オカモトレイジ 5歳の娘との音楽づくりを語る

オカモトレイジ 父・延原達治(THE PRIVATES)を語る TOKYO M.A.A.D SPIN

オカモトレイジさんが2024年2月27日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』にゲスト出演。5歳の娘さんとの音楽づくりについて、話していました。

(高木完)子供の方から見て、どういう感じになるんですか? (初期ズットズレテルズで)お父さん、父親が楽しそうにやってるって?

(オカモトレイジ)でも、なんかあんまりそんなに父親と一緒に演奏する機会が過去にあったわけじゃないんで。そんな覚えてないですけど。でも、なんか全然楽しくやってましたよ。

(高木完)ああ、そう? どういう気持ちなんだろうな?って思って。なかなかいないよ。まあ、いるかもしれないけど、そうはいないよな。一緒にやるっていうのは。

(オカモトレイジ)でも最近……自分の話になるんですけど。俺が部屋で音楽を作ってると娘が部屋に入ってきて。

(高木完)今、もう既にそっちだ。

(オカモトレイジ)そうなんですよ。俺も娘、5歳なんで。「父ちゃん、一緒に曲、作ろうよ」って娘から言ってくるんすよ。

(高木完)ええっ? もうそんなになってんの? 5歳でそんなこと、言う?

(オカモトレイジ)言ってくるんですよね。

(高木完)すごいね。娘は何が好きなの?

(オカモトレイジ)で、これもすげえ不思議だなと思ったのが、全然無理やり聞かせたり、見せたりしてるわけじゃないんですけど。レッチリとかフー・ファイターズとかが好きなんですよ。

(高木完)えっ、5歳で?

(オカモトレイジ)はい。なんでかはわからないんですけど。

(高木完)家であんまり聞いてない?

(オカモトレイジ)なんか、YouTubeとかを見てると、たまたま流れるじゃないですか。俺が過去に見た履歴とかから。で、パッと流れた時に『Can’t Stop』のビデオが流れて。「これ、好きかも」とかっつって。

(高木完)5歳の子供が?

Red Hot Chili Peppers『Can’t Stop』

(オカモトレイジ)あとはレディー・ガガとか。

(高木完)でも、そこに反応するんだ。

(オカモトレイジ)ちょっと前の歌姫、好きなんですよね。

(高木完)なんか、やっぱり遺伝子があるのかな?

(オカモトレイジ)あるっぽいですね。その、好きなものって遺伝するらしいですね。

(高木完)ああ、そう? だっておじいちゃん……もう「おじいちゃん」って呼ぶけども。延原くん、おじいちゃんじゃん? おじいちゃんから孫に……。

(オカモトレイジ)しかもな、なんなら隔世遺伝してるんじゃないか?っていうぐらい、娘が俺の父親にすごい似てるんですよ。ノリノリで、めっちゃ大暴れみたいな(笑)。

(高木完)じゃあおじいちゃんと孫、一緒に楽しそうにやってるんだ?

(オカモトレイジ)めっちゃ仲いいですよ! もういっつもキャーキャー遊んで。

(高木完)おじいちゃんなのに?(笑)。だから、俺もおじいちゃんとはよく会うんで想像ができますけども(笑)。その楽しそうなおじいちゃん。すごいな。

(オカモトレイジ)完さんはお子さんとそういう音楽的なのは?

(高木完)ない。

(オカモトレイジ)ああ、ないんすね?

(高木完)だからちっちゃい時にフェスとかに出るような機会がある時に連れていって。「◯◯が好き」って……俺がTERIYAKI BOYZにゲストで出た時とか、ちっちゃかったから。「私も出たい!」とか、そういうことを言ってる時期はあったけど。ある時からぱったり、もうそういう雰囲気はなくなりましたね。

(オカモトレイジ)なんかでも本当にびっくりしますね。10分ぐらい、ずっとフリースタイルで。歌詞とメロディーを全部、即興でつけていくんですよ。

(高木完)娘が?

