オカモトレイジ 父・延原達治(THE PRIVATES)を語る

オカモトレイジ 父・延原達治(THE PRIVATES)を語る TOKYO M.A.A.D SPIN

オカモトレイジさんが2024年2月27日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』にゲスト出演。父親であるTHE PRIVATESの延原達治さんについて話していました。

(高木完)レイジくんなんかは、本当にそういう意味じゃ……小学校の時にもうDragon Ashはあったっていうけれども。だからターンテーブルとラップとロックバンドが同居するのが普通だったみたいな感覚が……。

(オカモトレイジ)そうですね。父親も90年代にDJ、すごいやっていて。今もやってるんですけど。

(高木完)お父さん、DJやるっけ? ああ、やるんだ(笑)。

(オカモトレイジ)めっちゃやってましたよ。で、ちょうど90年代のセカンド・サマー・オブ・ラブの時にめちゃめちゃトランスにハマってて。だから家にターンテーブルがあって。

(高木完)えっ、お父さんもトランスにハマってた?

(オカモトレイジ)トランス、めっちゃハマってますよ。

(高木完)マジで!?

(オカモトレイジ)はい。がっつり系です。

(高木完)まあ「お父さん、お父さん」ってずっと言っているけれども。延原くん。THE PRIVATESっていうバンドの活動をされていて。僕よりちょっと下ぐらい。けど最近僕、延原くんと井出靖さんのイベントで一緒になることがあったりとかするから。別々で会ってるんだけど(笑)。まさか……だって俺、一緒にいるところ、見たことないかも。

(オカモトレイジ)ああ、たしかにそうかもしんないっすね。

(高木完)だからお父さんに「こんちゃーっす」とか言うと、「あ、どうもっす」って。もう普通に、同じ感じで話してしていて(笑)。「あれ? おかしいな?」っていう(笑)。じゃあ、お父さんもトランスにハマっていて、家にターンテーブルがあったっていう。ということは、それってめちゃくちゃちっちゃい時でしょう?

DJをやっていた父親のターンテーブル

(オカモトレイジ)もう、めちゃくちゃちっちゃい時に部屋にてターンテーブルがあるのが当たり前だったんで。なんか、そのコックピットみたいで。ピカピカ光っていて、めっちゃかっこいいみたいな。

(高木完)それ、子供はみんな言うよね。

(オカモトレイジ)ぐるぐるぐるぐる回るし。そういう感じで。割と自分としては、ターンテーブルはものすごい身近なものだったんで。

(高木完)しかもお父さん、「触っていいよ」って言っていて?

(オカモトレイジ)はい。さすがにスクラッチとかはさせてもらってないけど。その、ボタンを押して回るとか、スピードピッチを変えるとかは、触って。やらせてもらってたんで。

(高木完)それ、小学生の時?

(オカモトレイジ)もう、めっちゃちっちゃい頃ですね。

(高木完)幼稚園とか?

(オカモトレイジ)はい。それでそういうレイヴとかもかなり連れてかれてまし。

(高木完)ああ、レイヴに? でもよく、家族でいる人たち……いたいた。テントを張って。ちっちゃい時にそういうところ、行ってたんだね。

(オカモトレイジ)行ってました。

(高木完)じゃあ、音がドンツクドンツク流れているところで。「みんな、楽しそうだな」って。そうすると、こういう大人になるのか(笑)。

(オカモトレイジ)そうかもしんないです(笑)。反面教師で、とても真面目になりましたし。

(高木完)いやいやいや(笑)。いいと思いますよ。で、楽器は? お父さんもギターを弾いたりしてるから、自然にあるわけじゃない? 家にギターがあったりとかさ。あと、おそらくお父さんはレイヴにハマっていた時期もあったっつってたけど。基本、ロックが好きだから。いっぱいテレビでDVDとかビデオとかも含めて。めっちゃ見てたでしょう? ストーンズとか。

(オカモトレイジ)そうですね。だから、ちっちゃい子がその戦隊物を見るような感じでラモーンズの『Psycho Therapy』のビデオをずっと見たりとか。あとジェームス・ブラウンのダンスを見たりとか。あとはストーンズの、あれですね。『25×5』かな? 5人組の25周年かなんかのDVD……映像作品があって。それとかすごいちっちゃい頃、家で流れてましたね。

戦隊物を見る感覚でラモーンズを見る

(高木完)「こんなのやめてよ」ってお父さんに言わなかったの?

