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星野源と高橋芳朗 『Family Song』を総括する

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高橋芳朗さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』にゲスト出演。星野源さんの『Family Song』全曲解説完了後に、その総括をしていました。


(星野源)いやー、終わりましたね(笑)。「終わりましたね」というか、(『Family Song』に収録した)4曲やれましたね。

(高橋芳朗)なんとかノルマをクリアできました(笑)。

(星野源)よかった、よかった。

(高橋芳朗)それでも相当ね、予定時間をオーバーしておりますが。

(星野源)もうずっとしゃべれるっていう。ダラダラとこうやって音楽の話だけしていたいですね。

(高橋芳朗)もう曲はなんでもいいんじゃないか?っていう気がしますね。

(星野源)(笑)。ただただ、個人的に好きな曲を流して、ああだこうだ言うっていう。

(高橋芳朗)「いいよねー」って。

(星野源)「いいよねー。これ、好き」みたいな感じだけをするラジオっていうのもあっていいんじゃないでしょうか(笑)。

(高橋芳朗)そういう回もぜひ、作っていただければ。

(星野源)ぜひぜひ。『Family Song』、でもリリースして1ヶ月ぐらいたちましたけど。すごい感慨深いですよ。こういう風にいろいろと曲についてガッツリと話すのはここまでのはないので。でも特に今回はそういう、インスパイアされたとか影響を受けたとか言った方がきっと面白いパターンだろうなと思ったので。でも、1人だとここまで長く話せないんで。ありがとうございます。

(高橋芳朗)いやいやいや。

(星野源)『Family Song』って、自分で言うのは恥ずかしいんで……総括をお願いしてもいいですか?

(高橋芳朗)(爆笑)。「総括をお願いしてもいいですか」って……。

(星野源)僕が言うのもなんなんで。

(高橋芳朗)そうですね。総括になるかはわからないですけど……。この間のコンサート、ライブを見て、『Family Song』がライブ初披露だったじゃないですか。

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(星野源)そうでした。

(高橋芳朗)それで聞いて考えたことがあって。星野さん、『透明少女』をやる前に……。

(星野源)NUMBER GIRLの『透明少女』を弾き語りでカバーしました。

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(高橋芳朗)震災のお話をされていましたよね? それでちょっと思ったんですけど、前にある方が、「芸術というものは平時より、有事の備えになっていなくてはいけない」っていうことを言っていて。要は、有事の時にはじめてその芸術の強度が試されるみたいなことでもあると思うんですけど。で、その星野さんの『透明少女』をやる前の震災の話を聞いていて、ちょっとそういうことを考えながらコンサートを見ていて。星野さん、インタビューをさせていただいた時に『Family Song』の曲を作った動機とかで、最近の閉塞感のある時代の風潮とか息苦しさみたいなところに影響を受けて作ったみたいなところもあるって……。

(星野源)ああ、そうですね。なんていうか、ホッとしたかったというか。そうじゃないもの、息苦しくないものを作りたかったというのはすごくあります。

(高橋芳朗)で、『Family Song』はそういう……もうあんなことは起こってほしくないですけども。そういう、窮地に立たされた時とかにすごい力になってくれる曲になるんじゃないかなっていう気がすごいしましたね。いまはすごい幸せな気持ちにしてくれる曲ですけど、本当に辛い時。もうドン底に落ちている時に寄り添ってくれる曲、エネルギーをくれる曲になるのかなっていう気がしましたね。

(星野源)それはうれしいです。なんか、僕も自分の曲に励まされる時っていうのが何度かあって。頭の手術で入院していちばん辛い時にテレビから『フィルム』っていう曲が流れてきて。自分が明るい歌とか、寄り添う歌とか、聞いたらなにか励まされたりとか、そういう曲を作ってみたいって……それも震災の後で作った曲なので。
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星野源『フィルム』



(高橋芳朗)うん。

(星野源)それで自分が励まされるっていうことがあるんだって。というか、自分だからこそ、「あっ、俺しっかりしなきゃ」みたいな。背中を押されるというか、正されるというか。背筋を伸ばされるみたいなのがあって。だから、もしかしたら自分が今後辛い時とか、『Family Song』に励まされる時が来るかもとは思ったりもしたんですけどね。

(高橋芳朗)そういう感じがすっごいしますね。で、なんでなのかな?っていう風に考えたんですけど、やっぱり「生活」を丁寧に歌っているところなのかな?っていう気もしましたね。

(星野源)生活ね。生活は、大事ですよね。でもその、本当にただ生活のあることだけを歌うと、生活感の説明だけになってしまうので。そうじゃないもの、かつ、自分たちの……ソウル・ミュージックって生活に根づいている音楽じゃないですか。だから、そういうところで自分が生きているっていうものをちゃんと入れたいなっていうのはすごく、気持ちとしてはあります。

(高橋芳朗)うんうん。だから、本当にソウル・ミュージックを雰囲気で歌っていないというか。

(星野源)それ、うれしいな~。ありがとうございます。

(高橋芳朗)(笑)。生活に根ざしたソウル・ミュージックを歌おうとしているっていうのを本当に、改めてコンサートで聞いて噛みしめて。だって、曲始まって出てくるフレーズ、「よだれ」「タオル」……。

(星野源)「救急車」とか(笑)。

(高橋芳朗)「救急車」「夕方のメロディー」。やっぱり雰囲気で歌おうと思ったら、こういうフレーズは出てこないだろうなって感じがしますね。

(星野源)そうですね。よだれはすごくハマッた時に「あ、来た!」っていう感じがありましたね。「涙」じゃないっていうのはすごく、自分の中ではありましたね。よだれは悲しくても楽しくてもどっちでも出てくるんで。

(高橋芳朗)(笑)

