玉袋筋太郎 安川惡斗ドキュメンタリー『がむしゃら』を語る

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玉袋筋太郎さんがTBSラジオ『たまむすび』で女子プロレスラー安川惡斗さんの半生を追ったドキュメンタリー映画『がむしゃら』について話していました。

女子プロレスラー安川惡斗の壮絶な人生

(玉袋筋太郎)これがね、『がむしゃら』っていうね、映画っちゅーか、ドキュメントなんだけど。昨日、見ちゃったの。パンフレットにちょっとコメント書いてくださいって言われて。前もって見せてもらったんだけどね、これがあの女子プロレスラーのドキュメントなんですよ。安川惡斗(やすかわあくと)っていう。

(小林悠)いま話題の女性じゃないですか?

(玉袋筋太郎)2.22ですよ。シュートマッチで顔、こんなになっちゃった。

(小林悠)2月22日にスターダムという女子プロレスの団体で、いま話があった惡斗さんと、世IV虎(よしこ)さんが戦って、そこで世IV虎さんが、なにがあったかわかんないですけど。とにかく、惡斗さんの顔をボッコボコにしちゃって・・・

(玉袋筋太郎)そうそう。プロレスの範疇じゃない試合になっちゃったんだよな。

(小林悠)お客さんからは『プロレスをしろ!』っていうね、罵声が飛んだっていう事がありましたけど。

(玉袋筋太郎)そうそう。俺さ、このずいぶん前に、『がむしゃら、見てください』って。今月末までだったから。締め切りが。

(小林悠)これ、惡斗さんに密着している?

(玉袋筋太郎)そうそうそう。でね、それを見てなかったんだよ。で、あの2.22事件があって。それでこれを見たんだけど。まあ、ちょっとね、打ちのめされちゃった。俺、全日本女子プロレスって昔あったじゃない?まあ、クラッシュ・ギャルズがいたりとかさ、ブル中野さんとか、アジャ・コングさんがものすごい盛り上がったわけよ。あの団体がなくなった時点で、俺はもう女子プロレスっていうのは世の中にないもんじゃねーか?って、閉じちゃったんだよね。

(小林悠)時代は終わったんじゃないかと思っていたんですね。

(玉袋筋太郎)だけど、まだあったんだな。すごいのが。で、この惡斗さんっていうのはね、青森県出身だけど。この人の生き様がすごいのよ!ちょっと、ええっ!?って。脚本家でも書けないような。

(小林悠)それは『壮絶』という意味での、すごいってことなんですか?

(玉袋筋太郎)そうそうそう。たとえて言うと、まあ昼からでアレだけどさ。中学2年の時にこう、レイプされちゃったりとかさ。

(小林悠)あら・・・

(玉袋筋太郎)それで、そこで心の傷。心を病んじゃって。で、学校でいじめられて。登校拒否になって。で、自傷行為を繰り広げちゃって。その時に、出会ったのが芝居なんだよね。お芝居。で、映画学校入って、女優さんになるんだよ。

(小林悠)ええ。

(玉袋筋太郎)で、女優さんやっているんだけど、女優で仕事で女子プロレスのミュージカルに出た時に、『私はこれしかない!』っつって。女子プロレスラーになっちゃうんだよ。

(小林悠)あ、もう女優さんじゃなくて、女子プロレスラーとして生きようと。そこで。

(玉袋筋太郎)そう。安川惡斗の『惡斗』は『アクトレス』のアクトですよ。

(小林悠)そうだ!

(玉袋筋太郎)まあね、そいでさ、女優さんがプロレスラーになったってさ、一人前になるのは大変だよ。うん。普通は。ぐらいなもんだろ?と思って見ちゃったんだけど、まあ彼女のそのがむしゃらぶり。それで、要するに怪我とかしちゃうんだよ。病気とかさ。

(小林悠)怪我だけじゃないんですね?

(玉袋筋太郎)怪我だけじゃない。で、彼女はヒールなんですよ。悪役なんですよ。で、悪役でリングに上がっている時と、普段の彼女。ぜんぜん違うんだ。二面性があってさ。それを見てるだけでも、なんかすごいのよ。『えっ、この子がなんでヒールやってるんだろう?』って。でも、『私はヒールをやりたい』ってやってるんだけど。で、結局2月22日の前にさ、長期欠場してるんだよ。彼女はね。

(小林悠)それはなんででしょう?

