宇垣美里 NHKドラマ『大奥』冨永愛(徳川吉宗)の素晴らしさを語る

宇垣美里 NHKドラマ『大奥』冨永愛(徳川吉宗)の素晴らしさを語る アフター6ジャンクション

宇垣美里さんが2023年1月17日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でNHKドラマ『大奥』についてトーク。初回放送で徳川吉宗を演じた冨永愛さんの素晴らしさについて話していました。

(宇多丸)NHKの『大奥』が……。

(宇垣美里)そうです。火曜日、この放送の後に……。

(宇多丸)新しいバージョンのドラマシリーズが。

(宇垣美里)やっと『大奥』がしっかり描かれるということで。今までは結構短編で、吉宗のところだけとか、映画になったり、ドラマになったりしたことはあったんですけど。今回結構、話を聞くところによると、たぶん全部をするみたいなんですけども。

(宇多丸)でも、時系列が結構……。

(宇垣美里)でも時系列は基本的に、今のところ漫画と一緒なので。漫画の形でやっていくのかなとは思うんですけども。だから1話目が、吉宗だったんですね。

(宇多丸)これがまた、吉宗を演じてらっしゃるのがね……。

(宇垣美里)出た! もうそこが、100点!

(宇多丸)いや、誰よ?(笑)。

(宇垣美里)冨永愛さんが徳川吉宗を……だから暴れん坊将軍ですよ。それをやっているわけなんですけども。で、漫画の1話もそこから入るんですね。水野祐之進っていう人がいろいろ、家族のこともあるし。幼なじみのこともあるし。「もう大奥に行って、僕は消えます」みたいな感じで……。

(宇多丸)今回、水野は誰なんですか?

(宇垣美里)それはですね、中島裕翔さん……ジャニーズの方です。彼が演じているんですけども。その時代の新しく入ってくる将軍が、徳川吉宗(冨永愛)。もう、優勝!

(宇多丸)先週、ちょうど放送してて。で、僕ら、仕事だったから。画面だけ見てて。「ああ、冨永愛さんがやるんだ」っつって。で、もう音は聞こえないんですけど、単純に絵力だけでもですよ、もうその迫力が……。

(宇垣美里)もう、すごいんですよ。やっぱり、「おなーりー!」ってあの長い廊下をバッと歩くじゃないですか。もう、そりゃそうなんですよ。急にパリコレなんですよ。当たり前だけども。こんだけ歩く姿が様になる人って、まあいないから。

(宇多丸)かっこいい上に、なんていうのかな? その、上背もあるから。ある種の威圧感というか。

(宇垣美里)カッ!って立った時のこの佇まいというか。「ただ者じゃないぜ!」っていう感じがすごくありましたし。

(宇多丸)元々ね、スラッと高い方ではあるけども。もうなんか俺、その絵面を見てたら「これ、3メートルぐらいあるんじゃないか?」みたいな。

(宇垣美里)私も調べましたよ! 179センチでした。「デカすぎる!」って思って調べたら。

(宇多丸)でも、すごい迫力がね、ぴったりだよね。

(宇垣美里)かっこいい。やっぱりその佇まいと、でもやっぱり吉宗は華美な人ではないという設定なので。あの涼やかなお顔立ちがすごくぴったりで。かつ、これは漫画にはなかったので、あえて入れてるんだと思うんですけど。あの海沿い、海岸沿い。砂浜を馬に乗って爆走するっていうシーンがあって。「暴れん坊将軍すぎやしないか?」と思って。

(宇多丸)これ、冨永さんご自身の馬を駆られて?

(宇垣美里)どうやら、ずっと練習されてたみたいで。そうなんです。それが引きバーン!って。「暴れん坊将軍じゃーっ!」っていうのがもう……もう、落ちちゃった。

(宇多丸)ああ、落ちちゃった? 私は今回の『大奥』、落ちた?

