石山蓮華さんとでか美ちゃんさんが2023年5月16日放送のTBSラジオ『こねくと』の中でNetflixのドラマ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』について、町山智浩さんと話していました。
(石山蓮華)先週は町山さんの新刊本『町山智浩のアメリカスーパーヒーロー映画 徹底解剖』をプレゼントいただきまして、ありがとうございました。
(町山智浩)こちらこそ、ありがとうございます。
(石山蓮華)映画は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』をご紹介いただきまして。映画もね、2人とも見に行ってきましたけど。
(町山智浩)ああ、本当に? どうでした?
(でか美ちゃん)見に行きました。
(石山蓮華)面白かった!
(でか美ちゃん)私は正直、1と2を見てなかったので。配信とかでお家で見て。正直なことを言うと1、2を見て。初マーベルで。「私、あんまりマーベル向いてないのかな?って最初、思っちゃったんです。お家で見た時には。
(町山智浩)初マーベル? すごいね!
人生初マーベルのでか美ちゃん
(でか美ちゃん)人生初マーベル。でも、映画館に「物語、気になるし。『VOLUME 3』、見に行こうと思って映画館に行って……ドドドドハマり! なんか、大きい画面で見るっていうスケールの映画だなとも思ったし。
(町山智浩)だって、宇宙だもん。
(でか美ちゃん)そうなんですよ。音も超いいし。キャラクターの個性も立ってるし。もうね、私、映画館の外にもし取材班とかいたら「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、最高!」って言っちゃってましたよ(笑)。
(町山智浩)CMでね(笑)。
(でか美ちゃん)CMみたいなこと、絶対言ってたわっていうぐらい、テンションが上がりましたね。やっぱり映画館のスケールで見てほしい。ぜひ。
(町山智浩)ねえ。かわいいしね。で、最後は泣けるんですよ。本当に。
(でか美ちゃん)そう。大泣きしましたよ。
(石山蓮華)その町山さんに紹介いただいたジェームズ・ガン監督のご自身のストーリーを知っているからこそ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』がより響いてくるっていうのをこの石山は感じましたね。
(町山智浩)ありがとうございます。
(でか美ちゃん)町山さんが日本にね、一時的にもし来るタイミングとかがあれば、火曜『こねくと』チームみんなでゆっくり歩き出すっていうのをやりたいですね(笑)。
(石山蓮華)ああ、やりたい! 横に並んで!
(でか美ちゃん)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、何回ゆっくり歩き出すんだ?っていう(笑)。
(町山智浩)スローモーションだよ、あれは(笑)。
(でか美ちゃん)あれ、ちょっと実際の速さでね、みんなで一緒にやりたいですね。練習しておこう。
(石山蓮華)逆光でね(笑)。あれ、楽しいんだよなー。
(町山智浩)自分スローモーションでね(笑)。本当にあれを見た後だと、みんな横に並んで歩きたくなりますよね(笑)。本当に迷惑だよね。通行の妨害でね(笑)。いや、本当に僕、あの映画はね、主人公たちが全員……ピーターもそうだし、体を改造されてしまったアライグマのロケットもそうだし。ネビュラとガモーラっていう姉妹もそうなんですけど。みんなね、親に虐待された人たちなんですよ。親とか科学者にね。
それで傷を持っていて、トラウマを持っていて。しかも人生でうまいこといかず、いいことがなくて、どん底の吹きだまりで集まった奴らが、そのどん底から……もうみんなから「落ちこぼれ」とか「負け犬」って言われながら。「でも俺たちは1人1人だと負け犬だけど、力を合わせれば、勝てるかもしれない」っていうことでね、立ち上がっていくっていうね。そのどん底からのカムバックが素晴らしくて。
(石山蓮華)そうなんですよね!
(でか美ちゃん)私、あんまりネタバレにならないように言うと、新しい落ちこぼれ。その別組織のといいますかね。あいつもいいんだよな!
(石山蓮華)ああ、あいつよかった!
(町山智浩)そう! 彼がね、エリートとして作られるのに、落ちこぼれでね(笑)。で、あれがね、またいいんですよ。彼が泣けるんですよ。
(石山蓮華)そのキャラクター1人ずつがよかったし。あと、『マイスモールランド』をご紹介いただいた後だから、そう思ったのかもしれないけど。ある意味、その移民というか、難民の受け入れるみたいな。新しいコミュニティーにいろいろな人を受け入れるっていうところも大事だなと思いながら見ましたね。
全員、居場所がなかった
(町山智浩)あの彼らが住んでるところ、全員が違うでしょう? 人種っていうか、星人が違うよね?(笑)。で、みんな居場所がなくて集まってきた、はっきり言って難民とかなんですよ。全員がね。それがみんなが集まって仲良く暮らすっていうね、そういうところもすごくいいんですけれども。実はね、今回紹介するドラマもね、そういう落ちこぼれ、負け犬軍団の逆転の話なんですよ。今回、紹介するのはNetflixのドラマで『サンクチュアリ -聖域-』です!
<書き起こしおわり>