東野幸治『白黒アンジャッシュ』出演で感じた渡部&児嶋の力関係の変化を語る

東野幸治『白黒アンジャッシュ』出演で感じた渡部&児嶋の力関係の変化を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2024年1月12日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で千葉テレビ『白黒アンジャッシュ』に出演した際の模様を紹介。不祥事で圧倒的に児嶋さんが強くなっていたアンジャッシュの力関係がまた変化しつつあると話していました。

(東野幸治)3日ぐらい前に千葉テレビに初めて行って。それが何か?って言ったら、アンジャッシュがやってる『白黒アンジャッシュ』のゲストっていう。1000回記念かなんかで行って。だから渡部くんに去年の9月、10月ぐらいかな? 「年明けにちょっと来てくれませんか?」って言われて。「ああ、いいよ、いいよ」っつって。さんま師匠も行ったっていう噂も聞いてて。なんかギャラ5000円とか。「ああ、全然行くよ」って言って初めて千葉テレビに行って。

で、「俺は渡部に意外と会ってるし。せっかくやから、行列のメンバーじゃないけど。フットの後藤をちょっと連れて行くわ」みたいなんで、久しぶりにアンジャッシュとしゃべらせていただくっていう仕事をして。渡部自身も全然元気で。アンジャッシュの力関係で渡部がグルメとかで、世界の渡部っていろんなものを紹介して。CMをやって。我が世の春を過ごしていた時の力関係は渡部がリーダーで、常に厳しくて。「児嶋、ちゃんとしっかりしろよ!」って言っていて。俺らは児嶋をいじったりとか、児嶋が噛んだりとかしたら笑っていたけど、渡部はもうシレーッとした顔をしてた。

でも、あの騒動があってほんまに完全に力関係が逆転して。俺はもう児嶋のことを陰で渡部に「御大」って(笑)。「御大、どうよ?」「いや、御大、なかなか……はい。厳しいです」っていう(笑)。そんなのがあって。ほんで、完全に力関係が逆になって。渡部もずっと手を前に組んで、常に頭を下げながら恐る恐る仕事してる感じやから。もうちょっと、自由にしたらええのになとか思うねんけど。児嶋さん曰く、「そんなんじゃダメだし。反省を全くしてない」みたいな感じでやっててんけど。

この間、後藤くんと一緒に行って『白黒アンジャッシュ』で絡んでみたら、少し昔の渡部、出てました(笑)。児嶋さんの説明にダメ出してた(笑)。児嶋がしゃべろうとしたら「いや、それ違うから。それ、違うって」って(笑)。「なに言ってんの?」みたいな(笑)。ちょっと昔の渡部に戻ってきてるなっていうのもありましたけど。

「少し昔の渡部が出てきている」(東野)

(東野幸治)で、俺は知らなかったけど。そこね、たぶん3本目を分けてオンエアーすると思うんですけど。最後の方でその『白黒アンジャッシュ』……千葉テレビだけが渡部を復帰させてくれたから、感謝するじゃないですか。それの渡部の帰ってきた一発目のVTRを見させていただいいたけど。いや、めちゃくちゃ面白いね!

やっぱり喜劇の要素が詰まってるというか。絶対に笑えない状況の中でしゃべるって、客観的に見てみたらめちゃくちゃ面白いなっていう。だからやっぱり緊張と緩和なんだろうなって。で、フットの後藤は、その中でもしゃべってたけど。その映像を探したんですって。で、それを見たらやっぱりところどころ上手にカットをしてるんですよ。「まず、言うことあるだろう?」「いろいろご迷惑をおかけして……とりあえず、やめるっていう簡単な道もあるけれども、もう一度家族で。どこまでできるかわからないけど、やってみようっていうことになったんで。本当に皆さんにもご迷惑かけましたけれども、また1から、ちょっとやっていきたいです」みたいな。それで頭を下げる。

で、Vがあって。それでプツプツッて切れているんですよ。そのプツプツッて切れているところ。「あそこ、なにをしゃべってたんですか?」って後藤も不思議に思っていて。「あれ、絶対に笑ってるところを切ったはずや」と思って(笑)。

(渡辺あつむ)嘘やん?(笑)。

復帰1回目放送のカットされていたシーン

(東野幸治)いや、本当に。だから千葉テレビも児嶋も考えて。1回目やから、失礼があってはいけないと思って。児嶋なりに真剣に考えて。だからもう御大・児嶋が言うたら黒いネクタイ、黒い上下で来て。「呼んでます。おい、渡部!」って来て。で、渡部も来て。さっきの文言があって。プツッと切れて。また謝って……みたいな。そのプツプツッみたいなの、なにがあったんですか?っていうので。これ、まあ千葉テレビやから(大阪のリスナーは)誰も見れないから言ってええと思うねんけど。児嶋も児嶋でやっぱりさすがに、あまりにもシーンとしてるから。ちょっとなんか振ったんですって。

