佐久間宣行『TVチャンピオン』15年ぶりの復活を語る

佐久間宣行『TVチャンピオン』15年ぶりの復活を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

佐久間宣行さんが2023年12月13日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で『TVチャンピオン』の15年ぶりの復活についてトーク。かつて、ADやディレクター、演出を務めていた『TVチャンピオン』の思い出を話していました。

（佐久間宣行）テレ東つながりで言うと、もう1個ありまして。『TVチャンピオン』が15年ぶりに復活したんですよ。『TVチャンピオン3』として始まるっていう。で、佐久間は『TVチャンピオン』出身ですから。『TVチャンピオン』の1の頃、入社3年目でスタッフに入って。ADからディレクターまでしていただいたのは『TVチャンピオン』で。その中で、その後に『TVチャンピオン2』っていうのが始まった時は、演出で入ってるんですよ。チーフディレクターみたいなポジションで入らせてもらって。

で、その時にずっと一緒にやってた株木さんっていう1個上の先輩。モヤさまの演出なんだけども。その人が『TVチャンピオン』、ずっと大好きで。その人がずっと温めていたわけよ。「復活させたい」っつって。それで今回、『TVチャンピオン3』で復活して。「中村ゆうじも絶対に入れたい」っていうので、ゆうじさんが出てくるって。「手先が器用選手権」でゆうじさん。で、和菓子職人選手権でたぶんアルピー酒井だっけな？　酒井、リポーターやるのよ。ゆうじさん役。ついに。ぴったりだと思わない？　酒井。一般の人と絡むの、うまそうじゃん？（笑）。で、酒井がいて。もう1回はダンボールアート選手権。で、MCがチョコプラで、ゲストに伊集院さん。要はテレビ東京マニアの伊集院さんがいるっていう。で、だからずっとやっていた株木さんがやるから、盤石の布陣なんだよ。

しかも手先が器用選手権がさ、伝説の競技を復活させるんだって。なにか？っていうと、5円玉の五重塔っていうか、五円玉タワー。でさ、5円玉を立てていくのね。信じられないでしょう？　みんな。5円玉を立てていくんだよ？　1個ずつ立てていくんだけど。そえを早立てね。「早立て」なんだけど「制限時間20時間」って書いてあるんだよ？　フハハハハハハハハッ！　制限時間20時間。で、手先が器用選手権の現場って、本当に地獄なのね。

地獄の手先が器用選手権収録

（佐久間宣行）まずなにが地獄かというと、音を立てちゃいけないじゃない？　かつ、風が吹いちゃいけないから、暖房とか空調を全部、切るわけよ。空調を切るから激寒、もしくは激暑。で、汗かいてこぼすから。スタッフも、カメラマンはさ、いつこぼれるかわかんないじゃん？　いつこぼれるかわかんない。こぼれた瞬間をズームで撮って、その後に落とした人も撮らなきゃいけないから、ずっと気が休まらない。で、しかもカメラマンで落としたこともあるから。そしたら、最悪じゃん？　だからもう、一歩も動けないまま20時間（笑）。

で、中村ゆうじさんもいるの。中村ゆうじさんもマジで「よりによって手先、やるのかよ！」って言ってたからね。この間、お会いしたら。あれ、動物を撮っているのと一緒だから。ずっとね。それで、5円玉を早立てするっていうのをやっていて。それともう1個の和菓子職人選手権は『TVチャンピオン』で一番ダントツ、10何%視聴率を取ったのが和菓子職人で。それをだから今回、満を持して復活させるっていうことになりますからね。これはリブート、嬉しいですよ。手先が器用は俺、やったことないんだよね。俺は結構ね、若かったから。「オリジナル競技を作ってやってよ」って言われて。それで3分料理人っていう企画とか。3分で料理を作って対決するみたいな企画とか。あとはリフォームの企画をもう1回、作り直してくれっていうことで、部屋だけのリフォームの企画やって。その時はね、鎌倉に7日間いたね。「鎌倉の旅館リフォーム」っていう。

で、それは決勝が鎌倉の旅館のお部屋リフォームで。それまでさ、リフォームだからさ、1回戦は全部、数ヶ月かけて撮っていて。で、鎌倉の廃旅館をリフォームするっていうので。もうゆうじさんとずっといたよ。でね、中村ゆうじさんってね、待ち時間がすごい長いロケだと、料理がうまいから。スタッフ分の炊き出ししてくれるのよ（笑）。で、中村ゆうじの豚汁とかを食べるっていう。だからもう、友達みたいになっちゃうっていう（笑）。ゆうじさんが「最近、腰が痛くてね……」っつって。みたいな話を聞きながらロケやるっていう。

で、『TVチャンピオン』の会議があるあるって1個、これはみんな、結構知らないことがあるんだけども。俺、入社して『TVチャンピオン』スタッフになった頃に、作家さんはもう伝説の、レジェンドクラスの作家さんがいるんだけど。その中にリサーチャーさんっていうか。若い作家さんでリサーチをする人がいるんだけど。そこに黒岩さんっていう方がいて。俺は年齢が一緒ぐらいだったのね。で、俺は先にいたのが黒岩さんだから、そこですごいお世話になったんだけど。その黒岩さんっていう方が今、『グランメゾン東京』とか『TOKYO MER』『マイファミリー』とか脚本家で。今、日本で一番売れてる脚本家の黒岩勉さんなの。ああ、LF（ニッポン放送）にもいたんだ。そうなんだ。へー！

フォーチュンスープっていう作家の会社でね。俺はだから、黒岩さんにすごいお世話になった。というか、「いい人だな」っていうイメージがすごい俺にはあって。ADに優しくてね。年齢が近くて。それがもうね、日本一の脚本家だもんね。っていう方もいらっしゃったりとか。あとはまあ、これ別に作家の福田が喜ぶから話すんだけど。フードファイターたちとの出会いね。俺、ギャル曽根とかジャイアント白田とかが全盛期の頃。その1回、ブームになった頃の大食いのADだったんだけど。で、その小林武のプロフィールを、俺じゃないんだけど。先輩が撮りに行くっつった時に、「小林尊がトレーニングしてるらしいんだよ」「なんですか？」「咀嚼を鍛えなきゃいけないから、凍った食パンを食べているんだよ」っつって。フハハハハハハハハッ！

凍った食パンを食べて咀嚼を鍛える小林尊

（佐久間宣行）「本当っすか？」「いやいや、やっているんだよ」っていう。小林尊、凍った食パンを食べながら咀嚼を鍛えるっていう（笑）。やってるらしいからね。すごいよ。そのぐらいから、大食いがどんどん変節してったんで。すごいんだよね。アスリート化していったんだよ。

＜書き起こしおわり＞

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