オードリー若林 星野源とのANN55周年ラップジングルレコーディングを語る

オードリー若林 星野源の結婚を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2023年1月21日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で星野源さんと制作したオールナイトニッポン55周年のラップジングルについてトーク。そのレコーディングの模様を話していました。

(若林正恭)この間の星野さんのオールナイトニッポンで解禁になったんですけど。星野さんが作っていただいたトラックで、オールナイトニッポン55周年のジングルでラップをやらせていただいたんですよ。で、それが解禁になって。それ、知っていた?

(春日俊彰)なんかクミさんに教えられた。

(若林正恭)ああ、クミさんに。1人2役で、どういう感じだったか、やってみて? 伝えられた時の感じを。

(春日俊彰)「グゥー……」。

(若林正恭)えっ、なに、この始まり? 春日は寝ているのね? まあ、クミさんが寝てるわけないか。寝てて、第一声でいきなり言い始めるわけないからなー。

(春日俊彰)「グゥー……。星野さんと若林さんがジングルでコラボレーション!?」。

(若林正恭)起きて、すぐ!?

(若林・春日)フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)今の、ジングルにしてください(笑)。オールナイトニッポンのジングルにしてください(笑)。

(春日俊彰)今、できちゃった(笑)。いやいや、本当に私が寝てる時にね、居間の方から、こんなはっきりじゃないけど。まず叫び声ね。「きゃーっ!」っていう声が聞こえて。「何事だ?」って思うじゃん? 朝の8時前ぐらいかな? 「何事か?」って思って行ったら……。

(若林正恭)もう完全に、変なおじさんが出てくるタイミングじゃん。今の「きゃーっ!」は。「きゃーっ!」だけでしょう?

(春日俊彰)「きゃーっ!」だけよ。「きゃーっ!」って来て。それで「なんだ?」って聞いたら「若林さんと、星野源さんが……」って。なんか、ネットニュースかなんかで見たんだろうね。それで「なんで春日は星野さんと、何もできないんだ?」っつって。朝イチで怒られたもんね(笑)。「なんで若林さんばっかり?」って。その、対談したりとかさ、絡みがあるじゃない? 「なんで春日は……」って。

(若林正恭)クミさん、星野さんが好きだからね。

(春日俊彰)そう言っていたのよ。そのニュースが出たのって、何日か前でしょう? で、そんなのを言われて、その後。今朝よ。「すごいリアルな星野さんが出てくる夢を見たんだ」ってクミさんが言っていて。「なに? どんな夢?」って聞いたら、「ライブかに行って……」って。これ、夢の話よ?

(若林正恭)あたりめーだろ! 調子に乗るなよ、クミ! お前!

(春日俊彰)「ライブに行って……」は別に現実でもあり得るだろう?

(若林正恭)調子に乗るなよ、クミ! お前!

(春日俊彰)調子には乗ってないのよ。今の部分までだったら、リアルであり得るだろう? ここから先よ。夢なのはね。

(若林正恭)まあ、調子こきなのは知ってるから。まあいいわ。夫婦そろってな。

(春日俊彰)調子こき夫婦(笑)。いや、それで……「ライブを見に行ったら係の人から『星野さんが楽屋で話したいと言っている』って言われた」って。

(若林正恭)クミさんと? おい、調子に乗んなよ、クミ! お前! 勝手に夢、見てんじゃねえぞ、お前? あ、ダブルミーティングでな(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 本当の夢の話ね(笑)。夢見じゃないのよ。本当の夢をね。で、聞いていて。そしたら、話した内容は忘れたけど、星野さんと話すきっかけができて。そこでクミさんここぞとばかりに聞いたらしいのよ。「春日ともなにか、一緒にやってもらってもいいですか?」って星野さんに言ったら、「うーん。春日さんとはコラボレーションするものが、何もないからな……」って言われたところで目が覚めたんだって(笑)。

