石野卓球とピエール瀧 ハガキで悩み相談2016

石野卓球とピエール瀧 ハガキで悩み相談2016 たまむすび

石野卓球さんがTBSラジオ『たまむすび』にゲスト出演。ピエール瀧さん、赤江珠緒さんとともに、リスナーから送られてきた悩み相談へ回答しつつ、新作アルバム『LUNATIQUE』の紹介をしていました。

(赤江珠緒)木曜パートナー、ピエール瀧さん。そしてスペシャルゲストの石野卓球さんでーす。

(石野卓球)こんにちは。ご無沙汰しております。

(赤江珠緒)ねえ。お久しぶりです。『たまむすび』にはだから2年とちょっとぶりの登場という。2014年10月に来ていただいて。

(石野卓球)あの時、めっちゃおもろかったですよね!

石野卓球が語る 身近な偉人たちとの思い出
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(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)あの後、YouTubeでだって3回ぐらい聞いたもん。で、あれを1ヶ月ぐらい前にうちのスタジオでSUGIURUMNっていう友達のDJと聞いていたら、お化けが出たんだよね。

(赤江・瀧)(爆笑)

(ピエール瀧)言ってたな。それな!

(石野卓球)女の人の笑い声が入り口の方で。2人とも聞いてさ。で、見たらいなくて。それで、聞いていたその『たまむすび』をちょっと戻して……

(ピエール瀧)その放送の中に(笑い声が)入っていたんじゃねえかって。

(石野卓球)赤江さん、笑ってねえし。女の人、1人しかいないし……怖っ!

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)っていう怪談。

(赤江珠緒)そんな伝説の回でしたか。たしか2014年10月23日のことでしたけども。

(ピエール瀧)本当、約2年ぶり。

(石野卓球)2年ブリーフを履いて。

(赤江珠緒)でもなんか卓球さん、ちょっとFUJI ROCKもあったからか、日焼けされて。

(石野卓球)日焼け?

(ピエール瀧)FUJI ROCK、夜ですよね。

(赤江珠緒)あ、そうかそうか(笑)。

(石野卓球)あのね、お酒いっぱい飲むとね、なんか肌が……(笑)。

(赤江珠緒)なんかこう、で、お痩せになって。

(石野卓球)痩せました。

(赤江珠緒)筋肉もついたような。

(石野卓球)そうでもないですよ?

(赤江珠緒)で、Tシャツが怪物くん(笑)。

(石野卓球)はい。これお気に入りで。昨日はパーマンだったんですけど。

(赤江珠緒)そうですか(笑)。

(石野卓球)本当です。

(赤江珠緒)夏休み全開っていう感じでね、いいですね。

(石野卓球)瀧くんと違ってね、暇なんでね。

(赤江珠緒)でも、昨日はイベントでしょ?

(石野卓球)そうです。DOMMUNEっていう配信ので。

DOMMUNE 5時間まるごと石野卓球

(ピエール瀧)なんか、端々だけ耳に入ってきたけど。DOMMUNEでも大暴れしたっていう。

(石野卓球)大暴れっていうか、5時間全部まるごと石野卓球。もう電波トークを2時間。で、その後に自分の曲だけでDJを3時間ぐらいかな? もっとやったかな? わかんないけど、それをやって。君の歌もかけたよ。

(ピエール瀧)あ、本当。ありがとう♪

(赤江珠緒)(笑)。すさまじい回になりそうな……

(石野卓球)お前、今日おとなしいな。

(ピエール瀧)おとなしいかな?(笑)。前回、こいつが「今度、行くから」っていう時に、卓球くんの俺への第一声が「おう、今度『たまむすび』行くから。覚悟しろよ!」って(笑)。

(赤江珠緒)(笑)。本当ですよ!

(ピエール瀧)そんなこと、ある?(笑)。

(赤江珠緒)本当。怖いんですけど。なんなんですか?

(石野卓球)冗談抜きで聞いていたもんだから。「『たまむすび』、決まりました」って話を聞いてから、「他になんか中学の同級生の話、あったっけな?」って……

(赤江珠緒)前回ね、中学の偉人の話を。

(石野卓球)そういう番組じゃなかったっていう(笑)。

(赤江珠緒)常にそれを求めているわけじゃないですから(笑)。前回はたまたまそうだったけどね。卓球さんは昨日、6年ぶりのソロアルバム『LUNATIQUE』を発売されたばかりということで。

(ピエール瀧)昨日か。発売。おめでとう。

(石野卓球)ありがとう。

(赤江珠緒)おめでとうございます。これはまた後ほど。では、ここから行きましょうか。木曜たまむすびの名物コーナー、ピエール瀧のハガキで悩み相談!

(ピエール瀧)さあ、リスナーのみなさんとおハガキでコミュニケーションをということで、みなさんから悩み相談やらくだらない質問等々を受け付けているコーナーでございます。読まれたハガキ、封書には本当に使える52円切手、瀧切手の方を差し上げます。いちばん良かった1枚にはクオカードを差し上げます。ということで、本日もいろいろハガキ、封書が届いております。今日は、卓球くんへの質問もメールでも募集しましたので。

(石野卓球)ああ、そうなんだ。

(赤江珠緒)今日はこのコーナーにお付き合いいただくということで。

(石野卓球)恐ろしいね。

(ピエール瀧)恐ろしいでしょう。行っていいですか?

(石野卓球)どうぞどうぞ。

(ピエール瀧)ありがとうございます。川崎市の男性の方でございます。あ、メガネをかけるの、忘れてましたね……

(石野卓球)あ、老眼。老眼ガルニエ。

(ピエール瀧)老眼ガルニエ(笑)。DJね。

(石野卓球)フランスのDJ。ローラン・ガルニエっていう。

(赤江珠緒)卓球さんは大丈夫ですか? まだ。

(石野卓球)もう来てるんですけど。老眼鏡を買うのが負けた気がするんで。老眼じゃないっていう。もう読まない。

(赤江珠緒)(笑)。文字を読まない。

(ピエール瀧)この間もその話をしていて。もう、文章を読まなくなったっていう話をしていましたね。こちらの方からいただきました。(ハガキを読む)「こんにちは。ここ何ヶ月か、なんとかならないかと悶々としていたことなんですが。電気グルーヴのアルバムのジャケットで、ロボットに扮した瀧さんと囲碁を打つ卓球さんという図式を実現してほしいのですが、どうしたらそれは可能になるのか? ということです……」。まあ、ここまでは何のことかわからないじゃないですか。

(赤江珠緒)はい。

(ピエール瀧)「……以前から、韓国の囲碁棋士イ・セドル九段と石野卓球さんが似ているという話は出ていたのです……」。知ってる?

