ナイツ塙宣之 吉本興業最下位芸人 はがちゃんを語る

ナイツ塙宣之 吉本興業最下位芸人 はがちゃんを語る ナイツのちゃきちゃき大放送

ナイツの塙宣之さんがTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で、吉本興業の芸人の中で最下位をとり続ける芸人、はがちゃんについて話していました。

芸人志願 ?お笑いタレントを目指すキミへ?

(塙宣之)そのきゃりーぱみゅぱみゅで言うと、思い出したんですけどね、ダウンタウンの浜田さんが浜田ばみゅばみゅっていって。なんか、今度CD出すのかな?ちょっと話題になっているんですよ。

(土屋伸之)はいはい。

(塙宣之)で、それで、ちょっと僕のね、後輩芸人で吉本なんですけど、はがちゃんっていうね。みなさん、全員知らないと思うんですけど、はがちゃんっていう芸人がいるんですよ。

(出水麻衣)ちょっと存じ上げませんが・・・

(塙宣之)はがちゃんの説明をしますと、吉本興業っていうのはまずNSCに入るじゃないですか。したらまず、半年ぐらいしたら、選抜クラスとそうでないクラスに分かれるんですよ。

(出水麻衣)ああ、養成所でそうやって分かれるんですね。

(塙宣之)で、選抜クラスに入っているメンバーは、そこからライブに出ることができて。そのピラミッドの中で勝ち上がった一部がやっと無限大ライブっていう吉本のライブに出れるんですよ。

(土屋伸之)プロと一緒にね、出れると。

(塙宣之)それでもまだ、上はいっぱいいるわけですよ。で、はがちゃんはまず選抜クラスじゃないわけですよ。選抜クラスじゃないやつっていうのは事実上のクビですから。戦力外通告ですから。

(土屋伸之)NSCの中でね。

(塙宣之)どうやって勝ち上がっていくか?っていうと、自腹でお金を吉本に払って、ライブに参加して、ライブで1分ネタをやって、200組ぐらい出るネタで1分ネタをやって。2位でもダメなんですよ。1位にならないと、次の段階に行けない。

(土屋伸之)はー。厳しいね。

(出水麻衣)人気投票みたいなもので?

(塙宣之)人気投票で。それを5段階ぐらいやったらやっと、選抜クラスのいちばん下にいけると。で、そのはがちゃんは、結局その選抜クラスじゃない中に、ピラミッドのいま、いちばん下にいる芸人なんです。

(土屋伸之)(笑)。吉本の大ピラミッドの中の・・・

(塙宣之)いちばん下にいるの。

(土屋伸之)いちばん下にいる。

吉本興業のピラミッドのいちばん下の芸人

(塙宣之)200組くらいいるじゃない?で、この前、ライブ出たんですよ。『はがちゃん、何位だったの?』って聞いたら、何位だって言ったと思います?はがちゃん。200組中。

(土屋伸之)200組の中の?・・・1位になった?

(塙宣之)最下位ですよ。

(出水麻衣)ええーっ?

(塙宣之)俺は、吉本興業という日本でいちばん大きなお笑い事務所の中の、いちばんつまらないやつと友達なんですよ。そのはがちゃんが、メシ食っていたら、『浜田ばみゅばみゅって知ってます?』って。『知ってるよ。なんかダウンタウンの浜田さんが』『・・・パクられたんすよねー』って。

(出水麻衣)ええっ!?

(塙宣之)はがちゃんが。

(土屋伸之)どういうことですか?

(塙宣之)『パクられたんすよね』って。で、なんかそのよくわからない、浜田さんが『なんでやねんねんねん』みたいにやるんでしょ?『なんでやねんねん』みたいな。

(出水麻衣)曲が、そういう歌詞なんですね。ええ。

(塙宣之)それを『僕が結構前から、「なんでやねんねん」みたいなのはやっていた』ってはがちゃんが言うんですよ。

(土屋伸之)いやいやいや(笑)。

(塙宣之)それを、吉本の上層部にパクられたって。ぜんぜんボケとかじゃないですからね。マジなトーンで俺に相談してきたんですよ。それで、『本当にやっていたの?ちょっと見せてよ』って言ったら、『ああ、はい』って。わかんないけどYou Tubeみたいなのを。したら、上がってないのよ(笑)。誰も上げてないから(笑)。

(出水麻衣)あらららら(笑)。

(土屋伸之)ライブに出てるんだけど、その映像を・・・200位だから、誰も上げてくれてない(笑)。

(塙宣之)で、『ないの?』っつったら、『ごめんなさい。ないです』って。

(土屋伸之)(笑)。じゃあ証拠がないんだ。映像が。

(塙宣之)まずさ、俺にそれ言ってくる時点でまず、なきゃダメじゃん?

(出水麻衣)そうですね(笑)。

(土屋伸之)『見てください』ってなるんだからね。

(塙宣之)どんなに検索しても出てこないやつを、浜田さんがパクるわけないじゃん?

