オードリー若林さんが2023年7月15日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『THE SECOND』の後のマシンガンズの充実ぶりについてトーク。西堀さんの目に光が宿っていると話していました。
(若林正恭)でもマシンガンズも『THE SECOND』の後に現場で会うと、やっぱり元気だもんな。あんな元気な西堀さん、あんまり見たことないもんな。楽屋に訪ねていったら、目に光が宿るっていうのかな? やっぱり注目されてる人っていうのは。
(春日俊彰)なるへそ。エネルギーが。
(若林正恭)昔、なんかネタライブにいつだったかマシンガンズが……いつも、来てもらってたじゃん? ネタライブに。で、前と同じネタをやったのかな? 同じネタをやったか、今テレビでよくしゃべってるけど。ネタじゃなくて、楽屋のことをちょっとフリートークみたいにネタの時間にしゃべるみたいな感じで。なんか、ルシファーとかギースとかラブレターズってさ、新ネタっていうか、ネタをおろしてくれるじゃん? だけどマシンガンズを呼んで「前と違うネタをやって」っていうことが、マシンガンズは今はそれじゃないから。
もしかしたらネタライブに来ることが本望じゃなかったりするのかな?って思った時があったの。袖で見ていて。そしたら、今ガンガン東京のライブに出てるぐらいの世代の若い子が「マシンガンズさん、ネタやってないっすよ。楽屋であったこととかをしゃべって降りてきてるんで」って。それを聞いて「ああ、じゃあ呼んでネタをやってもらう感じじゃないのか」って思った時があったんだよね。
(春日俊彰)ああ、なるへそ。
(若林正恭)で、『しくじり先生』に来て。今、ABEMAで配信してるけど。そこで聞いたら、15年間、新ネタ作ってなかったっつってたよ(笑)。
(春日俊彰)ああー、つい何年かじゃなくて?
15年間、新ネタ作ってなかった
(若林正恭)でもあのネタ、やってたよね? M-1の敗者復活とかで、あの『THE SECOND』のネタを。
(春日俊彰)やってたと思うよ。
(若林正恭)ねえ。あれ、やってたよね?
(春日俊彰)内容はちょっとは覚えてないけど。覚えてないっていうか。今、ちょこちょこさ、マシンガンズの何年前のとか。オンバトの10年前のみたいなのとか。今と動き方が一緒だもんね(笑)。2人でさ、なんかこう、言い合っている……若いだけでさ、ムーブが一緒だよね。
(若林正恭)でももう自分たちで言うから。もう『THE SECOND』が生まれた、出てきた人ってことだよね。15年、新ネタを作ってなくて。作る場所がないから。コンテストとかにも出ないから。
(春日俊彰)ああ、なるへそ。別に必要がないっていうか。
(若林正恭)必要ないから。で、「何やってたの?」って聞いたら、「楽屋であった後輩とか先輩の陰口とか悪口とか言って。それもなかったら、もう嘘ついてた」って(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)「今、楽屋で◯◯とかって言ってましたよ」って嘘をついてて(笑)。で、ボケツッコミのコンビじゃないから。「言っていたなー」っつって(笑)。どっちも聞いてないから(笑)。で、稽古しないから。でも、これがお笑いのまた不思議なところで。それを10年やってたから、『THE SECOND』の生放送で、あの時間の引き延ばしができるわけじゃない? あれ、無理よ。かっちりネタをやる優等生、真面目だったら。
(春日俊彰)無理じゃない? なにをしていいか、わかんないよ。ネタなくて出るなんて。生放送のコンテストの、しかも決勝とかでさ。まあ、あれが成果なんだろうね。
(若林正恭)でも滝沢さんは昔のネタ帳を持ってきて、3本目の決勝の決勝をやる時に「西堀、これをやろう」って言ったら西堀が「覚えらんない!」って言ったんだって(笑)。それで3本目に出てきて、「いやー、ねえ」っつって(笑)。「優勝、させてくれよ!」とか(笑)。「やっぱり優勝したいよ」「優勝、したいよな!」って(笑)。でもあれを10年、引き伸ばしてたからできて。逆にコンテストじゃないよっていう鮮度になったっていうのも、不思議な話だよな。
(春日俊彰)いや、そうだね。全部がありになったっていうことだもんね。あの瞬間に。
(若林正恭)本当だよなー。
(春日俊彰)いやー、面白いね。そういうことが起きるんだね。