(石野卓球)知ってる。で、俺も調べて見た。

(ピエール瀧)「……なにせマニアックすぎるので話が拡散することはなかったです。ところが、今年の冬にイ・セドル九段と人工知能アルファ碁との戦いが世界的なニュースとなりました。石野卓球とイ・セドルほとんど同一人物説をネタにできるのはいまだ! と思ったのですが、漫画や小説ならともかく、ジャケ写の企画の持ち込みをするなんてことは聞いたこともなく、方式が思いつきませんでした」ということで。いろいろあるんですけども。イ・セドルと卓球くんが似ているっていう。

(赤江珠緒)はー、そう言わると……

(石野卓球)角度ですごい似ているなと思うよ。自分でも。

(赤江珠緒)ご本人でも。

(ピエール瀧)でも、イ・セドルさんの方がもっと細いというか。なんか中学生みたいな顔してるじゃん?

(石野卓球)お前、すげー顔でけえな(笑)。

(ピエール瀧)(笑)

(石野卓球)その老眼鏡かけたら、なんかパース狂った。

(ピエール瀧)だからこの老眼鏡が……

(石野卓球)お前、親指みたいだもん。なんか、いま。太っちゃって。

(ピエール瀧)そうでしょう?(笑)。

(赤江珠緒)もう、何年ごしの付き合いで言ってるんですか?(笑)。

(ピエール瀧)これ、女性物なんだよ。女性物をいまかけているから。

(石野卓球)下着と一緒(笑)。

(ピエール瀧)そうそう(笑)。

(赤江珠緒)パースをちっちゃいものをつけているから。

(ピエール瀧)キンタマがはみ出てるみたいなもんですよね(笑)。

(赤江珠緒)なにを言ってるんですか(笑)。

(石野卓球)ブドウだからね。

(ピエール瀧)っていうことで、じゃあ本人も知ってる?

(石野卓球)知ってます。知ってます。

(ピエール瀧)似てると思った?

(石野卓球)角度によっては似てると思った。でも、向こうの方が貧乏くさいっていうか……

(ピエール瀧)(笑)。中学生みたいな。

(石野卓球)そうそうそう。だから童貞っぽい感じ。

(赤江珠緒)ああー。

(ピエール瀧)そうなんでしょうね。赤江さんもイ・セドル、わかるんですか?

(赤江珠緒)はい。わかります。そのニュース、見ましたから。

(ピエール瀧)どうです? 似てると思います?

(赤江珠緒)うん。そう言われるとね。今日のメガネとかもちょっと似てるんじゃないですか?

(石野卓球)なんでメガネかけてるか、知ってる?

(ピエール瀧)なんで?

(石野卓球)とんでもねえこと言っても、ちょっとまともに見えるから。

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)昨日、そのDOMMUNEで発見して。ちょっと薄まるなっていう。

(赤江珠緒)伊達メガネにそんな効果、ありました?

(ピエール瀧)赤江さん、よく見て。レンズ入ってないじゃん? よりヤバいっていう(笑)。

(一同)(笑)

(ピエール瀧)卓球くん似てるっていうので、昔言われたのが……

(石野卓球)デコ。サッカー選手のデコ。

(ピエール瀧)デコと、いま日馬富士になっちゃいましたけども。日馬富士がまだ安馬時代の……

(赤江珠緒)はー。日馬富士、似てました?

(石野卓球)相撲取り?

(ピエール瀧)相撲取り。も、ちょっと似てました。

(石野卓球)俺、見たことないな。相撲、見たことない。

(赤江珠緒)そうかそうか。

(石野卓球)モンゴル相撲しか見たことないから。モンゴルオンリーで。

(ピエール瀧)モンゴルオンリーなのね(笑)。

(石野卓球)チンギス・ハーンね(笑)。

(赤江珠緒)私もサッカー選手の小野伸二さんに似てるって言われましたよ。

(ピエール瀧)お、小野?

(赤江珠緒)うん。丸坊主にした小野伸二さんに似てるって。

(ピエール瀧)そうっすかね? 丸坊主にしたらでしょう? 過程が長くないですか?

(石野卓球)瀧は指に似てるよ。サムズアップした時の指に似てる。

(ピエール瀧)指に似てる。マジで?

(石野卓球)なんか首がなくなってきてない?

(ピエール瀧)そうでしょう。だからスキンヘッドにしちゃうと、ほぼ男性器にしか見えないっていう感じに。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)ああー、憧れの。ついに。

(赤江珠緒)やめてやめて(笑)。「憧れの」じゃないよ!

(ピエール瀧)なっちゃう。でも、お前と俺がさ、男性器のフォルムでいたらもう完全にヤバいじゃん?

(石野卓球)まあ、俺は女性器になるしかないじゃん。

(ピエール瀧)(笑)

(石野卓球)やっぱり。ねえ。

(赤江珠緒)本当、電気グルーヴひどい。もう本当に。

(石野卓球)大丈夫でしょう?

(ピエール瀧)これぐらいは。

(石野卓球)だいじょうぶマイ・フレンドですよ。

(赤江珠緒)えっ、どうですか? この方のアイデアは。検討する余地は?

(石野卓球)イ・セドルに似てるってことでしょ?

(赤江珠緒)どっかで、検討に値するという。

(石野卓球)そうしましょうか。

(赤江珠緒)ありがとうございます。

(ピエール瀧)と、いうことで次(笑)。中央区、男性の方でございます。(ハガキを読む)「瀧さん、赤江さん、こんにちは。子供の頃、あれだけ触れたセミを触ることができなくなりました。どうしたら、恐怖心なく触れるようになるでしょうか?」ということで。

(赤江珠緒)結構そういう方、いますね。男性でもね。

(ピエール瀧)触れる? いま。

(石野卓球)セミは触れる。

(ピエール瀧)なに触れない?

(石野卓球)カブトムシの幼虫。

(ピエール瀧)カブトムシは平気?

