有吉弘行『紅白歌合戦』純烈・ダチョウ倶楽部との出演を振り返る

有吉弘行『紅白歌合戦』出場後に徒歩で帰宅した話 有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER

有吉弘行さんが2023年1月8日放送のJFN『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』の中で純烈、ダチョウ倶楽部と出演した『紅白歌合戦』について話していました。

(有吉弘行)このラジオから始まって、このラジオでアピールして、純烈とダチョウでね、『白い雲のように』を歌ってるから、「俺を出さなきゃおかしいでしょう?」っていうことで、ここでアピールして。「大晦日はスケジュール空けてますから、NHKさん、出してください」って言ったら、本当に出ることになって。あの、よかったんだけど……いろいろ大変だったよ。やっぱり肥後さんとジモンさんを従えてると……。

(安田和博)フフフ(笑)。

(有吉弘行)あのね、31日に紅白をやって。それで、休みに入ったんですよ。で、今日まで休みだったの。だから、人と会わないの。なので、なんにも評判を聞かないんだよね。

(安田和博)フハハハハハハハハッ! そうなんだ(笑)。

(有吉弘行)「頑張ったね」とか「よかったですよ」とか「悪かったですよ」もないし。なんにも聞かずに、ここまで来て。今日、ちょっとサウナに行ったの。そしたら、知らない? 福田さんっていう、俺の知り合いのおじさん?(笑)。今、グラビアをやってる福田ルミカちゃんの……福田ルミカちゃんは11月に写真集、出ましたから。これ、ぜひ福田ルミカちゃん、写真集が出ましたんで、ぜひ。気になる方は買ってあげてください。

(有吉弘行)で、それは置いといて、サウナで会うおじさんの知り合い、福田さん。福田さんが初めて今日、「紅白、見ましたよ。グッドでしたよ」って言ってくれたのが俺の紅白の唯一の評価(笑)。

(安田和博)ああ、そうなの?(笑)。

(有吉弘行)福田ルミカちゃんのお父さんが「よかったですよ」って言ってくれたのだけが私の紅白の評価ですね。

(安田和博)ああ、そうなんだ。いやいや、よかったですけども。

(有吉弘行)よかったですか? まあ、メールも来てるんだけど。でもね、あれは前日の30日にリハーサルするんだよ。9時よ? 朝の。早いよ……。

(安田和博)まあまあ、でもみんな、やんなきゃいけないから。そういうのはあるんじゃないですか?

(有吉弘行)みんな、朝からやるんだけどさ。あれ、TWICEとかさ……TWICE、知ってる?

(安田和博)はい。

(有吉弘行)TWICE……トワイニング?

(安田和博)TWICE。

(有吉弘行)紅茶は?

(安田和博)トワイニング! とは、限らないけどね。

(有吉弘行)韓国のアイドルは、TWICE。TWICEなんてさ、俺らより早い時間に呼ばれてやってるからさ。朝早くから。8時ぐらいから、やっているんじゃない? だから、衣装はもう本番の衣装を着てるんだよ。なんかセクシーな、ドレスみたいなのを着ているんだけども、顔はすっぴんよ。もう、かわいそうに……。

(安田和博)ああ、リハーサルでね。

(有吉弘行)派手な衣装にすっぴんって、かわいそうだよね。なんかね。「申し訳ない。すいません」みたいな感じで。で、あの人もいたよ。Vaundyって、知ってる? 俺らの前に歌ったVaundy。なんかさ、マユリカみたいな人。天パーでちょっと小太りで。うろちょろうろちょろしていて。俺、知らないからさ。「純烈の酒井くんの兄弟かな?」って思ってさ。ちょっと小太りで天パーで、パーカー着て、うろちょろしているからさ。大学生なんだってね。だから、「TWICEのマネージャーさんかな? 酒井くんが家族、呼んでるのかな?」って……。

(安田和博)そんなうろちょろはしないでしょう?(笑)。

(有吉弘行)本当にうろちょろしていて。だから、紅白だからってああいう人たち、緊張しないじゃん? 普通にうろちょろうろちょろしているから。そういうのとかもあったんだけども。リハーサルでジモンさんも肥後さんもさ、力が入ってるんだよ。

