博多大吉 博多華丸・大吉26周年記念公演を語る

博多大吉 博多華丸・大吉26周年記念公演を語る たまむすび

博多大吉さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で福岡で行われた博多華丸・大吉26周年公演の模様を話していました。

華丸大吉さんおめでとうございます。

バカリズムさん(@bakarhythm)が投稿した写真 –

(赤江珠緒)でも、先生。先週はあれでしょ? 26周年記念ということで。

(博多大吉)はい。そうですね。22日に福岡のキャナルシティ劇場の方で華丸・大吉26周年公演というのをやらせていただいて。

(赤江珠緒)福岡で。26というね。25はよくわかったんですけども、26周年。

(博多大吉)そういう声は殺到しましたよ。「普通、5年おきだろ?」って。結婚式で夫婦でも25年がたしか銀婚式で30年が真珠婚式なの。僕、調べたんですけど。このイベントのために。で、26、27、28、29ってなにもないんですよ。「○○式」ってないんです。

(赤江珠緒)一応あるんじゃないの?

(博多大吉)ないんです。25から30はないんです。1年からは結構あるけど。だからそれぐらい凪の季節になんでお前たちはやるんだ?っていう声があるんですけど実は去年25周年をやった時に、非常に好評というか。お客さんがすごい喜んでくれたんですけど、お客さん以上に会社が喜びましてね。吉本クリエイティブエージェンシーが、「なかなか儲かるじゃないか」と。

(赤江珠緒)そこも露骨ですな(笑)。だって1200席のチケットが即完売ですって。

(博多大吉)でもね、1枚5千円ぐらいなんですよ。で、芸人さんを8から10組ぐらい連れて行くんで、行ったら東京からの交通費だけでも考えたら、なかなかイベントで儲かることってないんですよ。で、去年で言うとダウンタウンの松本さんとか、雨上がりの宮迫さんとかみなさんに来ていただいて。ビッグネームにも来ていただいたんで、チケット代だけだと到底まかなえないんですね。いくらなんでも。ということで、協賛をつけたんですよ。このイベントにちょっと協力してください。そのかわり、このイベント会場にのぼりを立てます。開演前にCMをいっぱい流しますみたいな感じでやったビジネスが当たったんですよ。

(赤江珠緒)はー!

(博多大吉)おそらく。だから25周年の打ち上げの時にお偉いさんが近づいてきて、「来年もやるで」って言われて。で、その時は……

(赤江珠緒)っていうことは、来年もあるってことですか? また。27、8って……

(博多大吉)はっきり言いますけど、30周年までは毎年やるんです(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

30周年まで毎年やる計画

(博多大吉)だから25の後はね、30だと思っていたし、26周年、27周年ってマジでスナックじゃないんだから。福岡競艇場じゃないんだから。

(赤江珠緒)そうですね。あまり聞かないですけども……

(博多大吉)周年イベントでどうかな?って思ったんですけど、まあまあ福岡でこんだけいいメンバーというか……僕なりにいいメンバーが呼べるイベントってなかなかできないんで、いいかな?って思ったんですけどね。

(赤江珠緒)いいじゃないですか。

(博多大吉)今回のメンバーはね、シークレットにしていたのがオープニングアクトが平成ノブシコブシ。吉村と徳井の。で、次が福岡吉本のどんぴしゃ。M-1のTHE MANZAI王者のパンクブーブー。で、僕らの同期の矢野・兵動。で、ここからが結構チケットがドッと動いたんですけども、バカリズム。バカリズムがね、テレビ局以外、単独ライブ以外でネタをやるってまあないんですよ。しかも福岡でバカリズムが見られるっていうのはそうないことなんで。で、バカリズムでワッとチケットが売れましたね。あと、サンドイッチマン。あと、シークレットで次長課長も来てもらって、あとNON STYLEを実は呼んでいたんですけど、まあまあ諸事情がありまして……

