土岐麻子さんとジェーン・スーさんがTBSラジオ『タマフル』にゲスト出演。ライムスターの『Bitter, Sweet & Beautiful』と土岐さんの『Bittersweet』のカブり問題について話していました。
(宇多丸)その、『Bitter, Sweet & Beautiful』。まあ、7月29日発売になるわけですけど。これ、なんとですね。同じ発売日にタイトルをかぶせてきているやつがいるんですね。カブってるんすよ。タイトルが。同じ日に。これ、どういうことなんだ!?って、これね、私ね、すごい気になっているあたりなんですが。そのアルバムをリリースされる方をお呼びしております。土岐麻子さんでーす。
(土岐麻子)こんにちはー。
(宇多丸)どうも。お疲れ様でございます。
(土岐麻子)お疲れ様です(笑)。
(宇多丸)『相談は踊る』、代行MC、お疲れ様でした。そして横には、『相談は踊る』から、ジェーン・スーさんも。
「ジェーン・スー 相談は踊る」この後19:00?21:00までの生放送。
代行MCは、シンガーの土岐麻子さん。最新アルバムから曲もたっぷりOA!相談はsd954@tbs.co.jpまで。 #sd954 #radiko pic.twitter.com/188bntxxan
— sodance954 (@sodance954) 2015, 7月 25
(ジェーン・スー)はいっ!どうも、よろしくお願いします。
(宇多丸)すいません。早々、お疲れのところ。
(ジェーン・スー)いえいえ。おヒゲが今日は生えてらっしゃって。
(宇多丸)おヒゲ、最近私ちょっと・・・
(ジェーン・スー)伸ばしてるんですか?素敵。
(土岐麻子)あ、本当だ。
(宇多丸)ちょっと待ってください。ジェーン・スーさん、そういう毒っ気のあるアプローチを私にするような感じでしたっけ?
(土岐麻子)あれあれ?
(ジェーン・スー)最近、偉くなったんですよ(笑)。
(宇多丸)偉くなった(笑)。
(ジェーン・スー)失礼いたしました。
(宇多丸)はい。えー、ということで、土岐さんね、この番組にも何度か出て頂いてますね。2007年、2008年にかけて3回ほどご出演されて。まあ、しまおさんとね、仲良しということで。留年のエピソードなんか、人気エピソードでございますが。
(土岐麻子)あ、そうなんですか(笑)。
アルバムタイトルの意味
(宇多丸)なんと、ニューアルバム。土岐さんのアルバムタイトルはなんでしたっけ?
(土岐麻子)『Bittersweet』です。
(宇多丸)僕らのアルバムは、『Bitter, Sweet & Beautiful』ですよ。
(土岐麻子)ねえ。『& Beautiful』ね。その手があったか!っていうね。
(宇多丸)ちょっと足してきたあたりですよね。ちょっと一歩足してきた(笑)。しかも今回、コンセプトプロデューサーということで、ジェーン・スーさんが。
(ジェーン・スー)そうなんですよ。
(宇多丸)ということはだから、これ、タイトルはジェーン・スーだったりするんですか?
(ジェーン・スー)2人で考えてたんですよね。いろいろタイトル、紛糾して。じゃあ、どうする?みたいになった時に・・・
(土岐麻子)私が『「人生楽ありゃ苦もあるさ」みたいなことを、おしゃれに言いたい』って言ったら・・・(笑)。
(宇多丸)(爆笑)
(ジェーン・スー)まあ、そのままはね、タイトルにならないからね。
(宇多丸)土岐さんはその、『おしゃれに言いたい』っていうの、本当におしゃれじゃない・・・(笑)。
(土岐麻子)(笑)
(ジェーン・スー)『じゃあ、「Bittersweet」はどうですか?』っていう感じで。
(宇多丸)まあまあ、『Bittersweet』はありますもんね。言葉としてはね。
(ジェーン・スー)そうなんですよ。だからちょうどそういう年代なのかな?っていうのはその後、したんですよね。
(土岐麻子)そうですね。だからアルバムの内容も本当に、ビターなこともあるけど、結局それも含めてスイートだねっていう内容で。それは、現在40前後の私たちが思うところだったりして。だから、ねえ。ライムスターもそんな感じなのかな?どうなんだろう?と思っていたんですけど。
(宇多丸)はいはいはい。ねえ。それがまさかの。だから、おっさんサイドも、まあ似たような。しかもね、僕らね、当然『Bitter, Sweet』っていうタイトル案もあったんですよ。それこそタイトル案を考える時に、『Bitter, Sweet』もあれば、僕はずっと前から、『「Bitter, Sweet」・・・なんか、「& Beautiful」ってどう?』って。ビューティフルっていうコンセプトがあったんで。ビューティフルとね、『How Beautiful』とかあったりしますからね。
(土岐麻子)そうですよね。
(宇多丸)しかも、『Weekend shuffle』。アルバムタイトルがあったりとか。
(土岐麻子)そうそう。はい。
(宇多丸)土岐さんとは、やたらとカブる。住んでいるあたりもカブルシ。
(土岐麻子)そう。家も近いし(笑)。
(宇多丸)もう、困っちゃう。まあでも、これはだからその、同じようなところを、ちゃんとものを考えていると同じような見るんだってことでこれ、いいんじゃないですか?
