能町みね子 大相撲 ニコニコ超会議場所の素晴らしさを語る

能町みね子 大相撲 ニコニコ超会議場所の素晴らしさを語る 久保・能町のオールナイトニッポン

能町みね子さんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD』の相撲ガール教習所で、大相撲超会議場所の素晴らしさについて語っていました。

(能町みね子)相撲ガール教習所でございます。なんと言っても私、この間、ニコニコ超会議の大相撲・・・正式には何だ?大相撲 ニコニコ超会議場所でいいのかな?に、行ってきました。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)もう、これがね、相撲協会の英断というか、寛容というか。麒麟児さんっていうお相撲さんがいたんですよ。かつて。もう、私も見てない頃ですよ。昭和50年代かな?の、名力士だったんですけど。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)その息子さんがですね、ニコニコ超会議関係のところで働いているんですよ。なんと。

(久保ミツロウ)えっ?あ、そういうパイプがあるんですか?

(能町みね子)そうなんです。そのパイプがあるから、これが実現してるんですよ。

(久保ミツロウ)ええーっ!?

(能町みね子)だからむちゃくちゃ寛容で。普通ね、ニコニコ超会議っていったら、もちろんニコ動関係のイベントですから。あの、踊り手さんとか、歌い手さんとかね、あと、ゲーム実況とか、そういうものが幕張メッセの中で大々的に行われている中に土俵があるわけですよ。唐突に。

(久保ミツロウ)(笑)。あれ、ちゃんと盛ったんですよね?

(能町みね子)ちゃんと土、作って。盛って作ってるんですよ。で、本当の力士がもちろん来て。で、普通に巡業と同じぐらいのことをやるんですけど。普通の巡業と違うのは、もちろんニコ動、ニコ生で実況ですよ。

(久保ミツロウ)わーお。

(能町みね子)だから、土俵の、なんて言ったらいいのかな?実況席側のところに大きなスクリーンがあって。そこに、ニコ動のコメントがガンガン流れるわけですよ。取り組みをしながら、リアルタイムで。

(久保ミツロウ)すごいねー。

(能町みね子)だから私、そこに見に行ったというより、ちゃんとお仕事で解説しに行ったんですけど。

(久保ミツロウ)おお、解説。

(能町みね子)そうなんですよ。一応、解説ということで行かせてもらったんですけど。そしたらもう、いい席で。控えに座っているお相撲さんがもちろん見れるわけなんですけど。みーんな、画面見てるの。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)超面白い(笑)。

(久保ミツロウ)ちょっと新鮮だね、それは。なかなかNHKじゃあ見れないよね。

(能町みね子)ちょっと面白いよね。ないよね。だから普通さ、黙祷というか、なんか黙って、下向いてたりとか、集中してたりとかするんだけど。まあちょっとお祭りモードだから少し浮かれているところもあるし。もう、日馬富士も白鵬も、みーんな画面見てるの。

(久保ミツロウ)ああー。

リアルSUMOU

(能町みね子)面白いんだよ。それがさ。で、そのイベントの中でいちばんすごかったのは、『リアルSUMOU』っていうイベントがあったんですよ。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)で、リアルSUMOUっていうのは何なのか?って言いますと、まさにニコ動でしかできないようなイベントなんですけど。本当の力士の取り組みに、なんていうか、かめはめ波とかね。

(久保ミツロウ)ああ、はいはい。ニコ動のなんかちょっとこう、見たことあります。そういう、加工してるんですよね。

(能町みね子)そうそうそう。なんか、お相撲さんがバーン!ってぶつかった時に、ボカーン!ってこう、光が爆発したりとか。最終的には土俵が割れたりとか、地球が爆発したりとか。そういうところまでいくような動画を作っている人がいて。まあ、相撲とは実はこんなに強いんだ!みたいなことをやっているわけ。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、なんとそれに相撲協会が乗って。で、リアルに目の前で大砂嵐と千代丸が戦っているところに、リアルタイムで効果をつけていったんですよ。

(久保ミツロウ)できんだ!

