渡辺志保 Cardi B『Bongos feat. Megan Thee Stallion』を語る

渡辺志保 Cardi B『Bongos feat. Megan Thee Stallion』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんが2023年9月11日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でCardi B『Bongos feat. Megan Thee Stallion』を紹介していました。

(渡辺志保)今日の1曲目、ここでかけたいと思うんですけれども。今日はもうこれしかないだろうと思って1曲、用意してまいりました。カーディ・B『Bongos feat. Megan Thee Stallion』ということで。これまた……『WAP』で当てた2人が再びタッグを組んだということですけれども。『WAP』がもう2020年の8月のリリースというのを記事で見て。「ああ、もう3年も経ってるんだ!」っていう感じなんですけども。

『WAP』以来の共演

(渡辺志保)今回、その2人がまた『Bongos』というバンガーをリリースした。で、先週の私のSNSのタイムラインはあのカーディ・BのVOGUEのメキシコ・ラテンアメリカ版の表紙になってるんですよね。そのインタビューの内容が結構フィードにワーッて上がってきて、それを読んでたんですけど。カーディ・Bは今、セカンドアルバムも準備中で。ずっと準備中なんだけど、それがいよいよ出るぞ、みたいになってるんだけど。「年内は出ない」っていう風にそこで言い切っていて。私はワンチャン、年内のリリースがあるんじゃないかなって思ってたんですけど。2024年のリリースということで準備してるそうなんですよね。

で、この間もオフセットのシングル『JEALOUSY』というのを一緒にやってましたけれども。今回、このメーガンとのコラボ曲を経て、この後にアルバムからシングルカットとして出される曲は、コラボ曲はもう出さないみたいなこともおっしゃってまして。そのへんの気合の入れどころみたいなのもちょっと感じられるなという風に思いました。それで、またメーガンとの曲っていうことなんだけども。他のインタビューでは「メーガン・ザ・スタリオンは私にとってのワークワイフ」という風に言っていて。「良き仕事のパートナー」ってことだと思うんですけれども。まあ、相性の良さはもうめちゃめちゃ折り紙付きっていう感じですね。

で、ミュージックビデオも一緒に発表されてましたけれども。これまた、ずっと見てられるみたいな。繰り返し、ずっと見てられる。これもカーディが明かしてましたけれども、制作費で200万ドル、かかったらしいね。なので2億9000万円とかっていうことだと思うんですけれども。本当はアメリカ国外での撮影を予定していたんですけれども、ハリケーンかなにかの問題でアメリカから外に出れないってなって。急遽、マリブで撮ったって言ってたかな? それで、音源が外に漏れないようにカーディとかバックダンサーの方たちもイヤモニをして。そこで音を聞きながら撮影したっていう風にもおっしゃっていて。

で、周りにボディーガードを15人とか25人とか雇って、めちゃめちゃ厳戒体制の中で撮影をしたとか、おっしゃってました。結構私はこの曲を聞いて、ビートがすごく特徴的だなと思って。そのラテンアメリカに由来するボンゴっていうか、パーカッションの鳴りを再現しているビートなんですけれども。最初、しばらくベースがないんですよね。ベースレスなトラックになっていて。やっと、ブリッジの部分とかだったかな? そこからギュンギュンってめちゃめちゃぶっといベースが入ってくるんですけど。なので、ちょっと変わったビートだなと思ったから、実際にクラブとかでどういう風に聞こえるのか、めちゃくちゃ聞いてみたいなという風に感じたところでもありますし。カーディのアルバム、楽しみなところだし。こういうね、ちょっとまたアンセムみたいな曲を出してくれて本当に本当にありがとうという、そういう気持ちでございます。

(DJ YANATAKE)これ、ビジュアルの作り込みとか、本当に『WAP』の時もそうでしたけど、素晴らしかったですし。宣伝の仕方も本当に上手いなと思って。チャートの動きも見ていてさ、バーン!ってもちろんバッコリ、行ったんですよ。これが出てすぐに。だけどさ、その前の週に『INSIDE OUT』でもかけたけどさ。ニッキー・ミナージュが新曲を出したじゃない?

(渡辺志保)ああ、そうね。

(DJ YANATAKE)なんかあれがさ、最近のニッキーの割にはあんまり盛り上がってない気がしてたのよ。

(渡辺志保)ああ、ちょっとポップ寄りの曲だしね。ちょっとしっとりみたいなね。

(DJ YANATAKE)そうそう。こっちは求められてる感じじゃないのかなって。で、翌週にカーディがこれでまくっちゃうのかなって。音を聞く前だけど。そしたらさ、ちょっとしたらこの『Bongos』をさらにニッキーがまくったんですよ。スピードアップバージョンで。

(渡辺志保)出してきたね!

バチバチのニッキー・ミナージュとカーディ・B

(DJ YANATAKE)だから、どこまでリアルチャートかわかりませんけど。そういう仕掛けもニッキー側もやったりとかしてて。なかなかバチバチやってるなっていうのがね。

(渡辺志保)すごいね。ぶつけてくるね! たしかにニッキーもね、11月にアルバムを出す予定だから。まあ、たしかにそれを考えるとカーディが今年は出さないっていう判断は賢明なのかな、みたいな。

(DJ YANATAKE)でもなんかちょっと「うん?」って思ったのが10月3日かな? BETヒップホップアワードのノミネーションが発表されて。最多ノミネーションが21サヴェージとカーディ・Bで。2人とも12部門ずつかな? ノミネートされているんだけども。「今年、カーディ・Bは出してねえじゃん?」っていう。

(渡辺志保)そうなんだよね。それはちょっと問題視というか、ざわざわっとなっていましたよね。

(DJ YANATAKE)まあ客演のやつとかがね、いっぱい入ってるっていうことなんだろうけども。でも、そういうところまで合わせてアルバムに勢いがつくのかなっていう感じもしてますね。

(渡辺志保)カーディもやっぱり稀有なキャリアを築いているなと思いますけれども。アルバム1枚しか出してなくって。彼女は妊娠期間とかもあったから、ちゃんとした自分のツアーみたいなのやったことがないんですよね、全米ツアーみたいなのって。

(DJ YANATAKE)ああ、そうなんだ。アルバム1枚だけだけど、ツアーをやったことないんだ。

(渡辺志保)そうなんですよ。この何年かの間にアルバムを1枚だけ出して、子供を2人産んで、みたいな。

(DJ YANATAKE)ブルーノ・マーズのフロントアクトかなんかで回ってなかった?

(渡辺志保)でもそれって、たしか産後すぐだったんですよ。だからキャンセルしたのよ。

(DJ YANATAKE)ああ、そうなんだ。

(渡辺志保)そうそうそう。「ちょっと産後1ヶ月で復帰は無理です」みたいな感じで。だから、フェスとかは出てらっしゃるけれども、自分の単独ツアーみたいなことはやったことがないっていう。だから、セカンド・アルバムが出た後にはツアーをいろいろ仕込んでるんじゃないかなとか思うんですけど。そういうのが全部ね、セッティングされて。「じゃあ、ここでアルバム出しましょう」みたいな感じになるのかなって思いますので。なので来年、カーディを見にアメリカに行ければいいけどね。

(DJ YANATAKE)それな(笑)。今のうちから貯金しといてください。

(渡辺志保)そうそう。そんな感じで話題の新曲を聞いていただければと思います。カーディ・Bで『Bongos feat. Megan Thee Stallion』。

Cardi B『Bongos feat. Megan Thee Stallion』

<書き起こしおわり>

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