宇多丸さんと宇内梨沙さんが2022年6月2日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で映画『トップガン マーヴェリック』について話していました。
(宇多丸)ということで、宇内さんがね、Twitterで『トップガン マーヴェリック』を……。
(宇内梨沙)この間の日曜日に見ました。
(宇多丸)で、非常にお喜びのツイートをされていて。昨日、日比ちゃんも見てきて。日比ちゃんもものすごい喜んでて。私、まだ見てなかったんで日比さんから熱くプレゼンを受けたわけですが。宇内さんがね、「トップガン良すぎて、良すぎて…多幸感満足感?ハリウッド映画最高?!!」って。
(宇内梨沙)「ハリウッド、最高!」って思いましたよ。
(宇多丸)アハハハハハハハハッ! まあ、そうかもね(笑)。
「ハリウッド、最高!」
トップガン良すぎて、良すぎて…多幸感満足感?ハリウッド映画最高?!!
— 宇内梨沙 / TBSアナウンサー (@risaunai_tbs) May 29, 2022
(宇内梨沙)「ハリウッド、すごいわ!」って思いました。
(宇多丸)「アメリカ!」っていう作品だからね。
(宇内梨沙)ああいうのがほしいんですよね。定期的にほしい。半年に1本ぐらい、ほしい。全部、もう都合がいいんですよ。「こうなるんだろうな」っていうのが……。
(宇多丸)まあね。ある意味「こうなるだろう。こうなってほしい」っていうことが全部、そうなるっていう。
(宇内梨沙)でも、それでいいんですよ。もう、それでいい。なんなら『タイタニック』とか『アルマゲドン』とか、いわゆる「こうなるだろう」とか……いいんですよ、それで!
(宇多丸)『タイタニック』は一応、悲劇的な結末ですけどね。
(宇内梨沙)でも、何だろう? それが美しいさもあったりとか。ハリウッド的な大迫力と……。
(宇多丸)わかりますよ。特に『トップガン』はハリウッド的だし。やっぱりその、なんていうの? 「アメリカ人!」っていうか。もう、なんていうか、イキり散らかす感じとかも含めて。
(宇内梨沙)あのビーチのシーンとか。
(宇多丸)そう。ビーチのシーン。何をやってんの?っていう。
(宇内梨沙)全員一軍みたいな。「いいんだよ、でもこれ、キラキラしてる!」みたいな。
(宇多丸)まあ現実ね、あいつら全員一軍なんだけど。トップパイロットがね。ただそのさ、それもすごいご都合主義的ではありますよえん。
(宇内梨沙)「えっ、もうこいつら、仲良くなったの?」みたいな(笑)。
(宇多丸)そうそう。チームがうまくまとまらないっつって。目に涙を溜めて悩んでいたトム・クルーズ演じるそのマーヴェリックが、親睦のためにというので開いたビーチのフットボールで……もうさ、最初からキャッキャキャッキャやっているから。「これ、最初から何の問題もないだろう、お前ら?」みたいな。なんかこう、精神的にまとめるためのなにか、みたいなのは別にないんだよ。海に来てフットボールさえ手に持てば……。
(宇内梨沙)それでイケイケのBGMを流して(笑)。
(宇多丸)それで上半身裸になれば、これはもはや……というね。
(宇内梨沙)後から考えれば「これだけでいいのか?」って思うんだけど。もういいんですよ。ハリウッド映画だから(笑)。
(宇多丸)だってそのね、あまりの美しさにね。やっぱり皆さんのボディーも含めて私、昨日も言いましたけども。マイルズ・テラーが……要するに『セッション』でおなじみのマイルズ・テラーが今回、若手パイロットで。ある種、ある因縁があって。そのトム・クルーズはちょっと対立というか、ピリッとしてる感じじゃないですか。で、彼が……彼もやっぱりそのボディーをすごい作り込んでいて。予告で彼が海辺で……だからその海辺ではしゃぐ場面だろうなっていうのはわかってるんだけど。海辺ではしゃぐ時にその見事にシックスパックになった腹筋をこうやって……。
(宇内梨沙)お腹の動きを見せる……(笑)。
