安住紳一郎さんが2023年5月7日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で再開発によって迷宮化している渋谷駅について話していました。
(安住紳一郎)メールです。「いつも迷っちゃうこと」。新宿区からいただきました。ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)「いつも迷っちゃうこと。ベタですが、渋谷駅ですね。小学校の頃は世田谷にいましたので、東急玉電で渋谷駅で降りてまっすぐ進めばなんとなくすぐに山手線外回りに乗れました。しかし今、仕事で東急田園都市線から山手線への乗り換え。もうもう、ひまわり畑の迷路巡り状態。地上へ出られても22世紀の異国の地状態。東急文化会館はどこ? 東急百貨店はどこ? いつも迷っています」ということですね。うーん……渋谷駅。便利になったんですけどね。ちょっとやっぱり昔の残像が残ってるんで、もう、ちょっと「あれ?」みたいなことに。
(中澤有美子)地上の目印がなくなってますからね。
(安住紳一郎)そうですよね。でも、「迷っちゃう、迷っちゃう」っていう時もありますけど、「こんなところに出られた!」みたいなね、不意の喜びはね、ありますよね(笑)。「ああーっ!」っていうのが。
(中澤有美子)そうなの(笑)。
「こんなところに出られた!」
(安住紳一郎)「あら!」っていう。「109-2に出た! ありがとう! 渋谷の神様、ありがとう!」っていう。なんかワープしたみたいな気持ちになったりして。「まさかまさか、こんな……あら! ラッキー!」みたいなね。
(中澤有美子)そうですね(笑)。
(安住紳一郎)「困ったな、困ったな……」って言ってね。ちょっと迷路みたいな階段をぐんぐん上がってたら、「こんなん、出ました!」みたいな。「ああーっ!」みたいな(笑)。
(中澤有美子)そうですね。右、左、上を見て。「ああ、ここが!」って(笑)。
(安住紳一郎)「あら! 目的地直近! ありがとうございました! 30分、早く着いちゃった!」みたいな(笑)。いや、たしかに。でももう若い人はね、ここからだからということですよね。
(中澤有美子)ですね。
(安住紳一郎)ちょっとね、昔のね、東横線の終着駅・始発駅みたいな雰囲気をちょっとね、若い人にもぜひ味わってほしかったなと思いますけどね。
(中澤有美子)そうですね。
<書き起こしおわり>