藤田ニコルさんが2023年3月25日放送のTBSラジオ『藤田ニコルのあしたはにちようび』の中で自身のファッションブランドCALNAMURが『オシャレ魔女♥ラブandベリー』とコラボすることを発表。ラブベリに関する切なすぎる思い出を話していました。
(藤田ニコル)時刻は7時になりました。こんばんは。藤田ニコルです。今週もにこるんのオープニングトークから参りたいと思います。ということでですね、発表されたんですけど。私がやってるファッションブランドのCALNAMURっていうのがあるんですけど。そのCALNAMURが、ちょっとおじさんたちにはわかんないかもしんないけど。1回言うね。あの『オシャレ魔女♥ラブandベリー』とコラボが決まりました!っていう、私的にはすっごい嬉しいことなんですけど。
で、その『オシャレ魔女♥ラブandベリー』とは何なのか?っていうのを、わからない人たちのために説明すると……私が小学生の頃にショッピングモールの中のゲームコーナーとかに筐体……100円入れたら、カードが出てきて。で、音楽に合わせて、ぽんぽこぽんぽこ遊ぶゲームがあったんですよ。それが『オシャレ魔女♥ラブandベリー』なんですけど。100円を入れたらのカードが1枚、出てきて。それが服だったりとか、髪の毛のヘアアレンジだったりとか、靴だったりとかのカードで。そのカードを集めて、自分でコーディネートをして、ダンスバトルする、みたいな。というのが私が小学生の時に、すごい流行って。
でももう、残念ながらもうそのラブベリはなくなっちゃっていて。なくなってから、もう何年も経っていて。でも私が今、CALNAMURというブランドをやってるから、なんか面白いところとコラボしたいなって思って。で、「ああ、ラブベリとコラボしてるところって、どこにもないや」って思って。ダメもとで聞いてみたら、ラブベリってセガさんなんですけど。意外にもOKをもらって。ラブベリと一緒にお洋服を作れるっていうことになったのがすごく嬉しくて。
で、このコラボを発表したら、すごいTwitterとかでも当時やっていた子たち……私と同年代の子たちが「えっ、ラブベリが復活するの?」みたいな。まあ、ラブベリ自体は復活しないんですけど。私のブランドとか関わって、ラブベリって入っているお洋服たちが出るんですけど。これ、結構すごいことなんですよ。他がやってないから。で、だからその自分のラブベリの思い出を思い出した時に、私がやっていた小学校の時って、みんなそのカードを入れてるアルバムみたいのがあって。で、それを見せ合って。
それこそ「このカードがダブったから交換しよう」とか、「このキラキラのやつ、いいね!」とか、なんかそういう話をするので毎日、盛り上がっていたんですけど。ある日、友達のお家に行ったんですね。私、ラブベリのアルバムを持って。みんなで見せる会だったから。それでみんなで見せ合っていて、私が友達の家のトイレを借りて、戻ってきたら私のそのアルバムごと、全部なくなっていて。アルバムとカードを全部、ちゃんと友達に盗まれて、私のラブベリの青春は終わってしまったので。
(山本浩司)ええっ?
(関太)嘘でしょう?
(山本浩司)どういう終わり方?
友達の家でカードを全部盗まれる
(藤田ニコル)だから、その『オシャレ魔女♥ラブandベリー』とコラボするって発表をした時に、みんなが「私も今でもカード、持ってる!」みたいな。そういうのをたくさん、載せてくれて。「ああ、私はカード、1枚も残ってないんだ……」って思って、悲しくなったけど。でも、こうやってお仕事をするのは本当に、その当時、私のカードを盗んだ女の子に伝わればいいなって思って。「もっとバズれ! もっとバズれ!」と思って。まあ、伝わっていたらいいなって思ってます。これを聞いていたら、今からでも遅くないんで、私のラブベリのカードを全部返してください。
(関太)そういう話?
(藤田ニコル)はい。名前、ここで言ってもいいですけど。返してください。私のTwitterを見たら、その情報が載ってるので。ぜひ皆さん、ラブベリのコラボのお洋服ゲット、楽しみにしててください。ということで、今週もスタートです。
coming soon???? pic.twitter.com/eZ2jcflIbU
— 藤田 ニコル(にこるん) (@0220nicole) March 14, 2023
(中略)
(山本浩司)エピソードが独特でね。ラブベリの話かと思ったら……。
(藤田ニコル)全部盗まれちゃったんだよ。だってさ、うちなんてさ母子家庭だしさ。お母さんがさ、100円くれるなんて……毎回さ、行ったとしても100円くれるわけ、ないじゃん? それで頑張って頑張って頑張って集めたカードのアルバムを全て、根こそぎ持っていかれました。
(山本浩司)その、「盗まれる」ってのはどういうことなんだろう? 「隠された」ってことなのかな?
(藤田ニコル)そう。だからトイレから持ってきたら、みんなで見ていたのにカードのアルバムがないから。うちのだけ、なくなっていて。
(山本浩司)さっきまで、見せあっていたのに?
(藤田ニコル)みんなで見せ合いしていたいのに。
(関太)もうちょっとうまくやってくれよ……。
(山本浩司)聞かなかったの?
(藤田ニコル)なかったから「えっ、私のカードは?」みたいに聞いたら「えっ、わかんない。知らない。ないよ」って。もうそれは本当、明確に覚えている。で、うちも言えないから。あんまり強めな性格じゃなかったから。「えっ……?」ってなって。泣きながら帰った。
(関太)泣き寝入りだ。
(山本浩司)ママには相談は?
(藤田ニコル)したかな? たぶんその当時、していると思う。
(山本浩司)近くにあった長い棒を持って、玄関を出ていかなかった?
(藤田ニコル)出ていかなかった。めっちゃ悲しかった。
(山本浩司)そのブランドと、ねえ。憧れの。
ボロ泣きしながら歩いて帰った
(藤田ニコル)そのラブベリと今、こうやってね、大人になって一緒に仕事してるってことは、本当に……マジでボロ泣きしながら埼玉の道を歩いて帰っていったから。
(関太)そのラブベリと!
(藤田ニコル)そうだよ。ぜひ皆さん、チェックしてください(笑)。
<書き起こしおわり>