暴れん坊将軍すぎる海岸乗馬シーン

(宇垣美里)それはどうしても、あの長い話を……その吉宗のところだって結構、尺はあるのにギュッと1時間にはしてるので。「ああ、あそこもないな。あそこもないな」と思ったりもしたんですけども……優勝! おめでとうございます! みたいなぐらい、冨永愛さんがとにかく素晴らしかったです。

(宇多丸)それはやっぱり映像作品ならではのね。

(宇垣美里)で、「あの海岸沿いのシーンを入れた人、わかってんなー!」って思いましたね。

(宇多丸)テレビでやるならね、それ入れるべきという。

(宇垣美里)その姿も、すごく様になっていて。やはり、その背中で語る感じがたまらないなと思いますし。あの「だまりゃあ!」って活を入れるというか。ずっとはびこっていた悪い人たちに活を入れるシーンがあるんですけど。「ああ、『だまりゃあ!』ってこうやって音声化すんだ」みたいな。「かっこいい!」って。

(宇多丸)うんうん。

(宇垣美里)もう、その時点で「優勝!」という感じがいたしました。

(宇多丸)『大奥』ってこの後、ドラマシリーズとしては?

(宇垣美里)この後、どうやら家光を……。

(宇多丸)ああ、話数がまだ発表されてないんだ?

(宇垣美里)そう。だからどこまでやるのか、ちょっとわからないんですよね。

(宇多丸)そんなことって、ある? 面白いね! 話数を発表せずにやるって、あるんだ。

(宇垣美里)今のところ、その家光のキャストと、あと綱吉のキャストが出てるので。そこまでは描くということだと思うんですけれども。で、今週……だから今日の10時からかな? 10時から10時45分まで、45分。それは、家光の回。そこに戻ってくる。これも漫画と同じ流れになるんですけれども。なぜ、こういう『大奥』が始まったんだったっけ?っていうところを吉宗が調べ始めるという。

(宇多丸)ある種のSF設定ですからね。

(宇垣美里)で、一番最初の家光の時代に戻るっていう。春日局のところで。「家光は女の人だった」「なんだって!」というところに戻るわけなんですけれども。で、その家光を演じるのが、堀田真由さん。『鎌倉殿の13人』の比奈ですね。「比奈でございます」っていう、あの彼女がしていらっしゃって。万里小路有功……お万の方様と呼ばれるようになる相手が福士蒼汰さんということで。この2人も、どんな感じになるのか? 今のところ、もう富永さんが優勝すぎてびっくりしたんですけども。

(宇多丸)でもなんか、やっぱり今、わざわざ映像化するならではのというかね。そんな、満を持してやっているわけだから。

(宇垣美里)これはもう、期待せざるを得ないという感じがありますね。

(宇多丸)きっちり完結した後の映像化ということもあるから。

(宇垣美里)全部、やってくれ! 最後までやってくれ!

(宇多丸)でも、その話数を発表してないっていうのがやっぱりさ、明らかになんていうの? もう向こうが、カードをドヤで切ってる感じ、するんじゃん?

(宇垣美里)いやー、これ、気になるわー!

(宇多丸)毎週、宇垣さん、落とされるんじゃん?

(宇垣美里)えっ? 「しゅき!」って? でも、たぶんだけど堀田真由さんのこと、私は好きだと思うから。たぶん「しゅき!」ってなると思う(笑)。

(宇多丸)知らんがな(笑)。まあ、でもたぶんそうでしょうね。

(宇垣美里)とっても楽しみにしています!

堀田真由(家光)×福士蒼汰(お万の方)

(宇多丸)でも、本当にだから今、お話を伺って。僕もまだ、ちょっと見れてないんですけど。あれですよね。後追いでもオンデマンド……U-NEXTのNHKパックとかで見れるのかな? 後追いで拝見したいと思います。

(宇垣美里)あの海岸のシーンだけでも、見てくれ!

(宇多丸)馬ね。最近の馬の話。馬を乗るところに関してはいろいろとね、宇垣さんもいろんなドラマでご意見がある中で……。

(宇垣美里)「これはゲーム画面なのか?」って……。

(宇多丸)同じNHKでもね、馬が乗る場面、こうも違うかっていうね。はい。そこは踏み込む前に……すいませんね(笑)。

(宇垣美里)はい(笑)。

<書き起こしおわり>

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