(赤江珠緒)ああ、そうですね。いま。

(博多大吉)で、NON STYLEはいま石田くんが1人で漫談をやっているんですよ。いろんな劇場で。で、今回も「漫談をやらせてください」って来たから、どうせこのイベントって同期ということで、最後に餅をまくイベントが有るんですけど。その餅まき職人ということで毎年、丸わかりバレバレのシークレットゲストとして岡村隆史くんに来てもらっているから、岡村くんがなんか漫才やりたいみたいなことを言っていたから、「岡村くんとやってみたら?」っていう感じで言って。

(赤江珠緒)ええーっ! それは面白い。

(博多大吉)で、NON STYLEからOKA STYLEに変わって、それでやったんです。だからオープニングVも僕が立ち会ってというか、見ながら作らせてもらいましたけども。NON STYLEの顔がまずドーン! と出て、でもちょっと井上くんの方は事情があって顔とか映したら問題とかあるかもしれないんで、シルエットにしておいて。で、そこがクルンクルンってひっくり返って岡村くんになってOKA STYLEってドーン!って出た時のあの客席の沸きっぷりったら、すごかったですね。

(赤江珠緒)そりゃそうでしょうね。

(博多大吉)やっぱりスーパースターは違うなって思って。で、その後に華丸・大吉が最後に締めるというイベント構成だったんですけど。まあまあ言ってもね、OKA STYLE。岡村くんも漫才やるの20年ぶりとか言っていたし、まあ付け焼き刃なコンビっちゃあコンビなんです。まあまあまあ、僕らの前。トリ前でやっていただいて、我々が締めようと思ったんですけど……まあ、ウケたウケた。さすがやね。

(赤江珠緒)ああ、そうですか。

(博多大吉)あの人、さすがやね。岡村隆史ちゃん。ようよう考えたら、やっぱりオファーシリーズとかやっているから、なんでもできるんですよ。あの人。で、石田くんもなんやろう? これを機に解散するつもりか?っていうぐらい、結構いいネタを作ってきて。まあ、もともとあったNON STYLEのを組み変えていて。まあドッカンドッカン、ウケるもんだから、最後の我々がほんのりスベって終わったっていうね。26周年は。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)ほんのりスベりました。もう、それはしょうがない。

(赤江珠緒)ちょっと前にピークが?

(博多大吉)もうピークが来ました。バカリズムでピークを迎えて。で、シークレットの次長課長でピークが来て、さらに上に行って。で、そこから実力者のサンドイッチマンで本当に頂点まで行った感じ。そこからOKA STYLEが成層圏を超えちゃったから。そうなると我々地上勤務はね、もう本当後片付けの準備しかできないですよ。

(赤江珠緒)ああー、そうですか。でもいいメンバーで。

(博多大吉)ねえ。だから楽しかったですね。だから結局このイベント、なんでやらせてもらえるか? こんだけみんな来てくれるか?っていうと、まあ打ち上げがメインだからみたいな。こういうイベントをやるとさ、トークコーナーをやったりとか、ゲームコーナーとかそういうのも望まれるんですけど、そうなると負担がかかるというか。稽古日とかもいるから、そういうのは抜きで、もうネタだけやって。最後に我々のおすすめする飲食店で打ち上げをやるんでね。それをメインに来てくれません? みたいな。

(赤江珠緒)ああー、やっぱりもう福岡の人脈を生かした。

メインは打ち上げ

(博多大吉)そうそう。で、バカリズムも実は福岡出身なんで、地元でやりたいって言うし、サンドイッチマンも1回福岡の番組に来てくれて、福岡は美味しいものがあるからって来てくれたんですけどね。ただ、言えることはね、サンドイッチマンとバカリズムはね、3人ともお酒が飲めないんだね。うん。

(赤江珠緒)あ、そうなんですね。サンドイッチマンさんも飲めないんですか?

(博多大吉)そう。ああ見えて飲めないって本当、詐欺に近いような感じがありますけど。飲めないから。だから打ち上げね、「楽しみです。ありがとうございます」とか……

(赤江珠緒)みんなで打ち上げるんですか?