(若林正恭)よっぽどコラボしてほしいと思ってるんだろうな(笑)。

(春日俊彰)夢の星野さん、「うーん……」って考えたっていう。それぐらい、そのコラボしてジングルを録ったっていうネットニュースを見た時には驚いていましたよ。だから、それで私もね、「ああ、そうなんだ」っつって知ったけどね。いや、すごいことですよね。

(若林正恭)それで、オファーいただいた時はもう、恐れ多いなと思って。でもなんか、恐れ多いと言ってこういう機会を逃したら……まず、「なんか楽しそうだな」と思って。だから、「いろいろ言われるだろうけど、やりたいな」と思って。でもなんか、まあDちゃんからお話を、説明を受けた時に、「俺がラッパーとしてオファーされてる感じをちょっと1回、みんな笑おうよ」っていうのはあったけどね(笑)。「星野さんがトラックを作りまして。で、若林さんにラップしていただくっていう提案が来てまして……」って言われて。「でも、そこで1回、笑わないと……」っていうのは思ったけどね(笑)。

(春日俊彰)「なんでだよ!」っていうのがまず1個、ないとね。「はいはいはい」っていうのもおかしいしね。

(若林正恭)俺も照れるし。でも俺、1回星野さんのラジオに呼んでいただいた時に『Pop Virus』のラップをさせていただいたから。それもあってね、これは楽しそうだなと思って。刺激にもなるから。普段、あんまりやらないことだから。で、ラップのリリックを作ってさ。で、お送りさせてもらって。ニッポン放送にもこれ、いろんなパーソナリティーの名前を入れたから。許諾があるから。たぶん、絶対誰かはNGを出すだろうなと思って、送って。で、星野さんが「めっちゃいいっすね」っていう風に返信してくれてたのよ。星野さん、優しいから。その時は本当にいいのか、正直わかんないじゃん?

(春日俊彰)なるへそ。そうかそうか。

(若林正恭)わかんないっていうか、俺は「大丈夫かな?」っていう気持ちよね。まだ、わからないから。それで、レコーディングスタジオというところに本当に音楽を録るために行ったのって、俺はたぶんあれ以外なのよ。『歌ヘタ』でさ、『ハトのおよめさん』だっけ?

(春日俊彰)ああ、アニメのね。

(若林正恭)そうそう。あれを録った時以来で。でもあれは歌が下手だからっていうことで録ったから、気持ちも楽というか。もうガラスの向こうでスタッフがゲラゲラ笑っていて。それを見て「なにが面白いんだ?」と思いながら。俺は歌が下手なのは別に望んだことじゃないからね。恥ずかしいぞ? 歌が下手で生まれると。音楽のテストって、ピアノの前まで1人ずつ出て歌うだろう? 俺、あれでその歌い出しで入るところが違うみたいで。俺だけ、なんか後回しにさせられて。あんなの、めっちゃ傷ついてるわ。

(春日俊彰)まあ、他と違う感じだと思うもんね。

(若林正恭)そうそう。その俺がよ? レコーディングスタジオに行くんだから。ラップを録るって。

(春日俊彰)わからんもんだね。

(若林正恭)それで、自分を鼓舞するためにのスーパーボウルの時のエミネムと全く同じ格好をしてね(笑)。一応、なんかヒップホップ寄りの格好していって。だから俺もその気なんだね(笑)。

(春日俊彰)そうだね(笑)。それなりにね。

(若林正恭)でもお笑いの、バラエティの仕事で家を出る感じとは、違ったよね。

(春日俊彰)ああ、でもそうだろうね。やったことないことをやるわけだもんね。

(若林正恭)それなりの格好をして。ジョーダンを履いてさ(笑)。

スーパーボウルのエミネムの格好で行く

(春日俊彰)ああ、やっぱりスーツとかじゃないんだね?

