東野幸治『THE SECOND』敗退のタイムマシーン3号・山本のジャケット破りを踏みとどまった理由を語る

東野幸治『THE SECOND』敗退のタイムマシーン3号・山本のジャケット破りを踏みとどまった理由を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2024年5月24日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で『THE SECOND』について振り返り。惜しくも敗退してしまったタイムマシーン3号に対して、山本さんのジャケットを破くという定番の絡みをやるか迷った結果、踏みとどまってやらなかった理由を話していました。

(東野幸治)『THE SECOND』関連のメールです。「『THE SECOND 2204』決勝に出場したタイムマシーン3号のお二人が『THE SECOND』終了直後に打ち上げに向かうタクシーの車内で撮影した動画をYouTubeにアップしていました」。

ちなみに僕も『THE SECOND』が終わって。去年ね、だからギャロップが『マルコポロリ!』でその裏側を話す時、その再現VTRで俺が足早に去っていったみたいなのがあって。今回はフジテレビで『THE SECOND』の時、『マルコポロリ!』のスタッフも何人かかぶってるんですけど。R-1のスタッフもいてて。で、R-1のスタッフが「『THE SECOND』、見に行きます」みたいなことを言っていて。「ああ、そうなんですか」って。こっちもすっかり忘れてるじゃないすか。

で、その『THE SECOND』が終わって。別に急いでるわけじゃないけど、階段を下りて、メイクを落として私服に着替えて。ほんで廊下を歩いてエレベーターに乗って、降りてタクシーに乗って帰るだけなんですよ。で、エレベーターのところで『マルコポロリ!』とかR-1のスタッフ、たぶん居場所がないじゃないですか。なんかみんな喜んでるし、ワーワー言うてるし。人も多いから、居場所がないから。まあまあ、言葉は悪いけどそそくさと帰ろうとした時に、エレベーターの前でばったり会って。R-1のスタッフ、『マルコポロリ!』のスタッフ。「噂では聞いたけど、こない早いか?」っていう顔をしてました。「えっ、マジで? こいつ?」みたいな(笑)。「そんな早い? 我々もかなり急ぎましたけど……」っていうね。お会いしましたけども。

で、その後に出場した皆さんは打ち上げに行く。その車内でタイムマシーン3号の2人が動画をアップしたという。「冒頭、まず謝罪から始まりました。『世間的には我々は優勝候補だと言われていたみたいですけど、すごい負けました。申し訳ないです。タイムマシーン3号とザ・パンチの1回戦が事実上の決勝戦みたいな言い方をされてましたが、すいません、事実上の1回戦でした』と。そして2人はハードスケジュールについても語ってました。『THE SECOND』前日の夜、『さんまのお笑い向上委員会』の3本録りがあり、そこでかなり体力を削れてしまったようです」。それ、関係ないんちゃうかな?(笑)。「収録ではさんまさんに『明日、SECONDな? ちょっとネタ、見せてや』と言われ、丁重にお断りしたそうです。そして関さんはハイパーゼネラルマネージャー有田さんへの思いも語ってました。

関さんが初めて人前で漫才を披露したのは中学の時。その時の披露したネタが海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)さんのネタの完コピだったそうです。『自身の漫才の原点、海水魚間さんに漫才を見てもらえたことが非常に嬉しかった』と語っていました。やはりこの2人は漫才師なんだと再認識させられました」。僕もなんか、本番前に挨拶に来てくれました。タイムマシーン3号。関くんと山本、2人が来ました。

本番前に挨拶に来たタイムマシーン3号

(東野幸治)で、昔、CBCに10年以上前に2人が来た時に、山本がペラペラの時の漫才衣装やったから。「ジャケットの前のポケット、破れるな」と思って。しゃべりながら、なんかちょうどいい滑ったタイミング。突っ込むタイミングで両手で両のポケットをビリビリッて引き裂いて。縫っているところ……あれ、「U」の字に縫うじゃないですか。「U」の字の下のところだけ残ってペローンってなって。ジャケットから出て大爆笑で、ゲラゲラ笑ってて。で、山本も「えええーっ?」とか言って。ほんでウケて。で、申し訳ないから後日、待ち合わせして、ジャケットをプレゼントして……みたいな流れがあって。

で、『マルコポロリ!』があって。それがあるから……ってあいつもわざと、仕掛けてきよって。両方にポケットあるシャツを購入して。「兄さん、破ってください」みたいな感じのあれやったから、スタッフも誰も知らんから、やって。それが2回ぐらいやった、やらんかったの連続の流れがあって。で、『THE SECOND』の本番前に来た時に一応、山本に「どうする? 負けたら破った方がええか?」みたいに確認したら……山本、あいつ漫才師やな。

「すみません。今日はちょっとそれ、やめてください。そういうジャケットじゃないんで」って断られて。「なんや、こいつ?」みたいな(笑)。いやいや、炎上するのは俺やから。「炎上する俺がええって言うてるんやから、ええやろ?」「いや、ちょっとそれは……何を考えてるんですか?」みたいな。で、関にも「やめてください!」みたいなこと言われて。ちょっと「チッ」と思って。ほんで一瞬、思ったんですよ。負けた時に一瞬、やろうかな?って思ったけど。やっぱり俺も人の子やな。「このへんのあったかい空気を壊したらあかんな」と思って、グッとこらえた!

(渡辺あつむ)あぶねえ!

(東野幸治)あぶなかったです(笑)。

ギリギリのところでジャケット破りを踏みとどまる

(東野幸治)そしてこちら。「東野さん、あつむさん、こんばんは。マシンガンズのYouTubeで『THE SECOND』を太田プロの芸人と見るという動画が上がってました。昨年、マシンガンズがファイナルに進出した時、タイムマシーン3号が太田プロの芸人とダーツバーで見ていて。今年はマシンガンズが同じダーツバーで太田プロの芸人とタイムマシーン3号を応援するという企画。パンサー向井の号泣事件もあり、ハートフルな感動の動画かと思って見てましたが、タイムマシーン3号を応援するという名目でおっさんたちが酔っぱらってるだけでした。タイムマシーン3号が負けた後に電話して、酔っ払いが上機嫌で感想を言っている光景は最高でした。最後、ガクテンソクが優勝した時、『おい、泣け! 泣けよ、おい! 泣け、コラッ!』と野次を飛ばすマシンガンズ滝沢さんはかっこよかったです」。かっこいいこと、ないでしょう?(笑)。

「最近、お笑いのコンテストって厳かな雰囲気でしたが、お笑い芸人さんがこういう見方をしているなら、安心して笑おうと思うことができました」っていうことでございます。まあ、いろんなタイプのねコンテストがあっていいと思うんで。そういう番組だと思います。

<書き起こしおわり>

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