星野源 マーク・ロンソンとの対バンイベント開催決定を語る

星野源 マーク・ロンソンとの対バンイベント開催決定を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で発表されたばかりのマーク・ロンソンとのダブル・ヘッドライナー・ショーについて話していました。

(星野源)そんな私、昨日発表がありまして。マーク・ロンソンとのダブル・ヘッドライナー・ショーが決定しまして。12月でございます。12月17日(月)、幕張メッセにてマーク・ロンソン枕さんとのダブル・ヘッドライナー・ショー、『Live in Japan 2018 星野源×マーク・ロンソン』ということで決定しまして。そんな発表が昨日ありましたが、その話でもこの後にしていきたいと思っております。今日の1曲名はマーク・ロンソン『Uptown Funk feat. ブルーノ・マーズ』。

(中略)

(星野源)そんな中、昨日発表されました。12月17日(月)。ねえ。12月の話をもうするんだね。っていうか、いまもう8月の中頃っていのがすごくない? 8月の中頃ですよ。ヤバいよね。この間まで年明けだったの。ねえ。本当に。時間が過ぎるの、早いね。辛い。本当に。時間がない。いやー……また、この間まで8月1日だったのに。そんな感じ、しない? 「昨日、8月1日だったのに」って感じがすごいするんですけど。もう8月の中頃ですよ。それでまた、12月のお知らせ。12月17日(月)、幕張メッセで開催される一夜限りのダブル・ヘッドライナー・ショー『Live in Japan 2018 星野源×マーク・ロンソン』の開催が決定しました! ねえ。メールがたくさん来ております。

神奈川県の方。「昨日、解禁されたマーク・ロンソンさんとのダブル・ヘッドライナーショー、びっくりしました。お知らせが来てブルーノ・マーズのファン友達にお知らせしたら絶叫していました。また、洋楽を聞く友達たちも『源さん、ハンパない。震える!』と言っていました。記事を読んだり調べたりして本当にすごいことだとわかりました。そんな夢のような一夜限りのライブ、行けるといいな。いつも素敵な情報、ありがとうございます。これからも楽しみにしています」っていうことで、ありがとうございます。

千葉県の方。「昨日、あまりにもビッグすぎるニュースが飛び込んできて、自分が出演するわけじゃないのにめっちゃ緊張と興奮して、本当に心臓がバクバクするってこういうことかという経験をしました。一夜限りのダブル・ヘッドライナーのライブ、そしてあのマーク・ロンソンさんとの共演。マーク・ロンソンさんと初めて会った時のことや今回のライブが決定した経緯、決まった時の気持ちなどぜひ聞かせてください」という。ありがとうございます。

愛知県の方。「昨日飛び込んだ12月17日、幕張メッセでのマーク・ロンソンとのダブルヘッドライナーライブ、いつも想像を超えた楽しみを感じさせていただいていますが、今回は唖然呆然。出た言葉は真顔で『マジか』でした。その後に押し寄せる興奮の大きさっていったら、もう。ステージの位置、演出、曲目、共演は想像しようとしてもできずに、ただただ興奮。仕事と家庭の調整は早めに根回しして、何とか最高の一夜になるであろう先行抽選に当たることを祈願します。どういったきっかけ、ご縁で今回のお話が生まれたのでしょうか?」というね。ありがとうございます。

神奈川県の方。「ついに星野源×マーク・ロンソンさんの一夜限りの開催決定ですね。イエローミュージックとポップミュージックのかけ合い、そして作り上げるライブ、どのようなものになるのかいまからワクワク、楽しみで仕方ありません。まさに星野源の夏が始まりましたね。また、イエローパスでの抽選もあるということなので応募させていただきます」ということで。ありがとうございます。

大阪、15歳の方。ラジオネーム「メールを見てしまった」。「泣きながら、『父親 浮気発覚 娘 どうすればいい』で検索していると、ポンとイエローパスからのメールの通知が。すごくプレミアムな一夜限りのライブがあるという最高のお知らせを見て、さらに涙が出ました。生きる希望をありがとうございます。頑張ります!」だって。フフフ(笑)。これ、すごいメールをありがとう。グッズをあげます。これから出来るであろうグッズをあげます。ねえ。うーん。まあでも、わかんない。確定じゃないから。「メールを見てしまった」っていうラジオネームだから、それだけじゃまだわからない。ねえ。でも、まだ15歳でそれは相当辛いですよ。ねえ。ちょっとグッズがせめてもの……でも、いいお知らせだと思ってもらえてとても嬉しいです。

あの、そうなんです。マーク・ロンソンさんとのライブが決まりまして。どこからお話しすればいいんだろうか? まず、僕が『YELLOW DANCER』というアルバムを作った頃のお話をしますかね。僕がくも膜下出血で入院して、退院して療養期間を過ごしていた頃に、音楽が一切聞けなくなって。その中で、とてもしんどい時期を過ごしておりまして。その中で、音楽を聞くことができないなっていうことに対して、とても辛さみたいなものが募っていった時に、夜に散歩とかをしていたんですけど。その中でiPodで、もし聞きたくなったら聞こうみたいな感じで。ちょっと試しに散歩中……かなり深夜でしたけど。これも何回もお話をしていることですけど、シャッフル機能でiPodを再生したら、1曲目にプリンスの『I Wanna Be Your Lover』という曲がかかったんですよ。