(安田和博)まあ、紅白で歌うとなるとやっぱり……。

(有吉弘行)それで最終的に本番が終わって。島崎和歌子さんだけ、メールをくれて。「見たよ。よかった、よかった」っつって。ああ、それも評価があったわ。和歌子さん。「よかった、よかった」って。で、追伸のところで「リーダーがはしゃぎすぎてて、引いたわ」って。で、「僕も引きました」ってすぐに返したけども。

(安田和博)フハハハハハハハハッ! なんでよ(笑)。

(有吉弘行)「私、リーダーがはしゃぎすぎてて引いたわ」って。「ああ、僕も引きました」って(笑)。

(安田和博)そんなやり取り、するなよ(笑)。

「リーダーがはしゃぎすぎてて、引いたわ」(島崎和歌子)

(有吉弘行)なんかね、リハーサル時に歌うんだけど。俺らの前がディズニーのなんか、すごいダンスとかがあって。櫻井くんとか、みんな歌ったりとかして。大布さんも歌うのよ。ディズニーシーで。

(安田和博)大布さん?

(有吉弘行)ああ、MISIAね。大きい布を巻いている、大布さん。大布さんも歌うし、櫻井くんも大泉さんもハシカンさん……ハシカン先生もさ、ダンスを踊ったりとかして、盛り上がるのよ。もうなんか、ザ・エンターテイメントみたいな感じで。ディズニーが出ているから。俺、リハーサルの時にミニーちゃんにハイタッチしてもらったからね。

(安田和博)それはよかったですね(笑)。

(有吉弘行)それをやった後に、俺らがやるのよ。で、特に演出ないのよ。紙吹雪すら、ないのよ。まず純烈が歌って。次にダチョウと俺が入って、7人で歌うっていう、それだけなの。シンプル……もう超シンプル。それで基本的に俺はダンスも踊ったことなければ……当時、秋元康さんがプロデュースしてくれてたから。秋元さんとかが「ダンス、やろう」っつって、1回、ダンスの先生とダンスの練習をして。歌いながらダンスをやったんだけど、ダンスの先生が10分で「ちょっとこれ、難しいですね」って言って帰っていったっていう。

それぐらい、俺はダンスができないので。猿岩石で歌ってる時は、もう棒立ちで歌うっていうだけのスタイルでやってたんで。だから紅白だとは言え、棒立ちで歌います。前川清さんと私は棒立ちで歌うっていうね。もう「棒立ちで歌う」っていうのが私になっていますんで。純烈とダチョウがいようとも、私はもう前川清の気分ですから。「この東京砂漠ぅー♪」ですから。

(安田和博)前川清さんはね(笑)。

(有吉弘行)「あなたがいれーばー、うつむかないでー♪ 歩いていけーる、この東京砂漠ぅー♪」ですから。

(安田和博)前川清さんはそうですけども。

(有吉弘行)まあ、そういうスタイルですから、棒立ちでやったんですよ。そしたら、やっぱり肥後さんが「ちょっとこれはヤバいな」と思ったんだろうね。「ちょっとディズニーの後、棒立ちはキツい」って。リハーサルをやってみてね。リハーサルの映像を見たんだけど、「ちょっと厳しい。我々の歌唱力、我々のスター性でディズニーの後に棒立ちはキツい」って(笑)。

(安田和博)フハハハハハハハハッ! ああ、なるほどね(笑)。

(有吉弘行)で、ジモンさんと俺に言ってきて。だけど、「これは酒井くんに言わないと」って。酒井くんがリーダーだから。酒井くんがどう言うか。「じゃあ、それをちょっと提案してみよう」っていうことで。それで最終的に本番でやったのは、全員が手を振るっていう(笑)。

(安田和博)まあシンプルでよかったですけどね(笑)。

(有吉弘行)だったんだけども。でも、やっぱり肥後さんが心配性だから。櫻井くんとか、司会の人たちトークする時間をもらって。そこでやっぱりギャグを入れたいと。で、「ヤー!」も入れたい。やっぱりディズニーの後だから。「曲の前に、ヤー!を入れたいんだけど……」って言ったら酒井くんが「いや、チャラッチャッチャッッチャ……ヤー!って、それ、音が取れますかね? ジモンさん、入れるかな?」「いや、でもあそこでヤー!って3連発、行きたいんだよな。ヤー!って、正面、右、左って……」「曲、間に合わないんじゃないかな?」って……(笑)。あ、ちょっと一旦、ブレイクします。