(宇多丸)これが……「なんだ、あの動き?」みたいに思ったらさ、あの場面はさらにその前にワンアクションあってからのあれなのよ。体同士をドーンとぶつけてさ。「ウェーイ! ドーン!」みたいなのからの「ウェーイ!」なんだよ。だからもう、なんだよ? どんだけ足してくんだよ! マジかよ! みたいなね。そこもよかったですしね。
あと、皆さんおっしゃる通り、もう空中戦のね、迫力も……ムービーウォッチメンでやるかもしれないから、大事なところは取っておきますけども。もちろん、映像の迫力も本当に半端ない。私、IMAXで見ましたから。すごかったですね。
(宇内梨沙)もう1回、見たいですもん。
(宇多丸)全然いいと思いますけどね。
(宇内梨沙)それぐらい本当に、なんだろう? 久しぶりに映画館で見て、めちゃくちゃ満足した映画でした。
(宇多丸)あの、なんていうのかな? MCUとかももちろんいいし、いろんなのあるけど。やっぱり、なんていうの? 注力する努力のかけ方がさ、やっぱりその、CGCGした画にいくらかけられても出ない何かっていうか。やっぱりその……。
(宇内梨沙)うんうん。「人間がやってる」っていう感じが。
(宇多丸)あと、トム・クルーズ、そこに魔法もかけてるのよ。正直、俺らは見てる時はどっからどこまでが作り物かはまだわかんないんだけど。「でもトムならやってくれてるし、ここはやってるはず」みたいな、たぶんそういう魔法もかけられちゃってて。やっぱりこっちもさ、日比ちゃんも言っていたけども、Gを感じる。本当にね、そういう作りにもなっていたしさ。
(宇内梨沙)すごかった!
(宇多丸)空中戦の撮り方とかもめちゃくちゃ上手いなと思ったんだけど。そのあたりは、もしムービーウォッチメンが当たったら話したいと思います。
(宇内梨沙)でも、してほしい。宇多丸さん、ムービーウォッチメンで。
(宇多丸)私の目撃談のメールが来ておりまして。油断も隙もない。「宇多丸さん、宇内さん、こんばんは。今日、某劇場の某作品(『トップガン マーヴェリック』)で……」と。要するにプライバシーを隠していただいていたんですが、言っちゃいますね。「『トップガン マーヴェリック』の上映で宇多丸さんと同じ回を鑑賞しました。入場時、よく似た方を見かけたのですが、『まさかあんなザ・宇多丸みたいないでたちなわけ、ないか』と思いつつ、退場時にもお見かけし、『やっぱり』と確信。『サインを……』と思いかけたのですが、スマホを操作されてるのを見て『映画評に備えて要点をメモっているのかな?』と」。いやいや、そんなことはしていないです。
「それに以前、宇多丸さんのサインってサラサラって感じで書くやつじゃないとおっしゃっていたし。何より今からアトロク本番なんだから、秒刻みで移動されてるのかも……とあれこれ考えた末に、短くお伺いさせていただきました。失礼いたしました」という。ああ、いやいや、そうですか。ごめんなさい。「宇多丸さんに遭遇された方の感想の多くが『デカかった』『おしゃれだった』というものだと思いますが、自分的には『瞳がつぶら』でした」。まあ、サングラスをしていなかったですからね。「『トップガン マーヴェリック』、ガチャで当てていただきたいです」ということで。
すいませんね。全然……いや、なんかね、ひょっとしたらサインとかなんとか、するのかな?って思って。一瞬、エスカレーターの踊り場的なところでお声がけいただいたから、「やるのかな?」と思って一瞬僕もこちら側、横にずれたんだけども。なんかこう、たぶん遠慮されていて。なんにもおっしゃらないから。「ああ、いいんですかね? じゃあ、すんません」みたいな。だから、お互いにちょっとお見合いしてしまったというか。
(宇内梨沙)えっ、じゃあ宇多丸さんにもし街中で遭遇しても、サインお願いして大丈夫ですか?
(宇多丸)あの、タイミングは見てくださいね?
(宇内梨沙)その、もちろん移動車に乗ろうとしてる瞬間とかは……。
(宇多丸)もちろん、それもそうだし。あとさ、映画館とかで他のお客さんがワーワーいるところで。あんまり、それは嫌じゃない?
