『The World of GOLDEN EGGS』の声優を務めていたモニカさんが2024年6月24日放送のRKBラジオ『クワダテ』に出演。同じく声優を務めた大岩Larry正志さんと『The World of GOLDEN EGGS』誕生のきっかけなどについて話していました。
（大岩Larry正志）今週お迎えするゲストは私がボイスアクトを務めております『The World of GOLDEN EGGS』のボイスアクターの相方ですね。モニカさんです。よろしくお願いします。
（モニカ）よろしくお願いします。
（金麗雄）待望の！
（大岩Larry正志）ローズです。
（モニカ）マリーです。
（ラリー・モニカ）ローズ・マリーです！
（金麗雄）すげえ！（笑）。
（大岩Larry正志）改めていいますと、『The World of GOLDEN EGGS』。10何年前になりますけども。これまでになかった、CGなんですけども、アナログのようなタッチで。しかも、日本産とは見えないような……。
（モニカ）そうですね。みんな、当時「あれ、アメリカのアニメですか？」って言ってましたからね。
（大岩Larry正志）いわゆる脱力系アニメみたいなジャンルができましたけど。その走りとして。で、日産の車のNOTEのCMで起用していただいたりとか。安室奈美恵さんとコラボしてさせていただいとか。
（大岩Larry正志）もう、いろいろなところで……DVDもね、買っていただいた方。「家にあるぞ。持ってたぞ」という方は「今も持ってて！」って思うんですけども。「持ってた」とか、過去形の人が多いんですけど。
（金麗雄）持ってます（笑）。今、お母さんと娘さんとかね。親子でファンとかね。
（大岩Larry正志）今は、そうそう。「親子2代で見てます」とか、10代の子が「こんなの見つけた！」みたいなのとか。「いや、前からあるっちゅうねん」みたいな。そんなSNSも見かけるわけですよ。っていう、台本がなくて先にアドリブで声を録って。私とモニカの2人で100キャラぐらい。1人50ずつぐらいキャラをやって。テーマとシチュエーションだけ決められて。で、「よーい、スタート」で進めていって。台本とか、何も見ずにねある程度、作者の文原から指示はありますけども。それで後から、それに絵をつけるという。
（モニカ）そうですね。「なんでブラしてんの？」。
（大岩Larry正志）「ブラじゃない……ブラじゃないよー！」っていうね。
（モニカ）おなじみの（笑）。
ブラではなく大胸筋矯正サポーター
（金麗雄）おおっ、ありがとうございます！ 僕もね、元々このゴールデン・エッグスが好きで。
（大岩Larry正志）そうそう。僕と今、金ちゃんがこうやってラジオをやらせてもらっているっていうのも、金ちゃんが元々、楽天イーグルスの球団職員で。で、ゴールデン・エッグスが大好きで。「なにか球団とコラボできないか？」というオファーを。
（金麗雄）僕が電話番号を調べて、電話して。
（大岩Larry正志）それで我々は1日、試合をジャックするという。試合前にラリーとモニカでトークをトークショー球場の前でやって。で、試合中は僕がウグイス嬢をやって。本当に……「4番、山﨑武司」とか言ったりしてね。で、モニターにもキャラクターが「アウト」とか「セーフ」とか出るっていうのをやったり。
（モニカ）キャラクターが始球式をやって。
（大岩Larry正志）トンボをかけたり。
（金麗雄）あれ、モニカさんはなにか、やられました？
（モニカ）私は記憶にないですね（笑）。
（大岩Larry正志）トークショーとサイン会はやっている。あの時、仙台で。ゴールデン・エッグスナイターをやらせてもらって。そこからのご縁で今までね、やってきていますから。だから、モニカさんと金ちゃんももう10何年なんですね。
（金麗雄）そうですね。めちゃくちゃお久しぶりで。
（モニカ）久しぶりで、本当に。
（大岩Larry正志）まあラリー、僕はもう完全に正体を明かして。名前も顔も出して。なんならスポーツデザイナーとしての仕事もバンバンやっていますけども。僕たち、両方とも声優でも、お笑い芸人とかでも何でもなくて。「表に出る側じゃない人がやってる」っていうのも当時、面白がられたっていうのもありまして。それぞれ仕事があって。僕はそうやって、自営業なんでいいんですけども。モニカさんがちょっと、みんなが知ってるような会社のサラリーマンだったということで。ちょっと名前は出せないということで顔、本名を一切、今に至るまで全く出していないですもんね？
（モニカ）そうですね。
（大岩Larry正志）あの会社は、今はなんていうか、ダブルワークみたいのっていうのがOKな会社、多いけども。
