吉田豪推薦 ゆるふわ文化系女子ラップの世界

吉田豪が語る 週刊ポスト・ホリエモン インタビュー裏話 bayfm with you

吉田豪さんがbay fm『with you』で文化系女子ラップを特集。泉まくらさん、daokoさん、でんぱ組inc・てんちむ・Alodiaのユニット MARBLE WONDERLANDなどを紹介していました。

(松本ともこ)今日は何にスポットを当てますか?

(吉田豪)えー、文化系女子ラップ特集。

(松本ともこ)文化系女子はラップするんですか?

(吉田豪)文化系女子がラップを始めたっていう感じ。最近になって(笑)。突然、同時多発的に。

(松本ともこ)そんなに何組もいらっしゃるってこと?

(吉田豪)すごい増えてますね。面白い文化が出来上がりつつある感じで。

(松本ともこ)たとえば海外で生活をしていてとか、英語に堪能とか、そういうんじゃなく?

(吉田豪)そうですね。なんだろうな?90年代だと女子がラップをやるにしても結構ハードコアなギャングスタスタイルでやらなきゃ!みたいな感じがあったじゃないですか。性別なんか関係ない感じになったりする感じに。ぜんぜん違うんですね。最近、ラップするアイドルがすごい増えている。アイドルラップグループも増えたし。

(松本ともこ)アイドル?

(吉田豪)で、アイドルがラップの曲をやるっていうのもすごい増えて。昔だったら、『東京パフォーマンスドールがラップを!?』みたいな感じでテンション上がってたのが、すんごい普通になって。それと同時にラップに興味を持った普通の女の子がウィスパーボイスで肩肘張らずに歌うアーティストみたいな感じも増えてきてて。

(松本ともこ)あの、張り切り過ぎないんですね。

(吉田豪)で、アーティストとアイドルの境界線も最近すごい曖昧で。曲、自分で作っていないアイドルとアーティストの違いってなんだろう?みたいな感じじゃないですか。

(松本ともこ)でも、木村カエラちゃんとかがアイドルだったけどアーティストだっていう、そこのね、上手なクロスがあったじゃないですか。でもいまの子たちはもっとアイドルか、アーティストか、気にしないのかな?本人が。

(吉田豪)まあ、意外と気にしてるんですけどね。アーティスト側の人がアイドルのイベント出ると、すごい線引きを気にしながら出てるんですけど。見てる側からすると、正直大差ないわっていう。

(松本ともこ)見てる側はそんな気にしないという。面白いですね。

(吉田豪)そこは線引き、ないでしょ?っていう。で、いま(BGMで)流れているのが先駆者みたいな感じの。泉まくらさんという方の『balloon』っていう曲なんですけど。

(松本ともこ)泉まくらさん?

(吉田豪)泉まくらさん。まあ僕は面識もないんですけど、彼女の宣伝をすることを『まくら営業』って言ってるんですけど(笑)。

(松本ともこ)まくら営業!上手い!泉まくらさん。割と早くからやってると。

(吉田豪)そうです。アルバム2枚出てて。すごくウィスパーでゆるい感じなんですが。本人は本当に真面目にラップが好きで。『かっこいいと言われたい』とか、『ゆるふわって言われたくない』とか言ってるんですけど、まあ、ゆるふわなんですよ(笑)。かなりゆるふわ感。

(松本ともこ)会ったことはないけど、これはいいぞと。じゃあ1曲聞きましょうか。

(吉田豪)ええとですね、パスピエっていうバンドがありまして。

(松本ともこ)パスピエ?私、初めて聞きました。

(吉田豪)結構普通に活動してまして。『最終電車』っていう曲があるんですけど、それの泉まくらフィーチャリングバージョンがありまして。ちょっとそれいってみますかね。『最終電車』パスピエ feat.泉まくら。

パスピエ feat.泉まくら『最終電車』

(松本ともこ)『ゆるふわ』って言われてもいい声質ですよね。

(吉田豪)否定しきれない感じ。

(松本ともこ)でも昔ね、Dragon Ash feat. ACO。ACOさんのちょっと子猫タイプというか、かわいい感じがしますよね。

(吉田豪)ACO、僕も大好きなんですよ。

(松本ともこ)好きですか?あの好きな感じを思い出したけども。パスピエ feat.泉まくら『最終電車』をお届けしました。では、続いて?