(若林正恭)いや、面白いね。でもこの間さ、ヨシキさん。初代ディレクターのヨシキさんとしゃべっていて。なんか、そんな話を思い出すじゃないけどもさ。。春日が『すべらない話』でMVSを取ったじゃん? あの後、俺がなんかヨシキさんに直談判しに行ったみたいで。ちょっと、どういうシチュエーションだったのかは覚えてないけど。言ったっていうことは覚えてるんだけど。「春日がMVSを取ったから、トークゾーンを逆にしてくれ」っつったんだよ。
「あいつより先にしゃべって、あいつの話に突っ込むのが俺的にMVSを取ったらちょっと無理だわ」っつったらヨシキさんが「それはできません。若林さん、最初にしゃべってもらいます」って言われたのを覚えているの。で、そのマシンガンズの話とは、ちょっと違うけど。サトミツはずっと手伝ってくれてたから、わかるけど。毎回、トークライブをやっていたじゃん? 春日の家で。
(春日俊彰)はいはい。『小声トーク』ね。
(若林正恭)で、その後に下北の小屋を借りて1年ぐらい、やったのかな? まあ24回ぐらい、やったのかな? 毎月やっていたから。で、春日が全然トークを考えてこなかったんだよね。で、それを毎回、怒っていたのよ。「お前、考えて来いよ。全部俺がしゃべってるじゃん。お客さんもお前の話、聞きたいんだよ」って。でも、その翌月も考えてきてなくて。それを毎月、やってたのね。こんな悲しい話、ある?
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)こんな悲しい話、ある? どういうアリとキリギリスのストーリー? キリギリスは、なんだろうな? 夏、歌い踊ってたんだから、冬に腹減れよ! なにを冬も歌って踊ってるんだよ? そういう話だったよね? アリはなんだっけ? 暖かい時も頑張って、ご飯を用意して。
(春日俊彰)せっせと巣に運んで。で、キリギリスはこうやってヴァイオリンとか弾いていたんだよ(笑)。
(若林正恭)なんでキリギリスがヴァイオリンを弾いていて、冬にMVSを取っているんだよ? しかも、俺の目の前で。こんな悲しい童話、あるか?
(春日俊彰)何の教訓もない童話だよね(笑)。
(若林正恭)いや、本当にもう、「みじめだな」って思ってくれよ。俺のことを。同情はしないでいい。「みじめなやつだな」って思ってくれよ。こんな悲しい話、ある?
(春日俊彰)まあ、そうだね(笑)。報いはちゃんとね、受けるっていう。
(若林正恭)「お前、トーク作ってこいよ。先月も言っただろう? 先々月も言ったわ!」って。それの未来でMVS、目の前で取られているんだよ?(笑)。
(春日俊彰)そうね(笑)。
(若林正恭)あれはすごい話だよな。そういうことが、起こるんだよな。お笑いってね。
(春日俊彰)予期せぬ。すんなり行くようなもんでもないんだね。だからね。
(若林正恭)簡単じゃないよな。いや、たしかにめちゃくちゃ毎月ネタを作ってるマシンガンズは想像できないもんなー(笑)。
(春日俊彰)だとしたら、たぶんないんだろうね。真面目にネタを作っていたら、今のマシンガンズは。
(若林正恭)どこかで、壊れちゃうよな。
しっかりネタを作っていたら、今の2人はなかった
(春日俊彰)そうだね。で、2人にたぶん合ってないんだろうし。それをなんか「芸人はネタを作らなきゃいけない」って無理やり頑張って作っていたら、たぶんもうやめているんじゃない? 5年前ぐらいにやめているんじゃない? 無理がたたって(笑)。だからまあ、成功したから言えることだろうけどね。今ね。その時は気づかないよね。
(若林正恭)いや、あんなに目に力のある西堀さんは……滝沢さんはなんかずっとなんか、ゴミ収集の話とかもあったから。なんか滝沢さんはいつも元気なイメージ、あるじゃん?
(春日俊彰)そうね。なんかあんまり腐ってるみたいなのは……。
(若林正恭)西堀くんも本来、めっちゃいい人で。テンションも、機嫌いいんだけど。ちょっと元気なかった何年かが、あったもんね。やっぱり。なんかあんまり、新ネタって感じで呼ばない方がいいのかなみたいに思った時、あったな。あれ、すごいよね。マシンガンズってな。
(春日俊彰)いや、そうね。今、楽しいだろうね。
皆さんご覧ください。なぜマシンガンズがダメなのかわかる番組です。#マシンガンズ#しくじり先生https://t.co/1gnVdBD0aC
— マシンガンズ西堀 (@nishihoriryo) July 14, 2023
<書き起こしおわり>