(ジェーン・スー)ちょっとリリックを土岐さんからLINEで写真が送られてきて。
(土岐麻子)ライムスターの・・・
(宇多丸)あ、そうか。この間の日曜日に『夏びらき』っていうイベントで土岐さんにはお渡ししたんで。あ、じゃあジェーン・スー先生!ちょっと、すいません!ちょっと、いま、ねえ。本当、飛ぶ鳥を落とす勢いのジェーン・スーさん!
(ジェーン・スー)勘弁してくださいよ!
(宇多丸)ねえ、すいません、こんな・・・僕ら、ライムスターっていう、ラップなんかやってまして。長年、やってまして。ぜひ、ちょっとすいません。あの、コースターがわりに使っていただいて構わないんで・・・
(ジェーン・スー)いやいやいや・・・
(宇多丸)ぜひ、お納めください。
(ジェーン・スー)ありがとうございます。何枚目でらっしゃいますか?これで。
(宇多丸)恥ずかしながら、10枚・・・
(ジェーン・スー)さすが10枚目!さすが!『俺に言わせりゃ』から全部持ってますからね。全部買ってますから!
(宇多丸)その頃からね、ライブ来てもらってますからね。ええ。
(ジェーン・スー)ノーティー・バイ・ネイチャーの前座から見てますから。
(宇多丸)それ、JINが正式加入したね。
(土岐麻子)そうそう。で、Dさんが前の方の女の子たちにワーッ!って。これ以上言うと問題になるんで・・・
(土岐麻子)(笑)
(宇多丸)それ、もうおなじみのやつです。先ほど、なんか言ってましたね。来週、お世話になるそうで。ライムスのメンバーね。
(ジェーン・スー)そうなんです。DさんとJINさんに『相談は踊る』に来てもらって。相談に答えてもらいつつ、後ろでイカした音楽をかけてもらおうと思って。
(宇多丸)うーん。でもあいつらは土岐さん・・・土岐さん、切れ味よかったですね。先ほど、ちょっと拝聴してましたけど。
(土岐麻子)あ、そうですか?(笑)。
(宇多丸)ポーン!って、やっぱり核心にいきますよね。
(ジェーン・スー)あとね、土岐さん、声がやっぱりめちゃくちゃいいんですよ。土岐さんが延々なにかを読んでいるだけのアルバムとか、ほしいもん。
(宇多丸)あ、もう朗読だけでいい感じ?電話帳を読むだけで、もう・・・
(ジェーン・スー)『港区・・・』とか言うだけで、もう、キューン!ですよ(笑)。
(宇多丸)それにひきかえ、うちのやつら、ちょっとおじさんで、すいませんね。もう。たぶんしゃべり、『エー、すいませんね。エー、エー、エー。これね、相談?エー、エー、エー』ってこんな感じのね。
(ジェーン・スー)それは・・・それは宇多丸さんじゃないですか?(笑)。
(宇多丸)ああ、そうですか。
(ジェーン・スー)あのお二人は、そんなことないと思いますけども。
(土岐麻子)(笑)
(宇多丸)あ、やっぱいい男的なね。あの、(早稲田大学ソウルミュージック研究会GALAXYの)部長を全員つとめた話で。
(土岐麻子)聞いてびっくりしました。
(宇多丸)っていう話で。聞こえましたよ。したら、『リア充だ、リア充だ』って。
(ジェーン・スー)いや、でもそう。あの時、気がついてなかったけど、よく考えたら部長に選ばれるって、やっぱり人徳もあるし、信頼されてるんだなって。
(宇多丸)押しが強いんじゃないですか?押しが。
(ジェーン・スー)いや、そうじゃなかったでしょう。3人とも、推されてそうなったっていう感じでしたけどね。周りに。
(土岐麻子)ああー。
(宇多丸)いやいやいや、世が世なら、すいませんね。ジェーン・スーさんがいる時代にね・・・
(ジェーン・スー)やめてください。その話は終わりだ!
