ピエール瀧さんが2022年9月13日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』に出演。共通の知り合いは多いものの実はちゃんと話をするのが初めてだという高木完さんについて「違う学校の先輩な感じ」と表現していました。
(ピエール瀧)まあ、だからさっきのね、仲間というか、知り合いが多いっていうのはあったんですけど。だから……うちらにしてみると完ちゃんって違う学校の先輩な感じなんですよね。
(高木完)ああーっ! すげえわかりやすい説明(笑)。
(ピエール瀧)そうそう。だからよく見るし、近いようなことをやってるんだけど、学校が違うところで。しかも先輩だから。なんかちょっと迂闊には行けないって言ったら変だけど。っていうような感覚ですかね?
(高木完)そこの学校にはたぶんおそらく藤原ヒロシもいたりとか。
(ピエール瀧)あとスチャダラとかも。
(高木完)スチャダラもそこにいて。あとメジャーフォースの何人かもそこの学校の先輩で。
(ピエール瀧)あとECDとか。
(高木完)ECDもそっちの学校の方?
(ピエール瀧)そうじゃないですかね。
(高木完)僕らの学校の方だ。
(ピエール瀧)で、そっちは割と東京のなんか、小ざっぱりした……。
(高木完)ああー。東京の人はあんまりいないけどね(笑)。
(ピエール瀧)でもまあ、その感じの。『宝島』に載っている人たちっていうか。
(高木完)ああー、私立宝島学園みたいな(笑)。
(ピエール瀧)で、こっちは野良犬高校みたいな。
私立宝島学園と野良犬高校
(高木完)えっ、そこはでも誰が? ケラとかは違うでしょう? ケラは東京の人だし。
(ピエール瀧)ケラさんは……どうしよう? うまい言い方がないけども。でもケラさんはこっち側っすかね。割とね。野良犬高校。あとは、筋肉少女帯。
(高木完)ああ、筋少はそうかもしれないけど。ケラ、前回に出てもらって。ケラはちゃんと、広尾の子じゃないですか。
(ピエール瀧)そうっすね。でも、野良犬高校に入って(笑)。ドロップアウトして野良犬高校に入った感じ。
(高木完)ああ、東京の宝島学園で辞めて、野良犬高校の先輩になって。それでみんなを拾って……じゃないけども。
(ピエール瀧)そうか。でもレーベルで分かれている感じもあるのかな? ナゴムとか、そういうやつでも。
(高木完)昔は意外とそうだったのかもしれね。だから先週、ケラとも「実はケラと俺、こうやってちゃんと話したことがない」っていう話をしていて。
(ピエール瀧)ええっ? マジで?(笑)。
(高木完)全くなくて。
(ピエール瀧)ケラさんと完ちゃん、話したことなかったんすか?
(高木完)あの、「うっす」とかはあったけど(笑)。あとはやり取りをしたことはあったけど。いとうせいこうが間にいるんだけども。でも、ちゃんと話したことはなかったんですよ。で、俺はお芝居を見に行ってびっくりしちゃって。すごい芝居で。当たり前なんだけど(笑)。まあ、この間も電気グルーヴを見て「うわっ、やっぱりすごい人気だ!」ってびっくりしましたけども(笑)。
(ピエール瀧)でも、意外だな。
(高木完)歳は近いんだけどね。
(ピエール瀧)完ちゃんとかせいこうさんとか、あのへんとか。藤原ヒロシさんとかあのへんはもう真ん中にいて。いろんな人との中継役みたいになってるのかなって。
(高木完)ああ、ハブみたいな感じで。
(ピエール瀧)ハブみたいな感じで。
(高木完)真ん中にいて、ツリーになっていて……みたいな? いや、俺はそうでもなくて。初めて話をしましたよ。ゆっくり話して。でも、お互いに何をやってるか、だいたい知っていたし。僕はデビューの頃の有頂天と、東京ブラボーっていうのをやっていたから。同じのに出ていたから、有頂天を見てはいたんだけども。まだ『心の旅』とかやる前の。だから、ナゴムもまだやっていなかったんじゃないかな?
(ピエール瀧)まだつなぎを着る前っていうことですよね。
(高木完)つなぎ、着てなかった。パンクっぽかったよ。
(ピエール瀧)ああ、なるほど。じゃあ、初期有頂天ですね。
(高木完)初期有頂天。はあなるほど。だからゴムがなくて。で、後からナゴムでいっぱいみんなを見いだして……っていうのは『宝島』で読んでいた(笑)。
(ピエール瀧)その頃、それこそ東京ブラボーでロフトとか屋根裏とかで対バンとかをやっていてもおかしくはない感じですよね?
(高木完)そこがまた……東京ブラボーはピテカンとかツバキハウスでライブをやっていたから。今に至る、そのクラブシーンとは言わないけど。ディスコでライブとか。で、その流れがほら、いとうせいこうとやるインクスティックとか、ああいう風なのになっていくんじゃないかな? ライブハウスは、パンクバンドをやっていた時には出ていたけども。その後はだからツバキとかでライブするのが多かったよ。
(ピエール瀧)やっぱりそこが本当に野良犬学園とは違うところで(笑)。
(高木完)そうなのかな?(笑)。 でも野良犬学園もあれじゃない?
(ピエール瀧)野良犬学園はもう新宿ロフトがホームですから。
クラブ的な場所でライブをする流れ
(高木完)まあブラボーもロフトにも出ていたけどね。でも多さで言ったら、なんかその頃は80年代だったから。もうライブハウスでやるのよりも、こっちでやる方が面白いんじゃないの? みたいな話をし始めて。あとツバキハウスの人たちとかもほら、あの頃はナイトクラブでライブみたいのがニューヨークとかロンドンでも流行り始めていたから。ナイトクラブでライブっていうか、クラブシーン……要するにディスコからクラブみたいな。当時は「クラブ」って言い方はまだしてなかったけど。なんか、発信基地みたいにするみたいな雰囲気が出てきていたけども。
(ピエール瀧)ちょっと言い方は悪いですけど。水商売っぽいディスコから、もうちょっとクラブ寄りの感じにシフトするっていうか。
(高木完)今で言うところのサブカルチャーっていうか。そういう雰囲気にシフトしていく時のタイミングで、ライブとかをちょこちょこやるようになって。S-KENとかもそういうノリだったんじゃないかな?
(ピエール瀧)S-KENさんか。そうか。プラスチックスとか、そのへん。
(高木完)そうそう。プラスチックスはさらにその先輩みたいな感じだね。
(ピエール瀧)うんうん。
今日深夜までpt2そして深夜3時からpt1#maadspin pic.twitter.com/EticLGKNKF
— KAN TAKAGI (@kantakagi) September 13, 2022
<書き起こしおわり>