(宇内梨沙)たしかに。「何者? えっ、誰だ? 芸能人か?」ってなっちゃいますもんね。
(宇多丸)そうそう。そういうノリになるのは正直、あんまり心地いいものではないので。もちろんタイミングを見計らっていただくのはこれは非常にありがたいですし。でもただ、問題がないなというか。たとえば別に人が多くても「じゃあちょっとこっちに来てください:ってやることもあるし。基本的にはもちろん、なんていうか常識の範囲内で。それは全然構わないというか、嬉しいですよ。もちろんそれは、聞いていただいて、サインを求められるなんてありがたいことだと思いますんで。あの、失礼いたしました。いずれ、同じ映画館でまたお会いすることもあるかもしれませんね。その時はぜひよろしくしますということで。でもね、平日昼にしてはね。
(宇内梨沙)結構入ってました?
(宇多丸)いたね。IMAXで結構いたから。でっかいところなんだけど。いたね、やっぱりね。池袋のなんか、さらに埋まってたから。
(宇内梨沙)席で今回、間違えちゃったと思ったのがいつもお手洗いに行きやすいようにとかで、端っこを取るんですよ。でも、『トップガン』だけはど真ん中を取ればよかったと思って。
真ん中の席を取ればよかった
Today is the day!
Excited to return to the big screen as the Iceman.
See you in the theaters!
<3 VK pic.twitter.com/nyv4prZsMQ— Val Kilmer (@valkilmer) May 27, 2022
(宇多丸)だから、ベストの状態で見たいじゃん? で、やっぱりIMAXとかのさ、一番いいところで見たいじゃん? ちゃんと埋まっていくのよ。そういうところから。みんなやっぱりね、ちょっと「このタイミングを逃さない」っていう感じがやっぱりあるね。
(宇内梨沙)この映画に関しては本当にど真ん中を取った方がいいと思いました。やっぱりコックピットに自分も、そのど真ん中にいる感覚を味わった方がいいと思って。端っこを取ったのは間違いだったなって。
(宇多丸)まあ、もっと言うなら普通に、やっぱり映画館に絶対に行った方がいい。
(宇内梨沙)それは間違いない! 絶対に映画館で見た方がいい!
(宇多丸)どうします? お知り合いの方がね、「ちょっと梨沙が褒めるから『マーヴェリック』見たんだけど。スマホで通勤の行き帰りに5回に分けてみたんだけど、なんかよくわかんなーい」って。
(宇内梨沙)フハハハハハハハハッ! 5回に分けて?(笑)。
(宇多丸)「私、20分が集中の限界なの」って。
(宇内梨沙)「あと1.5倍速で見たんだけど」って(笑)。
(宇多丸)「駅の移動がちょうどそれだから」って。そしたら、「あなた、それはちょっともったいないんじゃない?」ってことになりますもんね。
(宇内梨沙)宇多丸さん的に一作目を見てない……『トップガン』、何の予備知識もありませんっていう方に今から見る最高の見方、おすすめするんだったらどんな感じですか?
(宇多丸)えっ、どういうこと?
