あのちゃん 家の鍵をなくして携帯充電も切れた朝5時の極限状態を語る

あのちゃん 家の鍵をなくして携帯充電も切れた朝5時の極限状態を語る あののオールナイトニッポン0

あのちゃんが2023年11月14日放送のニッポン放送『あののオールナイトニッポン0』の中でラジオ終わりにタクシーで帰宅した際に家の鍵をなくしていることに気づいたエピソードを紹介。携帯の充電もなくなり、寒い中で絶望的な状態に陥った話をしていました。

(あの)はい。紅白はめでたい。もう祝福モードですけれども。そんな1週間前。先週のオールナイトニッポン0の放送終わり。4時半過ぎにここを出て、タクシーで帰り、もう家に着くかなっていう時。いつもタクシーに乗って、眠い中、着くのがだいたい5時ぐらい。なんか、「うーん、眠いな……」みたいな感じなんですけど。家に着く直前、だいたい僕は鍵の場所をちょっと考えながら鍵を出すんですよ。いつも入れるところ、別だから。「あれ? 今日はどこだっけ……」みたいな感じで考えながら、探しながら。でも「あれ? これ、ないかもな……」みたいな。その日に限っては。

「あれ? これ、ないかもな……どこかに入れた記憶ないな」って思いながら。「けど、信じたくないな……」みたいな。まあ、信じてない。「まあまあまあ、大丈夫。大丈夫、大丈夫。まあまあまあ……」って自分に言い聞かせて。で、タクシーを降りて、エントランスの前で「うーん。あるとは思うよ。あると思うけど……」ってもう1回、バッグを探して。で、ひっくり返して「うーん、ああ、このパターンね!」ってなって(笑)。

「うん。うんうん……ないや。このパターンね。うん。朝5時ね! OKOK、寒いね……」っつって(笑)。「入れないのね。はいはいはいはい……」ってなって、ちょっとね、なくしすぎてるのよ。僕、家の鍵を。だから、もう感情がないです。はい。「まあまあ、このパターンね。はいはいはい。寒いね……」とか言いながら思い返したら朝。朝もタクシーに乗ってその後、仕事現場、着いた時にイヤホンをなくしてたね。「イヤホンがない」ってなって。でも、それも正直もう慣れてるから。「ああ、このパターンね。イヤホン、ないね」って思いながら。「タクシーできっと、落としたんだろうな」と思いながら、それは誰にも言わなかったし。自分も「また買えばいいや」って思ってたから。それはもう何事もなかったかのように。「元々ない」みたいな。

「元々、僕はイヤホンを持ってなかったんだ」っていう脳にするんですね。もうこれ、マジおすすめなんだよ。生きるのクソ下手でも説明しなかったっけ? これ。なくした時に「元々ないものだ」って思えばちょっと楽になります。皆さん。これ、だから結構、僕は鉄板で。これ、ライフハックなわけ。だからこれね、おすすめ。これは昔から……結構僕、本当になくし物とか落とし物、多いから。これは昔から気づいてて。自分のライフハック。早かったよ、本当に。これに気づくの。みんな、まだ気づいてないでしょう? これ、本当便利で。

だからこそ、そのイヤホンをなくしていたことすらも忘れていたの。でも、そのタイミングで思い出して。「ああ、イヤホンをなくしたから、その同じ時に鍵もなくしたんだね。OKOK。たぶんイヤホンと鍵をタクシーの椅子に置いて、そのまま出ちゃったんだな。OKOKOK。もう家、捨てよう!」ってなって。結構ね、あっさりして。「1回、家を離れよう。捨てよう」ってなって。で、「どうしようかな? まあ家、別に住んでなかったしな。ここ、別に自分の家じゃないしな」みたいな(笑)。って思うと気が楽なの(笑)。「ここ、僕の家じゃないか。そうかそうか。じゃあ鍵も、それは持ってないわな」って思って。そういう状況。そういう精神状態(笑)。