(土屋伸之)(笑)。そりゃそうですよ。

(塙宣之)俺、1年に1回、はがちゃんと食事会してんの。その時に、かならず相談してくることが『どうしたら売れますか?』って。

(土屋伸之)毎年毎年、いちばん最後なんすね。

(塙宣之)200組中、毎年最後。ずっとぶっちぎりの最下位なの。

(出水麻衣)はがちゃんは何年やられてるんですか?

(塙宣之)はがちゃんは15年やってます。

(出水麻衣)わーお!(笑)。

(土屋伸之)すごいね。吉本の底辺を支えてるんだ。はがちゃんが。

(塙宣之)『どうしたらいいですか?』って言われたから、『芸人、やめた方がいいよ』って。

(土屋伸之)そういうアドバイス、するんだ。うん。

(塙宣之)そしたら、『ああ、はい・・・』っつって終わるの。で、1年たって、『どうしたら売れますかね?』『いや、売れるとかじゃなくて、ごめん。俺はやめた方がいいと思うから。やめた方がいいよ』って。『ははあ・・・』。ずーっと。

(出水麻衣)(笑)

(塙宣之)認めないんだよね。もう6年たって。

(土屋伸之)認めない?

(出水麻衣)夢があるんじゃないですか?芸人として、いつかはっていう。

(土屋伸之)やめない強さってまあ、あるからね。

(塙宣之)強いの。

狩野英孝の精神力

(土屋伸之)だってあの、うちの事務所の狩野英孝が本当にいちばん最初、映画学校から卒業して、うちらの『上野でライブ』っていうライブに出ていた時に、もう本当に見たことないぐらいのスベり方だったから。誰よりも才能がないと思って。

(塙宣之)狩野英孝はね。みんな思ってたのよ。狩野英孝。

(土屋伸之)みんなが、『狩野は本当にやめた方がいい』って言うぐらいスベってたんだけど。それを3年、もうずーっとスベり続けてやり続けたら、一気に行ったからね。

(塙宣之)あいつの精神力はハンパないよね。

(土屋伸之)そうそうそう。

(出水麻衣)いまやちょっとバラエティー番組でいじられる役で欠かせないといいますか。かならず笑いをとっていきますもんね。

(塙宣之)昨日、その話をちょうど狩野としたんですよ。『お前はすごい精神力だな。あんだけスベってもぜんぜん気にしなかったんだな』っつったら、『体じゅう、じんましんだらけでしたよ』って。あいつ、意外に・・・

(土屋伸之)精神的に耐えてたんですね。

(塙宣之)『地獄でしたよ』って。スベってた自覚があったんですよ。あいつ。

(土屋伸之)(笑)

(出水麻衣)(笑)。強さがある。

(土屋伸之)その狩野がまあ、3年もったけど。はがちゃんは15年もっているっていうことですね。

(塙宣之)はがちゃんはすごいね。はがちゃんはすごいよ。

(出水麻衣)じゃあ、来年もその会が開かれるわけですね。

(塙宣之)そうですね。

(土屋伸之)本当にでも芸人はいっぱいいるんですよ。それだけ。

(出水麻衣)そうかー。それだけのヒエラルキーの中、ナイツのお二人、すごいですね(笑)。

(塙宣之)そういう話じゃないんですよ。

(土屋伸之)『すごいですね』じゃないんですよ(笑)。そうなると、またあの、M-1の準決勝で落っこちた話になってきますので(笑)。

(出水麻衣)すいません(笑)。

(土屋伸之)先週ね、あんなに反省した話になってきますから(笑)。

(中略)

(土屋伸之)まああの、我々の楽しみはそういう漫才大会、ありましたけど。今週のメッセージテーマは『密かな冬の楽しみ』。こちらのテーマでみなさんからメッセージを募集しております。

(出水麻衣)あります?塙さん。なにか。

(塙宣之)いや、はがちゃんでしょ。そりゃ。

(出水麻衣)そうか(笑)。冬に毎年会える。

(塙宣之)はがちゃんが売れるかどうかでしょう。

(土屋伸之)でも、売れるきっかけってなんか、あるんですかね?その、浜田ばみゅばみゅを『僕がパクられた!』って無理やりいけばいいんじゃないですか?会見を開いたりね。

(塙宣之)ちょっと行こうとしてるんだよね。

(土屋伸之)行こうとしてるんだ(笑)。

(塙宣之)『いけないよ』って言ったんだけどね。はがちゃんに。

(土屋伸之)ちょっと強めに止めてあげた方がいいかもしれない。

(出水麻衣)聞いてますかね?はがちゃん。

(塙宣之)はがちゃん、こういう時、聞いてないと思う。

(出水麻衣)ああ、残念(笑)。聞いてたらメールほしいな。

(塙宣之)ジョナサンでアルバイトしてますから。

(出水麻衣)ああ、そうか(笑)。お忙しいんですね。

<書き起こしおわり>

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