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久保ミツロウ 能町みね子 ジェーン・スー オールナイトニッポン書き起こし

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ジェーン・スーさんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポン』にゲスト出演。著書『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』について語り合っていました。

(久保ミツロウ)ここで本日のゲストをご紹介したいところなんですが、実は台風26号の影響でお電話での登場となります。コラムニストのジェーン・スーさんです!

(ジェーン・スー)こんばんはー。

(能町みね子)こんばんは。

(久保)はじめまして。今日はよろしくお願いします。

(ジェーン・スー)お会いしたかったですわー。

(久保)ね。刀、カチャン!カチャン!しながら、こう話したかったですよね(笑)。

(ジェーン・スー)合戦に向けてね、私も昨日7時間、漫画喫茶でいろいろ読んだり、いろいろしてたんで。

(久保)(笑)。私も仕込んだんですよ。

(能町)そうですね。私たち、付箋を貼ってますからね。本に。

(ジェーン・スー)すごい残念なんですけど、しょうがないですよね。台風ですから。

(能町)まあ、しょうがないですね。

(久保)この10月11日に初の単行本『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』、略して『わたプロ』が発売になったばかりのジェーン・スーさんですが。はい、私この101の理由、全部読んで101個の感想、全部書きました。

(ジェーン・スー)(笑)。ありがとうございます。本当にありがとうございます。お忙しい中。

(久保)いやー、読み応えありすぎですよ(笑)。

(ジェーン・スー)トゥーマッチっていうのがね、やっぱりいちばんの感想ですよね。みなさんの。

(久保)私、最初にジェーン・スーさんに『点滴のように大事に読みます』ってリプライしたんですけど。

(ジェーン・スー)リプライ、いただきましたよね。

(久保)それで、『一気にやったら死んじゃいますからね』って(笑)。まさしく濃い点滴でしたね!

(ジェーン・スー)ちょっとね。ちょっとお体にキツい感じの。

(久保)キツいし、私たちもいろいろと・・・

(能町)まあ思うところがあり・・・

(久保)思うところがありまして、それをぶつけようと思ったんですが、直接はぶつけられないので。まあちょっと電話で。

(ジェーン・スー)是非。電話ごしにぶつけて来てください。

(能町)久保さんが、本当全項目について感想なり思ったことをメモしてまして。いま、手元にあるんですけど。

(久保)もう、書いてあります。全部の項目に私、カルタみたいに。上の句下の句みたいな感じで。


(ジェーン・スー)うわー、超見たかった。それ!見たかったわー。

(久保)これを見せたかったんですけど。

(能町)で、これを・・・これから1個1個番号言って久保さんに読み上げてもらおうと思うんですよ。で、ちょっと先に例題みたいな感じで。私がまず、この中で、『あ、これ久保さんのことだな』って思ったところが1個ありまして。81番。101個あるうちの81番なんですけど、『どこからどう見ても私にかわいげがない』というタイトルのところの中の、『失敗したことを、かわいいと言われてキレる』。

(ジェーン・スー)うわー、ありましたねー!それね。

(能町)ここね。この本の中でいちばん久保さんだと思ったところでして。なんで、その81番について久保さんがどう思ったか?をちょっといま、聞きたいと思いますね。

(ジェーン・スー)あ、聞きたいですね。是非。

(久保)はい。この81番に関して、私が書いたメモを読みます!『もう脳は、うまく入ってこない』。

(ジェーン・スー)(爆笑)

(久保)もう脳にうまく入ってこないっていう、もうこれぐらい・・・

(能町)脳に言葉が入ってこないんだね。

(久保)なんだろう?わかるような気がするけど、わかっちゃいけない気がするって。ここらへんで、結構脳がビリビリ来てるますね。点滴がヤバくてね。

(ジェーン・スー)そうなんですか。

(能町)そうね。101個のうちの8割ぐらい行ってるから、もうだいぶオーバードーズ気味になっているってことだね。

(ジェーン・スー)あー、なるほどなるほど。

(久保)もう私にかわいげがないってわかってるし、かわいい!って言う人は勝手にその人の中で最適化された何か幻想を見てるわけじゃないですか。直接仲いい友達でもなく、twitter上だけの上辺だけの私を見ている人が世の中、増えてしまったんで。耐えられないんですよね。そういうのに。

