東野幸治さんが2024年5月31日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で今くるよ師匠を追悼していました。
(東野幸治)くるよ師匠がお亡くなりになりました。みんなで「どやさ」三唱で見送ったっていうのを台本にも書いておりますけれども。くるよさん……いくよ・くるよさん、本当にお世話になりましたし。優しい優しい先輩芸人、先輩漫才師。師匠クラスですけど、僕らみたいなもんにも話しかけてくれるし。いくよさん、先にお亡くなりになって。いくよさんの方にはよく「男前や。アラン・ドロンに似てる」って言われて。「東野くんやったらベンベ、買ってあげる」っていう。
(渡辺あつむ)「ベンベ」とは?(笑)。
(東野幸治)ベンベとは……BMWです(笑)。それをなんか思い出しながら。くるよさんといくよさん、『ナンバ壱番館』で。『ナイトinナイト』枠で2年か3年ぐらい、レギュラーやりまして。いろんな吉本芸人の半生を、言うたら再現と、あとお話で振り返るっていうところで。いくよ・くるよさんも来ていただいて。で、なんかちょっとお酒を飲んで。くるよさん、ちょっと酔っ払って。で、みんな花月の芸人さんの中で、真ん中で舞台でお酒を飲む。お金ないから出し合ってお酒を飲むんで。飲んできたらご陽気になってきて服1枚、2枚って脱ぐみたいな。意外と「ああ、こういうお酒の飲み方、されんねや」みたいな話であったりとか。
誰にでも優しいいくよ・くるよ師匠
(東野幸治)あと、前についていたマネージャーが離れて、大阪に行く。「いくよ・くるよさんに付くんです」って言っていて。すごいかわいがられて。偶然、ばったりそのマネージャーと1年ぶりに会ったら15キロぐらい、太ってて。「なんで?」って聞いたら「とにかく食わされるんです」って。もうなんでも……「いただきます! ごちそうさまです!」って言ったら「食いよし、食いよし。食べている姿が気持ちいいわー」っていうので、どんどん食べさせられるみたいな感じで。マネージャーにも優しいくよ・くるよ師匠でございます。くるよさんがお亡くなりになりました。どやさ、どやさ、どやさ。今まで、ありがとうございました。またちょっとね、天国に行って、いくよさんとお会いして、楽しい漫才してほしいと思います。東野幸治からの言葉でございました。
<書き起こしおわり>