真空ジェシカのお二人が2023年12月29日放送のTBSラジオ『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』の中でM-1グランプリ2023を振り返り。博多大吉さんの点数が大幅に改善したことなどを話していました。
(ガク)はい。M-1、5位。今年も5位という。
(川北)でも今年も、一歩前進というところですよね。
(ガク)「一歩」と言えるか?
(川北)一歩前進。やっぱエントリー数が増えてるんで。
(ガク)フハハハハハハハハッ! ああ、エントリー数が多いから、同じ5位でもちょっとランクが上がってるっていう?
(川北)たぶん6位でも一歩前進だったんじゃないかって。わかんない。
(ガク)ちゃんと計算したら?
(川北)相対的に一歩前進。
(ガク)そうなのかな? いや、そんなんで喜んじゃダメだって。
(川北)一歩前進させてもらいまして。ありがとうございます。
(ガク)今年は5位が1組だけだったしね。去年は同率5位だったけど。
(川北)もちろん。今回は単独。単独5位に躍り出た!
(ガク)躍り出てねえよ(笑)。
(川北)躍り出てしまいまして。よかったね。
(ガク)よくないって。
(川北)なにっ!?
単独5位に躍り出る
(ガク)今回もネタを2本、できない。
(川北)まあ2本やるのも大変そうだけどね。
(ガク)まあ、そうなんだけどね。それは大変とは思うけど。それをやりたくてみんな、やってんのよ。
(川北)でもね、大吉さんの点数が良かったのよ。
(ガク)そうね。ファーストラウンドで一番高かったみたいな。
(川北)去年は2番手で、もう諦めて。「長くテレビに映ろう」というその中でできる最善の手を選んでね。
(ガク)いや、最善じゃないのよ。諦めている時点で。
(川北)それを大吉さんに見抜かれて。
(ガク)時間を計っていたからね。
(川北)で、「時間を計ってみたら時間が延びてたし。その延びてた部分もよくなかった。だから2、3点、引かせてもらいました」って。
(ガク)で、後日その「諦めていた」っていうのが大吉さんに伝わって、より、ねえ。悪く言われてしまったっていうのがあったんですけども。
(川北)で、今回は95点。
(ガク)ちゃんと時間を守ってね。よかったですよ。
今回は諦めずに時間通りにやって95点
真空ジェシカ
5位か~
かなり良かったと思うけどなぁ#M1グランプリ pic.twitter.com/eHb1G3idX8
— ウェハ゛@2023年ラストスパート (@game_waver) December 24, 2023
(ガク)で、松本さんもね、今まで結構低かったですけど。
(川北)あれ? 今まで低かったのって……山田邦子さんじゃなくて?
(ガク)山田邦子さんはすごく高かった!
(川北)嘘?
(ガク)邦子さんは前回、高かった。それこそ95点つけていただいて。今回、90点だった。
(川北)じゃあ、前回が悪くて今回、よくなったのは?
(ガク)松本さん。
(川北)松ちゃんかー。
(ガク)そんな奴、いないって(笑)。
(川北)あ、成立しない?(笑)。
(ガク)「松ちゃんかー」なんて奴、いないから。
(川北)ああ、「邦ちゃんかー」の時は?
(ガク)「邦ちゃんかー」の時は「失礼でしょう?」って言うよ(笑)。
(川北)ああ、成立はしてるんだ? 来年、もっと下がるって。
(ガク)本当。山田邦子さんが90だった時点で、もうダメだよ(笑)。山田邦子さんが90だってことは……って(笑)。
(川北)頼みの綱だったから。ねえ。志らく師匠もいないし(笑)。
(ガク)そうね。志らく師匠ね、後日というか、終わった後にTwitterでね、「僕の中では真空ジェシカが一番よかった」みたいに書いてくださってね。
(川北)そう。あの人が「よかった」って言うと、よくないんだよ(笑)。トム・ブラウンさんもな、その志らく師匠に大ハマリで。
(ガク)敗者復活戦でね。
(川北)もちろん、めちゃくちゃ面白かったけど。敗者復活戦、なあ。あんなに客票、入らないと思わなかったよ。
(ガク)フハハハハハハハハッ! ねえ。結構受けてたはずなのにね。ボロ負けてたね。
(川北)で、シシガシラさんもその敗者復活の会場で、もうすごい、跳ねまくってたから。もうこれはしょうがないと。芸人もめっちゃ笑っていて。そしたらもう客票でギリギリでスタミナパンに勝って。「あれ?」っていう(笑)。
(ガク)あんまりよかったのに。でもスタミナパンもめっちゃ面白かったよ。
(川北)それにしてもトム・ブラウンさんが大跳ね、大おもろで、なんていうか「決勝で見たい!」って思うような。
(ガク)お客さんは違ったんだろうね?
(川北)全然。笑ってたけど。
(ガク)「決勝には上げてはいけない」と?