(星野源)全員に当てはまるものだと思うんで。そうですね。で、あと最近ちょっと思ったのが、僕、忙しくしていて止めていたものっていうのがいくつかあるんですよ。映画2本とゲーム1本。買っていたり、楽しみにして映画公開しているけど、見に行けないみたいなのがあって。それが結構長いこと……忙しかったのが続いていて。で、3週間ぐらい前に僕、『LEGOムービー』が大好きなんですけど、バットマンのLEGOムービー(『レゴバットマン ザ・ムービー』)がビデオでリリースされて。僕、劇場にすっごく見に行きたかったんですけど、行けなくて。で、やっと見れる! と思って。リリースされてからしばらくしてから見たり。



(星野源)あと、ちょうど今日、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』を見て。



(星野源)で、それと、1週間ぐらい前にはこれ、1年寝かせていたんですけど。Steamっていうゲームのサイトがあるんですけど。世界中のゲームが集まるゲームサイトで。そこでお金を払ってダウンロードして遊ぶっていうものすごいデカいサイトがあるんですけど。そのSteamでPCゲームで『UNDERTALE』っていうゲームがあって。それを1年、やれなかったんです。『逃げ恥』前ぐらいに買って、やりたいけどやれなくて。ずーっと……で、情報を遮断して。絶対に面白いはずだから情報を遮断して、ずっと聞かないようにしてやっとできたんです。この数日で。



(高橋芳朗)はい。

(星野源)寝る前の数時間でちょこちょこやって。で、その『レゴバットマン』も『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』も『UNDERTALE』も最高に面白くて。「ああ、もう幸せ!」っていう感じなんですけど。で、それはどれも『Family Song』リリース後に全部見たり体験したんですけど。『Family Song』で僕が言っていたようなこれからの家族。で、血がつながっているとか関係なく、自分が愛している人とか。それは人間じゃなくても。それが、家族になれるんだというようなこととか。そういう共通点が全部にあったんですよ。

(高橋芳朗)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』はモロですね。

(星野源)モロ、そうですよね。で、『レゴバットマン』もそうなんですよ!

(高橋芳朗)そうなんですか。

(星野源)で、『UNDERTALE』もそうだったんですよ。で、それですごいうれしかったんですよ。もちろん、完全な同時代ではないけど、割と同時代性っていうのを自分が……それを摂取しない状態で作れたっていうのがすごくうれしくて。それを今日、その『UNDERTALE』と『バットマン』だけの時には特に思っていなかったんですけど、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』を見て、「ヤベーッ! マジか!」って思って(笑)。

(高橋芳朗)(笑)。あれはだって、ひとつのテーマというかね。

(星野源)もう、泣いちゃうんですよ。あそこでやっぱり泣いちゃうじゃないですか。

(高橋芳朗)「ヨンドゥ!」って……。

(星野源)泣いちゃうっていうね。『UNDERTALE』のラストでもずっと泣くという。で、昨日の夜中、やっとクリアしたんですけども。もう最後のくだりでずっと泣くみたいな。「Pルート」っていうのがあるんですけど。トゥルーエンドみたいなところがあるんですけど、それで「ああっ……」みたいな。

(高橋芳朗)いま、ちょっと……。

(星野源)あ、来てます? 思い出したらあれ、ねえ。本当に面白いんです。よかったらやってください。本当に面白いんで。衝撃的な内容なんですけど。すごく日本のゲームに影響を受けた海外のゲームで。

(高橋芳朗)やっぱりその同時代性っていうのはすごい、星野さんは大事にしている?

(星野源)いや、大事にしているというよりかは、それを無意識にやれたっていうのがすごいうれしくて。だからなんか、このタイミングで『Family Song』をリリースできてよかったなと思いました。はい。じゃあぜひちょっと、またぜひ、ここまで来て買ってない人がいるんでしょうか?(笑)。

(高橋芳朗)(笑)

(星野源)もしや、そこのあなた!……いまからでも買えるんですよ。ねえ……配信もあるんですよ。CDも、いろんな方法があるんですよ~。というわけで、2週に渡って『Family Song』解説。本当に芳朗さん、ありがとうございました。



(高橋芳朗)とんでもないです。

(星野源)これをきっかけにいろんな音楽を聞いていただけたらうれしいなと。この後もまだまだ芳朗さんにはお付き合いいただきますが、『Family Song』解説の最後に、表題曲を聞いていただきたいと思います。星野源で『Family Song』。

星野源『Family Song』



(中略)

(星野源)(メールを読む)「私も『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』、大好きです。オープニングで使われている曲『Mr. Blue Sky』が最高なんですよね。一度見て、『Mr. Blue Sky』の歌詞を見てみると号泣ものですよね」。あ、やっぱりそうなんだ。「……劇場で2回見たけど、もう1回、見直さなきゃ」ということで。ありがとうございます。

ELO『Mr. Blue Sky』



(星野源)やっぱり、そうなんですね。歌詞。僕、『1』の時のマーヴィン・ゲイのやつも……。

(高橋芳朗)『Ain’t No Mountain High Enough』。

Marvin Gaye & Tammi Terrell『Ain’t No Mountain High Enough』



(星野源)歌詞としっかりリンクしているじゃないですか。そういうのもあって、今回もきっとそういうのがいろいろあるんだろうなって。

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(高橋芳朗)『Mr. Blue Sky』の歌詞、読んだ瞬間に号泣すると思います。間違いないです。

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(星野源)(笑)。楽しみ!

(高橋芳朗)1回見ないと、でもわかんないです。

(星野源)あ、やっぱりそうですか。僕、本当に見たてで今日、ここに来たんで。これからちょっと帰り道に調べながら家に帰ろうと思います。


<書き起こしおわり>

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