星野源 大好物ハッシュドポテトを食べまくりの日々を語る

星野源 大好物ハッシュドポテトを食べまくりの日々を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2023年9月26日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で憂鬱な気分の中、その憂鬱さを晴らすために大好きなハッシュドポテトを食べまくりの日々を送っていたことを話していました。

(星野源)いやー、憂鬱ですよね。あの、この2週間ぐらいですね、なんか憂鬱なんですよ。みんな、大丈夫ですか? 温度差。あとね、気圧差みたいなのでね、結構なんか落ち込んじゃうというか、なんというか……憂鬱といいますか、ドーンとなってるんですよね。で、最初はね、なんか台風の後ぐらいかな? 台風が来て、その後ぐらいになんかね、ドーンと落ち込んで。で、それが1週間ぐらい、たしかあって。その後、また涼しくなったじゃないですか。あったかいのから、急に涼しくなって。で、たぶんまた明日ぐらいからまたあたたかくなるんでしょう? たしか。なんか、またあったかくなるみたいなニュースも見ましてね。これはちょっとやばいぞと。

で、その涼しくなったタイミングで「ああ、秋がやっと来たな。この空気、好き好き」なんて思っていたんですよ。なんか、好きなんですよ。この秋のなんていうか、ちょっと寂しい感じみたいなのが。で、好きなんだが、やっぱりこの温度差でね、すごい憂鬱みたいな。ドヨーン……みたいな気持ちになっちゃうんですよ。で、相変わらずちょっとお仕事をね、いろいろとしておりまして。ただ、1個だけ変わったのは表に出るお仕事。顔を出すような……たとえばテレビとか、写真を撮るとかの、そういうお仕事が先週ぐらいで終わったんですよ。

その、この間の『SONGS』が放送されたりとか、そういうので一旦全部終わって。もうここから、そういうのがないんですよ。で、やっぱり表に出る時って、一応ね、見た目も気になるじゃないですか。で、僕が昔からやっている憂鬱な時の対処法は「とにかく好きなものを食いまくる」なんですよ(笑)。すげえ好きなものを食って「おいしー!」とか言って、気分を上げていくみたいな。で、僕はあんまり食欲がなくならないので。それこそインフルエンザとか、コロナになってしまった時も食欲だけはギリ、あったみたいな。そういうタイプだったりするんで。お腹はだいたい空くんですよ。

だけど、なんか一応ね、もうすごく私、太りやすいんです。なんで、たとえばちょっと前の日に……まあ「太りやすい」っていうか、むくみやすいみたいなのでもあるんですけど。前の日の夜めに炭水化物みたいなのを食べると、もう次の日はパーン! みたいな。モリッみたいになっちゃうんですよ。それプラス、たとえば、好きなものを好きなように食べる1週間とかあるがあると、もう如実に体重が増えるんですよ。で、「これはいかんな」と思いながらもう、10何年とか、20年とか経っているんですけど。そういうのもあって食べれないんです。「一応、写真もあるし」とか思うと。まあ、別に気にせず食べればいいのであろうが、一応ねえ、そんなに太らない方がいいかな、なんて思うと。それで、我慢してたわけです。

だから、この1週間はね、食べまくりの助だったわけですよ(笑)。ちょっとあの……私ね、ハッシュポテトが好きなんすよ。わかる? あるよね。いわゆるフライドポテトのね、細長いやつじゃなくて。細かく切ったり、砕いたりしたジャガイモをひとつにして。俵型みたいな感じのが多いんですけども。そして、それを油で揚げるみたいな。あんな美味しいものがね、世の中にあるっていうのはいいことですよね(笑)。だからあれ、本当に好きなのよ。で、有名なのは朝マックでね、あるじゃないですか。朝、嬉しいよね。あれを食べれるとね。とはいえ、自分から探求することをあまりしなかったんですよ。しちゃうと、たぶん後戻りできないっていうか。それこそ、なんだろうね? 割と、体重というか、そういうところに強く響くカロリーと油分を含んでおりますので。

そうしたらね、あの『マツコの知らない世界』でね、ハッシュドポテト特集っていうのが放送されておりまして。「こんな、俺のための特集みたいなのがあるのか!」って。で、「実はそんなに人気がない」みたいな入口だったんですよ。「フライドポテトと比べると人気がない。それを布教していくぞ!」みたいな。だから僕はそれが……もう乾いた土に水がしみこむようにその情報を吸い込んでしまったんですよ。飢えていたから。ハッシュポテト、ハッシュドポテトに。これ、どっちが正解なんだろうね? ハッシュドポテトでいいのかな? ハッシュドポテトに。それからもう、食べちゃうよね。いろんな方法で(笑)。