(宇内梨沙)一作目も見てない方、たくさんいると思うんですけども。
(宇多丸)別に見る必要ないと思うよ。そんなの。
(宇内梨沙)見てから行った方が、より演出に対しての高まりがあるのか……とか。
別に一作目を見なくてもわかる
(宇多丸)もちろん、なんていうか、一作目を踏まえたいろんな描写はありますけど。とはいえ40年前の話だし。なんていうのかな? 逆に言えばその一作目を踏まえたのももちろん僕はあったんだけど。僕、ちなみにその一作目、リアルタイムはそこまで「最高!」と思ってた感じでもないのね。86年で当時10代だけど。もう17歳で十分にこまっしゃくれた映画ファンだったので。
ちょっといろいろこまっしゃくれた見方をしてる時代でもあったんで。そこまでそんなに思い入れがあるって感じでもないのもあるけど。ただ僕は今回見てやっぱりその40年間空いて。あのきらめくような若者だった彼がこうなってるっていうところにグッと来ているところもあるから。それは、その年月感ってのを体感できて……だから昨日、トップガンの一作目をポンと見て感じられることとはちょっと違うのよ。
(宇内梨沙)ああー、そうかもしれないですね。
(宇多丸)だから、だったら最初からいいんですよ。別に「こういうことなんだろうな」って想像できるようにちゃんとできているし。何の問題もないと思いますよ。
(宇内梨沙)たしかに。しっかり回想シーンというか、そんな長くは取らないけど、「ああ、一作目にたぶんこういうシーンがあったから今、こうなってるんだろうな」って初めての人でもわかるように。
(宇多丸)ちゃんと説明してくれるし。あとその間にトム・クルーズ演じるマーヴェリックがどうしてたのか、みたいなのも。セリフ上の説明は多少あるけど。それは同僚も知らないんだから、何の問題もない。後から出てくるはもう全員新しい人だから関係ない。で、映像技術とか話……まあ、ノリはね、踏まえてるところもありますけど。全然問題ないと思います。っていうか最近は、映画ってやっぱり「踏まえるものがいろいろある」とか言ってるけど、まあ見りゃばわかるようになってるから。『ドクター・ストレンジ』だって、見りゃわかるんですよ。
(宇内梨沙)あの『スパイダーマン』の新三部作。ほぼ何も見ない。「ドクター・ストレンジ、誰?」ぐらいの感じで全部見ましたけども。やっぱり全然、面白かったですもん。
(宇多丸)問題ないでしょう?
(宇内梨沙)で、三作目で、ネタバレになるけど。他のスパイダーマンとかも全部見てたからこそ、「ああ、ここでこういう過去がこの人にはあったんだな」みたいなのも、何も見てないけど推測できた。
(宇多丸)わかりますもんね? もちろん。そういうことです。それこそ、ハリウッド映画っていうか。できるだけ多くの人に見てもらって……ぶっちゃけ、できるだけ多くの人に見てもらってお金を儲けたいから作ってるわけで。それはわかるように当然、作ってありますから。何の問題もないと思いますし。その映像技術っていう意味では正直、特にそのドッグファイトの見せ方みたいなことはもう比じゃないから。はっきり言って。逆に言えば、並べてみたらびっくりすると思いますよ。どんだけ進化してるんだ? みたいな。
だし、ここまでやっぱりその実物に見えないような物にできる技術ができてからでよかったよね。中途半端なCG技術の時代じゃなくてよかったとも思うし。あと、トムもこの歳だからよかったんじゃない? ちょうどいいかも。これ以上行くと、ちょっともうパイロット、飛行機乗りとしてはちょっと、嘘くさくなっちゃうし。もう60を超えてさ。これよりも若いとまだちょっと……だってさ、海辺でさ、一緒に裸になってキャッキャキャッキャやっているわけでさ。
(宇内梨沙)「えっ、この人、59っすか?」って。本当、驚愕しました。
(宇多丸)ちょっと太かったけどね。やっぱり全体にね。若者よりは太かったし、若者より早く椅子に座るけど。そこもいいところだけども。そうそう。だから本当にこのタイミングでよかったっていうのと、あと昨日、その帰り際にマネージャー小山内さんと話してて。この作品って3年間、塩漬けされてるんだね。3年、塩漬けされているの。にもかかわらず、このフレッシュさっていう見方もできるし。僕、『007』の時にも思ったけど。その、すごくコロナとかを経て、いろんなことがあった中でやっぱり大スクリーンでちゃんと人と一緒に見れる喜び。それがよりデカくなっている。
(宇内梨沙)それだ! で、より「ハリウッド、最高!」っていう感じになったんだ。
(宇多丸)そういうこともあるかもしれないですね。
(宇内梨沙)そうですね。間違いない。ぎゅうぎゅうの劇場で。
(宇多丸)熱気がちゃんとありますからね。
(宇内梨沙)それで、絶対にドストライク世代の人たちが私たちより早めに笑ったりとか、喜ぶんですよ。その感じもやっぱりよかったですね。
(宇多丸)いたなー。『トップガン』おじさん、来てたなー。心の中は『Danger Zone 』、鳴りまくってんだろうなっていうね(笑)。
『トップガン』おじさん大集結
(宇多丸)本当、ジーパン細いおじさんたち、いっぱい来てたなって。でも、やっぱり劇中のフライトジャケットの着こなしなんか見てると、まあ昔みたいなやり方するとはちょっと思えないけど。でもやっぱり「ああ、なんかかっこいいな。フライトジャケット」とか思っちゃうしね。
(宇内梨沙)かっこよかったですよ、本当に。
(宇多丸)で、会場でね、いろんな世代を超えて。でさ、やっぱりさ、グッと力を入れたり、フッと息を呑むみたいなのもあって。昨日もそういう話をしたんだけども。やっぱり、映画館で感じるじゃん?