(石野卓球)カブトムシは全然平気。甲虫は全然平気。

(赤江珠緒)ドライな虫は触りやすいですもんね。

(石野卓球)うん。なんかイモムシ系はね。噛んだ時にプチュッとなるから。

(ピエール瀧)(笑)

(赤江珠緒)わかる! わかる! ウェットなやつは、なんか。

(ピエール瀧)口に入れちゃダメ! のやつ。

(石野卓球)そうそうそう。その感じがね。

(ピエール瀧)カエル系は?

(石野卓球)カエルは平気。

(ピエール瀧)デカいやつでも平気?

(石野卓球)全然平気。お前、ヘビがダメなんだよな。

(ピエール瀧)俺、ヘビがダメなんだよ。ヘビ、触ったことないもん。

(石野卓球)いま「ヘビ」って言って怖いもんな。

(ピエール瀧)「ヘビ」って言うのも怖い。

(赤江珠緒)ああ、本当?

(ピエール瀧)それも想像すると、ちょっと「うわっ!」ってなる。

(赤江珠緒)ああ、そうですか。へー!

(ピエール瀧)昔、それなのに……

(赤江珠緒)なんか旅行先でトイレから出てきたって。

(ピエール瀧)ああ、嫁が見たっていう。あと、ダウンタウンの番組で、でっかい万華鏡の中にでっかいヘビと一緒に入れて回されて……

(石野卓球)アナコンダ。

(ピエール瀧)アナコンダと一緒に。「万華鏡だ!」って入れられて。そっから出てきたら、自分でもびっくりするぐらい、尋常じゃないぐらいの汗をかいていて。本当に(笑)。

(石野・赤江)(笑)

(ピエール瀧)体中がビタビタになるっていうのがありましたけども。

(赤江珠緒)うん。卓球さんは「これはダメ」っていうのは、他にありますか? これは触れないって。

(石野卓球)触れないもの……毒があるもの(笑)。あと、ナナフシとか。

(赤江珠緒)ああー。ナナフシも超ドライじゃないですか。

(石野卓球)そう。ナナフシの昆虫図鑑で見た東南アジアにいる30センチぐらいのやつ。「うわっ、こんなの布団の中に入ってきたら、どうしよう?」って。

(ピエール瀧)(笑)

(石野卓球)すげービビッてた。怖い!って。

(ピエール瀧)まあ、たしかにね。それはあるかも。デカいやつは平気なの? ヘラクレスオオカブトは触れる?

(石野卓球)全然触れる。触れないの?

(ピエール瀧)いや、触れなかないけど、でも……

(赤江珠緒)えっ? 触れないの? 瀧さん。

(ピエール瀧)いや、ここを持つじゃん。首根っこのところにある、「ここ持つところ」っていう感じのやつ、あるじゃん。あの感じが、お腹の方をクルッてかえるとヒャーッ!ってなるところ、ないですか? ちょっと。

(赤江珠緒)大丈夫。

(ピエール瀧)あ、そうか。赤江さん、虫平気なんだもんね。

(赤江珠緒)うん。全然平気。

(石野卓球)俺、この前ゴキブリのおもちゃを買ったんですよ。セットで50個ぐらい売っていたんで。

(赤江珠緒)50個はいらないな(笑)。

(ピエール瀧)ゴキブリのプラスチックのやつの50個セットっていうやつをどこからか手に入れたのかわからないけど持っていて。

(石野卓球)買ったの。で、スタジオに行って、驚かそうと思って。「ホイッ!」って投げて……反応したの、1人ぐらいだよね。で、普通に床にゴキブリのゴムのおもちゃが落ちて。シーン……って。で、その翌日リベンジで俺、FUJI ROCKにポケットの中にそれを詰めて。で、DJをやっている時に客のところに投げたの。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)誰も気づかねえの。

(ピエール瀧)夜だもん。だって(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)それで、「もうこりゃダメだ」と思って、その翌週に静岡でDJやったんで。またポケットの中に入れてって。で、ブースからトイレに行って、戻ってくる時にお客さんに「はいっ!」って手渡しで行こうとして。

(ピエール瀧)うん。

(石野卓球)びっくりしてた(笑)。

(赤江・瀧)(笑)

(ピエール瀧)やっと。いろんな意味でだと思うよ。まず、「うわっ、ゴキブリ!」もあるし、「なぜ、卓球さんは1人1匹ずつゴキブリを配っているんだろう?」っていう……

(赤江珠緒)そう(笑)。その姿が怖い。

(石野卓球)でもね、みんな渡すと、落としちゃいけないと思うのか、こう、お手玉みたいにするんだよ(笑)。

(赤江珠緒)ああー(笑)。

(ピエール瀧)カサカサカサカサ!って。

(石野卓球)でも、触りたくないっていうさ。それを見るの、大好き(笑)。

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)「葛藤してる!」ってさ。それが見たいの。

(ピエール瀧)「失礼があっちゃいけない」っていうのが向こうもあったりして……っていう。

(赤江珠緒)なるほど、なるほど。

(石野卓球)前に歩いて行っちゃったりとか(笑)。

(赤江珠緒)じゃあ割と50匹、さばけましたか?

(石野卓球)もう全部なくなりました。

(赤江珠緒)ああ、よかったです(笑)。

(石野卓球)苗場にいっぱい落ちてると思う(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)本物に混じって。

(赤江珠緒)じゃあ、まあ触れないけど。いいですか? 相談者さんは、別にね。触れなきゃ、触れないで(笑)。

(ピエール瀧)赤江さんはないの? こういうの。昔触れたけど、いまはダメっていうやつはないの?

(赤江珠緒)あのね、ネズミ。

(ピエール瀧)ネズミ?

(赤江珠緒)マウス系がダメ。

(石野卓球)別にドブネズミは……(笑)。

(ピエール瀧)そうそう。ドブネズミを鷲掴みにする瞬間なんて、ある?って思って(笑)。「あっ、ネズミだ!」って、つかまえて……(笑)。

(石野卓球)デカいのね(笑)。

(ピエール瀧)つかまえて、ポーイ!っていうのは(笑)。

(赤江珠緒)いや、でも昔はネズミ系も好きだったから。

(ピエール瀧)ペストになっちゃいけねえって(笑)。

(赤江珠緒)ペスト(笑)。ハムスターとか飼いたいなとすごい思っていたんですけど。子供の頃はね。

(ピエール瀧)ハムスターもダメですか?

