東野幸治さんが2023年2月15日放送のTBSラジオ『山里亮太の不毛な議論』の中で山里亮太さんと麒麟川島さんの次世代MC覇権争いについてトーク。その天王山となるであろう番組について話していました。
(東野幸治)ほんで、山ちゃんがやめた方がいい番組もあれば、ちょっとたぶん山ちゃん的にこういうのを今、ほしがってるんじゃないか?っていうのを考えてきたんですよ。
(山里亮太)うわっ、それ、嬉しいですね。
(東野幸治)だからちょっと日テレの朝の顔になって。それはいいんですよ。いいけど、やっぱりどこかでお笑い芸人とテレビで絡みたいっていうところがあると思うんで。たぶんご本人、言いづらいけども『有吉の壁』、ほしがってると思う。これ、一番いい見え方というか。
(山里亮太)いや、違います。東野さん……。
(東野幸治)これ、ちょっとあるでしょう?
(山里亮太)ないです、ないです。なにを言ってるんですか?
(東野幸治)『有吉の壁』と、あとね、『オールスター感謝祭』を今田さんからそろそろバトンを。これ、行かんとすぐ川島くんに取られるから。
(山里亮太)いや、完全に川島さんになるでしょう? それは。
(東野幸治)川島さんの前にグッと肩を入れとかんと。『オールスター感謝祭』を川島さんが行ったら、その言うたら川島VS山里で言うと、残りはその『DayDay.』を当てて、5年後に俺の中では紅白の司会。その、『オールスター感謝祭』をどっちが取るか。取られたらもう、紅白に行くぐらいの。そんな話になってきているのよ。
(山里亮太)天王山だ。『感謝祭』を取れるか取れないかで人生が変わってくる?
(東野幸治)ぐらいの。言うたら、大きいタレントに……これ、ラジオのスタッフとか気づいてないけど。今、すごいことになってるんですよ。
(山里亮太)大事な時期に。
『オールスター感謝祭』が天王山
(東野幸治)方や東野幸治、「移住する」って言って富山県でレギュラーを取ろうとしているんですよ。
(山里亮太)フハハハハハハハハッ!
(東野幸治)かっこ悪いです。
(山里亮太)何がですか!
(東野幸治)石川県も。
(山里亮太)石川県も押さえているんですか?
(東野幸治)新潟県のフリーのディレクターとお歳暮のやり取りしてるんです(笑)。
(山里亮太)だからね、新潟県の公式キャラクター・えちゴンもTwitterで東野さんのことをめちゃくちゃ絶賛してました。
(東野幸治)ありがたい(笑)。それぐらい山ちゃん。だから『有吉の壁』みたいなのをちょっと、やっておきたいんじゃないですか。若手芸人とちょっと……。
(山里亮太)有吉さんの位置っていうことですか?
(東野幸治)あの位置。
(山里亮太)チャレンジャーかと思いましたよ。
(東野幸治)いやいや、有吉の位置で、山ちゃんが顔になって。山ちゃんが慕う若手芸人たちと……見えるでしょう? あれをやっておくと、『DayDay.』の武田アナウンサーの下ネタのくだりも……。
(山里亮太)ないですよ、絶対にそんなのは。
(東野幸治)スペシャルでは武田アナウンサーがティッシュ箱を持って歩いてくるみたいな……。
(山里亮太)フハハハハハハハハッ!
(東野幸治)っていうボケもね。出オチやけどもね(笑)。そういうのはバランス的に山ちゃん、いいのかなって。で、気になるところはその、加地さん、佐久間さん、藤井健太郎に一切はまってないところです。
(山里亮太)東野さんっ!
(東野幸治)これですよ。やっぱり一流は、わかるんですかね? 「薄っぺらい」って(笑)。
(山里亮太)おいっ! 言いおった! 俺が一番気にしていることを!
