東野幸治 帰国中のピース綾部に聞いた嘘みたいなアメリカ情報を語る

東野幸治 帰国中のピース綾部に聞いた嘘みたいなアメリカ情報を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2023年10月20日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で日本に帰国中のピース綾部さんと久しぶりに会った際の模様を紹介。綾部さんから聞いた嘘みたいなアメリカ情報を話していました。

(東野幸治)そんなことよりも先週土曜日ですか。そして今週の月曜日。順番に吉本の後輩じゃないけれども。本当にちょっと立派な方2人にお会いして。それに比べて、わてはほんまどんくさいなと思ったんですけど。まず1人目、土曜日は久しぶりに日本に帰ってきたピースの綾部さん。綾部さんとちょっと会わせていただいて。なんか帰ってくる1月ぐらい前からちょっとメールが来て。「この日からこの日に帰るんすけども、どっかでご飯、行きませんか?」みたいなんで、「ああ、行くよ、行くよ」みたいな感じで。先週の土曜日、大阪で生放送『正義のミカタ』終わりで『ちゃちゃ入れマンデー』が終わって、東京に帰ってきて、六本木の中華の方に行こうかって、2人で待ち合わせして行ったんですけど。

なんか次の日が『旅猿』で。僕、ちょっと6時前に起きなあかんハードスケジュールなんで。「大変申し訳ないけど、ちょっと……」って。で、曜日はもうみんなが綾部に会いたがってるから、日がないんですよ。綾部、綾部、綾部……っていうんで、その日しかないからちょっと、小一時間ぐらいでごめんな、みたいな感じで行って。久しぶりに会ったんですけど。なんか、どんな感じで会うんかなとかドキドキしながら、なんか中華料理の店へ。「じゃあ、ここにしました」「わかりました。待っておきます」っていうんで。「東野で予約してますよ」みたいなことを言うててんけども。

それで行ったら、そのお店の前にジェームス・ディーンみたいな感じで。なんか、かっこいい立ち姿で携帯見てる人がおったから。「ああ、これはもう、綾部さんやな」って思って近づいていったら、「久しぶりです」みたいな感じで。ちょっとだけなんかね、声が小さく、高くなっていた感じぐらい。あとはもう、あんまり何にも変わらず。ほんで、もう何となく……「おおっ、久しぶりやん!」みたいな感じもなく。「ああ」って。半年ぶりぐらいの感覚でなんか、久しぶりにお会いして。

それでお話したけど、なんか面白かったです。いろんなことを聞かせていただいて。何が一番びっくりしたっていうと、「ワイフが」とか。もう、笑ったらあかんけども。「ワイフがね、言っていたんですけど」みたいな。結婚されたじゃないですか。「ワイフ」って呼んでるんすよ。で、そのワイフの発音がネイティブなんですよ(笑)。

(渡辺あつむ)えっ、どれぐらいですか?(笑)。

(東野幸治)「Wife」って(笑)。

(渡辺あつむ)ああ、自然なんですね。

「ワイフが……」(綾部)

(東野幸治)自然。だから綾部さん自体は日本で英会話のレッスンとかはせずに、いきなり飛び込んで、現場で耳で感じとるから、すごいネイティブ。変な癖がつかずに英語を吸収してるから、なんかその「Wife」ってネイティブな感じで言っていたんが……ちょっとあんまり言ったらあかんな思ってスルーしてたんですけど。「ああ、そうなんや」言うてたんすけど。いや、何が面白いって、我々が知らないアメリカの……これ一応、今から言うことは綾部が言っていて。その情報ソースはすごい怪しいっていうことだけは、覚悟しておいてくださいよ?

