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星野源 伊丹十三賞授賞とおすすめ伊丹十三作品を語る

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星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で伊丹十三賞の贈呈式を振り返り。さらにおすすめの伊丹十三作品として『タンポポ』を紹介していました。


(星野源)(メールを読む)「あらためて、伊丹十三賞おめでとうございます。昨日の贈呈式でのスピーチ、本当に素晴らしく心に響きました。喉がカラカラになるぐらい緊張しているのに、12分超えのスピーチさすがです。これからも様々な分野での活躍を楽しみにしています」。ありがとうございます。東京都の方。(メールを読む)「先日の授賞式のニュース、拝見しました。源さんの12分にも渡るスピーチ、とても素晴らしかったです。『感動で眠れない』とおっしゃっていましたが、無事眠ることはできましたか?」。横浜市の方。(メールを読む)「南伸坊さんの笑っている写真を拝見しましたが、南さんがどんなことをおっしゃったのか、とても気になります。よかったら教えてください」。

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伊丹十三賞 贈呈式スピーチ

そうなんです。伊丹十三賞という本当にうれしい賞をいただきまして、その贈呈式がありまして。そこで、南伸坊さんがスピーチをしてくださって。「おめでとう」という。その内容がすごくすごくうれしくて、感動をしてしまいまして。で、そこですごい興奮をしてしまって。なんだろう? 涙が出そうになるっていう感じではなくてなんかもう、腹の中から「うれしい!」っていうのがこう、口から飛び出るみたいな。なんかこう、ジーン……みたいなことじゃなくて、汗をすっごくかくぐらいうれしいっていう。あれはなんか、はじめての経験で。そんなすっごい文章を……手紙のように文章を書かれて、それを読みながら南伸坊さんがスピーチしてくださったんですけど。

で、すごくうれしくて。興奮をして喉がカラカラになってしまって。で、その後に僕のスピーチだったので……「ちょっと水をください」と(笑)。「まず水をください」とお願いして。それでお水を飲んでからスピーチをさせていただいたんですけども。その、台本はないんですけど、進行表みたいなのがあったんですよ。「授賞式はこういう順番で進みます」みたいな。で、その中で「星野源さん受賞コメント」みたいなのが「5分から10分」って書いてあって。「うわっ、長いな!」って思って。「そんなに話すこと、ないや……」って思って。すっごくうれしくて。でも、なにを話そうか?って思った時に全然思い浮かばなかったんですよ。「どうしよう? とってもうれしいけど……」って。

僕、授賞発表の時に文章でコメントをもう先に出していて。そこに全部書いたような気がしていて。だから、「そんなに長くしゃべれないよ……もう、いいや。なんにも考えないで行ってみよう。浮かばないから、しょうがない」って思って。で、何もない状態でマイク前に立ったら12分かかっちゃいました。本当にすいません(笑)。なんか、マイク前に立ったら「ああ、そうだ。伊丹さんとの出会いを話そう」って思ってから、ずっといろいろと話していたら、「ああ、このことを話そう。あっ、このこと話そう。あっ、このことも話そう。このことも話そう……」ってなったら、12分たってました(笑)。ねえ。すごくでも、みなさん温かい目で見てくださって、とてもうれしかったです。

本当に、その授賞式の場でも話題になったというか、控室でもみなさんとちょっとお話をして。審査員の方々と宮本信子さんも含め、一度みんなでお会いして。「おめでとうございます」なんてお話をいただいて。本当にみなさんが口々に言ってくださったのが、「もらってくださってありがとうございます」っていう言葉だったんですよ。そんなこと言われるのって、ないんですよ。授賞式で。賞っていうものって、なんだかやっぱりすごくいいものじゃないですか。だから、こっち側が「いただけてうれしいです。ありがとうございます」って言うことはあっても、向こう側から「もらってくださってありがとうございます」って言われたことってないんじゃないかな?っていうぐらい……すごくそんなみなさんが素敵で。だから本当に、たとえば政治とかお金とかっていうことじゃなくて、みなさんで「今年、誰にしよう?」ってワイワイと話し合って。で、「みんなで決めました!」っていう感じがすごくして。人間が人間同士で選んだ賞っていう感じがして、すごくうれしくて。