(赤江珠緒)最近ちょっと、ハムスターとかも。なんかネズミ系がダメになっちゃった。

(ピエール瀧)動物園とか行くと、触れる動物コーナーみたいなところでさ。そこにそれこそハムスターとか置いてあってさ。子供が膝の上に乗っけたり。ああいうのももうダメってこと?

(赤江珠緒)ダメ。それは漫画で『動物のお医者さん』っていうのがあるんですけど。あれで出てくる二階堂くんっていう人がネズミがダメなんですよ。ネズミを見るだけでギャーッ!って逃げるっていう。で、それをずっと読んでいるうちに私もちょっと苦手になっちゃって。

(石野卓球)ドラえもんと同じですよね。

(赤江珠緒)ねえ(笑)。

(ピエール瀧)ドラえもんと同じね。たしかにね(笑)。

(石野卓球)ねずみ男は大丈夫?

(赤江珠緒)ねずみ男は大丈夫ね(笑)。

(ピエール瀧)ねずみ男なら、持てる?

(赤江珠緒)持てる、持てる。つかめる(笑)。

(石野卓球)ビビビの?(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)こちらに行ってみましょう。三鷹市の……

(赤江珠緒)なんの悩みも解決してないけど。

(ピエール瀧)えっ? そりゃ、こうなるでしょ? 今日は卓球くんが来るから、僕はその覚悟で……

(石野卓球)でも、結構今日はおとなしいよ。

(ピエール瀧)そうですね。本当、まともな方ですよ。

(石野卓球)疲れているから。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)疲れさせてきた。

(赤江珠緒)昨日のね。

(石野卓球)がっついちゃいけないから、ちょっとおにぎり食ってくるみたいな。TBSの前で走ってきた。

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)体力を使うために。

(ピエール瀧)だからヘトヘトに疲れたぐらいでちょうどいいっていう(笑)。

(石野卓球)そういう時、調子いいんだよね。なぜかね。わかんないもんだよね。

(ピエール瀧)三鷹市の男性の方です。(ハガキを読む)「ひさしぶりにハガキを差し上げます。4月の末、近所の京王線、芦花公園駅近くの居酒屋さんで職場の同僚と飲んでおりました。看板の時間までいて、さあ帰ろうとした時、小上がりの席で飲んでいたため、靴を探すことにしたのですが、見つかりません。代わりにあったのは別の靴でした。その日、お店の人に私の電話番号を教え、『持ち主から連絡があったら教えてほしい』と伝えて、別の靴をとりあえず履いて帰りました。それから2ヶ月が過ぎ、いまだにお店の人から連絡はありません。間違って履いて帰った人に、どうすれば気づいてもらえるのか。私はいつまで他人の靴を預かっておく必要があるのか、ご指示ください」という。ちょっと珍しい経験ですけども。

(赤江珠緒)そうですね。うん。まあでも、飲んでいる時にちょっと脱ぎたくなるってありますもんね。

(石野卓球)これ、値段によるんじゃない? 履いていかれたやつとさ、ねえ。

(ピエール瀧)サイズ的にってこと?

(石野卓球)違う違う。

(赤江珠緒)いい靴だってこと?

(石野卓球)いい靴だったかどうか?っていうこと。スラセンジャーとか。

(ピエール瀧)全く同じ靴なんだけど、その人の方が新しいとか?

(赤江珠緒)ああー。

(ピエール瀧)ちょうどいいぞって。「カカトもちょっと減ってきちゃっているから……」って。

(石野卓球)カカトが斜めと。瀧のエアマックスも……

(ピエール瀧)エアマックスも(笑)。

(赤江珠緒)なに?

(石野卓球)いや、なんでもないです。ごめんなさい(笑)。お前んちにいる気になってた(笑)。

(ピエール瀧)そうでしょう(笑)。

(赤江珠緒)本当だよ!(笑)。

(ピエール瀧)この時間にね、限りがあるってことをすっかり忘れてた(笑)。

(石野卓球)そう。永遠かと思っちゃったよ(笑)。「永久に続くのかな?」と思って。俺と瀧の仲は。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)ねえ。こういう経験、ないですか? まあ、ないか。

(赤江珠緒)ないかな。傘とかはね。なんかあれ、持っていかれちゃって。古いのが残っているっていうの、ありますけどね。

(石野卓球)傘、わざと置いていったりしますもんね。

(ピエール瀧)もうこれ、いいやっていう。持っていく面倒臭さがあるんだったらっていうね。

(石野卓球)からかさお化けね。

(赤江珠緒)金の斧と銀の斧じゃないけどね。古くなっているっていうね(笑)。

(ピエール瀧)またごめん。半分もう、「からかさ」がすっかり……(笑)。

(石野卓球)そう(笑)。これが面白いんだよね。

(ピエール瀧)そこをいつ拾おうか?ってことで。「金の斧、銀の斧か……いま拾うのはからかさお化けの方だな」と思いながらも。一応、赤江さんの番組だから、そこを最後まで……

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)中間管理職っぷりがね。

(ピエール瀧)すげーいま、板挟みになっていた(笑)。

(赤江珠緒)いま、両ウィングにアンテナを広げてましたね。瀧さんがね。

(ピエール瀧)派手なサイドチェンジを赤江さんがいま、どうしようかと思っていたんですけど。

(石野卓球)でも、グループの絆をとったんだね。アーティストイメージを守ったぞ。からかさお化けで!(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)金の斧・銀の斧とからかさお化けだったら、からかさお化けです!

(石野卓球)でも、お前はそっちを取るタイプ。わかるわかる。

(赤江珠緒)なんだ、この会話!(笑)。

(ピエール瀧)っていうことで、いったん締めましょう(笑)。

(石野卓球)(笑)。えっ、一本締め?

(ピエール瀧)一本締めじゃないよ(笑)。

(石野卓球)よーお、(パン)!