(オカモトレイジ)はい。

(高木完)なんかそういう曲とか……?

(オカモトレイジ)ああ、ありますよ。ちょっと聞いてみます?

(高木完)聞きたい! 録音してんの?

(オカモトレイジ)録音してます。

(高木完)流しちゃっていいですか?

(オカモトレイジ)全然いいっすよ。

(曲が流れる)

(オカモトレイジ)まあ、こんな感じですね。

(高木完)すごいじゃん! 普通にかなりサイケデリックなものに……やばくない?

(オカモトレイジ)はい。結構アシッド・フォークですね(笑)。

(高木完)いや、ええっ? これ、めちゃくちゃよくない?

(オカモトレイジ)めっちゃ、結構気に入ってますね。

(高木完)しかもこれ、オケは普通にこれ、作って?

(オカモトレイジ)そうです。このオケを普通に自分で、個人的に自分用に作ろうとしていて。

(高木完)なんとなく、素材として曲を作ろうってやってたら、それに?

「父ちゃん、何してんの? 曲、作ろうよ!」

(オカモトレイジ)「(ゴンゴンゴンッ)父ちゃん、何してんの? 曲、作ろうよ!」って来て。「じゃあ、いいよ。歌ってごらん」っつって。ヘッドホンつけて、マイク立てたら、これを……。

(高木完)合わせて、歌いだして?

(オカモトレイジ)なんにも書いてないし。何のチェックもなしにもうブワーッてメロを当てて。

(高木完)今、この番組を聞いてるレコード会社の人、事務所はあるけど(笑)。ええっ?

(オカモトレイジ)だから結構、面白かったですね。

(高木完)すごいじゃん!

(オカモトレイジ)で、なんか歌いながら、やっぱりどうしても途中で集中力が切れるのか。Adoの歌を歌ったり、あのちゃんの歌を歌ったりとか、途中でするんですよ。で、「全然いいけど。せっかくだったらさ、オリジナルの歌を歌った方がいいんじゃない?」って俺が言ったら、「父ちゃん。ちょっとだけ人の歌を入れるのが、おしゃれなんじゃん」って言ってきて。

(高木完)なに、そのセンス!?(笑)。

(オカモトレイジ)だからなんか、そのサンプリングの感覚とかがあるっぽくて。

(高木完)あるっていうか、なんでそれが「いい」って思えているんだろう?っていう(笑)。

(オカモトレイジ)いや、もうわかんないんですよ。なんにも教えてないんですよ。だし、俺は無理やり、娘にそういうことを押し付けたりするのが嫌なんで。全然、普段はディズニープリンセス、好きだし。お絵かきしたりとか。iPadでYouTube見たりとか。本当、普通なんですけど。なんかこういう、ふとした時に言ってくるんですよね。

(高木完)でもこれ、すごいね。今の、聞いたけど。びっくりしちゃった。

(オカモトレイジ)そうなんです。ちょっと俺も最近、びっくりしてますね。

(高木完)これは最近、ホヤホヤですか?

(オカモトレイジ)割とホヤホヤですね。1ヶ月前とか。

(高木完)まあでも、天才っていったらあれですけども。

(オカモトレイジ)天才になってほしいですね(笑)。まぐれだと思いますけど。

(高木完)いや、でもプロデュースしづらいですね。

(オカモトレイジ)逆にコントロールできないっすね(笑)。

(高木完)第三者が入ってきても……お父さんがフッと作ったものに合わせるっていう。もうアルバムっていうか?

(オカモトレイジ)とりあえずアルバム、作ってみようかなと思ってます。で、なんか自分から「やりたい」っていうんで。「父ちゃん、音楽作りしようよ」って言ってくるんで。

(高木完)5歳で? まだ小学校は行ってない?

(オカモトレイジ)行ってないです。

(高木完)ええっ? すごいじゃん。

(オカモトレイジ)すごいなと思って。まあ、楽しんでやってくれるんだったらいいけど……っていう。

(高木完)しかも……ええっ? すごい!

<書き起こしおわり>

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