吉田豪 ウエストランド河本のヤバすぎる魅力を語る

吉田豪 ウエストランド河本のヤバすぎる魅力を語る アフター6ジャンクション

吉田豪さんが2023年1月16日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。ウエストランド河本さんのヤバさや不思議な魅力について、実際にインタビューした際の模様を交えながら話していました。

(宇多丸)ということで、先ほどもおっしゃってました。今回はM-1で優勝されました話題のお笑いコンビ、ウエストランドの河本太さん。だから井口さんがね、めちゃくちゃいろいろ口悪く言うっていう。そちらではなくて……。

(吉田豪)井口さんに口悪く言われてる方ですね。あの「何もできない」「しゃべらない」と言われ続けてる人です。

(宇多丸)でも、むしろ吉田さん的には「こっちの方が要注意物件だぞ」と。

(吉田豪)そうですね。だからよく言われる爆笑問題で太田さんがヤバそうに見えるけど、実は田中さんの方がヤバい的な。あれがここにも当てはまるんじゃないかっていう。

(宇多丸)そうか。コンビにおいてね。目立つヤバい方よりも……そうなんだな。

(吉田豪)わかりやすいヤバさと、わかりづらいヤバさってあるじゃないですか。

(宇多丸)ちょっと、あれだ。下に潜ってる方が危ないっていうのがあるかもしれないという。

(吉田豪)そういうことですね。

(宇多丸)はいということで改めて、ウエストランド河本さん。

(吉田豪)簡単にWikipediaに書いてある程度の話の説明をざっくりすると、1984年1月生まれの38歳。来週で39歳で。2008年に地元・岡山の同級生の井口さんとウエストランドを結成。で、爆笑問題率いる事務所タイタンに所属して。なんだろうな? 焚き火会のメンバーの1人として、そういうアウトドア的な活動でも知られるんですが。でも、Wikipediaにはその程度の情報しか、載ってないんですよ。本当に未知の人で。

(宇多丸)どういう人柄か、みたいな。それはわかんないもんね。

(吉田豪)だから共演してる芸人さんとかもテレビで「本当に河本だけはまだ、わからない」みたいに言われてるような人なんです。それぐらい、しゃべらない。

(宇多丸)ファイナルフロンティア。

(吉田豪)謎だらけだったんですけど。『やついフェス』で……僕、毎年のように出させてもらってんですけど。『やついフェス』のZoomに登録しなきゃ見れないっていうコーナーがあったんですよ。なので、視聴のハードルが結構高かったみたいで、見てる人少なかったやつがあって。それを見ていたら、河本さんがとんでもなかったんですよ。

飲酒しながら、タバコ吸いながら、いろんな話をするみたいなところだったんで。それで、見ている人も少ないから、かなり踏み込んだ話をしてて。で、河本さんが完全に酔っ払って、自分の出番が終わっても帰らないで、いろんな暴露し始めたんですよ。で、暴露の方向性っていうのが、なんだろう? 相方の暴露……(笑)。

(宇内梨沙)アハハハハハハハハッ!

(吉田豪)「えっ、身内が売るの?」って(笑)。

(宇多丸)まず、一番近いところから(笑)。

(吉田豪)そうなんですよ。で、井口さんって、報道もされてるので……まあ、だいぶソフトに言いますけども。いぐちんランド事件という、ファンを名乗る人にちょっとね、ナニの動画を送った結果、それが晒されて……みたいなことで話題になった人ではあるんですけども。

(宇多丸)僕レベルでもそれ、知ってますよ。

(吉田豪)そう。それで河本さんが「あいつね、あの後もね、女性芸人であれ、送ってるんですよ」みたいな。「ええっ? それ、身内が言っちゃっていいの?」みたいなことを言い出していて、びっくりして。

身内を売る河本

(吉田豪)で、「あの人、ヤバい」みたいなことを僕が配信とかで2、3回話したんですよ。そしたらそれを聞きつけた集英社オンラインっていうところが……これ、集英社がオンライン事業をちゃんと始めることになって。その集英社オンラインが初めての生配信をやるってなって。その1人目が、河本さんと僕っていう(笑)。

(宇多丸)そのさ、朝生配信でちょっと危なっかしいこと言ってる人を、その一発目に選ぶという集英社オンラインの、なんというか、稼げればいいみたいな感じ。大丈夫ですか、それ?(笑)。

(吉田豪)しかも、「飲酒しながら配信をしましょう」という設定で。

(宇多丸)要は危ない……もう地雷を仕掛けてるんだね。

(吉田豪)そうなんですよ。で、当初の向こうの予定としては「早めに河本さんに入ってもらって、お酒を飲んでもらおうと思ってるんですよ」って言っていて。

(宇多丸)もう罠じゃん!