乾いた土に水が染み込むようにハッシュドポテト情報を吸収

だからそれまでは「一応、表に出るし」なんて言ってブレーキをかけてたんですけど。そのブレーキがもう今、効かない状態になったので。もう、食べてね。今、僕は起きている時間帯も無茶苦茶なんですよ。とある友人にですね、「すごい美味しい朝ご飯があるから、一緒に食べに行こうよ」なんて言われて。それがね、10時ぐらいから。朝ご飯っていってもちょっと遅めだから、お昼ご飯みたいな感じなんだけれども。「ここにこういうお店があって、そこがすごい美味しいから食べに行きましょうよ」って連絡が来たんだけど。俺、その時間に入眠なんですよ。午前10時ぐらいが(笑)。午前10時とか、お昼の12時ぐらいに寝るっていうのが僕の今の体内時計になっちゃっているんですよ。

で、そこから寝て、だいたい夜の7時、8時ぐらいに起きて。それから深夜1時とかにちょっと眠くなって、2時間ぐらい寝て(笑)。で、そこからお昼まで起きてるみたいな、もう無茶苦茶なんですよ。で、とある人が言ってたのは「赤ちゃんみたいな生活してますね」みたいな。その、ちょっと寝て、起きて、ちょっと寝て……みたいなのが。そういう生活をしていてですね、いわゆるお昼近くはもう……だからそれも「ごめんなさい」っつって断ったの(笑)。「俺、たぶん起きてないです。その時間は。ごめんね」って。

そんな生活もしているので、特にですね、朝結構早めは元気なんですよ。7時、8時とか。なんていうんでしょうね? 朝マックのゴールデンタイムといいますか。それこそ今はね、宅配で持ってきてくれますから、それを頼んで。3枚とか、食べちゃうんですよね。で、その3枚のうちの1枚は今、朝マックのマフィンがあるでしょう? その月見マフィンみたいな……今だけなのかな? いわゆるエッグマフィンじゃなくて、月見マフィンみたいなのが出ていて。秋らしく。もう、それの中にも挟んじゃうんですよ。ハッシュドポテトを。それがね、まあよくある言い方をすれば「飛ぶぞ」っていうことなんですよね。朝から「飛ぶぞ」なんですよ。

月見マフィン+ハッシュドポテト=飛ぶぞ

(星野源)で、それをやっていたらもう、なんて言うんでしょうね? モチモチの助なんですよ(笑)。鏡を見たら自分がモチモチモチの助になっておりまして。ただ、ちょっと憂鬱なんですよね(笑)。なんていうか、憂鬱なんで食べちゃうみたいな。お菓子とか食べちゃうよね、みたいな感じですごい食べてて。あと今年俺、すげえ頑張ったので。頑張ったっていうか、いろいろとお仕事が忙しかったし。ちょっともう、なんていうか……チートデイ的な言い方って、あれは本当に言い方ですよね。「チートデイ!」とか言いながら毎日……だから全然それ、チートデイになってるんですけど。「食べちゃう!」みたいな。で、美味しいみたいな感じで食べていたんです。

かつですね、もう1個、落ち込んだ時といいますか。憂鬱な時の対処法みたいなので「面白いエンタメを見る」みたいなのは結構自分が昔からやってたことで。どんなに落ち込んでいても面白いドラマとか、いい音楽とか聞くともう、それだけでウキウキしちゃうみたいなのがあったんですけど。やっぱり年を重ねてくると、そう感動することってないんですよ。だんだんやっぱり知ってるものが増えてきちゃって。知らないものがいっぱいあるとはいえ、そんなにやっぱり20代とか、それこそ30代とかに比べると、ちょっと鈍感といいますか。「鈍ってきてるな」っていう感じがちょっとあって、なかなかそれもできない。

