ウエストランド井口さんが2023年8月30日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン』の中でM-1チャンピオンになった後もあまりリスペクトされない問題について話していました。
（井口浩之）それもずっと、やってるんで。M-1優勝した若手って、一番はやっぱりネタから解放されるみたいなの、よく言ってたじゃないですか。でも僕ら、なんでこんなに解放されない生活をしなきゃいけないんだ？っていうか。タイタンライブの空気なんて、やっぱり適当にはできないんですよね。
（佐久間宣行）そうだよね。最後に爆笑問題さんで。だから爆笑さんを長く見てるお客さんの前で弟子筋というか。そんなね、やれないもんね。
（井口浩之）変な話、あるなしクイズをずっとやって。1、2年ぐらいはそれをちょっと変えて……っていうのでも本来はよさそうですけども。タイタンライブなんで、なんかそういう感じでもないし。常に緊張感を持ってやらなきゃいけないんで。
（佐久間宣行）でもさ、今の忙しさの中でよくさ、井口はあんな新ネタを作れるよね？
（井口浩之）だからそれをもっと言ってほしいんですよ！ なんか僕、本当にM-1に出たいもうひとつの理由がネタに定評がなさすぎて……。
（佐久間宣行）わかる（笑）。今までのM-1チャンピオンって、なんかリスペクトがあったのに。で、俺は井口に……これ、伊集院さんも心配してたのは、井口の毒舌が権威がついちゃって。で、権威がついちゃうとパワハラになっちゃうっていう。それを伊集院さんが心配してたのよ。直前にちょうど『あちこちオードリー』で一緒になった時に。で、「たしかにそうだな。井口の芸風、変わっちゃうんじゃないか」と思ったら、全然権威がつかないもんね。
M-1優勝後も全然権威がつかない
（井口浩之）なんにもですよ。本当に。なんでこんなに……いや、結構すごいことをやってると思うんですけどね。全然言われないんで。
（佐久間宣行）わかるわかる（笑）。
（河本太）ピンネタだと思われちゃうのかもしれないすね。
（佐久間・井口）うん？
（河本太）ピンネタ……（笑）。
（井口浩之）今、お笑いの話してるから入ってくんなよ（笑）。
（河本太）ごめんなさい（笑）。
（井口浩之）リフォームの話の時だけ、入ってこいよ！
（佐久間宣行）フハハハハハハハハッ！ いや、でもだから不思議なんだよな。だって新ネタ、2発ぐらいタイタンライブでさ、もうM-1でかけられるんじゃねえかっていうのが流れて。しかもそれが噂になっていて。俺、実際に見てめちゃくちゃ面白かったのに、本当になんか「来てくれた」感があんまないっていう（笑）。
（井口浩之）本当にそうなんですよ。誰からも、ネタの相談とか1回もないですしね。で、なんかお笑いファンが好むような、お笑いの若手がかっこよく映る雑誌とか、あるじゃないですか。1回も特集もされないし。
（佐久間宣行）ああ、そうか！
（井口浩之）1回もないんですよ。
（佐久間宣行）ちょっと待って？ QuickJAPANの表紙はさすがにやったんでしょ？
（井口浩之）ないです、ないです。そんなの、全然ないですよ。
（佐久間宣行）なんか「特集：ウエストランド」とかやりそうじゃん？
（井口浩之）特集もされないですよ。
（佐久間宣行）マヂラブとか、されていたよね？
（井口浩之）みんな、なっているじゃないですか。
（河本太）めちゃくちゃかっこいい写真を撮ってもらって。
（井口浩之）なんか、マユリカとか、ケビンスとか。それぐらいのやつもなんか、やるじゃないですか。なんにもないんですよ。本当に。
（佐久間宣行）マユリカとかケビンスぐらいでも……まだね、全然サブカル的な。本当、だから変なはずだけど。男性ブランコがM-1優勝したみたいな感じの特集されてるもんね？
（井口浩之）本当にそうですよ。男性ブランコとかロングコートダディがね、すごいって……さや香も含めてですけども。「あれ？ 勝ったよな？」と思うぐらいになってるんで（笑）。
（佐久間宣行）だってさ、これも前に話したけど。だって『いいもと！』のレギュラーが何年目？
（井口浩之）事務所に入って3年とかなんで。
（佐久間宣行）3年目で『いいとも！』レギュラーでね。その後の賞も結構ね。
事務所に入って3年で『いいとも！』レギュラーに
