ZEEBRAさんが2024年7月6日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』の中でケンドリック・ラマーからのディスを受けてJ・コールが一瞬、アンサーしたものの、それを取り下げた件についてトーク。自身もかつてNORIKIYOやBOSS THE MCからディスされた際にアンサーをしなかった理由を話していました。
（Ren Yokoi）さっきのケンドリック・ラマーの『Not Like Us』からの話が続きますけども。このビーフ、すごい形になってるじゃないですか。J・コールも入ってきたけど、J・コールは早めに抜けて。「お前、正解やな」と思うやつもいれば。いろんな見え方があるじゃないですか。
（ZEEBRA）J・コールの問題は、あれは結構いろいろ言われてるじゃないですか。正直、「ビーフを始めたけど『やっぱり、やめた』みたいなとか、謝っちゃうのとか、なしでしょう」みたいなことを言ってる人もクソいっぱいいて。これについてはね、お父さんの番組に毎日ね、ラッパーが来るんで。みんなそんな話をするわけですよ。
（Ren Yokoi）何度もしてるだろうね（笑）。
（ZEEBRA）何度もしてるんですけど。みんながどういう風な意見かっていうと……。
（Ren Yokoi）ラッパー目線のね。
（ZEEBRA）そうそう。基本、それを「どう思いますか？」って言ってくる人たちはみんな、J・コールのことをあのスタンスはありだと思っていう人たちが多くて。実際、お父さんも完全それなんですよ。
（Ren Yokoi）そうだね。俺もそっち側だな。
（ZEEBRA）なんていうか、ビーフ……本当のビーフって、本当にビーフじゃないとできないと思うの。なんか別に……聞く人たちはみんなね、ビーフが大好きだから。だから、そういうのに対して「返してほしい」っていう気持ちもわかるんだけど。たとえばお父さんでいいますと、NORIKIYO。NORIKIYOは散々、お父さんのことをやってきたわけですよ。
（Ren Yokoi）やってきましたね（笑）。
（ZEEBRA）ただ、あれのスタートは実際に同じ現場だった時。地方でね。俺らが何か仕事があって、リハーサルに行けなかったの。そうしたら、そのリハーサルができなかったことによってお父さんのライブのタイミングにDJの音が出なかったの。ほんで「困った、困った」ってなって。それで俺の後がNORIKIYOだったのを、先にやってもらったの。でもNORIKIYOとしては自分がすごいリスペクトしていたZEEBRAより後にやれることがすごい嬉しかったんだって。なんかちょっと、ZEEBRA超えというかね、そういう感覚があったらしいんだよ。でもそれを「ごめん、ごめん」ってなって、そういう風に先にやってもらっちゃったことが嫌だったらしい。
（Ren Yokoi）うんうん。
単純に自分が悪かった話
（ZEEBRA）でもそう考えるとさ、単純に「ごめんね」って話じゃない？ それに対して文句を言われて、それで「ふざけんなよ」とは言えないし。それで元々、俺もNORIKIYOのことが好きだし。だからそういう風に乗っからなかったら、あいつは逆にゲームがしたかったのかな？ ずっと言ってきたんだけど。何曲も何曲も。ただ、もう別にそういうことじゃないし。
（ZEEBRA）で、あいつもほら、アルバムの曲として出してたから、まあアルバムのプロモーションにもなってるわけじゃん？ そうしたらまあ、お父さんもアルバムのプロモーションのタイミングでやんないと、もったいないなみたいに思っていたから。「じゃあ、アルバムを出す時にやるよ」って言ってたんだけど、そこから出してないわけ。11年間（笑）。だから、あれは乗り損ねたし。
（Ren Yokoi）そうだね。この話は家族の俺は聞いてたけども、あんまりこんな風に電波の中で言ったことって、ないんじゃないの？
（ZEEBRA）そんなに言ったことはないね。あとは最近ね、BOSS THE MCがね、ライブでお父さんのことをなんか言ったみたいで。
（Ren Yokoi）ああ、マジで？
ライブ中のBOSSからZEEBRAへのメッセージ
（ZEEBRA）はい。で、これはね、BOSSとも一度、電話で話した時にもそのことを直接、言われてるの。「何でもいいから、自分の作品を出しなよ」みたいな。タメだからさ。「まあね。俺はでも、裏方とか今、そういうのにちょっと集中してるから」っつって。「そういうんじゃないんだよ！」って。「話、通じねえな」ってなって。
「俺、あいつとはマジで話が通じねえんだよな」っていう話を俺、インタビューで言ったのをたぶんBOSS、聞いたのかな？ そうしたら「とりあえず、いいから。お前は作ったアルバムで俺を殺しに来い。殺してみろ」みたいなやつがあったらしくて。でもこれも、逆にお父さんとしてみればいい意味での発破かけだから。それに対して「ふざけんなよ、マザファカ！」とはならないわけ。だからまあ、俺はそういう感覚。J・コール派でございます。
（Ren Yokoi）なるほど（笑）。
（ZEEBRA）もちろん、怒ったらやりますよ？
KMCのライブに客演で登場したBOSS
「若いラッパー戦わせてレジェンド気取るな。酔った勢いでフリースタイルじゃなくてさ、作り込んだアルバムで殺してみろよZeebra」 pic.twitter.com/wFzNL5I2Z6— YSMS (@ysms_x) June 7, 2024
＜書き起こしおわり＞