(赤江珠緒)まだ続きますよ(笑)。この後もね、延長戦を行います。卓球さんにももちろんお付き合いいただきます。ではここで、昨日発売された卓球さんのソロアルバム『LUNATIQUE』から1曲、お願いします。

(石野卓球)はい。『Rapt In Fantasy』。

石野卓球『Rapt In Fantasy (Radio Edit)』

(中略)

(赤江珠緒)TBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』……(笑)。卓球さんがね、ずーっとね、うすーくしゃべり続けているから……(笑)。

(ピエール瀧)そうでしょう?(笑)。

(石野卓球)まだ行けるかな?って思っていたんですよ。

(ピエール瀧)ずーっと球を俺に投げ続けているじゃないですか。

(赤江珠緒)そうそう。それでだんだん、「瀧の反応が悪くなった。なんか別れようとしている前の女みたいだ……」みたいな(笑)。

(ピエール瀧)だんだんもう、連絡してるのを無視し始めたら……「無視し始めたな、お前!」っていう。

(石野卓球)「あっ、こういう気持ちなんだ。やっぱり遊ばれた」みたいな。

(ピエール瀧)連絡取れないっていう。

(石野卓球)30年以上も。生本番中に(笑)。

(ピエール瀧)そう(笑)。メールでいろいろ卓球くんへの質問というか、卓球くんに相談したい悩みとかが来ていますので。ちょっと読んでみましょうか。(メールを読む)「瀧さん、珠さん、石野さん、こんにちは。質問なんですが、甥っ子が嘘つきなんですが、どうしたら直せますか?」。甥っ子が嘘つきなんですって。

(石野卓球)嘘つき? 嘘つきのレベルにもよるけど。僕、嘘をつくんですけど。自分に嘘をつきたくないんで、人に嘘をつくんですよ。自分に正直にいたいんで。

(赤江珠緒)ああ、そういう心理?

(石野卓球)そういう神経を持ってやがるんです(笑)。

(ピエール瀧)だから卓球くん、誰かと会うじゃないですか。その人に言っちゃいけない順に言っていきますからね。ちゃんと。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)別にそういうつもりはないよ。なんかそういう戦法みたいじゃん? そんなことはないよ。

(赤江珠緒)えっ、自分に嘘をつきたくないっていうのは?

(石野卓球)あの、たとえばここでいま眠いとするじゃないですか。「ごめんなさい。ちょっと用事を思い出した」っつって、どっか行って寝るとかさ。

(赤江珠緒)ああー、そういうことか。

(ピエール瀧)あと、赤江さんがちょっと面白い顔の人だとするじゃないですか。みんなそこ、あんまりいじらないとするじゃないですか。卓球くんはそこで、「面白い顔してるよね」って、最初にまず。

(石野卓球)第一印象。でも、そんな失礼な感じで言わないよ。「面白い顔ですね」とか。まあ、ちょっと冗談で「エイリアンが出てくるところみたいですね」とかさ。っていうのは言いますけども。

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)「歯並び、俺が直そうか? 誰か、トンカチ持っていない?」とか(笑)。言うんですけど。

(赤江珠緒)な、なるほど。そうかそうか。その幅がすごいとあんまり怒る気にならないですね。

(石野卓球)コミュニケーションの、なんて言うか。

(赤江珠緒)嘘を超えて、もうホラの域というか。

(ピエール瀧)いまの話は、正直な話じゃないですか。嘘つきの話なんですよね。

(石野卓球)でも、子供は嘘つくじゃん。ほっときゃいいんじゃないの? そんな深刻な嘘じゃなければ。

(ピエール瀧)まあ、そうね。

(石野卓球)あと、嘘つくテクニックは大事。嘘のテクっていう。バレるような嘘つかれる時、あるじゃん? そうすると逆に失礼っていうかさ。バイトとかでさ、たとえば休みたくないけど遅刻しそうっていう時に俺がよく使っていたのは「鼻血が出た」。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)使ってたな、お前。それな。

(石野卓球)鼻血だと、休まずにすむんですよ。鼻血が出た。ちょっとその処置で時間がかかると。

(ピエール瀧)小一時間はかかりますよっていう。

(石野卓球)おすすめです。これ。

(赤江珠緒)そう。卓球さん、ちょっと前にTwitterでハリウッドザコシショウにゴキブリの曲を作ることになったと嘘を投稿。スポーツ新聞がつられてニュースにしてしまうという……

(石野卓球)本当に作っていたんです。これ、実は。作っています。

(赤江珠緒)えっ?

(石野卓球)作っているんですけど、僕のTwitterの発言2つだけをソースに、新聞に出ていたんですよ。で、そこは僕、ちょっとジャーナリズムに物申すっていう感じで、逆に「嘘だ」って言ったんですよ。

(赤江珠緒)ああー、そうだったんですか?

(ピエール瀧)「鵜呑みかい!」の話っていうことですよね?

(石野卓球)そうそうそう。

(赤江珠緒)そうなんだ。

(石野卓球)そうです。だから結構社会派っていうか。そこは。

(赤江珠緒)(笑)。その流れで言われても、ちょっとピンと来ないんですけど。

(石野卓球)これ、いい嘘っていうか。ねえ。世直しの嘘っていうか。『ハングマン』みたいな感じ。違うか?

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)違うね。うん。全然。そういう意味。混乱させようとか、そういう意味じゃないですよ。で、またそれを別のライターの人が「そんなことをやられちゃったら、こっちも困る。嘘をつかれちゃ……」ってさ。嘘だと思っている人がさ。「おめー、裏とれよ!」っていう話じゃん?

(ピエール瀧)まあ、そうですよね。

(石野卓球)ねえ。「裏とれよ」か野田クルゼでしょ? これ、いま言いたかっただけですけど。

(赤江珠緒)の、野田クルゼ?

(ピエール瀧)野田クルゼ。

(石野卓球)新聞社ともあろうものがさ、しかも、恐怖新聞だよ?

(ピエール瀧)恐怖新聞。寿命が1週間縮むやつ。

(石野卓球)1週間縮むんだよ。まあ、恐怖新聞も嘘ですけど(笑)。

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)だからそれ、ちょっとどうかな?って思って。で、また「それも嘘でした」っていうのは大々的に言わず、こっそり言って。すげーかっこいいと思うんだけど。

(ピエール瀧)まあでもそのへんだとね、たまに『たまむすび』とかでもさ、しゃべったやつがさ、ネットのニュースになったりするじゃないですか。っていうのもさ、どこまでセーフなのか?っていうのもね、わからないっすよね。

(赤江珠緒)裏はとられてないですもんね。そうだね。そうだそうだ。それはたしかに。

(石野卓球)そうそう。で、瀧がやったことが俺のやったことみたいになってさ、広がってさ。「卓球、とんでもねえ!」みたいなのもあったじゃん?