(吉田豪)そんな彼女がニューアルバム『マイルーム・マイステージ』っていうのを出しまして。

(泉まくら)いいタイトル!マイルーム・マイステージ。

(吉田豪)いいタイトルだし、アルバムとしてもすごいよく出来ていて。の中から1曲。タイトル曲じゃないんですけどね、聞きたいなと。泉まくらで、『candle』。

パスピエ『candle』

(松本ともこ)泉まくらさんのアルバム、かわいらしいイラストなんですね。

(吉田豪)ジャケはね、常に。

(松本ともこ)少女マンガというか。かわいいファンシーな感じだから、どんな方かわかんない。

(吉田豪)ライブ行かなきゃわかんないんです。この前、本当見たかったんですけどね。PVも全部イラストですからね。

(松本ともこ)PVもそうなんだー。

(吉田豪)本業、普通のOLさんみたいです。

(松本ともこ)えー!気になるー!

(吉田豪)顔、知りたいです。顔見るためにライブ行きたいぐらい。

(松本ともこ)でもそういう気持ちにさせますね。この歌いっぷりはね。ニューアルバム『マイルーム・マイステージ』から『candle』をお送りしています。じゃあ、続いて・・・今日はゆるーく。(ビート)たけしさんから始まって、文化系女子ラップ特集。

(吉田豪)まあ、『anan』ですから。一応。

(松本ともこ)そうね。女子な感じで。

(吉田豪)次ね、16才の女の子のラッパーで。daokoって子がいまして。

(松本ともこ)えっ?何子?

(吉田豪)daoko。

(松本ともこ)daokoちゃん?アルファベットで、daoko。

(吉田豪)この人も実は映像とかだと顔が切れてたりするんですけど。かわいいはずなんですよ。ジャケを見る限りは。

(松本ともこ)あまちゃんみたい。能年ちゃんみたい。

(吉田豪)ジャケを見る限りはかわいいはずなんですけどね。ぜんぜんイラストジャケだったりとかもして。

(松本ともこ)わかった!あまりにもかわいいから、出すと嫌味だから出さないんじゃない?

(吉田豪)(笑)。嫌われるんじゃないか?って。

(松本ともこ)そうそう。逆に女子が敵が増えるから。『私、かわいすぎる』みたいな。

(吉田豪)かわいいっぽいはずなんですよね。

(松本ともこ)そうですね。メガネかけている横顔のところもかわいいですね!1997年3月生まれ。16。若い!

(吉田豪)(笑)。お父さんいくつなんですかね?

(松本ともこ)お父さん、いくつかなー?(笑)。聞きたくないな。daokoって、『だをこ』。こっちは平仮名だ。アルファベット表記もある。

(吉田豪)そんな彼女の10代っぽい曲を1曲、聞いてみたいなと。daokoさんで、『キラキラ』。

daoko『キラキラ』

(松本ともこ)なんか良い文化ですね。でも、歌をね、すごいレッスンを積んでとかそういうんじゃなくて、まず言いたいことをそれこそ言葉で出していく。からラップになっていっちゃう。

(吉田豪)そうですね。さっきの泉さんも、このdaokoさんも基本作詞のみ担当で。

(松本ともこ)なるほど。じゃあそれを自分の思うように。もしくはプロデューサーが曲を作って。でも、じゃあみんな学校行きながらアーティストとしても。何でしょうね?これ、趣味がCDとして出来上がっていっちゃうのかな?

