星野源 Netflix『LIGHTHOUSE』でED曲を5曲、新たに制作した意図を語る

星野源 Netflix『LIGHTHOUSE』でED曲を5曲、新たに制作した意図を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2023年8月22日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で配信がスタートしたNetflix『LIGHTHOUSE』についてトーク。オープニング曲に加えて、エンディング楽曲を5曲、新たに制作することを自ら申し出た意図について、話していました。

(星野源)さあ、そして今日夕方4時。私、星野源とオードリー若林正恭さんのNetflixの新番組『LIGHTHOUSE』全6話の配信がスタートしました。イエーイ。そうなんですよ。今日、あれですよね。ウォッチパーティーがあってからの、Xのスペースとあとインスタライブでね、佐久間さんが、ちょっとらほぼラジオみたいなことをやられてたみたいで。解説みたいなことを。まだXの方にアーカイブが残っているみたいなんで、よかったら聞いてみてください。

さあ、そんな感じで、「もう見たよ」っていう人から感想がたくさん届いておりますので読んでいきます。「初めてメールを送ります。今日から配信スタートした『LIGHTHOUSE』、見ました。回を増すごとに源さんと若林さんのトークが濃密になっていき、会話の内容や雰囲気も変わっていくのが本当に面白かったです。自分は今、24歳で仕事や恋人とのことでこれからどう生きていこうか、悩んでいます。1人で考えていてもなかなか答えが出なかったのですが、番組でお二人が話していた仕事や家庭に対する考え方が、まさに今の自分に悩んでいることにドンピシャにハマっていて、今後の道しるべになってくれると感じています。この番組を見ることができて本当に幸せでした。たくさんのエネルギーをもらいました。ありがとうございました」という。じゃあ、もう全部見たのかな? すごい! ありがとうございます。

栃木県の19歳の方。「『LIGHTHOUSE』、見ました。自分の中にあるわかっているようでわかりたくない感情が、お二人のストレートな言葉たちに気づかされたように感じました。1エピソードごとのエンディング曲、どれもが追い打ちをかけるように自分の胸に刺さりました。源さん、改めてどのような思いでこの『LIGHTHOUSE』に挑んだのか、お聞きしたいです」。ありがとうね。ええとですね、まずこの企画がですね、僕とオードリーの若林さんが1月に1回会って、その時にですね、自分の悩みだったり、考えてることを1行日記にして持ってくる。その1行日記を読みながら、2人でもう完全フリーで話していくっていう、そんな番組なんです。

それを、元々の予定としては半年間。で、結果的には2人のスケジュールが全然合わなくて、8ヶ月ぐらいか。もうちょっとか。結構長くなっちゃったんですけど。で、それを全6話にまとめた配信というのがスタートして。そういう企画だったんですよ。なんですけど、その初回放送の中で僕がですね、「毎回会った後にエンディング曲を新たに作りたい」っていうお話をさせていただきまして、そうなりましたという。だから、そういうちょっとイレギュラーな状態が起きたんですけど。

でも、やっぱり当たり前ですけど、そんな突然言うわけないので。本番でいきなり言うわけではないので、もちろん佐久間さんには事前にお話して。「星野さんから言ってくれて、ありがとうございます」って言われましたね。「僕ももしやってくれたらめっちゃ嬉しいけど、言えなかったんで」って言われて。「ああ、そうなんですね。そう思ってくれていたのなら、よかったです」みたいな。なんか、こっち側からの勝手なお願いで進むのはよくないなと思ったんで。「ああ、それならよかったです」って思って。一応、事前の打ち合わせをさせていただいて。で、「若林さんには内緒で……」みたいな感じで、その場で言わせていただきました。

なので、僕はオープニングテーマの「Mad Hope」っていう、この間のサマソニの“so sad so happy”でもちょっとだけやりましたけども。オープニングテーマがありまして。それはもうレコーディングして、音源として流れてます。ルイス・コールとサム・ゲンデルと一緒に作っています。それもぜひチェックしてください。オープニングで流れますからね。で、それと別に、エンディングで毎回、新曲を作って。その回で話したこと、言葉とかを元にですね、自分がワーッとそのインスピレーションを大きくして、新曲として作った曲っていうのが計5曲、あります。なので、それはほぼ新曲だし。それも全部『生命体』と同じ時期に作っていたし。あと“so sad so happy”で発表した新曲の「Memories」とも一緒に作ってたし(笑)。全部、一緒に作ってたんです。あと日村さんの誕生日ソングも全部、同じ時期なんです!(笑)。

なぜ、そんなにたくさんの楽曲制作を並行して行ったのか?

(星野源)そうなんです。で、「なんでそんなことをしたの?」って思うと思うんですけど。「忙しくなるのはわかっていたでしょう?」って思うと思うんですけど。で、まず若林さんとお話できるのは嬉しいなって。あと、佐久間さんの番組でそういう風に企画で呼んでいただけるのもめっちゃ嬉しいなっていうのがあって。日々、やっぱり自分も思ってることが常にあって。その中で、それを話していく。で、普段たとえば全然違う番組のゲストとかで、たとえば「悩みを言ってください」って言われても、それがどんな変な広がり方をするか、わかんないじゃないですか。で、怖いじゃないですか。今の時代。変なところで切り取られて、それが変な風に伝わるみたいなのは一番嫌だから。