(若林正恭)そう。それで俺、レコーディングスタジオっていうところに入るのが、2回目か。だからちょっと『ハトよめ』を録っていた時の記憶がないんだけど。なんか、すごいな。いろんなビッグネームの人が……数々の名曲が生まれたレコーディングスタジオらしくてさ。ちょっと探訪したんだけど、慣れてないからさ。で、なんかレコーディングって、(機材に)信じられない量のつまみがあるな?

(春日俊彰)ああ、このニッポン放送のぐらいじゃないの? これよりももっとあるの?

(若林正恭)こんなもんじゃないですよ。こんなの、もう片手間でやってますよ。

(春日俊彰)いやいや、これも結構な数、あるよ? パッと見て、こんなに使うのか? 使わないボタンもあるだろうとか、私は思ってるよ。

(若林正恭)林さんが見たことないつまみをいっぱいいじって……でもお前、いじってるだろ?(笑)。

(春日俊彰)ここから手元、見えないじゃん? 2時間、ずっと膝に手を置いてるんじゃないか? あれ。置いていても、おかしくないよ? ここから見えないんだから。

(若林正恭)それさ、林さん。全部で100%だとしたら、本番中に何%ぐらい使うものなんですか? えっ、少なっ!

(春日俊彰)そしたら、やっぱり膝に手じゃないか!

(若林正恭)5%なんだ(笑)。

(春日俊彰)そんな間違ってなかったぞ。言っていたこと(笑)。

(若林正恭)あれ、何のつまみなんだろうな? で、「これ、何のつまみなんですか? すごい量ですよね!」とは言えないじゃん? 星野さんが待っていくれてて。で、慣れてないから、どういうタイミングで始まるのか、わかんないんだよね。なんかさ、テレビ局とかだったら1時間前に入って。メイクに30分間に行って……とか、あるじゃん? でもさ、それってさ、暗黙の了解だろう? 「入って1時間後に回す」って。

(春日俊彰)まあ、でもそうかもね。

(若林正恭)でも、レコーディングはわかんない。何が起こるのか? 何からが始まるか?

(春日俊彰)始まる前の心の準備もわからんもんね。たしかにな。

(若林正恭)そうそう。だから、わかんないで入って。それで星野さんがいらっしゃって。あとはあれ、エンジニアの方っていうのかな? レコーディングする方がいて。2人ぐらい、いたのかな? それで俺さ、思うんだけど。うーん。こんなこと、言っちゃなんだけど。バラエティのスタッフさんって、やっぱり私服がダサいな。

(春日俊彰)急に、なに? どういうことなのよ?

(若林正恭)ダサいっていうか、かっこよくはないよな。

(春日俊彰)まあ、うーん。そうだね。気にしているなっていう人は、なかなかいないよね。

(若林正恭)なんか、下品なブランドのロゴをちらつかせている制作会社の偉い人とかさ、ダサいじゃん?

(春日俊彰)まあ、そうだね。

(若林正恭)お前が突っ込まないとダメだろ? まあいいや。

(春日俊彰)「そんなことない」とは言えないよ。

(若林正恭)だって現にいるんだもんな。日焼けしたな、「BALENCIAGA」みたいな人な。

(春日俊彰)「大丈夫か?」っていう人がね。

(若林正恭)春日もそういう人と六本木とかで遊んでいたしね。一時期。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 一時期ね。

(若林正恭)やっぱり、どこのメーカーかわからない、なるべく、でもそぎ落とされたスウェットとか、着てるな。

(春日俊彰)んかちょっと業界で違うもんなのかね? 服装とか。

(若林正恭)だって岡田、めちゃくちゃダサかったもん。1人だけさ、ノーネクタイのさ……マジで。いや、でも卑下するわけじゃないけど。やっぱりなんかセンスってさ、いろんなものに通ずるからさ。

(春日俊彰)そうか。やっぱり音楽の人は服装とかも、なんか音楽センスと近いところなのかね?