(吉田豪)罠なんですよ(笑)。で、向こうも向こうで警戒して。「河本さんが危なっかしい人だ」っていうことは当然、事務所はわかってるんで。ウエストランドって、その当時はM-1の優勝前だったんで、稼働する場合はマネージャーさんとかついてこないことが多数だったらしいんですけど。その日は事務所の一番偉いマネージャーが現場に来て。で、配信前は飲まないように目を光らせていて。「これ、どう転ぶんだろう?」みたいな感じだったんですけど。

(宇多丸)俺、この話、集英社オンラインもかなり悪質だぞ? 普通に(笑)。

(吉田豪)結果、ものすごい面白い方向に転がったんですよ。

(宇内梨沙)動画、見たんですけど。ビールがなくなったらすぐに次のを出しましたよね。スタッフさんが。もうどんどん飲むようにって。

(吉田豪)コメントで面白いと思ったのが「吉田豪が怖い」って書いてあって。河本さんが飲むようにって僕も、どんどんお酒を飲んでるんだけど。飲んでいるように見せかけて、コップに口を付けるだけで戻すっていうのを何度かやってたみたいな……。

(宇多丸)ちょっとちょっと! 『聞き出す力』って、そういうこと?(笑)。

(吉田豪)僕も飲んではいるんですよ。飲んではいるけども……。

(宇多丸)『帰ってきた聞き出す力』って、そういうこと?(笑)。

(吉田豪)『罠を張る力』みたいな(笑)。

(宇多丸)本当だよ(笑)。でも、それでご本人はいい調子で飲んで。

(吉田豪)その結果、とんでもない話が次々と出るんですけど。とんでもない話をしてても、本人は自覚がゼロなんですよね。これ、よく言われる話ですけど。ヤバい人ほど、自分が普通だと思っていて。ロマンポルシェ。を例にしてよく言われるんですけど。完全にそれなんですよ。河本さん、無自覚なんですよ。「自分がいかに普通か」って言いながら、どうかしている話が次々と出てくるっていう。ただ、それを本当にサラッと言うんですよね。お酒の失敗がすごいある人で。

「そういえば、あれだ。今、思い出した」って感じで。車に轢かれても気づかないんですよね。「そういえば、車に1回、轢かれました」っていう。「そういえば、小指が折れてたんですよ」っていう。「朝、起きたら車のヘッドライトの破片が顔の中に入ってて……」みたいな。

(宇多丸)すごいな。なかなかワイルドだな。

(吉田豪)そういう話を、思い出したレベルでするような感じで。

(宇多丸)そうだよね。武勇伝でもないんだね。

(吉田豪)だから、本人曰くなんですけど「自分はすごい普通の人間で。このままだと戦えないと思って、お酒でちょっと無頼派になろうとして。頑張ってそっちにやってるんです」って言うんですけど。まあ、そっちの水が合いすぎて、とにかくお酒を飲んで遅刻して、やらかして……っていうのを繰り返していて。だから、井口さんのすごさが本当に伝わってくるんですよね。

(宇多丸)「よくあそこまで持っていったな」って。

(吉田豪)そうなんですよ。ネタも覚えないし、緊張してすぐ飛ばすし。時間通り来ないとか。2階の部屋で酔っ払って寝坊しているのを、マネージャーが2階の部屋の窓から入って起こしたりとか。みたいな話がいっぱいあって。

(宇多丸)それがM-1優勝って、いいのかな?(笑)。

(吉田豪)そうなんですよ(笑)。で、そういうエピソード……それこそ、事務所タイタンの社長が太田光代さんで。太田光代さんとの、これも表に出てる話でなんでいいと思うんですけど。河本さんは太田光代さんを完全にいやらしい目で見ている人なんですよ。自分のところの事務所社長で尊敬する先輩の奥さんをいやらしい目で見ていて。1回、別荘に若い衆と事務所の人で連れていかれて。太田光代社長に「ちょっとお姫様抱っこして、ベッドに連れてって」って言われた時に……。