(玉袋筋太郎)怪我。病気もしてんだよ。バセドウ氏病とか。やっちゃって。それでもリングに上がるんだよ。彼女は。それで、2月22日。あの一件があるわけ。で、彼女。やった方の世IV虎っていうのはさ、この映画の中でも、『惡斗のこと嫌いだ』って宣言してるの。

(小林悠)あ、明言してるんですね。

(玉袋筋太郎)もう、してるのよ。それがあって、これでしょ?で、彼女たちの中に何があったのか?っていうのがね、いま俺、すごい興味深いんだよね。

(小林悠)それは映画の中で描かれてないんですか?2人の確執と言いますか、仲が悪いっていうのは?

(玉袋筋太郎)それはインタビューでね、答えてるんだよ。彼女が。事前に。『嫌いだ』って。でも、この惡斗っていうのは、あの事件があって、いま入院してるんだよな。あの事故があって。入院してるんだけど、仕掛けた世IV虎に対しては何一つ責めてないんだよね。

(小林悠)すっごいなあ。

(玉袋筋太郎)このドキュメント、ちょっと俺、ぶっ飛んじゃったよ。

(小林悠)玉さんっていろんな映画も見てるし、いろんなすごい人に会ってきた中で、それでも玉さんがすごいって思うって相当だと思うんですよね。

(玉袋筋太郎)プロレスってさ、フェイクかノーフェイクか?っつったら、やっぱフェイクって言われちゃうんだよ。だけど、いや、フェイクじゃないこともあるんだなっていう。彼女は本当、ノーフェイクなんだよ。生き方が。人生が。じゃあ俺はどうなんだ?って思って。ああ、俺って本当、フェイクで生きてる人間だな。で、フェイクの方が人間としては安全なのか、どうなのか?っていうところだよね。安全だからフェイクの方で選んだんだろうね。俺なんつーのは。

(小林悠)みんなそうですよ。

(玉袋筋太郎)ノーフェイクなの。で、どう見るか?は本当、あなた次第なんだけど。これ、公開しますんで。ぜひ、見て下さいよ。

(小林悠)これ、いつからですか?『がむしゃら』。

(玉袋筋太郎)3月28日。シアター・イメージフォーラムでロードショーなんですけどね。

(小林悠)あ、渋谷の方ですね。まずは。

(玉袋筋太郎)まあ俺、打ちのめされたわ。

(小林悠)へー!

(玉袋筋太郎)伊集院(光)にも見てもらおう。週末(TSUTAYAに行ってこれ借りよう!)。

(小林悠)じゃあ、この映画もそうですし、試合については玉さんは、率直にどう思いました?

(玉袋筋太郎)いや、だから要するに昔の女子プロレスってさ、感情をぶつけさせるじゃない。上下関係とか、そういったところをさ。そこに介入しないで、『あ、あいつらとあいつら、いまモメてるんだな』っていうところをマッチメイクしたりして、すごい試合になったりしたんだよ。で、そん中でもシュートマッチとかもあったと思うんだけど。まあ、それが、柳澤(健)さんね。この間ゲストに来た。

(小林悠)はい。あの柳澤健さん。

(玉袋筋太郎)『そういったものは、もうなくなってしまったんじゃないかと思った。だけどまだ、全日本女子プロレスの亡霊がまだいたんだ』っていう風に言ってるんだけどね。うん。

(小林悠)すごく気になる、また世界が広がっていきますね。新しく。

(玉袋筋太郎)より戻しだよね。グッと戻っちゃったよ。とにかく、人間としてすごいな。これは。うん。

(小林悠)またあの試合についてもね、いろんないま、意見が飛び交ってますけど。ちょっとそれの見方も変わりますね?

(玉袋筋太郎)でも彼女は、『怪我を治してもう1回リングに上がる』っつってるんだよ。で、この映画を見て、その彼女のコメントを見ると、またちょっと違う感情が。だって俺、昨日寝れなかったんだから。見て。寝付き悪かったんだよ。

(小林悠)それだけもう、鷲掴みにされちゃったんですね。惡斗さんに。

(玉袋筋太郎)そうなんだよ。まあ、それぞれの人の見方があるでしょう。俺はほら、男性だから。女性が見たらどう思うのかな?とか。

(小林悠)私もぜひこれ、見たいなと思いました。

(玉袋筋太郎)うん。見てくださいよ。すいません。ちょっと熱くなっちゃって。

(小林悠)3月28日から。『がむしゃら』でございます。

<書き起こしおわり>

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