(川北)笑っていたけども、やっぱり「審査」ってなったら、責任を負いたくないっていう気持ちで……。
(ガク)たしかに。「私たちがこれを決勝に行かせた」って?(笑)。
(川北)いや、でもね、トム・ブラウンさんが決勝に行ったら、マジで大盛り上がりしたと思うけどな。
(ガク)でも、シシガシラさんが上がったっていうのはむちゃくちゃいいけどね。
(川北)あれ、めっちゃ熱かったな。昔の敗者復活の感じだったよな。
(ガク)そうだね。
昔の敗者復活の感じ
(川北)シシガシラさんがネタをやってる時。ネタが終わった後か。松本さんと「ハゲネタしかないです」っていうやり取り、あったじゃん。で、「ハゲネタだけで15本、あります」みたいな言っているのを後ろの控えのモニターで見ていた時に芝さんが「ネタ数はフサフサなのにな」って。「うわっ、一流! 一流がこんなところ、来るなよ!」って(笑)。
(ガク)フハハハハハハハハッ! 抜かれてるわけでもないのに(笑)。
(川北)「一流だ!」って。すごいおもろかったね。
(ガク)それは思ったね。
(川北)いやー、M-1な。令和ロマン、すごかったね。
(ガク)すごいね。とんでもないよ。
(川北)令和ロマンがなんか「また出る」みたいなことを言っていたけども。うーん……勘弁してほしいね。
(ガク)本当にやめてほしい。
(川北)あんなやつはさ、M-1の運営に回った方がいいんだから。
(ガク)たしかにね。あんな分析できる男ね。
(川北)なんなんだろうね。すごいよな。トップバッターで……「トップバッターならこのネタ」っていうのをたぶん用意してた。俺らは「トップバッターだったら、捨てよ」って話をしていたから。
(ガク)本当にそうよ。意識の違いが甚だしい。マジで(笑)。
(川北)そういうやつは、やっぱりそのチャンピオンの器ではない。
(ガク)そうだね。勝てない。
(川北)「トップバッターだったら捨てよう」じゃなくて、去年なんか2番手でも諦めムードで。
(ガク)うん。考えていることが違うんだよ。
(川北)「長くやってもバレないよ」って。それでバレて点数もちゃんと引かれて。向こうはトップでベストを尽くして。
(ガク)それで勝てるんだから。
(川北)で、トップでよかったけど、トップっていうことで基準にはなるから。その後のみんなの点数はそれが基準だから。
(ガク)そうね。令和ロマンが基準になるという。
(川北)だから例年よりも、それはトップが良かったら、みんなの点数は低くなるじゃん? それのせいで、またなんかくるまが「大会が盛り上がらなかったんじゃないか?」みたいな話になって。「670、取りたいでしょう! だから、また出よう」みたいになって。それで、ヤーレンズさんも焚きつけて。いや、マジか? もう、出なくていいよ。
(ガク)本当に出ないでほしいね。
(川北)ヤーレンズも出なくていいよ。
(ガク)フハハハハハハハハッ!
ヤーレンズも令和ロマンももう出なくていい
(川北)ヤーレンズ、出なくていいだろう? トップバッターで令和ロマンが盛り上がって。で、ヤーレンズさんも行って。それで初出場で2位まで行って。あんな、もう最後のさ、バンバンバンバンッ!って交互で出て。
(ガク)どっちが勝つか、最後までわかんないで。
(川北)で、最後に負けたけど、松本さんの最高点も取って。ヤーレンズさん。
(ガク)そう。そこを松本さんがさや香に入れてたら、ヤーレンズさんだったっていう。
(川北)さや香も面白かったなー。優勝したと思ったなー。
(ガク)見せ算?(笑)。いや、あんまりいないんだよ。「優勝した」と思っていた人は。
(川北)最終に行った3組は、みんな特したね。あれは。いいなー。
(ガク)たしかに。さや香もあの見せ算でだいぶね、ここから行けるもんな。
(川北)面白かったなー。また5位ということで、同じような1年を過ごす感じかな。
(ガク)本当にそうよ。本当に変わらない。
(川北)もちろん。やらさせてもらおう。
(ガク)まあまあ、贅沢なことですけどね。同じ1年が送れたらね、相当いいことよ。
(川北)悪い点数じゃないからね。そう。まあ、それが良くないっていう話もあるよね。
(ガク)これで満足したらね(笑)。「こんなんじゃダメだ!」って。それをくるまが思ってるわけだからね。
(川北)俺たちの手の点数を見て「あっ、ダメだ! 大会が盛り上がってない。来年も出なきゃダメだ!」って思ってるわけだから。すごいな。
(ガク)うん。
(川北)密着カメラ、お前、焚きつけられたな。密着カメラに。
密着カメラがガクを焚きつける
(ガク)去年、ネタ合わせを放送始まるまで1回もせずに本番を迎えて。で、本番の1組目が終わった後に「やばい。これは笑神籤だから。自分たちもその後、出番が来るかもしれない」って焦って。で、ネタ合わせを始めて、途中で笑神籤で僕らの名前が引かれて出ることになったから、最後までできなかった。それを踏まえて、今年はちゃんとネタ合わせをしたいけど、川北がずっと喫煙所にいるみたいな話を密着カメラにしてたら、「いいんですか?」て。
(川北)それは去年もそうだったんだよな。そのさ、元々ガクのペースもあるわけじゃん? それ以上のものを求めてくるじゃん? 「いいですか? ネタ合わせ、大丈夫ですか?」って。
(ガク)いや、でもネタ合わせ、大丈夫じゃないとも僕は思ってるから。だから、普段はたしかに川北に「ネタ合わせ、しないの?」とは言わないけど。でも、普段言いたくても言えないのを、密着の力を借りて言わせてもらってるってのもあるから、別に本音ではあるんだよね。「ネタ合わせしたい」って。
(川北)でも、それがいつもと違うっていうので俺がちょっと怒ったんだよね。「どうした? こんなの、密着カメラが焚きつけてるんだろ?」って。そしたらガクも「いや、まあ、言われはしたけど!」みたいに怒って。
(ガク)軽いケンカみたいにはなったけど。
(川北)だからもう、めちゃくちゃネタ合わせしてやったよ。終わった後もやったしな。
(ガク)いや、それが最悪だったよ。1本、ネタが終わった後。「この後、ケガ人が出て僕らが繰り上がりで決勝に行くかもしれないから」ってネタ合わせしたの、全然楽しくなかったな。
(川北)終わった後もやってやったよ。「これが好きなんだろう?」って。
(ガク)ネタ合わせが好きなわけじゃねえんだよ。別に(笑)。
<書き起こしおわり>