(東野幸治)薄っぺらい……いろんな人を参考にしてできた人造人間だってことが一流はわかるんですかね? 「あれ? こいつ、オリジナリティ、ないな?」って。
(山里亮太)気づいたら(笑)。「なんかちゃんと成立させててくるけど、こいつならではは、ないな?」っていう。気付かれてるかー。だからそのお三方、これでもかっていうぐらいはまってないです。
(東野幸治)でも、だからそれぐらい、今年の4月から大事な時になってきてるんじゃないか?って。だから極端に言うたら、そのドラマも……その『情熱ある』だっけ? タイトルは。
(山里亮太)はい。『だが、情熱はある』。
(東野幸治)さんまさんのNetflixのね、言ったらジミーさんのあのドラマじゃないけど。なんだったらもう山里くんと若林くんがちょっとモニターを見て。なんかコメントを……「1分でいいんで、ちょっとしゃべってもらえると……2分で……」って。それでなかなかのギャラをもらう仕事に。たけしさんの『アンビリバボー』状態みたいな(笑)。
(山里亮太)フハハハハハハハハッ!
(東野幸治)たらいが落ちてきて、弟子に「バカヤロー!」って言うて。それで真面目なVを見るっていう。8本撮りみたいな。16本撮りとか。ぐらいの位置に来ているから。たぶんこの『だが、情熱はある』はちょっとケツで1分ぐらいのトークみたいなのも、言えへんけども。俺が日テレのプロデューサーやったら打診したい。で、楽しそうじゃないですか。「ああ、たしかにこんなこと、あったね」とか、「いや、ちょっとこれ、かっこよく描きすぎでしょう」とか言いながら……みたいなところは。というぐらいだから。で、その3月にんったら、特に日テレ界隈のいい番組、一流どころにゲストで順番に行かなあかんねんで。山ちゃんが。
(山里亮太)ああ、でもそれはありますね。番宣稼働でね。
(東野幸治)あるよね。そこで何を選ぶかよ。だから『笑点』を選んでほしいし。
(山里亮太)『笑点』って、演芸のコーナーですか?
(東野幸治)いやいや、座布団運びの山田さんとバチバチに(笑)。
(山里亮太)ああ、それを『笑点』で? 山田さんとバチバチにやり合うという?
(東野幸治)そういう意味で言うと、いろんな番組に順番に回っていかないけないんじゃないの?
(山里亮太)それこそ、日テレのドデカい番組だと『行列』があるわけじゃないですか。
(東野幸治)でもあれは日曜日の収録……だからそうか。あと、あれよ。ほんで久しぶり4月から変わるから、俺の中では3月に、大阪の島田紳助さんの家に俺、山ちゃん、後藤で行って。で、島田紳助さんの家族、ファミリーの前で山ちゃんにボロクソにダメ出しをしてもらって。それを見ながら俺がお酒飲むっていう(笑)。
(山里亮太)また、もう最悪の夜じゃないですか。あれは、もう! 全然助けてくれないですしね。ああいう時、東野さんって!
島田紳助による山里亮太批評
(東野幸治)島田紳助さんの批評が的を射すぎていて。「ああ、なるほどな」って。ピッチャーにたとえてくれて。「山里は、言うたらロッカールームから『今日はフォークを投げよう、カーブを投げよう』って決めている」って。まあ、それを導いたんはフットの後藤よ。急に何を思ったか、酒を飲んでいて。「山ちゃん、あれ、あかんで」「なにがですか?」「ロケとか行ったら、ロケバスでもう何を言うか決めて、決め打ちでしゃべるの。あれ、あかんで。あれ、なんか言葉にリアリティーないから、あかんで」って。「おう、なんや、後藤? おお、そうやな。せやねん」って。
(山里亮太)紳助さんが。
(東野幸治)で、急に立ち上がって。「ええか、山里。ピッチャーで言ったらな、一流のピッチャーっていうのは……お前はもう、グローブを持った段階でカーブを投げるって決めてんねん。でも一流のピッチャーというのは、カーブ投げると思ってても、投げる瞬間にバッターとの間合いで『ああ、これはカーブを待ってるな』と思ったら、球を離す瞬間にストレートに変えるねん。これが一流やねん。全然違う」って。それを見ながら俺、カランコロンカランコロンって。「お酒、美味しいな」って(笑)。
(山里亮太)最悪でしたよ、本当に!
(東野幸治)最高でした。ありがとうございます。
(山里亮太)あの時の後藤さんも怖かったし。なんか。
(東野幸治)家、行きましょう(笑)。
(山里亮太)ちょっと天狗の鼻、折っておきます(笑)。
<書き起こしおわり>