(ジェーン・スー)わかります。これ、本を『なんのこっちゃ?』っていう人もいると思うんであれなんですけど。101個、プロポーズされない理由を書いた本なんですけど、81番がその、『どこからどう見ても私にかわいげがない』っていうのが、人としての愛嬌や愛想の良さを私、媚びと間違えてたんですよね。ずーっと。で、まさにその、ちょっと転んだりとかした時に、『あっ、かわいいね』みたいなことを言われると、キーッ!と烈火のごとく怒ってて。

(能町)ふざけるなと。

(ジェーン・スー)でも、女友達の前では、それ平気でやるんですよね。醤油とソースを間違える的な。

(能町)なんならちょっとブリっ子でもいいぐらいになってますからね。

(ジェーン・スー)そうそう。で、なんか言われたりしても、それなりに『ちがうー!』なんてことを言えるのに、なぜか異性の前だと、絶対隙なんか見せるか!っていう、もう。っていうのをやり続けてきたんですけど。やっぱり久保さんもそういう・・・

(能町)基本的にラジオ番組中でも、なんかちょっとした読み間違いとかを、私たちは普通にかわいげのあるミスだと思ってるんですけど、久保さんはマジ失敗だと思うので。

(久保)ラジオでは伝わってませんけど、ずっと腹殴ってますからね。私(笑)。バカ!美津子、バカ!ってこう(笑)。

(能町)ちょっとした漢字の読み間違いとかが、かわいいとは自分では全く思っていないですね。

(ジェーン・スー)あー・・・自分で思っちゃうのも、あれですけどね。

(久保)あと、『かわいい』って気軽に言う人は、かわいくない瞬間も探してるんですよ。あいつら、みんな!

(ジェーン・スー)(笑)。あの、すごいですよね。世界をまず敵だっていう前提から始まるトーク。

(久保・能町)(笑)

(ジェーン・スー)わかります。すっごいわかりますよ。ものすごいわかります。

(久保)あの、こういう感じで、この101個のやつ全部答えられます。もう書いてありますんで。

(能町)ちょっとジェーン・スーさんに番号を言っていただいて。そしたら私が番号のタイトルのところを読みますんで。それで久保さんが感想を言うと。

(久保)下の句を言います。

(ジェーン・スー)ちょっと後半、行っても大丈夫ですか?

(久保)大丈夫ですよ。

(ジェーン・スー)脳は働いていたでしょうか?

(久保)あの、1回途中で休ませたんで。大丈夫です。

(ジェーン・スー)えっと、95番。

(能町)95番。読みますね。『ちょっといい感じになった人とご飯に行って、ご馳走されるとキョドる』。

(久保)あー・・・95番。『ちょっといい感じのが、ほぼ無い。そして、男と2人でメシ食ったら割り勘しか記憶がない。おごってとも言われない』。です。

(ジェーン・スー)(笑)。スゴいですね。

(能町)やっぱり完全な閉じ方が見えますね。

(久保)ここはあと、漫画家という仕事柄、仕事関係の人におごられるのが慣れてはいるんですけど、プライベートで誰か男の人と飲みに行くっていうのでスペシャル感が出たことが、な・・・すいません、ちょっとすいません。頭が痛くて、よく思い出せないですけど。

(ジェーン・スー)ごめんなさい。あの、私のお会いしたこともない方にこんなことを言うのもあれなんですけど。スペシャル感がちょっとでも出ようものなら、それをものすごい勢いでパーン!パーン!ってハエたたきみたいなので潰したりとかしてませんかね?

(能町)私は潰す瞬間を見たことがありますけど。たぶん久保さんはそう思ってないと思うんですよね。

(久保)あの・・・次、行きましょうか!