それで朝5時に寒い中……しかもパジャマなんよ(笑)。極限! もう、寒い! とにかくパジャマでウロウロして。この終わりだもん。そりゃ、パジャマですよ。で、「どうしようかな?」みたいな感じで。ちょっとXにも書いたのね。「鍵、ないんだが?」みたいな。そしたらもう、携帯の充電も切れちゃって。終了です、はい! 孤立。この東京の寒空の中、遭難(笑)。「ああ、そうか。充電もまあ、切れるか。こんなタイミングで?」みたいな。で、パジャマで。「なんでパジャマなんだよ、このタイミングで!」みたいな(笑)。「パジャマで外に出るなよ!」とか思いながら。

朝5時の寒さとパジャマ(鍵&携帯充電なし)

(あの)で、結構寒いから、じっとできなくて、ウロウロしてたの。とりあえずパジャマで。で、この女の子がさ、二つ結びしてて。その時は。で、じっとできなくてウロウロしてて。「えっ、この時間でしょう? この時間に行っても受け入れてくれそうな知り合い、いるかな?」と思いながら。僕、友達少ないから。でも1人いて。それが、ヘアメイクさんで。結構昔からお世話になっているヘアメイクさんがいたから。「まあ、ちょっと行ってみるか」みたいな。連絡もできないから。携帯の充電がないから、連絡ができなくて。だから勘で……もう本当、勘ですよ。初期装備みたいな状況。本当に、携帯を手に入れてない。地図もない。この時代にだよ? 鍵もない。やばい、本当に(笑)。友達もいない(笑)。家の鍵もなければ、友達もいないし……っていうので。レベル1のあの、歩き出しました。はい。

家も行ったことはあるんだけど、いつもタクシーだったりっていうのだから、わかんないわけ。でも僕、歩いて行こうと思って。というのもなぜか?っていうと、家も近いんだよね。わりかし。で、その子に家が駅近なの。だから「駅に行こう」って思って。で、その家が下がっていれば、駅なんですよ。わかる? その「家が下がっていけば駅」っていう知識が僕にはあったのね。わかる? なんかすごいシーンとしてない?(笑)。家が斜めに下っていく、下がっていくと、駅に着くんです。これ、誰にもずっと伝わらないんだけど。これ、マジでそういう知識が僕にあって、それを頼りに歩いたの。

「家が斜めに下がっていくと駅に着く」

(あの)皆さん、本当に……これ、結構素晴らしいそれこそライフハックです。駅に行くには家が斜めに下ってる方に歩けば着くんですよ。わかります? スタッフの皆さん、わかります? どう? みんな斜め上、斜め45度だ。どうしよう? どうしよう? えっ、坂が多いのかな? なんか、家自体がちっちゃくなってくっていうか(笑)。なんか、えっ? わかんない、これ? なんかさ、家がさ、階段みたいなってるの。斜めになってくるの。そしたら、駅に着くって僕は知っていますから(笑)。誰かから豆知識教えてもらったから。まあ坂……もういいや。坂で(笑)。坂でいいよ。もういいよ。でもみんな、信じて行ってみ? 駅、着くから。本当に。

で、僕はそれを頼りに歩きました。そしたら駅が見えてきまして、本当に着きました。「着くんかい!」っていう(笑)。でも、本当に着くの。これ、すごいでしょう? みんな、見習った方がいいよ。僕から聞いたって言って。いろんな人に。「あのちゃんが言ってたんだけど、家が下がってくと駅に着くんだって」って。みんな、それ言っていいよ。「あのちゃんが言ってたよ。これ、ガチですごくね?」みたいな。本当に。で、実際にそれをやったら着いたんだから。実証されてるんだから。すごいじゃん?(笑)。

で、とある駅に着きました。で、その人の家にピンポンしたの。そしたら、出なくて。たぶん、さすがに寝てるじゃん? 5時過ぎなんて。「ああ、寝てるのか。ふざけんなよ!」と思って(笑)。だから何回もしたの。ピンポンピンポンピンポンピンポン!って。そしたら、出てくれて。その人も寝ぼけてたの。「えっ、なに?」みたいな。で、僕は「なに? どうしたの?」って聞かれたから「いや、どうしたとかも聞かないで。何も聞かないでください。とにかく困ってます。泊まらせてください。今回、泊めていいと思います。本当に」って言って。