(若林正恭)そういうことだよな。だから別に自分たちを卑下するわけじゃなくて。だから畑の違いっていう感じ。

(春日俊彰)バラエティは遠いんだろうね。おもしろのセンスと服のセンスが。

(若林正恭)いや、でもそれ、どうなんだろうな? 結構それ、ちょっと通ずるものがない? 設楽さんとか、おぎやはぎさんとか、私服かっこいいじゃん? それはやっぱり、センスいいお笑いやるじゃん? そういうの、関係あるんじゃない? ザキヤマさんもおしゃれだからね。バカリズムさんとかね。

(春日俊彰)スタッフさんも、そうだね。今までにないバラエティみたいなのをやってる人って、おしゃれだったりするよね。演出とかの人。

(若林正恭)それで昔のオールナイトの写真とか、たまに何かの拍子に見えるけど。やっぱりオードリー、服がダサいよね。あれ、なんか適当に着てるのかな? あれな。よくないのよ。だから、似合うものをわかっているっていうかさ。まあ、ちょっとそういう雰囲気を……畑の違いね。卑下しているんじゃなくて。で、星野さん、やっぱり優しいんだよ。空気作りから、やってくれるのよ。

(春日俊彰)どんなの?

(若林正恭)だからそれがネタライブの直後で。「ネタライブ、どうでした?」とかって聞いてくれて。で、俺も緊張してたんだろうな。いや、明らかに緊張してた。レコーディングスタジオで。

(春日俊彰)そりゃ、するよ。だって違う分野のところに行っているんだもん。

(若林正恭)それで、ラップを録るんだぜ? レコーディングスタジオで。笑っちゃうだろ?

(春日俊彰)いや、笑っちゃうよ。

ネタライブの話でリラックスさせてくれる

(若林正恭)あの北千住でやったネタライブのことを星野さんが聞いてくれるんだぜ? で、「すごい楽しくできて、よかったですよ」みたいなことを言うと「ああ、よかったです」みたいに言ってくれて。で、歌詞についても「歌詞、ありがとうございます」とか言ってくれて。それで歌詞にさ、いろんなパーソナリティーの名前をさ、ダイレクトに入れてる人もいるし、忍ばせたりもしながら作るじゃない? で、わざわざそんなこと、自分で言うことじゃないじゃない? 粋じゃないからね。

で、「これはとんねるずさんになっていて。ここが佐久間さんで、ここが松永さんで、ここがRさんなんですよね?」みたいな。「ああ、そうなんですよ。嬉しいです。気づいていただいて……」みたいな話をしていて。それで「これがくりぃむさんですよね?」「そうです。有田さんと上田さんで……」「うーん。あの、僕は……?」って言われて(笑)。

(春日俊彰)ほう!

(若林正恭)俺、まず星野さんは絶対に入れようと思っていたの。でもね、「星野(ほしの)」とか「源(げん・みなもと)」とかで入れると、それはちょっとダイレクトだなと思ったから。「スターの」っていうリリックにして。それで「星の」になるわけじゃない? そういう忍ばせ方をしたんで慌てて「いや、この『スターの』が『星野』なんです」っつったら「ああっ、よかったです」って言われて(笑)。「よかった!」って思って。なんか、「2人の名前を入れるっていうことは……」って思いながら作っていたから、気づいてくれていると思っていたけど。「入れておいて、よかった!」って思って。「あの、これ、僕は……?」「あ、入ってないです」「はい、レコーディングしましょう」にはならないじゃない?(笑)。

(春日俊彰)そうだね(笑)。

(若林正恭)それで、レコーディングのブースっていうんですか? そこに入って。そしたら、スタッフさんが入ってきて。「マイクの位置はここでいいですか?」みたいな。なんか俺も「いや、大丈夫です」っつって(笑)。

(春日俊彰)生意気だな(笑)。

タイトルとURLをコピーしました