（井口浩之）そうなんですよ。事務所に入って1年経たない間に『オンバト』に出て。『オンバト』もいっぱい勝たせてもらって。2年目で『レッドカーペット』とかに出て。『THE MANZAI』の認定漫才師に3年連続でなって。『いいとも！』に出て……とかなってるんですけど。誰からも「天才」みたいな感じで言われることもないし。
（佐久間宣行）本当だよね。本当、小宮しか褒めてないよね？ ずっと井口を褒めてるの、小宮だけ（笑）。
（井口浩之）で、僕が唯一期待したのは、佐久間さんのYouTube、NOBROCK TVでさらばがゲストに来た時に、さらばの森田さんに質問で「東京に来てこいつ、すげえなと思った芸人は？」っていう質問で「小宮さんと井口です」って言ってくれたんですよ。で、さらばのファンってすごい熱いし。NOBROCK TVもすごい盛り上がっているから。「これはいいぞ！ これは反響があるぞ！ 『井口、すごいんだ』ってなってくれる！」と思ったら、マジで何の反響もなくて。作家の飯塚さんからスクショが送られてきただけで（笑）。
（佐久間宣行）飯塚くんは、もう本当にお笑いの変態だから。感度がよすぎるだけだから（笑）。
（井口浩之）誰も「そんなわけない。井口がすごいわけない」みたいな感じになっちゃうんですよ。
（河本太）サラッとやっちゃうからじゃない？
（井口浩之）うるせえ！
（佐久間宣行）フハハハハハハハハッ！ なんてだよ（笑）。「サラッとやっちゃう」ってどういうこと？
（河本太）いや、なんか大変そうな顔を見せないから。本当はすごいのに「すごい」と思われないんですよ。
（佐久間宣行）河本から見たら、すごいんでしょう？
（河本太）すごいっすよ。だってこのネタ作った時も、当日台本を渡されたんですけど。その前の日、前の前の日も僕ら、会ってなかったんですよ。その週は。ずっと1人で稼動していて。本当に「あんなネタ、いつ作ったんだ？」と思って。で、見たらまあ、覚えやすいし。もう！
（佐久間宣行）いや、「面白い」が先に来いよ（笑）。
（河本太）やってみないと僕、面白いかどうかはわからないんで。文字を見ただけじゃ。
（井口浩之）なんなら、やってみてもわかってないしな。
（佐久間宣行）ああ、あれはそうか。受けないと、面白いかどうか、わからないんだな？
（河本太）活字ではわからないんですよ。面白いかどうか、まず。
（佐久間宣行）活字じゃわかんないんだな。
河本を引き連れての優勝
（井口浩之）だから僕が一番褒めてほしいのって、こんなやつを引き連れて優勝したっていうことですよ。これが一番の偉業ですよ！（笑）。だって皆さん、すごいもん。錦鯉さんだって両方できるし。マヂラブさんだってそうだし。歴代チャンピオン、みんなですから。「こんなやつ引き連れて」っていうところをもっと褒めてほしいですよ。
（佐久間宣行）本当にそう。NOBROCK TVの中でも、もうあれはスポンサー案件だから格納されちゃっていて世に出てないんだけど。普通、100ボケ100ツッコミってさ、コンビで出るじゃん？ 当然なんだよ。で、俺もコンビで出てほしくって最初、ウエストランドをブッキングしてたんだけど。いろんなスタッフと話した後、「いや、100ボケ100ツッコミって、井口が1人でやっていくんですか？」ってなって。史上初のM-1チャンピオンなのに……M-1チャンピオンになる前だけど。井口とトンツカタンの森本を呼ぶっていう（笑）。
（井口浩之）相方がただモニタリングしているだけっていう（笑）。
（河本太）一応ボケなんですけどね（笑）。
（佐久間宣行）100個ボケないもんね。
（河本太）無理ですね（笑）。
（井口浩之）「無理ですね」じゃなくて。なんかやってくれよ。本当に。そいつを引き連れて、ですから。本当に。
【佐久間宣行のオールナイトニッポン0】
とっても元気な井口さんと、ラジコンが好きな河本さんのコンビ、ウエストランドがゲストでした！
次回、9月6日(水)27時からの放送はサンボマスターさんが来てくれます！
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— 佐久間宣行のオールナイトニッポン０【公式】 (@SakumaANN0) August 30, 2023
＜書き起こしおわり＞