(宇内梨沙)作戦のシーンとか、あれ家のテレビじゃ絶対にもったいない。
(宇多丸)家のテレビとか、スマホで5回に分けて、とか(笑)。これね、「5回に分けて」っていうフレーズはなんだったっけな? 『ROMA/ローマ』を見たって話を誰かとしていて。で、「スマホで電車の中で5回に分けて……」って。「もう絶対無理だよ、お前。『ROMA/ローマ』はさ。『ROMA/ローマ』はお前、もう絶対に見たことになってないから!」みたいな。
(宇内梨沙)私、『ドライブ・マイ・カー』はそれ、やっちゃいましたね。スマホでは見てないですけど。2回ぐらいに分けて見ちゃったな。
(宇多丸)アハハハハハハハハッ! ほら、やっちゃってるじゃん?
(宇内梨沙)劇場で見た方がいいですね。
(宇多丸)そうなんです。あのね、僕に言わせると、もちろん『トップガン』みたいなああいうスペクタクルなね、画面の力があるものも当然、映画館で見た方がいいし。長くて難解だったり静かだったりする映画ほど、映画館で見ないとダメです。
(宇内梨沙)そうですね。その、心情の細かい描写とかに気づけないですもんね。
(宇多丸)そうそう。集中する必要があるわけだから。だから、「えっ、こんなに長いの?」っていうけど、「いや、長いから行けよ!」っていう話だったりするんですよ。そうなんだよね。まあ、「電車の中で5回に分けて」って……まあ、なんか憎めない部分があるんだけどね(笑)。
(宇内梨沙)流行りの1.5倍速とかで(笑)。
(宇多丸)で、しかもそこで「お前、なにやってんだよ!」みたいな。そのやりとりがまたね、面白かったりするからいいんだけどね(笑)。ということで、『トップガン』もね、ガチャガチャに引き続き入れたいと思ってますんで。あと映画館でね、声がけ。基本的には大歓迎でございますので。あまり大きな声で「やい、宇多丸!」なんていうんじゃなければ、全然やりますんで。こっそりやりますんで。
(宇内梨沙)『スター・ウォーズ』を見に行った時。初日かな? 宇多丸さんに会ったのを思い出しました。
(宇多丸)ああーっ! 『フォースの覚醒』の時ね。あったね!
(宇内梨沙)『背の高い方がいる」と思っていたら……(笑)。
(宇多丸)あの時、高橋ヨシキさんと見に行って。だから、あれですよ。俺らはライトセーバーを持って、ヨシキさんと「イエーイ!」とか言ってバチンバチンってやって。ヨシキさんのライトセーバーを俺、割っちゃって(笑)。
(宇内梨沙)ああ、そうだったんですか(笑)。
(宇多丸)あったなー。懐かしいね!
(宇内梨沙)懐かしいですね。意外とやっぱりいるんだなってあの時、思いましたもん。
(宇多丸)で、並びながら「ダメだ、ダメ、ダメ!」って。
(宇内梨沙)「あっ!」ってなって。宇多丸さんが「シッ!」ってやるんだけど私、それに気づけなくて。すぐに駆け寄っていっちゃって。で、やたら目立つムーブをしちゃって(笑)。
(宇多丸)ありがとうございます。懐かしいですね。その話もね。ということで、『トップガン マーヴェリック』は非常に楽しいございましたということを先に言っておきたいと思います。
『トップガン マーヴェリック』予告
<書き起こしおわり>