(宇多丸)太田光代さん、そういうことをおっしゃるんですね。

(吉田豪)そうなんですよ。僕もお姫様抱っこしたことあるぐらいなので。で、それを連れていって。それで、河本さん曰くですけど。「ということは、そういうことじゃないですか」っていうことで、そのまま襲いかかろうとして、それを事務所の人に羽交い締めされて、そのまま強制連行されたとか。

(宇多丸)第三者がいて、本当によかったですね。

(吉田豪)そうなんですよ。でも、そんな話をしてても本人曰く、「だって、しょうがないじゃないですか」みたいなことをずっと真顔で言い続けるっていう。「この人、大丈夫なのかな?」っていうエピソードが次々出てくるんですけども。

(宇多丸)大丈夫じゃないんじゃないですかね?(笑)。

次々出てくる「この人、大丈夫なのかな?」エピソード

(吉田豪)大丈夫じゃないレベルなんですよ。で、僕がそういう部分をひたすら面白がって引き出したわけなんですけども。で、この配信が結構話題になったんですよ。これ、リアルタイムの配信者数は実はそんなになかったし。告知しても全然バズっていなかったんですが、今ではもう、視聴回数が11万とか行っているのかな?

(宇多丸)やっぱり当然、M-1後というのもあるし。

(吉田豪)でもM-1前から、結構伸びたんですよ。プラス、一部の好き者に届いて。それこそ東野幸治さんとか、藤井健太郎さんとか、鬼越トマホークとか、いろんな人たちが絶賛してくれて。

(宇多丸)なるほど。

東野幸治 吉田豪・ウエストランド河本インタビュー動画を語る
東野幸治さんが2022年10月14日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で吉田豪さんによるウエストランド河本さんへのインタビュー動画について話していました。

(吉田豪)ただ、それが……いろんな出来事をネタにし続けているウエストランドが、なぜかこの配信だけはスルーっていう(笑)。触れてほしくないものになっていて。河本さんはこの配信をすごい喜んでいて。楽しんでくれて。「うわー、すごい幸せだ!」みたいな感じで。

(宇多丸)本人的には「ちょっと危なっかしいものを出しちゃったな」とか、そういうのもないんですね?

(吉田豪)ちょっとそうは思いながらも、すごい喜んでくれたから。「ああ、嬉しいな! 終わったらすぐ告知します!」って言ってたんですけど、告知がされないままで……(笑)。

(宇多丸)やっぱりだからその事務所の方がどなたか、もしくは井口さんがご覧なって。「これはお前、広めちゃいけないやつじゃないのか?」って。

(吉田豪)ただ、事務所もすごくて。結構な内容の配信だったんですけど、削られたのは1ヶ所だけだったんですよ。1ヶ所、ちょっと短めに削っただけで。

(宇多丸)ああ、当然チェックはあったんだ。なるほどね。

(吉田豪)そうなんですよ。それだけで済んでいて。ただ、配信の中でも僕がさらに絶賛したのが、そのデータが全然ない河本さんですけども、実は1個、ものすごい重要なデータがあるんですよ。去年、電子書籍を出してたんですね。なんか売れない芸人シリーズっていう、売れてない芸人(金の卵)シリーズの19冊目として『朽木糞牆』っていう難しい4文字熟語の本がKindle限定で去年の8月に出ていて。これがとんでもない内容だったんですよ。今話したようなレベルじゃない、すさまじいもので。

(宇多丸)自伝?

(吉田豪)自伝的な感じなんですけど、家庭環境から何から、相当なことまで踏み込んでいて。で、たぶんそれをOKにするために「これはフィクションです」みたいなテイで出すっていう。でも、読めば読むほどどう見てもこれ、フィクションじゃないでしょうみたいな感じのすさまじい内容で。これが僕が大絶賛した結果、バカ売れしたんですよ。出て1年以上経ってから、ベストセラーで1位になっちゃって。版元の人はすごい喜んでたんです。で、毎日のようにTwitterで宣伝してたんですけど、またもや本人が一切触れなくて。そして、年明けにこの電子書籍が消えました。

(宇多丸)ああ、これはだからM-1優勝以降ってことですね。明らかにね。

(吉田豪)そうですそうです。だから僕のこのYouTubeもいつ消えるかわかんないということで(笑)。

(宇多丸)その『朽木糞牆』の方はどんな話かはちょっと、言えないぐらいなんだ。もはや。

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