齋藤孝『声に出して読みたい日本語』を出版した理由を語る

齋藤孝『声に出して読みたい日本語』を出版した理由を語る たまむすび

明治大学教授の齋藤孝さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。大ヒットになった著書『声に出して読みたい日本語』を出版した理由について話していました。

(玉袋筋太郎)さあさあ、そして、まあ不遇の時代を乗り越えね、やった!ということで。

(阿部哲子)齋藤さん、ビートたけしさんとも関係があると?

(齋藤孝)関係・・・まあ、『(情報7days)ニュースキャスター』で、もう6、7年ですかね?

(玉袋筋太郎)そうですよね。毎週毎週。

(齋藤孝)あれでしたからね。たけしさんって、何を聞いてもね、答えてくれるんで。毎週、なんか聞こうと思って。いろんなことを聞いてますね。

(玉袋筋太郎)ああ、そうですか。僕もそうですね。やっぱり、久々に会うと何か聞きますね。『どうですか?』って。向こうから聞かれる時、あるんだよね。『おめー、どうだ?最近。面白いこと、ねえのか?』って。

(齋藤孝)(笑)

(玉袋筋太郎)それ来てね、やっぱいろいろ頭ん中、探して。検索してね。『ああ、実はこういうことで・・・』って話をしたりすると、なんか関係がね、よくなるんですけど。

(齋藤孝)大概のこと、たけしさん知ってるんで。何を聞いても、親切に教えてくれるんですよ(笑)。だからね、いつも番組が始まる前はね、楽しみにしてますけどもね。

(阿部哲子)この台本に、お弟子さんについて、お話をたけしさんに聞いた時・・・

(齋藤孝)そうだ。

ビートたけしに聞いた いちばん良い弟子のアピール方法

(阿部哲子)『いろんな形でアピールしてくるやつがいるんだ』とおっしゃったそうで。そこでいちばん良かったアピールの仕方を齋藤さんが伺ったら・・・

(齋藤孝)そうなんですよ。『どういう入り方がいいんですかね?たけし軍団に入るには』って言ったら、『飲み会の時に、気がついたら隣でお酒を酌み交わしていて。お前、そういえば誰なんだ?』っていうのがいちばんいいと(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。そうかもしれないなー。

(齋藤孝)そこまで、どう至るか?っていうと、たとえばたけし軍団の誰かと友達になって紛れ込ませてもらうっていう。そういうような、何か工夫ができる人間がそもそもいいんだって言ってましたね。

(玉袋筋太郎)やっぱりそれも間合いだな。間合い。

(齋藤孝)間合い。そうですよね。

(玉袋筋太郎)いやー、それでね、先生。やっぱり本ですよね。やっぱこの、『声に出して読みたい日本語』。これが、すごいですよね。まあ、すごいって言ったら、もう本当、普通の言葉になっちゃうんですけども。これ、やっぱりこう、出すきっかけっていうか。これ、ベストだなってたどり着いたところなんですか?先生。

(齋藤孝)そうですね。これ、なんか子供が生まれた時にね、音読するものがほしいなと思いましてね。私、高校時代とかね、『吾十有五にして学に志す』とか。論語とか好きだったんで。そういうのを見つけたら、ふりがなが上手く振ってある子供用の本があまりなくてですね。じゃあまあ、出してみようかということで。大人も読んだらいいし、みたいな感じでちょっとサンプルを作って、出版社に持っていったんですね。

(玉袋筋太郎)うんうん。

(齋藤孝)したら、出してくれまして。草思社が。まあ、そしたら結構、みんなが『ああ、こういう本があると便利だ』ということで。出してくれたんでね、よかったんです。本当に。

(玉袋筋太郎)いやー、『声に出して読みたい宇能鴻一郎』とかね。うん。

(齋藤孝)(笑)。ありましたね(笑)。

(玉袋筋太郎)官能小説を声に出して読みたい、みたいなね。『感じるんです』みたいな。

(齋藤孝)やっぱり、黙読と違って声に出して読むとね、雰囲気でますんでね。

(玉袋筋太郎)本当、そうですね。

(阿部哲子)もう100冊以上本を出されていると。

(齋藤孝)いまは・・・400ぐらい出してるかもしれないですけど。まあ、もう声に出して読むっていうのは僕の中では大事で。子供、小学生を100人ぐらい集めましてね。で、『坊っちゃん』を読んでみようと。『親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている』って私が言ったら、子供たちも一緒に次を同じように言うんですね。

(玉袋筋太郎)はいはい。

(齋藤孝)で、全文を音読で読破しましてですね。したらなんと、6時間かけて全部読みましたね(笑)。

(玉袋筋太郎)すごーい!

(齋藤孝)これはもう超絶盛り上がりましたけども。やっぱり声に出すとすごくなんか身に入りますよね。

<書き起こしおわり>


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