（金麗雄）最近は多いですよね。
（大岩Larry正志）今の会社はそういうのはOKなの？
（モニカ）今現在は大丈夫……なんですかね？
（大岩Larry正志）あんだけ売れたけども……。
（金麗雄）モニカさんもまさか、こんな売れるとは思ってなかったからやっていたわけでしょう？
本業の会社には内緒で声優をやっていた
（モニカ）全然思ってなかったです。本当にノリが……最初はお手伝いじゃないですけど。「ちょっとやってみる」みたいなのがトントントンって。
（大岩Larry正志）「ダブルワークでちょっとボイスアクター業をやります」って言ってね、それがDVDが100万枚売れたりしたら、それダブルワークっていうか、そっちが……っていうね。
（モニカ）本末転倒しているというか。
（大岩Larry正志）今だったらいいのかな？ どうなんだろうね？
（モニカ）どうなんですかね？
（金麗雄）売れてきた時、イベントとかも結構やっていたじゃないですか。あれ、モニカさんのスケジュールを基本、確認してから？
（大岩Larry正志）平日のイベントの時とかは僕がピンっていうのが多かったです。やっぱり。でも、そうやって名前を出せなかったっていうのもよかったかもしれないね。
（モニカ）そうですね。今にして思えば。
（大岩Larry正志）俺は、片方は出してるけど。片方はちょっとどこの誰かわからないっていうの。それも新しいみたいなのもあって。
（金麗雄）ラリーさんっていうのは、モニカさんだからつけたわけでしょう？
（大岩Larry正志）そうそう。名前を言えないから「モニカ」って名前を自分で、ニックネームとしてつけて。で、俺は別に大岩正志でもいいんやけど。2人でやるのに片方がモニカで、片方が大岩って、おかしいから（笑）。それで「じゃあ、俺もなんかカタカナの名前をつけるわ」っていうのがラリーやから。会社でにばれないようにニックネームをつけたということが人の興味を引いたのかもわからないし。僕にラリーという名前を……今も「ラリーさん」って言う人が9割ですから。ラリーという名前をつけさせたということもあり、とか。そうね。だから名前を出してもいい2人やったらたしかに、もしかしたらそんなに……やったかも。
（金麗雄）キャラ立ちがね。
（大岩Larry正志）ちょっと言えないですけども、「大岩と◯◯」だったらね。漫才コンビみたいな感じになってたから。
（金麗雄）逆に副業OKとかだったら、顔出してたんですか？
（モニカ）どうなんでしょうね？
（大岩Larry正志）ちょっと嫌やったかもしれないね。
（金麗雄）ちょうどよかったかもしれないですね。
（モニカ）なんかこう、顔が見えてないからこそ、収録でも変な、素っ頓狂なというか。そういうこともできた気がするんですよね。自分の仕事の上司とか同僚が「こいつ、なに？ 仕事ではそんなこと、してないのに……なんかすごい叫んでるけど？」みたいになったら。
（金麗雄）こうやって話していると、まさかモニカさんのあのキャラ。50変化のモニカさんだとはあんまり想像できないですもんね。
（大岩Larry正志）それで僕ら、ライブもいろいろやらせていただいて。新木場コーストとか。なんなら一番すごかったのは赤坂ACTシアター2デイズですけど。完売。当日券もなかったからね。
（モニカ）たしかラリーさんの誕生日と重なっていて。それが印象深いですね。
（大岩Larry正志）それでモニカさんが覆面したり、でっかいサングラスとかアフロのをかぶったりとか。一切、顔を出してないわけですよ。で、ageHaの時に新木場の駅に向かってみんなで帰ってて。で、ちょっとモニカさんは離れて歩いてたんですよ。後ろに。僕らと一緒だと、ラリーと一緒だとわかっちゃうから。そうと思って50メートルぐらいかな？ 後ろを1人で、塾帰りの中学生みたいにトボトボトボトボ歩いていて。そしたら、モニカさんが話しかけられてるの。ライブに来てたであろう子に。で、「いやいや、違う違う」ってパッと見たら言ってて。で、まあまあ、なんとかとぼけて逃げたんやけど。「どうした？」って言ったら「いや、『モニカさんだ。モニカさんでしょう？』ってずっと言ってくるんです」「なんでバレたん？」「靴がステージの時と同じだったから」って（笑）。
（モニカ）詰めが甘かった！ 本当に。
詰めが甘くて身バレ危機
（大岩Larry正志）衣装はたしかに変えてたけど、靴までは変えていなかった。
（金麗雄）当時、SNSがあったらもしかしたら、バレていたかもしれない。
（大岩Larry正志）mixiしかなかったから。
（モニカ）そうですね。今の時代だったらもうすぐ、写真を撮られてね。危なかった！
（大岩Larry正志）「そうか。靴か！」って思って。