(博多大吉)そうそう。全員でやるんですけど、まあそう言いながらもお酒は飲めないから、途中で帰るんだろうなと思ったけど……富澤くんは帰りましたけど。バカリズムもサンドの伊達ちゃんも最後まで居てくれましたね。2軒目まで。で、2軒目がもうひどかったんですよ。酒量が。

(赤江珠緒)どうなるんですか? このメンバーで飲むと。

(博多大吉)あのね、1軒知り合いのお店の2階座敷を貸し切りにしてもらって、そこで2、30人でワーワーとスタッフさんも入れて飲んでいたんですけど。スポンサーについてくれたのがね、大口酒造さんっていう華丸さんがCMをやらせていただいている黒伊佐錦っていう焼酎のメーカーさんなんですけど。

(赤江珠緒)はい。

(博多大吉)そこがもう粋なはからいで。「お酒は私たちが差し入れします」って、来たのが焼酎、黒伊佐錦が1升瓶が2本と5合瓶が何本やったかな? 18本やったかな? だから、全部足したら1斗だったんですよ。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)1斗樽分の焼酎ですよ。度数だけで言うと日本酒の倍ですから。2斗分。だから各テーブル2人に1本あるの。5合瓶の焼酎とか1升瓶とかが。だから、もう本当鬼の宴会みたいな。

(赤江珠緒)そうですね。

(博多大吉)そんなんでも、最後まで付き合ってくれてましたね。バカリズムも伊達ちゃんも。

(赤江珠緒)へー! それはでも、楽しかったんじゃないですか?

(博多大吉)そうだと思うんですけどね。でも、終わった後になんか知らん携帯番号からえらい電話が次の日にかかってきてて。で、出なかったんですよ。「なんやろう?」って思って。そしたら、同期のケン坊田中っていうのがいるんですよ。もともとカンニング竹山の相方をやっていた。その子で、「なんがあったん?」って言ったら、「実はこの前の打ち上げで……僕の財布の中に2万円あるんです」って。「だからなに、それ?」「実はその2万円は大吉さんのなんです」。

(赤江珠緒)えっ?

(博多大吉)「なに、それ?」って聞いたら、ケン坊田中っていうのとあと一緒に出てくれた寿一実さんっていう僕の師匠にあたる方なんですけども。先輩なんですけどね。その方が、座敷だからいろんなところのテーブルに行ったり来たりするわけじゃない。一応、ホストだから。で、僕がウロウロしている間に僕の財布を見つけた寿さんが僕の財布を勝手に開けて、「ちょっとケン坊。小遣いやで」って。そんなミニコントをやっていたんですって。で、それをそのままケン坊が2万円持って帰っていて。で、「朝起きて2万円増えている。なんだ、このお金は? あ、大吉さんのだ。ごめんなさい、間違って持って帰ったので今度返しますね」みたいな。メールで。

(赤江珠緒)ああー、そういうことですね。

(博多大吉)僕もちょっと正直、財布をそこまで見ていなかったんで気づいてなかったんですけど。「ちょっともう、いい加減にしいよ」って言ったんですけど。でも、心の底から「いい加減にしいよ」って思ったのが、そのケン坊田中が今年もう46ですよ。

(赤江珠緒)「ケン坊」って言っているから、なんかちょっとね、油断しちゃいますけど(笑)。

(博多大吉)若手でもなんでもないの。46ですよ。で、「小遣いやで」って渡している寿一実さん。61ですよ。足して100超えてるんですよ。足して100超えている芸人のやるミニコントじゃないでしょう?

(赤江珠緒)そうですか。でも、飲みの席はそういうことありますからね。わけわからない。家に帰ったら、ウコンの瓶が入っているとかね、ありましたもんね。「誰が入れてくれたんだろう、これ?」みたいなね。

(博多大吉)まあ、「これを飲んで、明日の朝よろしくね」みたいな感じ何でしょうけど。

(赤江珠緒)でしょうけど、誰に入れられたか全くわからないという。

(博多大吉)だから飲み会もね、そんだけ飲んだから記憶もちょっとずつ曖昧は曖昧ですよね。

(赤江珠緒)よくケン坊が思い出しましたね。

<書き起こしおわり>

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