それで今、何にはまっているか?っていうと、怪談なんですよ。怖い話なんですよ。で、落ち込むじゃん? それで「憂鬱だな……」っていう時に怪談を読むわけ。怖い話をね。で、めちゃくちゃ落ち込むのよ。フハハハハハハハハッ! もう、なんて言うの? 結構、怪談っていうか、お化けな話なんだけど。結局、それってやっぱり人間の怖い話に出口では繋がっていることが多くて。その、お化けも元々人間だったりするわけじゃん? だから結局、行き着く先は……まああと、山の神様とかね、そういうのはもちろんあるから。全然、人ならざるものの怖さみたいなところに帰着するのもいっぱいあるんですけど。結構、いろんな種類があって。「結局、人間って……」みたいな気持ちになって。だからその一服の清涼剤が怪談に今、なってしまってるので、なんていうの? 落ち込み続けるみたいな。落ち込みダイビング中なんですよ。

もうとにかく『ディープ・ブルー』みたいな、なんかどんどん潜っていくみたいな。で、そしたらね、ちょっと、なんかそうなるんじゃないかなと思ったんですけど。底に1回、ついたんですよ。で、底についったらやっぱり、上がってくるんですよね。そしたら食欲が今、ピタッと止まって。それで今、全く炭水化物を食べたくならないモードになっていて。だからなんか、「これはこれでいいな」みたいな。で、まだちょっとやっぱり憂鬱時間は続いているので。それを怪談でブーストしていく生活は続いているんですけど。だからもうちょっとね、気温が安定したらいいなって。たぶんそうなったら、「ああ、秋だね」とか「冬だね」のあのセンチメンタルな感じにちょっと浸って……みたいな感じの気持ちよさっていうか。ちょっとセンチメンタルな感じに浸れるぐらいにはなると思うんですけど。

今はちょっとね、憂鬱感、強い。でも、そういう人も多いんじゃないかなと思うんですよね。気温差って結構、そういうのが響いてくるから。だからね、そういう皆さんもね、そういうのであっていいじゃないですか。別に。落ち込んでいてもさ。無理矢理、明るくなんてしなくてもいいじゃんとか思うとね。そんなラジオもいいのでは、と思いつつ。ただ今日、その選曲をしてて「ああ、もうひとつ、清涼剤があったな」って思い出したんですよ。

(中略)

(星野源)さあ、メールがいっぱい来ました。ありがとうございます。「ハッシュポテトでもハッシュドポテトでもどっちでも意味は変わりませんが、いつの間にかハッシュドポテトの『ド』が省略されてハッシュポテトとも言われるようになったそうです。ただしハッシュドポテトは和製英語で……」。ああ、そうそう! そうなんだよね。ハッシュブラウンなんだよね。そうなんですよ。英語で言うと。そうそう。僕、前にニューヨークで泊まったホテルで、朝ご飯はやっぱりなんかハッシュブラウンがつくんですよ。モーニングとかにね。で、それが本当に美味しくてね! 寺ちゃんにも食べていただきたいと思うんですよ。連れていきたい。あそこのホテルのハッシュブラウン。そう。本当に美味しいのよ。

寺ちゃんにニューヨークのホテルのハッシュブラウンを食べさせたい

(星野源)続いて。「源さん、自分はついにハッシュドポテトを自作するくらいになったんですが、最近は揚げずにフライパンで焼いてアレンジにバジルとチーズを混ぜて最強のハッシュドポテトを作っています。源さんもこっち側に来ませんか?」。フゥーッ! 行きます! ハッシュドポテト側へね。いやー、そうなんですよね。続いて、秋田県の方。「モチの助源さん、ハッシュドポテトの玉ねぎ版、ハッシュドオニオンも美味しいですよ」。へー! ああ、それは知らなかった!

「刻んだ玉ねぎにベーコン、チーズ、片栗粉を混ぜて……」。やべえ! 「多めの油で揚げ焼き。塩コショウやケチャップをつけて食べると、飛びます」。くぅーっ! こんなの、あるんですね? 知らなかった。ハッシュドオニオン。ちょっと調べてます。続いて、足立区「テンガリオン」。「イギリスの寮で生活していた時……」。ええっ? テンガリオンって、イギリスの寮で生活していたの? 本当に? そんな話、今まであったっけ? 知らなかった! ずっと足立区なんだと思っていたよ(笑)。足立区の人だと思っていたよ、俺。そうなの? 足立区にイギリス的な名前の寮があるっていうことじゃなくて? そうなの?

「朝ご飯にハッシュポテトがよく出てました。朝マックでしか食べられないものが何枚でも食べていいとか天国でしたが、めっちゃ太りましたぞ」だって。へー! ああ、そうか。寮の朝ご飯のだから、なんかいっぱい取れるんだ。バイキング的な感じなのかしら? へー! いいじゃない。そうですよね。

<書き起こしおわり>

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