(ピエール瀧)なんだっけ、それ?

(石野卓球)お前がラジオで人の悪口を言ったって。それを、なんか俺が言ったことになって。俺、その人なんか知らないのにさ。でも、お前に言ったら「へー」だって。覚えてねえの、お前。スタジオで。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)覚えてない。本当、完全に「なんの話?」って。

(石野卓球)赤鬼スタジオで言ってたんだよ。したら、「へー」だって。16へぇだって。

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)びっくりしましたよ。17へぇぐらい行くかと思って。

(赤江珠緒)伝達の中でこじれていったりするからね。

(ピエール瀧)だからいまのが、ネットニュースで「16へぇ」って出る……(笑)。「裏、とりました?」っていう(笑)。

(赤江珠緒)そうですね。真実は自分で突き止めていかないとね。しょうがないね。じゃあ嘘は多少ね、テクニックがいると。

(ピエール瀧)はい。他にもメールもね、いろいろ来ていますけどもね。簡単なやつをサッと。こちら入間市の方。(メールを読む)「卓球さん、女性の体のどの部分に魅力を感じますか?」。どこの部分に魅力を感じますかと。

(石野卓球)まず最初、顔ですよね。パッと顔を見て、下から上にパンする。

(ピエール瀧)まず、顔で1カット行っておいて、足元から上のパン。

(石野卓球)そう。顔のところは画面を固定にして。それで下からブワーッて。

(ピエール瀧)はいはいはい。どのへんで止まります? そのパンは、だから。

(石野卓球)うーん……ファッションのダサいところ。

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)「えっ?」っていうような。

(ピエール瀧)正直ポイントですね。だから。

(赤江珠緒)正直ポイントだ!(笑)。

(石野卓球)「そこ、アンバランスじゃね?」っていうのが。

(赤江珠緒)ああー、なるほど。そうですか。

(ピエール瀧)「そのベルト、なに?」っていうところで止まるっていう。そういう感じ?

(石野卓球)もう、足元で止まる場合もあるし。「髪型!?」っていう(笑)。

(ピエール瀧)ああ、上まで来てっていう。

(石野卓球)「えっ、そのメイク!?」っていう(笑)。

(ピエール瀧)っていうのもあるしっていう(笑)。

(赤江珠緒)それはなに? 褒めている? 良しとしている?

(ピエール瀧)まあでも、アンバランスさが逆にさ、ちょっとそそるというかさ。

(石野卓球)ある! あのね、ブスそそりっていうのがあって(笑)。

(ピエール瀧)(笑)

(石野卓球)あるんです、あるんです。

(赤江珠緒)はじめて聞きましたけど。そんな言葉。

(石野卓球)あのね、ランボルギーニでね、毎日スーパーには行けないですよ。やっぱね、軽トラがいいっていうかさ。ありますよね?

(ピエール瀧)軽トラでゴム草履で行く時もいいじゃないっていう。

(石野卓球)で、ずっと軽トラでもいいじゃん? そういうことですよ。僕が言いたいのは。

(ピエール瀧)なるほど。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)ブスそそりっていう。これ、僕が考えた。

(赤江珠緒)ひどい造語(笑)。そうですね。

(石野卓球)マズ旨いみたいな(笑)。

(ピエール瀧)まあたしかにね、ランボルギーニの時ってちょっとピシッとした格好しなくちゃ、とかさ。そういうやつとかになっちゃうけど。

(石野卓球)だからカジュアルっていうかね。庶民派?

(赤江珠緒)なるほどね。瀧さんはでも、骨だったでしょ?

(ピエール瀧)僕は腰骨のところが結構好きだったり。

(石野卓球)あ、違いますよ。俺、この前、30年来の付き合いでこいつのフェチがあったんですけど。こいつ、すごい足の裏をペタッとくっつけるのが嫌だよね?

(ピエール瀧)ああ、裸足の足の裏をペタッとくっつけられると、「ひゃーっ!」ってなるんですよ。

(赤江珠緒)あ、ダメなんですか?

(石野卓球)で、それを『たまむすび』で話していたんですね。俺、タクシーに乗っていて。「はっ!ってことは、俺もよくやって嫌がっていたっていうことは、あれ、興味を持っている女の人にやられたら、めっちゃいいってことじゃん!」って思って。お前にすぐメールしたもんな?(笑)。「おめー、足フェチだろ!」ってさ。

(ピエール瀧)実はそうなんじゃねえか?って。

(赤江珠緒)ああ、そういうこと。そうなんですか?

(石野卓球)スクープですよ。

(ピエール瀧)いや、まだわかんないなー。だからものすごいきれいな女の人にさ、足の裏をペタッとやられることなんか、ないじゃん?

(赤江珠緒)検証しようがない(笑)。

(石野卓球)ああ、もう諦めちゃってるんだ。

(ピエール瀧)お金を払うしか。

(石野卓球)諦めちゃってるんだ。お金、払わなくてもなんとかがんばれよ! お前、自分の。こんだけいま、テレビ出てるんだからさ。

(ピエール瀧)(笑)。ああ、なるほど。

(石野卓球)そうそうそう。フェイムで。

(ピエール瀧)ああ、なるほど。じゃあ、きれいな人がいたら、「すんません!」っつって。

(石野卓球)「ちょっと、ペタッと……」。

(ピエール瀧)やってもいいよ!って言う。

(石野卓球)「1ペタ!」って。そんなのおめー、顔だよ、バカ!

(赤江珠緒)顔に?

(ピエール瀧)ああー、そうか。顔だったら、逆にっていう。

(石野卓球)いちばん面積もあるし(笑)。あと、ほどよい屈辱感?