(吉田豪)そうですね。このdaokoさんとかも、ニコ動きっかけっぽいですからね。ニコニコ動画の曲をラップアレンジして、みたいなのが。

(松本ともこ)自分で好きなものは、もういま新しいところでいうと、当たり前のようにニコ動があるんですね。

(吉田豪)で、そういうアーティスト側のゆるいラップと同じように、アイドル側がこういうのをやっているっていうのも1個、いっておこうと思って。メジャーデビューしたtofubeatsっていう、HIPHOPアイドルlyrical schoolに楽曲提供をしている若いトラックメイカーの人がいるんですけど。その人がでんぱ組.incと、てんちむさんっていうNHKの天才てれびくんマックス出身のギャルモデルの人と、Alodiaっていう外国人コスプレイヤーを起用したユニットで、MARBLE WONDERLANDっていうのの配信限定シングル『KAWAII GIRL』。配信だからぜんぜん話題になってないんですよ(笑)。

(松本ともこ)そんなことないんじゃない?配信で話題になるでしょ!?いまの時代は。

(吉田豪)リリース当時に多少・・・でも、ぜんぜん誰かが褒めてるのとか聞いたことなくて。すごくいいのにっていう。

(松本ともこ)注目しましょう。じゃあ。

(吉田豪)いまさらだけど、推そうっていう。

(松本ともこ)配信限定だけど、まだ聞けますよね?

(吉田豪)ぜんぜんダウンロードできるので。

(松本ともこ)じゃあ、with youのリスナーの方。聞いてどうだったかね。チェックしましょうか。

(吉田豪)というわけで、MARBLE WONDERLANDで『KAWAII GIRL』。

MARBLE WONDERLAND『KAWAII GIRL』

(松本ともこ)『KAWAII GIRL』というナンバー。配信限定シングル、どうでしょうか。MARBLE WONDERLANDでチェックすればわかりますよね。

(吉田豪)そうですね。聞いてる限りだと、ほぼでんぱ組が歌ってるんでね(笑)。

(松本ともこ)どこに外国人コスプレイヤーさんのAlodiaさんがいるのか?って。

(吉田豪)どこに参加してるのかは正直、わからないという(笑)。

(松本ともこ)なんかプロモーションビデオとかはないんですかね?

(吉田豪)ないですね。

(松本ともこ)そこに出てれば、ああコスプレイヤーさんねってわかるけど。

(吉田豪)1回こっきりのユニットだろうしね。でも、いいですよ。

(松本ともこ)でも、文化系女子ラップは、この土壌は私、気持ちいいなと思いました。高校生とかで音楽やりたいのに、ものすごく楽器やらなきゃ!とか、結構挫折してる子・・・

(吉田豪)気合入れなきゃ!みたいな感じの方に行く必要がないっていう。ぜんぜんそのまんまでいいんですよっていう。

(松本ともこ)やってけるじゃん。あとはそのお洒落なプロデューサーが料理してくれれば。

(吉田豪)ラップさえちゃんとやってくれれば、あとは声も張らずに、ゆるーい感じのことを歌ってくださいっていう(笑)。

(松本ともこ)で、いま思うことを歌っていくと、それがオリジナルっていう。なかなかいいんじゃないですか?吉田豪、プロデュースすればいいのに。

(吉田豪)なんで?ないですよ。

(松本ともこ)そういうことは興味ないの?

(吉田豪)ぜんぜん嫌ですよ。僕、中の人にはなりたくないですから。

(松本ともこ)そう言うんですよ。させたいのにな。私、結構興味あるんだけどな。ということで今日はみなさん、初めて聞いたかもしれませんね。パスピエ feat.泉まくらさんの曲、そして泉まくらさんチェックして、daokoさん、そしていまお送りしているのがMARBLE WONDERLANDの『KAWAII GIRL』。次回の吉田豪ホントのところは11月27日です。11月、いよいよ半ばですが、忙しいですか?

(吉田豪)わかんないでーす。

(松本ともこ)わかんないんですよね(笑)。是非みなさん、twitterもチェックしてください。豪さん、再来週よろしくお願いします。

(吉田豪)はい。どもー。

<書き起こしおわり>

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