(ジェーン・スー)(笑)

(久保)次、行きましょう。次!他、他ください。

(ジェーン・スー)じゃあちょっと軽めな感じで。9番。

(能町)9番。はい、読みます。『独身の楽しさが半減するぐらいなら、結婚しない方がマシと思っている』。

(久保)あー・・・ここですね。これに対する私の下の句。『人生のほとんどを女と同棲していて、そして別れたっていう独身の男性が家でご飯作って食べるの、なんか虚しくなっちゃって・・・って話してきた時に、みんなそうしてるんだよ!って独身のプロとして上からの発言をしました。間違いだったのかな?』って書いております。

(ジェーン・能町)(笑)

(ジェーン・スー)なんかあの、独白気味になっていて・・・(笑)。

(久保)そうなんですよ。これ、勝手にジェーン・スーさんにカウンセリングしてもらいたいかのように、語りかけになってるんですよね。

(能町)9の項目からちょっと違うところに旅立っちゃってますよね。

(久保)かなりね、正しい答え、下の句になってないですね(笑)。

(ジェーン・スー)これ、私たちがやって大失敗だったことですから。たぶん真似しない方がいいと思うんですけど。シングルイズドラッグ!って書いたんですけどね。まあやっぱり自分の人生を自分の舵で船を漕いでいくっていう、お楽しみジャンキーの人たちは、結局譲れないんで。で、結婚して誰かの好みとかに合わせるんだったら、自分1人でいた方がいいかな?みたいな。

(久保)あの、私たち、独身が楽しいとかもそんな思ってないし、結婚が楽しいとも思ってないし。ただ現実として『独身』というものが転がっている感じ。

(ジェーン・スー)あ、状態としての独身。

(久保)状態としての独身で。

(能町)シンプルな独身状態。

(久保)で、女友達には恵まれてるんで、躍起になって女友達を探そうともしないし。むしろ、なんか中途半端なぐらいの女友達、増やしたくないなっていう。友達を増やしたくないっていう気持ちが最近すっごい湧いてきているぐらいで。

(ジェーン・スー)あー、なんかいちいちね、知り合うのとかもなかなか面倒くさくなってきますよね。

(久保)女子社会、女子政治ってなんか面倒くさいじゃないですか。

(ジェーン・スー)あー、はいはいはい。

(能町)非常に面倒くさいですね。

(久保)しかも肩書まで持ってくると。

(ジェーン・スー)そう。ちょっとそこのね、バランス感覚難しいですよね。

(久保)難しいんですよ。誰ともヘラヘラと笑ってるのも、なんか違うんじゃないか?でも元々この人とは仲良くなるタイプじゃないし。でも、そういう人とも仲良くしたい気持ちも無いわけじゃないけど、でもそこの線引きを勝手にするのもどうかと思う。悩んでるんですよ。

(ジェーン・スー)ありますよね、それはね。私なんかは全然まだないですけど。たぶん久保さんぐらいになると、そういうのはあるんじゃないかなと思います。

(久保)いやー、ジェーン・スーさん、嫌われたりします?

(ジェーン・スー)あ、全然ありますよ。8割ぐらい嫌われてるんじゃないですかね?

(久保)えー!?

(能町)8割ぐらい。それは思い込みじゃなくてですか?

(ジェーン・スー)たぶん思い込みが9割ぐらいあるんですけど。でも8×9=72で72%ぐらい嫌われてるんじゃないですかね?

(久保)ああ、でも私も結構twitterとかで。テレビ出始めてから如実に嫌われてる層がだいぶ透明化されてきて。で、ファンでいてくれる人も増えるけど、嫌いになる人もこれだけ増えるんだっていうのが。

(能町)まあ、それはそうですね。

(ジェーン・スー)すごいですよね。あの叩くときのヤツらの嬉しそうな顔が、思い浮かぶ。

(能町)本当。こう守るものがないから、いくらでも叩けますからね。

(ジェーン・スー)ねえ。本当に。もう私も言われたい放題ですからね。ババアだブスだデブだみたいなの。

(久保)私も全部言われて。2chでそれ、スレ3つぐらい立ちましたよ。現行スレもありますよ!

(能町)現行スレ、あるんだ。

(久保)あったあった。たしか。でも見てないからな。もう。結婚から離れちゃった。

(ジェーン・スー)あ、いいっすよ。もういいじゃないですか。別に。なんか普通に話した方が。

(久保)こういうのをね、やりたかったんですけどね。

(能町)もう1個ぐらい、行きますか?

