DJ松永 悪ふざけで作ったCreepy Nuts『Bling-Bang-Bang-Born』を語る

DJ松永 悪ふざけで作ったCreepy Nuts『Bling-Bang-Bang-Born』を語る パンサー向井の#ふらっと

(髙橋ひかる)こうやって曲を作ってらっしゃってたんだ。

(DJ松永)そうです。家のパソコンでポチポチと。

(喜入友浩)急におしとやかになっている(笑)。

(DJ松永)今年の目標「おしとやか」ですもんね?

(髙橋ひかる)そうですよ。私、『#ふらっと』では落ち着いた女性を……。

(DJ松永)その「『#ふらっと』では」になっていないですよ? ちゃんと「お静かに」って言われていたから……(笑)。

(髙橋ひかる)いつもは言われないですもんね?

(DJ松永)えっ、嘘? 本当?

(髙橋ひかる)いつも朝なんで。静かにやっているんで。私、朝だわ静かに生きてきたんで。

(DJ松永)「朝だわ」。フハハハハハハハハッ!

(髙橋ひかる)怖いです、喜入さん……(笑)。

(DJ松永)あなたが怖いわ!(笑)。

(中略)

(喜入友浩)では、情報だけご紹介しておきます。初の両A面シングルということで『二度寝』と『Bling-Bang-Bang-Born』が3月20日にリリースされます。先ほどもありましたが『二度寝』はTBSの金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』の主題歌になっていますけれども。この楽曲もそれこそ、先ほどおっしゃっていたように元々のその「こういう曲をお願いします」っていうのをある意味、裏切るような作り方をしたのか……?

(DJ松永)でも、そうですね。プロデューサーさんたち、スタッフ皆さんと結構前に、去年に打ち合わせをさせていただいて。「こういうのを作りたいなと思ってるんす。こういう使い方をしたいなと思ってるんですよ」みたいなお話を聞いて。それで「でも、おまかせします」って言ってくださって。「おまかせします」っていうのだけを俺、覚えていて(笑)。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)本当に全っ然関係ないサウンドを作りました。その時に俺が作りたかった……『Bling-Bang-Bang-Born』も『二度寝』もジャージークラブっていう2000年代の頭ぐらいにニュージャージー州で作られた元々はマイナーだったジャンルがあるんですけど。元々は既存の曲、有名な曲とかを地方のDJとかがブートでエディットして無理やりそこに五つ打ちを作って。そこで盛り上がるみたいな。ブートで、そのクラブで流す専用に作ったようなジャンルだったんですけど。それを応用した曲みたいなのもちょこちょこあったりとかして。そういうジャージークラブの「ドンッドンッドンドッドッ」っていう五つ打ちのドラムで、アニメもそうですけど。そういうアニメの主題歌みたいなものも存在しないし。あとは地上波のお茶の間に届くドラマでジャージークラブとかも絶対あり得ないから。「じゃあ、絶対なしのことをしよう」と思って作って。まあ、ちょっと本当に悪ふざけですね、俺の。

地上波のお茶の間で流れるジャージークラブ

(髙橋ひかる)やりたいことが詰まってるんですね。曲に。

(DJ松永)自分の趣味。本当、無責任に趣味の曲を押し付けるみたいな(笑)。

(喜入友浩)でも、その曲を作り上げたことと今、すごくバズってることって、どっちの方が嬉しいというか……。

(DJ松永)いや、でも全然嬉しいっすね。なにが世間というか、皆さんに受け入れられるかはやっぱりますますわからんなって。ただ本当に趣味で作っただけなんで。うん。

<書き起こしおわり>

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