っていうのも、なんか「鍵をなくした」ってさ言うとさ、ちょっと怒られると思って。「また? もう、さすがにやめて」みたい言われそうだから。「本当、泊めるの、おすすめです。泊めた方がいいと思います」みたいに言って。「なにも聞かないで」って言って。そしたら、入れてくれて。うん。すごいよね。まんまと入れてくれて。で、寝ぼけながらも「シャンプー、これ」とか言われて。「えっ、お風呂まで入っていいの? ラッキー!」って思って。寒かったしさ。あったまりたいじゃん。で、言わずとも「シャンプー、これで、リンスはこれで……」って。寝ぼけながらね。「歯磨き、これ」とか言われて。で、「歯磨き、これ」って言われた瞬間、僕はすぐ頭の中で……1秒ぐらいの間で「歯磨き」って好きに「歯磨きゆい(新垣結衣)」って浮かんじゃって(笑)。くだらないんですけど(笑)。

でも、立場上こんなしょうもないことを言ったら怒られるんじゃないかって思って。けど、これ1秒ぐらいで揺らいだの。普段だったら「歯磨き」って言われて「歯磨きゆい」って言っても、いいじゃん?(笑)。「歯磨きゆいってなに?」って感じだけど、僕もわかんなくて(笑)。とにかく、もうくだらないの、あるじゃん? 掛け合いって。しょうもないことで、反射的に出ちゃうみたいな。なんか。あるじゃん? 普段からそういうノリっていうわけでもないんですけど。僕自身が結構、でも言うのよ。なんか。「歯磨きゆい」って。結構……「歯磨きする新垣結衣」ってことなんだけど(笑)。

どうしても言いたい「歯磨きゆい(新垣結衣)」

(あの)あるじゃん? なんか「お疲れ」とかの時に「お疲れんこん」みたいに言う人、いるじゃん? そのノリよ。そのノリで「歯磨き、これ」って言われた時に「歯磨きゆい」ってすぐ言いたかったんだけど……なんかもう1秒で「これ、言ったら怒られるかな?」みたいな。で、恐る恐る……でも、言わないとは我慢できなかった。気持ち悪い。だから恐る恐る、「歯磨き、これ」「は、歯磨きゆい」って言ったら「はあ?」って言われて。で、その後に大爆笑! めちゃめちゃ笑ってくれて。「よし、ウケた! よかったー!」って思って。で、またいろいろ借りて、寝て……みたいな。

で、次の日、鍵がない。でも仕事だからマネージャーからたぶんタクシーに連絡してもらったら、「キーホルダーが三つ、四つ、付いてる鍵なら見つかりました」みたいな。で、僕が「それ、麻雀牌ついてますか?」って言ったら「ついてます」って言われて。「これ、絶対に僕のだ」っつって。バイク便で届けてもらって、無事に帰れましたのよ。本当に。これ、すごくない? 鍵、見つかるって。僕めっちゃ諦めてたもん。だってもう家、住んでないんだもん(笑)。「家、捨てよう」みたいな(笑)。で、イヤホンもそれこそなかったし。家も住んでないし。ねえ。もう、解約したのよ。家は。解約してるからさ、もう返ってくるなんて1ミリも頭になかったもん。念頭にもない。絶対あり得ない。返ってくるわけないんだから。

僕、何回鍵を作り直してると思っているの? それで大家さんにブチギレられてるのに! で、これまた作り直しで絶対、大家さんにブチギレられるから。もう本当、結構さ、言うても頭から家を抹消するぐらい、来てたわけよ。でも、見つかったの。これ、すごくない? マジで虫の知らせ。本当に。だからさ、この1週間後に紅白、決まりました! 虫の知らせだったわけ。これが(笑)。だって、悪いことがあると良いことが起きるでしょう? これ、悪いことなったの。本当に超虫の知らせが来て。虫の知らせ続きだったわ。有吉さんの夢もそうだったけど。だから、本当にこの1週間後に僕は紅白が決まります。何卒、よろしゅうということで。『涙くん、今日もおはようっ』(笑)。

<書き起こしおわり>

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