で、その中でも「最近、すごく伊丹十三さんというものと、あとその作品を若い世代の人が知らなくなってきましたね」っていうお話になって。だから、自分もこの賞をいただいて、前もラジオで話したけど、自分のスタッフが「伊丹十三さんって知りませんでした」と。で、『マルサの女』って聞いて、「あ、それは知っています」みたいな。あとは、「伊丹さんという名前は知っているけど、作品は見たことがない」という人も全然いるので。僕がちっちゃい頃はテレビでよくやっていたんですよ。だから見れたけども。いまは、あまりそういう機会もないので。

あと、DVDは出ていて、レンタルもきっとしていると思うんですけど。ブルーレイも出ているし。でも、いわゆるストリーミング的なことをやっていないですよね。たしか。ごめんなさい。ちょっとはっきりしたことはあれなんだけど。僕が持っている、たとえばNetflixとかHuluとかはやっていなかった気がします。だからそういうのもあって。あと、iTunesとかもね、たしかなかった気がするんですよ。そういうのもあるんで、とっつきにくいのかもな?ってちょっと思ったりして。だから、もしちょっとでも気になった方がいたら、ぜひ見ていただきたいです。

おすすめ作品『タンポポ』

僕がおすすめするのは『タンポポ』っていう第二回作品。『お葬式』っていう第一回作品も本当に素晴らしいですけど。『タンポポ』っていう作品が先日、アメリカで4Kで再プリント? スキャンされて、すごくきれいな画質で上映されたらしくて。その時のお話も宮本信子さんがスピーチの後に、写真撮影がある前に1回奥にはけて。2人で座りながらしばらくお話をしたんですけど。その時のお話を聞いて、アメリカで上映した時にもうすごく大盛況で、みんな笑いながら見ていたと。『タンポポ』という作品を。で、僕もすごく思うのは『タンポポ』という作品はいまの時代でも全く古くなくて本当に面白い作品だと思うんですね。でもあれ、公開したのってたぶん80年代の後半だったと思うんですけど。

当時、宮本信子さんがおっしゃっていたのは、主演の(山崎)努さんがハットをかぶっているんですよ。カウボーイハット的なハットをかぶっているんですけど、お風呂に入りながらハットをかぶるっていうシーンがあって。当時はそのシーンも、「なんでお風呂でハットをかぶるんだ!?」ってすごく批判をされたというか、「なんでなの?」ってみんなすごくすごく不思議がっていたというお話をして。そういう時代だったという。

で、1本の筋のストーリーの中に、『タンポポ』という作品はいろんなスケッチが挟まるんですね。で、全部「食」っていうテーマでつながっているんですけど、全然いわゆる本筋とは関係ないストーリーが挟まるんですけど。いま、僕の世代で言うと、もちろんちっちゃい頃に『モンティ・パイソン』も見ているし、オムニバスっていっぱいあるから。で、演劇とかでも本筋の間に全然違うストーリーが挟まってきて、でもそれが実はつながっているとか、全然作品はあるので。「でも、当時は『筋が通ってない』ってすごく言われてしまったのって。でも、その中で、いまのこの時代にアメリカで上映してみなさんが本当にたくさん笑って、すごく楽しんでくださっている様子を見て、とても本当に涙が出そうになりました」っていうお話を裏でしてくださって。で、本当にそういう作品だと思っていて。ぜひ、『タンポポ』を見てみてください。

『タンポポ』予告編



あと1本、逆にね、筋の通ったお話を楽しみたいという方は、『ミンボーの女』という作品が本当にエンターテイメント性にあふれる面白い作品なので。この間もまた見直して、「やっぱ面白えな!」って思って。本当に。なんでぜひ、レンタルでもいいと思います。購入でもいいと思います。見てみてください。

<書き起こしおわり>
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