Prince『I Wanna Be Your Lover』

それがですねもう脳天に響いてですね、楽しくなってしまったんですよね。真夜中の街中が深夜だからもう明かりもいろいろとお落ちているんですけど。かなりキラキラと輝いてきまして。音楽って楽しいという。で、音楽によって自分の気持ちとか状態みたいなものとか、全部ひっくり返されるという経験を生きていて何度かしているんですけど、それはすごく大きな出来事で。こういう音楽をやりたい!っていう。こういうどん底な気持ちの人に楽しんでいただけるような音楽っていうか、そういう音楽をやりたいという風に思って。

昔から好きだったブラックミュージック、ディスコティックなもの、ソウルなもの、R&Bを真剣にやりたいという風に思ってきて。で、まず最初に『桜の森』という曲を作ったんですけど。それが2014年6月ぐらいに出たのかな。その時はいわゆる両A面という形で『Crazy Crazy』という曲と『桜の森』とで出したんです。

で、両A面なんだけど、2曲目なんですよ。『桜の森』は。 で、日本ではまだ……いまはもうR&Bとかソウルの人たちはいっぱいいますけど、当時は全然いなくて。まだいわゆるロックバンドだったりとか、そういうものとか。あとは逆にもっとエレクトリックのものとかっていうものが主流だった気がするんですけど。

なので、そういうものをA面に持ってきて良いのかっていうのがとても、まだわからない時期ではあったんですよね。その中で、海外ではもう全然……ダフト・パンクの『Get Lucky』とかがもうあって。それにすごく励まされて。

その中で自分がやりたい、プリンスに触発された音楽っていうものとか、もともと好きだったマイケル・ジャクソンっていうものに触発された音楽っていうものをやろうって思った時、『桜の森』っていうのをA面ではあったけど、2曲目に出した時、ものすごい反響をもらって。その中で「もしかしたらやれるかもしれない」と思っていた後に、2014年の11月にさっきかけた『Uptown Funk』がリリースされるんですよ。

それで、その中では「うわっ、かっこいいな!」と思って。「マーク・ロンソン、来たな!」って感じで聞いていた時に、しばらくして近所のコンビニで『Uptown Funnk』ががかかったの。それを聞いて、「ああ、これはもう日本で大丈夫なんだ!」っていう、なんかその妙な確信みたいなものを感じて。それでもうA面っていうか、大手を振ってど真ん中で僕はこの自分がやりたいことをやるんだ!っていう気持ちで『SUN』という曲をリリースすることができたんですよ。

『Uptown Funk』に後押しされた

なので、このマーク・ロンソンのさっきかけた『Uptown Funk feat. ブルーノ・マーズ』という曲は自分にとってすごく大事なきっかけを来れた、後押しをしてくれた曲で。で、そこから時間は飛び、『YELLOW DANCER』という曲ができ。で、この間、さいたまスーパーアリーナにブルーノ・マーズのライブに行った時に、イベンターのH.I.P.の方とご挨拶する機会があって。すごい面白い人で。ノリがすごい方だったんですけども(笑)。

で、その中で「星野源さん、なにか面白いことやりませんか?」っていう中で……僕はいわゆる「対バン」っていうものをほとんどやらないんですよ。やるんだったら自分のワンマンライブっていう。理由は、僕は療養期間があるから、ファンの方に顔を見せる機会が少なかったんですよね。あと役者の仕事とかもあるから、他のミュージシャンみたいにたくさんツアーができないしライブもできないんですよ。なので、お客さんとかファンのみんなに顔を見せるんだったらやっぱりワンマンじゃないと……っていう気持ちがあって。それでこれまでしばらく活動してきたんですけど。

そんな中で、誰かと一緒にライブを行うっていうことはすごく勉強になるんじゃないかなとは思っていて。ただ、「何か面白いことしたいな。自分が予想できないような……」って。なんだろう? たとえば仲いい人たちと一緒にライブをやるってたぶんきっとすごく楽しいと思うんだけど。「自分にも自分以外の世間的なものでもなにか面白い、予想もできないことが起きるようなことができたらいいな」ってぼんやり思っていて。その中でそのイベンターの方に「星野源さん、なにか面白いことやりましょうよ」っていう話の中のひとつの案として今回の話があったんですよね。そこで「ああ、すごく面白いと思います。やりたいです!」っていうことでやることになりました。

マークさんもOKということで話が進みまして。で、12月に決定いたしました。どんな内容なのかとかね、全然まだよくわからないんですけど。なんか面白いんじゃないかなと。なので、ぜひみなさん遊びに来てもらえたらと思います。よろしくお願いします。

<書き起こしおわり>

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