(ピエール瀧)屈辱感。ああー、なるほど。

(石野卓球)「なるほど」じゃねーよ(笑)。

(赤江珠緒)「なるほど」じゃないよ! 言いくるめられて(笑)。

(ピエール瀧)いま一瞬、赤江さんにそれをやられたら……って想像をしたんですけど、すげー腹たつなって(笑)。

(石野卓球)(笑)

(赤江珠緒)ちょうどぐらい。24センチぐらい。

(石野卓球)その人で、腹がたつか、うっとりするか。あと、耐えれるな……みたいな。っていうのもいると思う。別に大丈夫だって。

(ピエール瀧)意外にイケるなっていう。

(石野卓球)別に嫌じゃないみたいな。考えてみ? だから、周りで。

(ピエール瀧)そうね。じゃあ、ラインナップを(笑)。考えてみましょう。

(石野卓球)で、みんなに報告しな。それ。

(赤江珠緒)そうね。

(石野卓球)全員、このスタッフの女の人とかも。仕事で会う女の人全員に(笑)。

(ピエール瀧)(笑)

(赤江珠緒)いらないよ、そんな情報!

(石野卓球)「イチョウさん、大丈夫だった」みたいな。

(ピエール瀧)(笑)。「あと1枚ぐらい」ということで。じゃあ、どうしましょうかね? これ、行ってみましょうかね。横浜市の40代男性の方。(メールを読む)「こんにちは。横浜市に在住しております。市営バスのバス停にある大きな広告ポスターで最近とっても気になるものがあります。カロリーメイトゼリーの広告でショートカットの若い女性が口に商品をくわえながら、両手で水着のトップを持って普通の服の上から胸にそれをあてがっているというポスターです。それがどんな形容詞でも表現できない絶妙な感じなんです。エロでもない、色っぽさとかわいさの両方が絶妙なバランスで融合されていて、とにかく目を引きます。

私は生活の中でバスを使いませんが、朝、ランニングをしている時や会社の帰り道などにそのポスターに出くわすと、さりげなさを装いながら、実際は許される範囲でまじまじと見ています。できることなら、お茶を飲みながらその広告ポスターの前で1時間くつろぐことができたらどんなにいいだろうと思います。そこでご相談です。もし40代男子が明らかにそのポスターを意識している様を女性が見たら、どんな風に感じるのでしょうか? 私は自分で言うのもなんですが、第三者に対しては二枚目路線を気取るようなキャラです。できればそれを崩したくありません。私はそのポスターを前に、どのように振る舞えばいいのでしょうか? ちなみにその女性は赤江さんを白くして、2、3段階ぐらい洗練させた感じです」。

(赤江珠緒)(笑)。何重かに失礼だけど。まあまあ、いいでしょう。

(ピエール瀧)っていう、ちょっとなんでしょうね? OLさんみたいな……僕もよくわかんないですけど。ある? 出ます?

(赤江珠緒)でも、カロリーメイトのゼリーで。

(ピエール瀧)チューッてやるやつなんじゃないのかな? その感じで、水着の上って。それをたぶん飲みながら、カロリー調整をして、この水着を着れるように、夏までにしたいなっていうことなのかな?

(石野卓球)ダイエット的な?

(ピエール瀧)そうそう。推測するに。ただその感じが。くわえている感じもあるだろうし、服の上からクッとやっているのがなんかフェティッシュな感じがすると。

(赤江珠緒)うん。しますね。

(石野卓球)わかるわかる。俺、この前ネットで、女の人がスカートでハイヒールでバッターボックス入ってるの見て、なんかグッと来ちゃった(笑)。

(ピエール瀧)(笑)

(石野卓球)これは保存だなっていう。しかも、フォームがいいんだよね。

(赤江珠緒)うんうん。

(ピエール瀧)飲み屋帰りにちょっと余興で寄ったのかわかんないけど。そういうのをやっている感じのがあって……ああ、これか!

(赤江珠緒)これか!

(石野卓球)ダッチワイフみたい(笑)。くわえてんのが。なんか口が。

(ピエール瀧)ああ、くわえてるとね。赤い口紅して、ちょっと口が尖ってますからね。

(赤江珠緒)ああ、ちょっとね。そうですね。

(石野卓球)それもなんか、深層心理であるんじゃないですか? 

(ピエール瀧)どの? ダッチワイフの……

(石野卓球)そういう、まあ、そういうところが……

(ピエール瀧)くわえていたりとか。まあ、そういう広告を出す側の戦略としてはあるでしょう。目を引くっていうことを考えたら。化粧品のやつとか、ファッションのやつとかもさ、広告とかそういうの見ちゃう時、あるじゃないですか。どうも、ページをめくる手が止まって。「あっ!」ってちょっと見入っちゃうとか。

(石野卓球)わかる。女性誌、エロいって時、あるもん。

(ピエール瀧)女性誌、エロい時ありますね。

(石野卓球)エロい目線で女性誌見てる時、ありますよ。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)病院とか、美容院で。

(ピエール瀧)でも、あるあるある。

(赤江珠緒)ああ、でもそうかもね。ポーズとかも女性誌ならではのとか、ありますもんね。

(石野卓球)で、普段うちらが絶対に接することないタイプの女の人とかで。「これ、SF?」っていうさ。「CGでしょ?」っていう。

(ピエール瀧)さりげなーく。そういう意味は全然ないんですけど、男側から見ると、「ハッ?」っていう。

(赤江珠緒)そんなに露出は激しくなくても、そそるものはあると?

(石野卓球)そうです。露出が多ければそそるっていうものでもないですよ。

(ピエール瀧)だから、なんだろうな? 生理痛がきついからっていうようなお薬のCMとかで顔を「ううっ」ってしかめているのを見て、「なんだろう?」っていうような感じとか。そういうのとかってことでしょう?

(赤江珠緒)ああー。

(石野卓球)うん。物事の数だけフェチがいるからね。本当に。

(ピエール瀧)名言、出ました。

(赤江珠緒)名言だ。本当だ。物事の数だけ。

(石野卓球)本当にあります。「これはねえだろう?」っていうのが、あるからね。それは、需要があってできていくのか、先にそういうのをビデオとかで作って需要を作っていくのかは、どっちなんだろう?っていう。

(ピエール瀧)なるほど。ニワトリが先か、卵が先か? みたいな。

(石野卓球)そこの最前線、俺は見たいんだよね。

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)「どっちなんだ!?」っていうさ。

(ピエール瀧)なるほど。星が生まれる瞬間を見たい、みたいな?

(石野卓球)そうそうそう。なるほどね! みたいな。

(ピエール瀧)こういう仕組み? みたいな。

(石野卓球)だって女の子が顔を黒く塗るっていう、そのフェチとかあるからさ。

(赤江珠緒)えっ?

