている。ならば、女性アイドルも別にあっていいんじゃないかな?っていう。女性以外も、最近だと二丁ハロさんとかゲイアイドルも。

(吉田豪)うん。

(みさこ)あ、そうね。NegiccoのNao☆さんが結婚されて。だから結構みんなそういう感じに「生涯アイドル」っていうことに対して、あってもいいんじゃないかって思い始めているというか。

(吉田豪)30を超えても普通に続けられるものとして。

(みさこ)続けられるもの。

(吉田豪)まあ、その人にもよるんだろうけど。その感じを保ち続けられるのだろうかとかね。

(みさこ)重きをおくのは、「夢や希望を与える」っていうところは変えずに。だから生涯、ずっと夢や希望を送り続けるっていうことをやるというのが変わってきているんじゃないかなって。

(吉田豪)そういう風なことを考えた結果、「ちょっと婚活サイトでも登録してみようか」って(笑)。

(みさこ)そう(笑)。婚活サイト。ただ、登録したものの……去年は結構がんばってやってみたんですよ。でも、恋愛が向いてないんですよね(笑)。

(吉田豪)どれぐらい恋愛していないんですか?

(みさこ)だから本当にバンもん!に入ってからは、最初はアイドルらしさに私もたぶんとらわれていたから、していなかったんですよ。

(吉田豪)バンドの人間がやる以上、普通のアイドル以上にアイドルっぽくやらないとそう見てもらえないだろうし。

(みさこ)そう。『スピードリオン』っていうソロ曲をバンもん!で出させてもらった時も歌詞が好きになっちゃいけない人を好きになった時、結局私はずっと心の中にとどめておいて、それでもその人を守り続けるみたいな歌詞を書いたんですけど。絶対その当時の……いまでもその気持はありますけど。なんかアイドルの美学っていうか、それが込められていて。(コメントを読む)「『スピードリオン』は神曲」。ありがとうございます。だから、それはそれでありだし、いまでも美しいと思うんだけども。まあね、そう……だからそんぐらい恋愛に向いていないっていう(笑)。

(吉田豪)フフフ(笑)。それ以前の恋愛もドジっ子ぶりが発揮されるようなダメな感じだったんですか?

(みさこ)でも、それまでの恋愛って結構、なんだろう? 付き合ったら長いっていうか。数年付き合うタイプですね。だから、なんか1回落ち着いてしまえばたぶんまあまあ上手くいく方。まあ、相手にもよるとは思うんだけど。だけど……でも最後にお付き合いしていたのが、さっきチラッと豪さんにも始まる前に話していたんですけど。

(吉田豪)さっき僕がここで宇多丸さんの『アフター6ジャンクション』を聞いていたら、「私、宇多丸さんにトラウマがあるんですよ」って(笑)。

宇多丸さんへのトラウマ

(みさこ)そうそう。宇多丸さん自体には何の罪もないんですけども。最後にお付き合いをさせていただいた方が宇多丸さんを好きで。その当時はタマフルでしたけど、よく聞いていた人だったんで。やっぱりチラつくんですよ。宇多丸さんの活動を見ていると(笑)。

(吉田豪)どうしてもフラッシュバックする(笑)。

(みさこ)で、最近それを克服したっていう話をして。私、基本的にどの恋愛も「してよかったな」っていう人がよかったんですけど、いちばん最後に付き合った人だけは「付き合わなくてもよかったかも?」って思う人だったんですよね。だからなんですけども。

(吉田豪)しんどい恋愛のまま終わっているわけですね?

(みさこ)そうそう。しんどい恋愛のまま終わっていて。まあ、それで結局その方は私の同級生と……もともと大学は一緒だったんですけど。OBだった方で。私の同級生と結婚をしたんですけども。

(吉田豪)おおう。近いところで。

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