(宇多丸)よりによってだってね、JINとジェーン・スーでね、ものがわかってるって、これはもう圧倒的にモリ○トさんっていうことにこれ、なりますから。
(ジェーン・スー)やめてください!また言ったよ、モリ○トさんって!佐々木さん、なに言ってんすか!?佐々木さん!
(宇多丸)しかも、いまは明らかに意図的なポロリ・・・(笑)。
(一同)(笑)
(ジェーン・スー)山本、坂間、モリ○トでやりますよ、来週は!
(宇多丸)ねえ。佐々木でございました。土岐さん、申し訳ございません。
(土岐麻子)いえいえ(笑)。
(ジェーン・スー)土岐さん、でもライムスター、3人、ねえ。誰がいちばんかっこいいか?で延々友達と話すって。
(宇多丸)そうなの?
(土岐麻子)うん。誰がいいか?って(笑)。
(ジェーン・スー)選べないんですって。
(土岐麻子)選べないですよー(笑)。
(宇多丸)そんなことない!でも土岐さんはね、結構知り合ってからずいぶんたつのに、ライムスターのライブを見るの、結構遅かったじゃないですか。
(土岐麻子)そうなんですよ。去年。
(宇多丸)去年(笑)。ひどい話でしょ?(笑)。2007年とかに番組に出てもらってるのに、ライブ見たの去年なんだっていうの。で、『かっこいいんですねー』とか言って(笑)。そりゃそうですよ!なんて話をね。いままで俺のこと、どう思ってたんだ?って、ゾッとする。
(ジェーン・スー)いや、結構でも、『宇多丸さんのちょっと影のあるところも含めて・・・』みたいなことをさっき、しゃべってましたよ。
(土岐麻子)(笑)
(宇多丸)ほう。『ハゲ』?
(ジェーン・スー)ハゲじゃないですよ!影!
(土岐麻子)『K』(笑)。
(宇多丸)ああ、そうですか。ほっとしました。
(土岐麻子)(笑)
(ジェーン・スー)『ハゲのあるところ』じゃないですよ!
(宇多丸)『ハゲのあるところ』って、なんかね、心労かな?みたいな。
(ジェーン・スー)影です。影のあるところも好きなんですよね?
(土岐麻子)ねえ。いいなと思ってね。
(宇多丸)ありがとうございます。そうですか。そうですか。いやいや、ちょっとお恥ずかしい限りですけど。
(ジェーン・スー)発売、おめでとうございます。お二人とも。
(土岐麻子)ありがとうございます。
(宇多丸)ということで、かぶっているアルバムから・・・ちょっと・・・(笑)。
(ジェーン・スー)だから、なんでもかんでもそうやって・・・
(土岐麻子)もうちょっと、いい感じで言ってください。
(宇多丸)アルバム、せっかくお越しいただいているので。曲も1曲ちょっと、タマフルのリスナーにも聞いていただこうということで。7月29日、2年ぶりのオリジナルアルバム『Bittersweet』より、コンセプトプロデューサー、ジェーン・スーさん。全曲の作詞を土岐さんご本人だけど、共作で1曲、やっているということですかね?
(ジェーン・スー)1曲だけやってます。
(宇多丸)じゃあ、そちらの曲。曲紹介、お願いします。
(土岐麻子)7月29日リリースのアルバムより、『セ・ラ・ヴィ ~女は愛に忙しい~』。
<書き起こしおわり>