(中略)

(有吉弘行)それで、肥後さんが心配性だから、その曲の前にやっぱり「ヤー! ヤー! ヤー!」って3連発をやりたいっていうんだけど、「ちょっとそれ、たぶん大慌てになると思うから、やめましょう」「じゃあ、最初はヤー!って1回でいいんじゃないですか?」「ああ、じゃあそうしようか。最後はじゃあヤー!って、やろうかな?」「そうですね」って。それで、後でトークのところもさ、最初はまじめにやろうと思ってたんだけど……リハでなんか「純烈、ダチョウ倶楽部さん、有吉弘行さんです!」って大泉さんが紹介してくれて。「どうぞ、よろしくお願いします」だったんだけど。大泉さんが「うわっ、いっぱいいる! 多いな! 純烈、多いな!」みたいなことをリハーサルで言ったのよ。

そしたらジモンさんがもう、大慌て。「ちょっ、あれ、アドリブ交えてくるぞ! アドリブ、言うな! 大泉さん、アドリブ、言うな! アドリブ、言うぞ!」って(笑)。いや、アドリブっていうほどのものじゃないじゃない? 別に。「そうですね。すいません」「ところでどうしてこういうメンバーでやることになったんですか?」っていうだけの話よ。それだけ。大泉さんが「うわっ、いっぱいいるな!」みたいな。だけどジモンさんが「うわっ、アドリブ、入れてくるな! おう、リーダー! アドリブ入れてくるぞ!」って。

で、リーダーも「うーん、なんかちょっと、竜ちゃんのことだし、真面目にやろうと思ったんだけども。なんかちょっと、あるな。ちょっと、ギャグの雰囲気、あるな」って。「いや、あるかな?」って俺は思うんだけどもさ。リーダーがね、「あるな」って言うからさ。で、そこはね、酒井くんに許可を取る必要もないから。リーダーが「やっぱりあれ、入れよう。『俺たち、頑張るぞ!』ってポンッてジャンプするやつ」って。

「それ、肥後さんがやるの、どうなんだろう?」って。竜さんがね、ずっとやっていたことだから。それで、リハーサルではやれなかったから。もう本番でやるしかないから。ねえ。で、肥後さんは心配なんだよ。盛り上げた方がいいと思うから。本番で「俺たち、頑張るぞ!(ポンッ!)」ってやるんだけど。でも、リハーサルでやっていないから、カメラさんも追いついてないんだよね。

(安田和博)フハハハハハハハハッ!

(有吉弘行)会場もさ、別に全然ウケてないんだよ。もう全員、シーン……よ。で、肥後さんも大慌てでさ。で、もう1回、「頑張るぞ!(ポンッ!)」ってやったら、みんな義理で拍手みたいな。完滑りね。

(安田和博)完全に(笑)。

リーダージャンプ、完滑り

(有吉弘行)意味がよくわかってないんだよ、お客さんも。そりゃそうだよね。だからあれ、リハーサルで言っておけば……紅白のスタッフの人って、結構言ってくれるのよ。「○○の時はこういう風にやりますんで。皆さん、ペンライトを振ってあげてください」とか。「前後に振ってください」とか、説明してくれるんだよ。だから「肥後さんがポンと足を踏んだら、みんながジャンプしますんで。みんなもちょっとジャンプしてあげてください」とか、できたはずなんだけど。「アドリブでやらなきゃ!」っていうのがあるから、本番で……(笑)。

(安田和博)本番でねじ込んで(笑)。それでは、ここで1曲、行きましょう。Vaundyで『怪獣の花唄』。

(有吉弘行)それで俺、「アメトーーク大賞」をもらったのよ。大晦日に。

(安田和博)見た、見た。

(有吉弘行)あれさ、『アメトーーク!』側が俺にくれたのよ。スタッフの人たちがね。いわゆる、加地さんとかがくれて。俺、突然言われて、驚いて。ちょっとスピーチで話し始めたらね、くれた側の加地さんが一番号泣しているって、おかしくない?(笑)。

(安田和博)フハハハハハハハハッ!