(ジェーン・スー)じゃあね、どれがいいっすかね。80番。

(能町)80番。はい。わー、これは・・・一応読みましょう。『ネットの噂話をいちいち彼に報告する』。

(久保)はい。ええと、これはですね、『彼はいませんでしたが、好きな男の人とtwitterのDMで、あいつ死ね!って言い合ってました』。

(ジェーン・スー)気が合うじゃないですか!

(能町)(笑)。それは言ったわけですよね。意外と80番はちゃんと当てはまってるんですね。

(ジェーン・スー)気が合う人じゃないですか。

(久保)気が合いますけど、別に付き合うことはなかったですね。

(ジェーン・スー)それはあれですよね。さっきおっしゃってた、ちょっと揮発性のある、ちょっと恋的な何かが出てくると、パーン!パーン!パーン!ってハエたたきで。

(久保)いや、もうなんかね、私一応自分の気持ちが伝わるのが嫌ということは一切なく、かなり初期の段階で好きっていうのをバラして、恋愛対象として見て欲しいって上で人付き合いを始めるんで。好きな人とは。だからここで、なんか恥ずかしがっているとかではなく、かなりあけすけになっているという意味での『あいつ死ね!』なんで。本当の私の姿を見て!っていう意味での『あいつ死ね!』ですね(笑)。

(能町)それは久保さんはもう、好意を1回見せた相手なんですね?

(久保)見せた相手に、向こうもムカつくリプライもらったとかで、『あいつ死ね!』みたいなのを言い合ってるみたいな感じですね。

(ジェーン・スー)やっぱり自己評価ってなかなかね、ブレたり思い込みがあったりするんで。いちばん身近にいる女友達っていうのが、いちばん見えてると思うんで。能町さん的にはどうなんですかね?その・・・

(能町)久保さんは、たしかに好意を持っている人にすぐ行けるっていう、すごい強さがあるんですけど。まあ、それがうまく行かなかった場合に、ちゃんと友達になれてしまうんですが。そっから先は本当に友達なんです。おそらく。

(久保)なんでしょうね。結婚とか、彼女、女としての一軍じゃなく、速攻友達としての名球会入りしちゃうんですよ。

(能町)名球会入り(笑)。名球会入りしてるね、久保さん。すごくね。

(久保)いやー・・・

(能町)あ、もうちょっと残念なことにそろそろお別れのお時間に・・・

(久保)私の愚痴ばっかりですみません!

(ジェーン・スー)えっ!?

(能町)ちょっと時間がもう無いみたいで。

(ジェーン・スー)すごい!あっという間だったですね。

(能町)それほどこれね、密度が多いんですね。

(ジェーン・スー)さっき能町さんがおっしゃった、101の、友達がいるっていうのがやっぱりっていうのね、すごい気になったんですけど。さっきおっしゃってたのが。

(能町)101の友達がいる?

(ジェーン・スー)あの、101のところで『病めるときも健やかなる時も・・・』。

(能町)あー、はいはいはい。そうなんですよ。それも大きな問題なんだろうなって思うんですけど。私はまだ、ちょっと夢見ている部分があるので。結婚に。まだね、その火は消えてないんですよ。

(久保)(笑)

(ジェーン・スー)まだまだ本気を出してないだけですよね。

(能町)そう思ってます。

(ジェーン・スー)私もそうです。

(能町)あ、そうですね。じゃあ一緒ですね。

(ジェーン・スー)一緒ですよ。久保さんは?

(久保)ああ、私は老人ホームを建てる方を考えます。

(ジェーン・スー)ああ、なるほど。ちょっと今度、ご飯でも・・・

(久保)再戦しましょう!

(ジェーン・スー)しましょう。

(能町)再戦すべきですね。

(久保)スポンサーがつなかいところで、勝手にやりましょう。

(ジェーン・スー)やりましょう。是非是非。

(久保)では最後にお知らせをお願いします。

(ジェーン・スー)はい。というわけで、私の初めての著作になります。『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』。こちら、ただいま絶賛発売中ですので。気が向いた方は、ちょっと本屋で立ち読みでもしていただけるとありがたいなという気分でございます。

(能町)謙虚!

(久保)謙虚!ありがとうございます。ジェーン・スーさんでした!

(能町)ありがとうございました。

(ジェーン・スー)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書)