でも、それはたとえばその場にもう若林さんがいて、佐久間さんがいるって思うと、もう安心っていうか。それこそ『あちこちオードリー』でお話させていただいた時もかなり、ぶっちゃけさしてもらったけど。その放送を見た時に、なんかすごく意図をちゃんと汲んでくださった編集をしてくださるっていう思いがあって。しかも佐久間さんもそれをきっかけに、あの時のこのハモった感じ。あと、そうだ。この番組に若林さんが来て、僕が『Pop Virus』を歌って若林さんがラップした時の会話、からの曲っていうあのシンクロの状態。アメーバ状態なのを聞いて思いついたっていう風に言ってくれていたので、すごく嬉しかったし、安心して臨みました。

だから自分がどれだけ、たとえば暗くなっても、若林さんが絶対拾ってくれるって安心感があったし。それを絶対に変な風に編集をしないっていう佐久間さんの存在。あと、もちろんいつものね、佐久間さんが信頼してるスタッフの皆さんっていうのがいたので。本当に安心して臨めました。で、その中で、なぜ自分が音楽をやりたいって思ったのかというと、あれなんですよ。やっぱりそのフリートークで番組が、たぶんそれだけで絶対成立するんですけど。なんていうか、作品性みたいな……その会話っていうのがバラエティだったり2人の会話として、そのままただ流れて「じゃあ、次回」っていうよりも、その会話を受けて、その会話を受けた楽曲を作って最後に披露すると、なんていうか、その回がひとつの作品になると思うんですよ。

で、音楽の役割っていうか、たとえば主題歌って何であるのか?っていうと、プロモーションのためでは本当はなくて。その、それまでにあった全てをその楽曲を聞きながら思い出して、自分の中で定着させて、その作品を人生の並走するもののひとつとして自分の中に取り入れるっていう作用が絶対あるんですよ。で、そのエンドロールだったりっていうのも、映画のエンドロールがなんであるか?っていうともちろん、スタッフの皆さんを見せるっていうのもあるけど。そこでなぜ主題歌があるか?っていうと、その楽曲を聞くだけでその映画だったり作品の様々な場面を思い出すことができるっていう。だからその僕の楽曲があることによって、2人の会話っていうのがさらに定着するだろうな。それで、それが全体として作品になるだろうな。それはNetflixというもののメディアの特性に非常に合っているはずだっていう風に思って。

それで「やりたいな」と思ったのと、あと、僕はなんていうか、この1年ぐらいかな? ちょっと前から、去年とかから、たとえばSNSをやらなくなったりとか。休止するようなったりとか。あと時間を置いて、ちゃんと休もうとかってなっていったのはちょっと心が結構、しんどかったからなんですよね。で、そうなんですけど、それが少し落ち着いてきたというか。少し休むこともできて。で、何を思ったか?っていうと、自分にしっかり圧力をかけて。無理っていうか、体的な無理をするってよりかは、創作としてのやったことがないことっていうのをちゃんとやらないと俺、制作者として死んじゃうかもしれないっていう感覚があって。「このまま楽をしていったらダメだな」ってすごく思ったんですよ。

そう思っていて。でも、その中でこういう企画があって。で、やっぱりね、それこそ自分が出て、話して。しかもそのエンディングを毎回、新しく書くていうのは超きついから(笑)。「でも、その超きついことをやったら、たぶん俺はわくわくする」と思って。で、現にめちゃめちゃ大変だったんですけど、もうわくわくしちゃうんですよね(笑)。だから、もちろん大変ではあるが、やってよかったなって本当に思うし。

それと、なんていうのかな? なんか「楽曲制作って落ち着いてしたい」みたいな思いももちろんあるんですけど。やっぱりいろんな音楽を聞いていろんな人の楽曲っていうのを聞いていくうちにすごく僕が思うのは、いろんな楽曲をめちゃめちゃ出している時期の楽曲って、全部いいことが多いんですよ。いろんなアーティストって。で、やっぱりそこの、多少自分に圧力がしっかりかかっている、コンプレッションがしっかりかかっている時期に作るものって、ちょっと、なんていうかいい意味で冷静さをたぶん失っていて、感覚でやってるところがあると思うんですよ。それって、自分の勘みたいなのをたぶん信用してやってる時期みたいなのが多いはずで。だからなんか、そういう状態を自分で作り出したいなと思ってたんですよ。で、「これだ!」みたいな。しかも、楽しそうみたいな。そういうわけで、いろんな楽曲を抱えていたけれども、やり切ることができたし、楽しかったし。

自分に圧力をかけて楽曲を制作しまくる状態を作り出したかった

(星野源)で、ゼルダとか、いろんなものを禁じましたけども(笑)。本当にやってよかったなと思っております。なので今、配信して。もう見てくださってる方もいると思うんですけど。ぜひ、楽曲もたくさん聞いてください。毎回、弾き語りだったり、バンド編成だったり、打ち込みだったり。あと、1曲若林さんがラップしてる曲もあるんで。それのできる経緯とかも2人の会話の中にありますから。それもぜひ、聞いてください。あと、まだ1日しか経ってないんで、また来週とかね。まあ来週は寝ながらの放送になっちゃうんですけど(笑)。また随時、これからずっと配信されますから。随時、感想を募集してますので、ぜひ見てくださいね。よろしくお願いします。

<書き起こしおわり>

星野源  Netflix『LIGHTHOUSE』新曲6曲書き下ろしを語る
星野源さんが2023年8月15日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でNetflix『LIGHTHOUSE』のオープニング曲『Mad Hope (feat. Louis Cole, Sam Gendel)』。そして5回分のエンディング曲で計6曲の新曲を書き下ろしたことについて話していました。
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