(有吉弘行)「よかったな……」って。「いやいや、加地さんがくれたんでしょう?」っていう。加地さん、スタッフ側が「有吉、よく頑張ったな」って言ってくれて。サプライズでやろうぜっつって。「驚かしてやろう」っつって、「アメトーーク大賞、有吉です!」っつって。で、俺がちょっと話し始めたら、加地さんが一番号泣してるんだよね(笑)。「よかったな……」っつって。「いや、それはどういう仕組みなの?」って思ったんだけど(笑)。

(安田和博)そういうことだよな。でも感動したんじゃないですか。そういう場でね。

(有吉弘行)まあ、それも上島さんのこともあって。で、紅白もまた、その繋がりみたいな感じになっちゃったんですよ。偶然ね。だから、竜さんのことを直接言うのは俺、ちょっと野暮かなと思ってね。言わないようにしようと思ったのよ。それはもう、わかる人はわかってくれるし。わかんねえ人はまあ、それでいいじゃん? 「急に言ってもな……」と思ったんだけども。結構、小田井さんが興奮しちゃって(笑)。「上島さん……」って言い始めたから。もう上島押しみたいになっちゃったから、ちょっとあれだったんだけど。小田井さんもラストだったからね。

(安田和博)そうですよね。

(有吉弘行)いや、だから結構、肥後さんのジャンプ、2連発で滑ったりしてね。あと、結構滑ってたといえば、俺らの前のVaundyも本番で「おい、紅白! 紅白、こんなもんか!」ってファンもいな会場でやってるから。結構、年配の人も多いじゃない? 演歌のファンもいるし、ジャニーズのファンもいるし、アイドルのファンもいっぱいいるじゃない? で、黒柳徹子さんもいて、松本潤とか、羽生くんとかいるところで。「おいっ! 紅白、こんなもんか!」って言われてもさ、みんな、あんまり反応がなくて。肥後さんとVaundyが一緒ぐらい滑っていたね。

(安田和博)やめろよ、そんなこと言うの!(笑)。

(有吉弘行)ただ、歌がめちゃめちゃ上手いから!(笑)。肥後さんと反応のなさが双璧だったんだけども(笑)。でも、あれは突然、やるからなんだよ。Vaundyも「Vaundyさんが皆さんに『紅白、そんなもんか?』って煽ってきますんで。『なにをーっ!』ってみんな、言ってあげてください」ってなっていればいいんだよ。だから、Vaundyもその時にアドリブでやったんじゃない? アドリブだけではなかなか難しいんだなと思ったね。結構、緻密に組まれているから。で、お客さんも協力できるスタッフも対応してくれるから。事前に言っておけば。

(安田和博)そうですね。ペンライトみたいなやつはね、きれいにやっていますもんね。

(有吉弘行)だから、絶対にそうだと思う。「ゆずさんも何年か前にコンサートツアーで使ったタンバリンを皆さんにお配りしますんで、叩いてください」っていうので、あれだしね。タンバリンも用意されていて。だから、全部やらないとダメなんだよ。突然、「紅白、こんなもんか!」って言っても、盛り上がらないのよ。突然、「頑張るぞ!(ポンッ!)」ってやっても、絶対に盛り上がらない。

(安田和博)いや、でも見てる側はそこまでは……。

(有吉弘行)いや、Vaundyは歌もうまいし、音もデカいし、会場も盛り上がってるように見えるじゃない? ライティングもあるし。肥後さんのジャンプ、全然盛り上がってないんだよ。

(安田和博)そんなに言うほど?

(有吉弘行)当然、肥後さんのジャンプが一番滑ってるからね。最も滑っていた。

(安田和博)そんなほどは……「まあ、やっている、やってる」っていう感じでしたけどね。見ている立場からしたら。

(有吉弘行)で、最初の「ヤー!」も「純烈、ダチョウ倶楽部、有吉弘行でーす! ヤー!」ってやるのと、ちょっと違ったんだよね。「はい、どうぞ、どうぞ。はい、よろしくお願いします」みたいな。「ヤー!」のタイミングが全然わかんなくて。結構テンパっていて……(笑)。

(中略)

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