能町みね子 二階俊博元幹事長の政治資金・3500万円書籍代の内訳を語る

能町みね子 二階俊博元幹事長の政治資金・3500万円書籍代の内訳を語る ナイツのちゃきちゃき大放送

能町みね子さんが2024年2月17日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で二階俊博元幹事長の政治資金・3500万円の書籍代の内訳についてトーク。その内容を深堀りして見えてきたものについて話していました。

(能町みね子)あとは二階俊博元幹事長の本を買ってた事件なんですけど。これ私、最初は嘘なのかな?って思ったんですね。政治資金で3500万円分、本で買いましたっていう。これ、なんか思いつきで、ごまかすために言ったのかと思ったら、本当に買ってたっていうので結構びっくりして。で、それもちょっと調べたんですけど。いろいろ買った中で、今ちょっとニュースの中には出てなかったんですけど。『二階俊博の政界戦国秘録』っていう結構分厚い本があって。これ、何巻も出ているんですけど。

(能町みね子)その本を出してるのが紀州新聞社っていう、あんまり聞いたことない新聞社で。「紀州」って和歌山ですね。で、二階さんって和歌山出身なんですけど。「紀州新聞社って、知らないな?」と思って調べたら、新聞社のホームページ。普通は割とちゃんと建付けしっかりしているもので、最新ニュースとかがクリックできたりとか。なんか、いろんなサービスがすぐ出てくるじゃないですか。でも紀州新聞の公式ホームページがgooブログっていうブログだったんですよ。これ、結構びっくりして。「えっ、こんな個人でやってるみたいな? 言っちゃ悪いけど安っぽいホームページ? そんな会社が出しているの?」って思って。

(塙宣之)安っぽいですね。

紀州新聞社の公式ホームページはgooブログ

(能町みね子)そうなんですよ。「えっ、こんなところで出してるの?」って思って。あと他に、さっきニュースのところで名前があがっていた本で、大下英治さんっていう著者の方の本がめっちゃ多いんですけど。『最長幹事長』『内閣官房長官』『自民党幹事長 二階俊博伝』……。

(能町みね子)で、「この大下英治って、誰?」って思って調べたら、2009年にその時に自民党だった与謝野馨議員の評伝を書いて選挙事務所に3000冊、売り込んで買い取らせたらしいんですよ。で、本人は一応、「買い取らせたんじゃなくて、向こうが言ってきたんだ」とかって言っていて。ちょっとそのへんはモメてるんですけども。

で、買い取らせちゃったから、この本を無料で配ったらちょっと賄賂的な意味で公職選挙法違反になっちゃうから、配れないし。それで事務所に山積みになっているらしくて。「この人、結構やばくない?」ってちょっと私、これを調べて思ったんですけど。いろいろ書いては売りつけたりしているんじゃないか?っていう疑惑もあって。この大下英治さんが何者なのか?っていうのが今、気になっていますね。

(土屋伸之)調べてみると、ちょっと印象が変わってくるものはありますね。その新聞社もそうだし、その作家の方もね。

(能町みね子)そうですね。その中身をほじくってみると、この二階さんもどうかとは思うけど。売り込んでる側も結構、なんか怪しいぞ?っていうな感じはして。しかもこの大下英治さんって元々は文春にいたらしいんですね。

(土屋伸之)そういう背景も見えてくるという?

(能町みね子)まあ、文春にいたのはずいぶん前だったらしいですけどね。

作家・大下英治の謎

<書き起こしおわり>

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