だから行って、コロナがあったりとか、Black Lives Matterみたいなのとか。いろんな、アメリカがちょっと穏やかじゃない感じの時にアメリカにおって、ニューヨークにおって、ロスによって。「どうやったん?」みたいな話をしてて。「差別とか、されたことあんの?」みたいに聞いたら「2回、ある」って言っていた。完全に2回あって。1回はコロナ中に地下鉄かなんかにおったら、急にアフリカ系のアメリカ人の人に「お前、アメリカが出て行け! コロナを移しやがって!」みたいなことをバーッて、喧嘩を吹っかけられて。「いや、俺じゃねえよ」みたいなのを英語で言って、周りも騒然としたっていうのが1回。

あと、公園かなんかでベンチに座っていたら、白人のおばあちゃんがやってきて。で、綾部に「ダメでしょう。あなた、ここに座ったらダメでしょう。あなたがいるところはあそこの上」って言って、木の上を指さしたんやって。「えっ、そんなこと言うの?」「いや、言いますよ」みたいな。っていうのが2回ぐらいあったっていうのを聞いて。「ああ、そうなんや」って。

あと、ある日の夜、住んでいるところの外で、だからジュースを飲むのか、水を飲むのか、ちょっともう今から夜になるぐらいの時にお茶を飲んでね、時間を過ごしていたら向こうからアフリカ系アメリカ人の2人組の男がバーッと走ってきて。「おい! お前も行くぞ!」って綾部、言われて。で、「なにかな?」と思っていったら、いろんな店のガラスを割って物を盗むっていう。「ええっ、そうなんや?」とか。なんか聞いていたら……これ、ほんまかどうか知らないですけど。綾部くん曰くね、カリフォルニア州の北の方のあるところは、もう刑務所がいっぱいらしくて。

だからもう、その地域の法律、条例みたいなんで10万円以下の窃盗は逮捕しても、刑務所がパンパンやから送れない。だから10万円以下の窃盗はもう、ないことにしますっていう。あいつらしい、平べったい言い方ですよ。「ないことにします」ってなっていて。「だから今、普通にみんな、堂々と物を盗んでるんですよ」って言っていて。「俺、そんなの聞いたことないで?」っていう。でも本人が一応ね、ほっかほかのアメリカ情報やから。「ああ、そうなんや」って言いながらしゃべってたりとか。

(東野幸治)「それで結局、楽しいの?」って聞いたのよ。「寂しくなったりせえへんの?」って聞いたら、真面目な顔で「俺、たぶんちっちゃい頃からアメリカに呼ばれてたんです」って言っていて。「こいつ、何を言うんかな?」って思ったら「俺、NBAが好きで、ヒップホップが好きで、バイクが好きで……つまりこれ、もうアメリカでしょう?」って。フハハハハハハハハッ!

(渡辺あつむ)一番手前のアメリカ(笑)。

「俺、ちっちゃい頃からアメリカに呼ばれてたんです」(綾部)

(東野幸治)「ああ、これこれ! 綾部、これこれこれ!」って思って。ほんで、そういう話をいろいろ聞いたりとか。あと何を聞いたかな? なんかいろいろ言ってたんですよ。アメリカの現状みたいなことを。で、そういうのを聞きながら、ほんで「これです」って言ってカバンから本を出して。『HI, HOW ARE YOU?』みたいな、アメリカのことを綴った、そういう今まで飯を食いながらいろいろ聞いた話みたいなのが1冊にまとまってるっていうので。「ああ、ありがとう!」って。

で、出版社の方が「東野さん、よく本読んだりとか映画を見たりとかしてインスタにあげてるから、送りましょうか?」って言ってきたから「いや、これはもう僕が直接、渡したいですっていうので、持ってきました」「ああ、ありがとう、ありがとう」ってもらって。それで家に帰って開いたらね、めっちゃ字が大きいんですよね(笑)。そんな話をめちゃめちゃ聞いて。今でも十分やん。字、大きいですよ? ページ数、確認したら200弱でした。で、字が大きいですよ。それで写真もあって。「ええっ?」って。そんな、いろんな話。アメリカの話、今聞いただけでドキドキしたけど。それ、書いてんのか、みたいな。で、ちょっと見たら「アメリカに導かれた」みたいなのが書いてあって。「NBAが好きで……」って(笑)。