騒動前までは「千葉テレビは東京から遠い」とか、渡部はブツブツブツブツ言うてたんですって。それで「渡部。以前にお前、『千葉テレビ、遠い遠い』って言ってたけど、今日はどうだった?」「そんなに遠くなかった……」って(笑)。

(東野幸治)面白いっすやん(笑)。

(東野幸治)いや、だからやっぱり絶対に笑ってはいけないところって、『笑ってはいけない』もそうやし。(『突然ガバチョ!』の)「テレビにらめっこ」もそうやけども。絶対に、全員が笑ったらいかんでっていう時って……『笑ってはいけない』も一番面白いのって、いろんな仕掛けが終わった後、あのメンバー。ダウンタウンさんやココリコ、邦正がみんな集まって。「はー……」ってなって。ボソボソとしゃべってる時に、全員が笑ってはいけないけど、なんかあいつを笑かそう、みたいな。あそこ一番面白いやん? あの空気感が。『笑ってはいけない』って全員、見てる人も共有してる中でボソボソとしゃべるのが面白いから(笑)。だからそこを編集で……でもやっぱりそこは失礼やっていうので(笑)。相談した結果、そうしたんやって。俺とか後藤はスタッフさんに「実は未公開ではこういう絡みがありましたよ」っていうのを(笑)。

だってあいつね、その騒動の前は『白黒アンジャッシュ』の時、渡部は帽子をかぶってるんですよ。「なんであれだけ帽子、かぶってんの?」って聞いたら、「いや、千葉テレビのメイクさん、髪の毛できないんですよ。だからもう、面倒くさいから帽子かぶってるんです」みたいなことを言うんですよ。「そんなこと、言うな!」って言って。それで俺、行ったんですよね。「どんなメイクさんやろう?」って気になって行ったら、73歳ぐらいのおばあちゃんやったんですよ。「たしかに、これはでけへんな」と思って。

たぶんそれも児嶋が「そうだ。お前、帽子かぶってたけども。今日、帽子かぶってないな。どう思ってるんだ?」「帽子がなくなりました」って……(笑)。たぶんね。児嶋も児嶋でその加減がわからへんMCやから。そういう経験がないから。騒動の人を目の前にして、どれぐらいのトーンでしゃべっていいか、わからんから。児嶋のMCが、たぶんめちゃくちゃ面白いと思うのよ。あいつなりに(笑)。「どうだ?」って(笑)。「遠いか? 遠くないか?」「遠く、なかった……」って(笑)。

(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!

(東野幸治)ほんで終わって……あれ、2本撮りか3本撮りかなんですよね。終わった時に、渡部が以前に言ってたんですけど。「その1本目が暗すぎた」って。スタッフ全員で反省みたいなのがあって。渡部も「たしかにそうだ」って思って。合間の時間があったから、お弁当を食べていて。ほんなら「あれ?」って気づいて。その日の収録が、たとえば13時やったとするじゃないですか。で、その弁当の賞味期限が12時やったんですよ。で、1時間オーバーしている。賞味期限切れてる。要はこれ、食べたらあかん弁当やって……こじつけやけど。食べれんねんけど。「おっ、賞味期限切れてる!」っていうので、渡部もちょっと視野が狭なってもうて。「これは、笑いの神様からのギフトだ!」と思ったんですよ。だから2本目、ちょっと明るくせなあかん。暗すぎるから。で、始まって。「これからも、明るくやっていこうよ!」みたいな。

それで「いや、児嶋。ちょっと聞いてくれよ。こんなことある? やっと千葉テレビで『白黒アンジャッシュ』ができる。頑張ろう!って思って弁当を食べたら、弁当の賞味期限が1時間、切れてるんだよ。おい、千葉テレビ! 賞味期限、切れてるぞ!」って。渡部も一応、丁寧ながらも突っ込んで笑いを……っていう感じでやったんですよ。で、本番が終わって、楽屋で児嶋御大にババクソ怒られたっていう(笑)。「おいっ、渡部っ! お前、なにもわかってねえな!」って(笑)。「すいませんでした……」って(笑)。

(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!

(東野幸治)っていうやり取りもあったりもするんで。ちょっと2月ぐらいか、わかりませんけど。『白黒アンジャッシュ』見れる方はなかなかいないと思いますけど。そんなこともちょっとやってきましたということでございます。

<書き起こしおわり>

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