スポンサーリンク

渡辺志保 HIPHOP楽曲解説 Kid Ink『Lie To Kick It』

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 711

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でキッド・インクの新曲『Lie To Kick It』を紹介。タイトルやリリックの意味について解説していました。



(渡辺志保)で、まあこんな駄話を続けているのもあれなので。ここで早速ですね、今週のオープニングチューンを紹介したいんですけども。これはまたもうヒット間違いなしでしょ!っていうね、組み合わせでの新曲がつい最近、発表になりました。キッド・インク(Kid Ink)の新曲。しかもフィーチャリングアーティストは同じレーベルの新人のブリック(Bricc Baby)。そして、ヒットメーカーのタイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)。そして、プロデュースを手掛けるのはこれまたヒットメーカー。間違いない!DJマスタード(DJ Mustard)。

『Lie To Kick It』っていう曲なんだけど。『Lie To Kick It』のフックになっているリリックがあるんですけども。『You ain’t gotta lie to kick it』。『ain’t gotta』は『そんなことしなくていいよ』っていうことですね。で、『kick it』っていうのは『誰かと仲良くなるために・誰かとツルむために』っていうことなんですよ。で、『誰かとツルむために、わざわざお前、嘘ついたり誇張しなくていいよ』っていう意味がね、この『ain’t gotta lie to kick it』っていうフレーズには含まれているんだけど。

最初のヴァースはキッド・インクじゃなくてタイ・ダラー・サインがラップっていうか、ほぼ歌っているんだけど。それが、なんだろう?『嘘ビッチあるある・偽物ビッチあるある』。

(DJ YANATAKE)(笑)

(渡辺志保)『お前、貧乳なのにそんなにブラにパッドいれなくてもいいし・・・』っていうところから始まってですね。ルブタンのことをスラングでは『Red Bottoms』って言うんだよね。で、なんで『Red Bottoms』っていうか?っていうと、ルブタンの靴って靴底のソールが赤く塗られているんですけど。『わざわざ自分の靴の底を赤くスプレーして塗らなくてもいいし・・・』とか。

(DJ YANATAKE)(笑)

(渡辺志保)『そんな無理して昔のルイ・ヴィトンのバッグ持たなくてもいいし・・・』とか。『お前、そのメキシコ産のヴィトンの偽物のベルト、どこで買ったわけ?』みたいな。そういうなんか、『#BitchYouReallyBroke』。『Broke』って壊れてるっていう意味じゃなくて、この場合は『破産している・金がない』っていう意味なんですけど。『#BitchYouReallyBrokeをつけてTwitterでつぶやいてやるよ!』っていうね。で、それでフックで『お前、そんな誰かといい男をゲットするために自分のことを誇張して嘘つかなくてもいいんだぜ』っていう曲なので。

これはまたね、こういうネタでみなさん、ビートジャックするもよし。『ああ、こういうビッチ、いるいる!』みたいにニヤニヤするもよしっていう感じなので。ひとまずここで、聞いてみてください。それでは、キッド・インク feat.ブリック&タイ・ダラー・サインで『Lie To Kick It』。

スポンサーリンク

Kid Ink feat.Bricc & Ty Dolla $ign 『Lie To Kick It』



[リンク]『Lie To Kick It』リリック
“Lie to Kick It” is Kid Ink’s latest track, which, along with Ty Dolla, features his Alumni crewmate Bricc Baby. The song is club-friendly like most of Kid Ink ...

(渡辺志保)はい。というわけでオープニングでお送りしましたのはキッド・インクの新曲『Lie To Kick It』。まあユミちゃんのね、言葉をお借りするなら『フェイクビッチあるある』ソングというわけで。この曲がかかったら、男の子はね、ちょっと『あっ、あいつ、ニセ乳なんじゃねーか?』とか、『あいつのルブタン、偽物何じゃねーか?』っていう、ビッチをじろじろ見るもよし。女の子は女の子でね、『あいつの履いてるジョーダン、あれ、パチモンなんじゃねーの?』みたいな感じで見る。

(DJ YANATAKE)おおー。

(渡辺志保)もしくは、もしパッドでおっぱいを盛ってたら、あたかもこれが自分のリアル乳かのように自慢するもよしっていう感じの・・・(笑)。何じゃそりゃ?っていう感じなんですが。まあ、そういうメッセージの込められたニューチューンでございました。はい。そして、このまま私の推しチューン。今週の1曲ですね。紹介させていただきたいんだけど。このタイトルにもなっている『Lie To Kick It』っていうフレーズは、ヒップホップシーンではかなり使いまわされている金言フレーズとでも言うんでしょうか?

結構しかもね、リリシストたるラッパーたちが使っているフレーズでもあるんですね。で、最近だとケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が今年のアルバム『To Pimp A Butterfly』でも『You Ain’t Gotta Lie (Momma Said)』っていう曲を出していて。これもそのまま、『You ain’t gotta lie to kick it』っていうのをフックでもね、使っている。『そんなに自分を嘘ついて大きく見せなくてもいいんだよ。ママも言ってるじゃんけ!』って。

で、そのままこの『To Pimp A Butterfly』では『You Ain’t Gotta Lie』の後に、もっと自分のことを愛そうよっていう『i』につながるわけだけど。そういう意味で、ケンドリック・ラマーも使っていると。で、それに先がけてですね、レジェンドと言えば2パック(2 Pac)も、故2パックも同じタイトルですね。『Lie To Kick It』っていう曲を作っていて。ただこの曲は、パックが亡くなった後ですね、『R U Still Down?』という彼が亡くなった後に編纂されたアルバムに入っている曲なので。実際にパックがいつリリースしましたっていう曲ではないんですけど。

これもですね、フックで『You ain’t got to lie to kick it』っていうのを歌っていたりするんですけども。まあ、プロデュースはウォーレンG(Warren G)になるのかな?というわけで、ケンドリック・ラマーもキッド・インクも、実はこの2パックの『Lie To Kick It』を下敷きにしてるんじゃなかろうか?というわけでですね、ここでオリジナルチューンというか。パイセン、OGチューンでございます。

同じ『Lie To Kick It』っていうフレーズを使った2パックのクラシックチューンを聞いていただきたいと思います。それでは2パックで『Lie To Kick It』。feat.リッチー・リッチ。

Tupac『Lie To Kick It』



(渡辺志保)はい。というわけでいまお送りしましたのはキッド・インクの『Lie To Kick It』の元ネタになったのか?とも邪推されます2パックの『Lie To Kick It』。feat.リッチー・リッチでございました。というわけで、『Lie To Kick It』ってヒップホップのリリックの中に出てくると、『自分のことを無理して誇張して、誰かとツルみたいがために嘘をついている』みたいな感じの意味になりますので。まあ今後ね、『Lie To Kick It』っていうフレーズが出てきたら、『おっ!』と思うも良し。

あと、アイスキューブ(Ice Cube)なんかもね、同じフレーズを使っていたりもするので。改めて、どんなラッパーがどういうシチュエーションでこのフレーズを使っているのか?っていうのをディグってみるのも面白いかもしれません。

<書き起こしおわり>

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする