真空ジェシカのお二人が2024年1月6日配信のTBSラジオ『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』の中で博多大吉さんからお手紙が届いたことを紹介。大吉さんがポッドキャストでM-1 2023の審査について話した中で真空ジェシカのネタのつかみ「呪物コレクター」に対する評価が言葉足らずだったというお手紙を読みながら、つかみの真意を話していました。
(ガク)さっき、とあるメールをね、我々は受け取りまして。これが博多華丸・大吉の大吉さんからお手紙といいますか、お便りをいただきまして。「何事?」と思ったんですけど。大吉さんのポッドキャストでM-1の振り返りをしていて。その中で真空ジェシカのことも触れていただいて。
(川北)もちろん。
(ガク)で、結構めちゃくちゃ褒めていただいて。むちゃくちゃありがたいなと思いながら聞いていたんだけど。
(川北)ありがたいんだって。
(ガク)仁木恭平ね(笑)。コンボイのチョキピースじゃない、「ありがたいねー」に対するね。で、いろいろネタのことを言っていただいたんですけど。
(川北)もちろん。
(ガク)その中でつかみの呪物コレクターと「呪物じゃないんで」っていうやつ。
(川北)あの盛り上がったやつね。
(ガク)いやいや、伝わりきってなかったやつ。
(川北)うーん、もうちょっとね、呪物コレクターが知名度があればなー。
(ガク)そういうことじゃないんだよ!
(川北)努力不足だよなー。
(ガク)呪物コレクターに委ねるなよ!
(川北)滑らされたやつ。
(ガク)で、その呪物コレクターの方がいて。それに似てるっていうのでね、使うっていうので。
(川北)そう。田中さんね。田中俊行さん。
呪物コレクター・田中俊行さんとオラクル
(ガク)それをやったんですけども。で、それを大吉さんが「高齢者向けに『呪術廻戦』のつかみをやって……」みたいなお話をされていて。大吉さんがそう言ったら、それに対して「元ネタは『呪術廻戦』じゃないですよ」みたいなお便りが届いてしまったみたいで。大吉さんのもとに。で、大吉さんの真意としては、そうじゃなくて。本当に伝えたかったことがそれだけだと伝わりきっていない。誤った伝わり方をしてしまったっていうのを謝罪する連絡をすごくご丁寧にいただきまして。本当に恐縮というか。で、大吉さんとしては「呪物コレクターの元ネタまではたどり着けてなくても、『呪術廻戦』ぐらいまでは多くの観客がたどり着ける。実在する呪物コレクターというサブカルの話題を『呪術廻戦』というメジャー作品に融合させたダブルミーニングの見事なつかみだと感じました」と言ってくれていて。本当は大吉さん、こんな風に思ってくださっていたんだけど。たぶんいろんな都合でそれを言えなくて。
「元ネタを知っている人には『こんなマニアックなネタを決勝でやるなんて、さすが真空ジェシカ』と称賛されるだろうし、元ネタを知らない人には『呪物? 呪術廻戦なら知っている。今年の真空ジェシカにはついていける』と喜んでもらえる。もっと言えば真空ジェシカが理解できるイコール自分のお笑いセンスは高いという優越感で真空ジェシカの世界観へ誘導する。そんな狙いを含んでいると僕は感じました」という。
(川北)その通りです!
(ガク)嘘つけよ、おい!
(川北)さすが!
「ダブルミーニングの見事なつかみ」(博多大吉)
(ガク)そんな狙い、ねえだろう? なあ?
(川北)さすがですね。そう。あんまり自分から言えないんで。
(ガク)嘘つけよ!
(川北)ちゃんとその狙いでやってますから。さすが!
(ガク)大吉さん、すいません。そんな狙いはないです!
(川北)ありがとうございます。
(ガク)まっすぐ伝わると思って言ってたし。こんなことを言うと、怒られてしまうかもしれないけど。もっと言うと、僕は呪物コレクターのことを知らずに言ってました(笑)。「なんとなく、それっぽい」ぐらいの感じで言ってました。
(川北)はい。こんなことを言うと、またよくないのかもしれないすけど……僕もあんまり知らないっていう(笑)。
(ガク)フハハハハハハハハッ! まあ、それっぽいから伝わるかな? ぐらいの気持ちで僕はやってました。そのぐらいです。すいません! でも本当にポッドキャストも聞かせていただいて。
(川北)でも、本当はその通りです。その狙い通りです。
(ガク)まあまあ……その方がいいか。
(川北)いや、「その方がいい」とかじゃないよ。
(ガク)まあ、すいません。ありがとうございます。わざわざお手紙をいただいて。これが届くかどうか、わからないですけども。
(川北)まあ、それがやっぱり大吉先生にしか伝わらなかったってことだよな。その狙いが。「ああ、またわかんないことやっているわ」みたいな。それで離れていっちゃうんだなー。
(ガク)そんな、全然気にされることはないです。そんな意味はないので。大吉さん、ありがとうございました。
(川北)もちろん!
<書き起こしおわり>