(オカモトレイジ)いや、めっちゃ好きでしたね。

(高木完)ああ、一緒になって見てたんだ?

(オカモトレイジ)もう、ラモーンズ大好きでしたね。

(高木完)親としては喜ぶわー。じゃあ、お父さんも余計に見せちゃうよね(笑)。子供がさ、お父さん好きなものを同時に好きになるって、あんまり聞かないよな気もするけど。それは珍しいんじゃない? 割と。

(オカモトレイジ)そうですね。そうかもしれないです。

(高木完)普通に小学生でラモーンズに? 周り、いなかったでしょう?

(オカモトレイジ)全然いなかったですね。ラモーンズ聞いている人は……中学校に上がっても、いなかったですよ。

(高木完)小学校の時ってもうラモーンズ、解散してるんじゃない?

(オカモトレイジ)ああ、たぶん全然してますね。

(高木完)ねえ。いないバンドのビデオを見て……(笑)。へー! でもさ、小学生の時とか中学生の時の友達……OKAMOTO’Sを作るまでは友達と遊ぶ時はどういう感じで遊んでいたの?

(オカモトレイジ)ああ、それはもうさすがに普通に卓球したりとか。かけっこしたり、かくれんぼしたり。普通に過ごしてましたね。

(高木完)けど、好きなも音楽とかはちょっと違うぞみたいな?

(オカモトレイジ)そうですね。

(高木完)「レイジの家に行って、ラモーンズを見ていい?」とか、そういう感じはない?(笑)。

(オカモトレイジ)それは中学に上がってから。OKAMOTO’Sのメンバーに出会って、そういう感じになりましたね。

(高木完)OKAMOTO’Sはどういう風に知り合っていったんですか?

(オカモトレイジ)OKAMOTO’Sは、私立の中学校に上がって、そこで出会った友達たちで。小学校はみんな、バラバラなんですよね。で、中1になって上がったら、俺らが中1の時に中3の先輩が「ジャムセッション研究同好会」っていう、ちょっと変わった軽音部みたいなことをやってて。

(高木完)中学校の中で?

(オカモトレイジ)中学校の中で。で、その先輩がすごくて。当時、かっこよくて。「かっこいい先輩だ!」みたいな。超大人に見えて。

(高木完)でもお父さん、ミュージシャンじゃないですか。

(オカモトレイジ)でもなんか、父親の感じとはまたちょっと違って。歳が2個上とかの方が、やっぱり……。

(高木完)ああ、自分に近いからね。

(オカモトレイジ)それで、友達連中みんなが音楽を始めちゃったんですよ。

(高木完)ああ、その先輩がかっこいいから。

音楽をやることには興味がなかった

(オカモトレイジ)そう。そこの部活にみんな、入って。ただ俺、その時は音楽に全く興味がなくて。ラモーンズとかは知ってて、好きだったけど。やることに対しては全く興味なくて。それで中学は中1、中2と卓球部で卓球をやっていて。

(高木完)ああ、どっちかいうと部活で普通にスポーツの方を?

(オカモトレイジ)卓球、やってました。

(高木完)じゃあ、ドラム始めたきっかけって?

(オカモトレイジ)で、なんかその部活にみんなが入っちゃったんで。その部室をみんながアジトにするようになって。その部室にこもりっきりで、みんなで遊び始めて。俺だけちょっと仲間外れになっちゃったんですよ。「これはやばい。部活に入部するしかない」と思って。で、無理やり……興味ないけど入って。無理やり始めたって感じでしたね。

<書き起こしおわり>

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