高橋芳朗 映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』を語る

高橋芳朗 映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』を語る ザ・トップ5

高橋芳朗さんがTBSラジオ『ザ・トップ5』の中で、ラップグループN.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』について話していました。

映画チラシ 「ストレイト・アウタ・コンプトン」 オシェイ・ジャクソン・Jr

(高橋芳朗)僕はそんな『スターウォーズ』の盛り上がりをよそにですね、さっきiTunesランキングでもお話しました『ストレイト・アウタ・コンプトン』、見てまいりました。まあ、改めて映画の概要を説明しますね。1986年、カリフォルニア州コンプトンで結成され、社会への怒りをつづったストレートなリリックが若者から絶大な指示を受けたヒップホップグループN.W.A.。その5人の若者たちがグループを結成し経験する成功と挫折。その知られざる真実を映し出すと。

(熊崎風斗)はい。

(高橋芳朗)これね、N.W.A.とか初めて、今回知ったかもしれないですけど。アメリカの興行収入成績で3週連続一位。しかも、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のオープニング興行収入を超えているんです。

(熊崎風斗)ええー!すごい。

音楽伝記映画の歴代最高興行収入

(高橋芳朗)で、音楽伝記映画としては歴代最高の興行収入を樹立したというね、歴史に残る作品になってしまったんですけども。やっぱりね、前評判通りの面白さで。本当にいろんな角度から楽しめる作品だなと思いました。まず、先ほどiTunesランキングのところでもお話したように、映画全編を通してポリスハラスメント。黒人差別が扱われているから、ここ最近の一連の白人警官による黒人への暴行事件と重なる、社会的メッセージを持った作品でもあるし。単純にバンドのサクセスストーリーを軸に据えた青春グラフィティみたいな感じでも楽しめるし。あと、ファミリーの興亡を描いたマフィアムービー的な見方もできるかなと思います。

(熊崎風斗)うん。

(高橋芳朗)でもやっぱり何よりね、ヒップホップムービーの決定版が出たな!ということに僕はやっぱり興奮してしまいますね。ヒップホップを知りたいという人に、これからなんか、この映画をすすめることになりそうな気がしますね。

(熊崎風斗)それぐらいかなり、インパクトのある?

(高橋芳朗)そうですね。ヒップホップという表現がどういう背景から誕生して、なぜこれだけの影響力を持ち得たのか?っていうのがこの映画を見てもらえれば、ひとつのガイドとして、入門編として機能することになるんじゃないかな?と思います。で、ライブシーンもめちゃくちゃ迫力があるから。ヒップホップの音楽的な魅力もよく伝わるんじゃないかな?と。だからヒップホップってなにがすごいの?っていう方にこそ、見てほしいですね。この『ストレイト・アウタ・コンプトン』と、あと併せて『ハッスル&フロウ』っていうやつを。この2本をぜひ見ていただきたいと思います。

(熊崎風斗)はい。

(高橋芳朗)あとちょっとひとつ、宣伝させていただくとですね、この『ストレイト・アウタ・コンプトン』の公開にちなんで、ユニバーサルミュージックでですね、『N.W.A.&ギャングスタ・ラップCDコレクション』というキャンペーンが来年1月3日から始まるんですけど。そちらの監修を私、務めております。で、N.W.A.のカタログ作品とかギャングスタ・ラップの名盤が1296円で入手できるので。

(熊崎風斗)はい。

(高橋芳朗)映画を通じて興味を持った方は、そちらもチェックしてみてください。

<書き起こしおわり>


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