(ピエール瀧)ガングロとかってことじゃなくて?

(石野卓球)じゃなくて、普通に炭みたいなので。

(赤江珠緒)あんまり顔がわからないように?

(石野卓球)で、「はて? これはどこから生まれるものなんだろう?」っていう。「需要があったのか?」って。

(ピエール瀧)まあ、自分がそのフェチかどうかは置いておいて、これを好きな人がいるってことは、好きな人が先にいてそこにたどり着いたのか、先に黒く塗るのがあってそっちにたどり着いたのか?っていう。

(石野卓球)そこが、ある1本のビデオがフェチ界のシーンを切り開いていった……みたいな。セックス・ピストルズ的な?

(赤江・瀧)(笑)

(石野卓球)「新ジャンル、登場!」みたいな。そういう可能性もあるじゃないですか。もう、物事の数だけあるから。本当に。

(ピエール瀧)なるほど。壊したから、セックス・ピストルズなのか、ピストルズがいたから壊れたのかは……

(赤江珠緒)そろそろ、まとめてもいいですか?(笑)。

(石野卓球)あと、枝葉とエスカレート。

(赤江珠緒)(笑)。もうこの話、いいです!

(石野卓球)ああ……

(ピエール瀧)まだ、話し足りないじゃないですか。

(石野卓球)瀧。今日、飲みに行かない?(笑)。

(ピエール瀧)(笑)。あ、そうですね。ということで、クオカード……じゃあ、卓球くん選んで。印象に残ったのとか、あります?

(赤江珠緒)イ・セドルさん?

(石野卓球)じゃあ、イ・セドルさんで。

(ピエール瀧)じゃあ最初の1枚目のおハガキをくれた方にクオカードを差し上げますと。

(中略)

(赤江珠緒)TBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』、木曜パートナーのピエール瀧さん。そしてスペシャルゲストの石野卓球さん。お二人のフェチの話がね、永久に続きそうだったんで。さあ、行きましょう。6年ぶりのソロアルバム『LUNATIQUE』。昨日発売ということで。

(石野卓球)はい。昨日発売になりました。

(赤江珠緒)これ、『LUNATIQUE』っていうのはどういう意味ですか?

(石野卓球)これ、英語だと「Lunatic」って「狂気」とかそういう感じなんですけど。フランス語だと「Lunatique」って「気まぐれ」っていう意味なんですね。シェフの。

(ピエール瀧)あ、そうなんだ。シェフの気まぐれサラダ。

(石野卓球)サラダ。

(赤江珠緒)シェフはこの際、関係ない(笑)。

(石野卓球)シェフは関係ないです。サラダも関係ないですけど。気まぐれなんですよね。そういう感じで。

(ピエール瀧)スペルも全く一緒で?

(石野卓球)スペルマ?

(ピエール瀧)そうじゃない(笑)。寄せるなよ、そっちに(笑)。

(石野卓球)わかったわかった。いまのは意図的だった。ごめん。申し訳ない。お前の職場を荒らして。ちょっと大人気ないことをした。俺も。あんま、好きじゃないタイプだよね。ごめんね。

(赤江・瀧)(笑)

(赤江珠緒)ねえ。社会派の一面もありますからね。卓球さんはね。

(ピエール瀧)そうね。スタジオだったらいいですけども。生放送なんでね。

(石野卓球)ストゥーディオ。

(ピエール瀧)ストゥーディオね。

(赤江珠緒)なんか、「『LUNATIQUE』はいやらしいことだけを考えて作った」っていうのは本当ですか?

(石野卓球)まあ、これは比喩なんですけど。官能的なアルバムを作りたいなというのがあって。で、いままでいろんなアルバムを作ったんですけど、官能的なことだったらアルバム1枚を作っている間にモチベーションを保てると。他のことだと難しい。怒りだけでアルバムを1枚とかさ。

(赤江珠緒)あー。

(石野卓球)いかりやだけでとかさ。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)サンガリアだけでとかね。1、2、サンガリアだから……とか、そういうのもなかなか。他の感情って難しいんですよね。モチベーションするの。なんで、僕はその中で、いちばん表現したいところがそれだったっていうね。はい。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)なにかおかしいこと、言ってますか? 僕。「サンガリア」のところですか?

(赤江珠緒)サンガリア(笑)。

(ピエール瀧)残っているの、俺、「いかりや」しかないっていう(笑)。

(石野卓球)ああ、でもいかりやの後にサンガリアをつけるところが、一応セットっていうかさ。宇宙鉄人キョーダインがセットで……

(赤江珠緒)ええと……(笑)。

(ピエール瀧)ヨンガリア的なところにいま、俺いこうとしたから。

(石野卓球)ああ、なるほどね。ヨンプラザみたいな。

(赤江珠緒)曲紹介をぜひ卓球さん、お願いします。

(石野卓球)はい。『LUNATIQUE』。石野卓球です。

(赤江珠緒)あ、もう卓球さんとここでお別れ?

(ピエール瀧)アルバムの話って、これか?(笑)。

(石野卓球)ああ、十分です。十分です。ありがとう。瀧くんもね、役者、がんばって! ガッツで!

(ピエール瀧)(笑)

(赤江珠緒)急に、誰ですか?(笑)。

(ピエール瀧)「ガッツ」じゃあ誰もわかんないよ(笑)。

(石野卓球)うん。ねえ、やってね。本当。お前、下北の小劇団から嫌われてるんじゃねえか?っていう俺の説があるんだけど。

(ピエール瀧)ああ、そうなの?

(石野卓球)いや、そこ通ってねえから。たぶん飲みながら、お前の悪口をすげー言ってると思うんだよ。

(赤江珠緒)(笑)

(石野卓球)「瀧のアンチはどこにいるんだ?」って俺、考えていたの。昨日。

(ピエール瀧)なるほど。

(赤江珠緒)ええと、卓球さん、お別れなんですけど……(笑)。

(石野卓球)ああ、そう?(笑)。

(ピエール瀧)フェチの出どころと瀧のアンチをいま、探して。

(ピエール瀧)どうも、ありがとうございました(笑)。

(赤江珠緒)石野卓球さんでした。ありがとうございます(笑)。

石野卓球『LUNATIQUE』

<書き起こしおわり>

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