(渡辺あつむ)あら、一緒(笑)。

(東野幸治)「書いてる! 安っぽいやつ、書いてる!」っていう。「いや、それやなくて、差別されたとかも……」っていう。ただ、でもかっこよかったのがね、あれも言っていました。なんか、介護のお手伝いをしたりとか、そういう社会貢献みたいなこともしていて。「お前、えらいな!」って。で、そういう話とかも、その人の会話とか、言うたらちょっと体が不自由とか、歳が行った方とかのケアをしていて。その方々たちとのお話とかみたいなの、めちゃくちゃあるやん。でもめっちゃ字、でかいのね(笑)。

あと、あれがかっこよかったというか。俺が聞いて。今、ハリウッドでは言うたらアジア人みたいなんがちょっとね、ブームというか。映画祭とかでも賞を取ったりしてるから。「今、来てるんちゃうの? 綾部とか、そういうオーディションとか受けたら、いけるんちゃうの?」とか言ったら「いやいや、東野さん、わかってないんみたいですけど。ハリウッドっていうのはね、白人のマフィアが作ったんですよ」みたいな(笑)。「なんじゃ、こいつ? どこぞの映画で見たようなことを……」って(笑)。

(渡辺あつむ)『ゴッドファーザー』みたいな(笑)。

(東野幸治)『ゴッドファーザー』(笑)。「人種なんか関係ないんですよ。すごい奴は売れるんですよ」って(笑)。それを無職のやつに言われて。でも綾部曰く、日本人で夢を持ってアメリカに行って。10年ぐらい経って、年齢30後半から40過ぎた人たちがたくさんいてるねんって。で、結局何もつかめずに、本音では帰りたいけど帰れないし。「アメリカでも結果を残せてない人がね、たくさんいるんですよ」っていう。「いや、めちゃめちゃ面白い話やん!」って言っていて、改めて見たら字が大きい……書籍がすごい字が大きいのよ(笑)。時間があるんやったら、もうちょっと書いた方がええんちゃうの?っていう(笑)。だからインスタになかなか上げづらいのよ。内容が薄いから(笑)。

(渡辺あつむ)アハハハハハハハハッ!

(東野幸治)「もうちょっと、あるんちゃうの?」とか思いながら。で、そういう会話してたんやけども、結婚されてワイフっていうから、お祝いを渡さなあかんなと思って。で、会う前に手持ちのキャッシュがなかったから、銀行のカードでコンビニに行ってお金をおろそうと思ったら、初めてですよ。銀行のカードの磁気がなんか、ちょっと壊れてて。結局何回やっても出てくるみたいな感じで。後日、銀行に行ったら「これ、磁気が壊れてるんでちょっと無理です」って言われて。結局、「ごめんごめん」って言うて。「もう1回、日本にいてる間、ちょっとお茶をして。その時にちょっと祝儀を渡すわ」って言って。

「わかりました」って言って。「どうなん?」って言ったら、なんかいろいろスケジュールでご飯を食べに行くけど。なんか旅行も行くみたいなことも言ってて。「ああ、そうなんや。お風呂とか……湯船とか寂しくて。入りたいとか思えへんの? そんな、アメリカにおったら。湯船にも浸かれへんし」「いや、一度も思ったことないです。初めて聞かれましたよ」って言われた(笑)。

(渡辺あつむ)なぜなら、アメリカがね(笑)。

(東野幸治)中学・高校からNBA(笑)。NBAとか、ヒップホップとか、バイクが好きやから。湯船に浸かるなんて一切(笑)。「もう、アメリカ人なんですかね。なんか京都には行きたいなって思って」って(笑)。

(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!

(東野幸治)「ええっ? 字、大きい!」って(笑)。いや、でも楽しそうで何よりやなと思って。ちょっとまた近々、コーヒーを飲みながらお祝いを渡そうと思って。わて、どんくさいなって思ったんですけども。

<書き起こしおわり>

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