(能町みね子)できんだ!って思った。私も。で、それを、もちろんモニターで映してね。そこに実況も流れてっていうのをやって。で、さすがにそれはね、シナリオがあったと思うんですよ。どっちが負けるかとか。で、大砂嵐が負けたのね。いろいろこう、寄って、戻して、みたいな白熱した相撲をやった後に。大砂嵐が土俵に落ちたと同時に、地面が割れて、大砂嵐が飛んで行って。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)地球を何十周かしたんですよ。故郷のエジプトの空を飛んで。大砂嵐が。最終的に、隕石のように日本に帰ってくるんだけど。

(久保ミツロウ)あ、よく相撲ではあることだよね。

(能町みね子)そうそうそう。もちろんね。それを、NHKが上手く見せないようにしてるだけなんだけど。

(久保ミツロウ)そうそうそう。

(能町みね子)っていうのをさ、稲川親方もぜんぜん乗ってくれるんだよね。普通に若い親方なんだけど。アナウンサーのね、清野さんっていう普段プロレスをやっている方が、『実は相撲はこんなにすごいんです!』っていう感じで実況しているのに、稲川親方、ぜんぜんノリノリで。稲川親方ってぜんぜんまだ若い、30いくつの親方なんだけど。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)『そうなんです。僕たちもずっとこういうことをしてたんですよ』っていう感じで、みんな、ちゃんと乗ってくれて。

(久保ミツロウ)ああ、いいねー!いいね!超いいな!それ。

(能町みね子)いやー、だからね、それを私、目の前で見れて。だからこう、画面上で大砂嵐が地球の周りをグルングルン回っている最中、土俵下でゆっくり動く大砂嵐が見えているわけですよ。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)まあ、残像なのかな?残像なんでしょうね。目の錯覚かなんかだと思うんだけど。なんかそんなのまでやってくれてさ、やっぱり、垂沢さん、すごいなって思って。垂沢さんっていうのは麒麟児の息子さんなんだけど。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)垂沢さんのパイプで全てできましたし。えっ?時間いっぱい?OB戦の話もしたかったのに!

(久保ミツロウ)そろそろ時間いっぱいなんですけど。

(能町みね子)ああ、お便りも読めなかった・・・

(中略)

(能町みね子)そう、さっきの相撲の積み残しの話、ちょっとだけしていいですか?

(久保ミツロウ)ああ、ちょっとだけ。してくださいよ、ぜひ。

(能町みね子)あの、OB戦っていうのがあったんですよ。そのニコニコ超会議で。

(久保ミツロウ)おう。

(能町みね子)OB戦って、もう引退した親方が戦うっていうやつね。

(久保ミツロウ)そういうのって、普段あるんですか?

(能町みね子)ないんですよ。もう、私見るの・・・

(久保ミツロウ)今回だけの?画期的な?

(能町みね子)そう。今回だけというか。私、本当に相撲を見始めた20数年前に初めて見た時、あったんですけど。それ以来、20年間ぐらいなかったんですよ。

(久保ミツロウ)野球とかではね、よく見ますけどね。

(能町みね子)そうそうそう。でもお相撲はやっぱり激しいんで。結構みんな、やりたがらないんですよ。ケガするって。親方は。ちょっと無駄にそんなところでケガしたくないって言うんで、やりたがらないんですけど。今回、それが行われて。で、高見盛さんね。高見盛が出るって、知ってたんですよ。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)高見盛と若荒雄っていう2人の対戦だったんだけど。私、相撲を見ていままで泣いたことって、本当にほとんどないんですけど。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)現場で高見盛が花道をダダダッて駆けて入ってきた瞬間、ブワーッて泣きました。

(久保ミツロウ)(笑)。私もなんか聞いていて、グッと来ちゃった。いま。

(能町みね子)ガーガー泣いた。本当。こんな泣いたの、初めてですよ。もうちょっと、取り組みの間も実況とか解説なんかできないぐらい、ずっと泣いていたからね。

(久保ミツロウ)あ、あの、そこに去来するものはなんだったんですか?能町さん。

(能町みね子)いや、またあれが見れた!っていう。あの人がちゃんと土俵に上がれている!あれだけ楽しませてくれた人が、同じ姿で上がっているっていうのを見たら、涙が止まらなかったですね。

(久保ミツロウ)いいねー。

(能町みね子)いいわー、OB戦。これからもやってほしい。あれ。

(久保ミツロウ)いいですね。

(能町みね子)いや、最高ですよ。

(久保ミツロウ)見たかったなー。

(能町みね子)そう。髪の毛もさ、もちろんマゲなんかないんだけど。ちょっと薄くなっちゃってるんだけど。その姿もなんかもう、かっこよくて。素敵でしたね。

(久保ミツロウ)いいですねー。

<書き起こしおわり>

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